ぶるまー2000
ブランド名 LiAR SOFT ジャンル ケツゲー
発売日 2000.10.20 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 135.9MB+CD-DA=490.2MB、CD-DA24トラック
原画 桜端 シナリオ 星空めてお睦月たたら、天野佑一、
高尾登山、岩清水新一
音声 なし
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 10箇所 あり(1曲、OP&挿入歌)
おまけ ブルマーCG、ブルマー場面、ブルマー音楽
対象属性 ブルマー、学園物、ギャグ、バカゲー、お嬢様、眼鏡っ娘、病弱、ボブカット、ロリ、
ストレートロング、白衣、巨乳、スクール水着、ロボット、レズ、触手物
1プレイ時間 約5時間 お奨め度 6

レビュー
Liar SOFTのケツゲー、ぶるまー2000。
…なんスか…ケツゲーって…(^^;
# どんなジャンルだ(^^;


「ブルマーにはじまりブルマに終わる。ギャグ満載の学園コメディから、
 感動のスペクタクルSFまでシナリオ揃い踏み。きみはブルマのために
 泣くことができるか?」…ちょっと無理(^^;


マニュアルはA5サイズのブックタイプ…ですが、相変わらずふざけてます(笑)
今回は、見た目まんまジャ○ニカ学習帳(笑)
# 「このマニュアルはお子さまに与えないでください」(笑)

マニュアルはインストールの暇つぶしに読んでいるという前提で書かれている
冒頭のメッセージもイケてる(笑)

キャラクター紹介では各キャラクターが作文という形でいろんな事を書いて
いるんですが…主人公・愛の作文、凄すぎ(笑) 担任に検閲されてるし(笑)
# 「実名は控えましょう」(笑)

絵の方は…まあ相変わらずクセのキツい絵ですね(^^;
とりあえずツインブルマーの差歯萌え(爆)
# 酷いネーミングだ…(^^;
##ゲーム中での扱いも酷いぞ(笑)


ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れるのですが…やられた(^^;
いきなり最初に出てくるロゴ「BLOOMERS」、どう見たって「GAMERS」だ(笑)

さらに歌詞も「ブルマの世界の秋葉原ぶるまーず☆」とか言ってるし、
絵もどう見たってデ・ジ・キャラットやラヴィアンローズがブルマ履いてるし(^^;
# やりすぎ(笑)

歌の方は相変わらずアレですし、絵の方もそんなに萌える訳じゃないんですけど、
コンセプトだけでここまで持っていけるんですね(笑)
いやぁ、もうこのオープニングだけでお腹いっぱいって感じ(笑)


インタフェースは基本的にマウスのみ。メッセージ送りはキーボードで可能。
描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方はまあそこそこ軽め。

システム的には選択肢決定のアドベンチャー…ですが、この選択肢が何の
意味があるかわかりません(^^;
てゆーか、ゲームは章立て進み、次にどの話をプレイするかはプレイヤーが
決定するというシステムですから、各話の中の選択肢って、ほとんど意味を
持っていないような気がするのですが…(^^;

あと、話によっては戦闘があるのですが、そこではどういう行動を取るかを
決定しなければなりません。これ、けっこーウザいです(^^;
最初は良かったんですけど、最後の方はだんだん作業になってきて、大ボス
との戦闘ではもはやだれてました(^^;
しかも、主人公・愛は不治の病で長時間戦うことが出来ません。なので、
効率よく戦わないといけないんですね。
敵を倒した瞬間自分も倒れたときはちょっとヘコみました(^^;

まあ、次にどの話に進むかを決定する画面で、戦闘の有無はわかるように
なっているので、戦闘が嫌なら避ければいいんですけどね。

あと、戦闘が終わると愛は新たな技を覚えます。ただし、技にはレベルが
あって、覚えられる数は各レベルにつき1つだけですので、どれを覚えるかは
慎重に選ぶ必要があります。
…まあ、そんなに難易度に影響するとは思えませんが…。



で、特徴的なのは次にどの話をプレイするかの選択画面。
ここでは上記のようにどの話にどんなイベントがあるかが一目でわかるように
なっており、さらに各話の予告編を見ることが出来ます。

まあオープニングからしてテレビアニメ(特撮?)を意識したような作りに
なっているので、この演出も納得できますが。
# しかし、この作品は朝の7:30から流すようなものではないだろう(笑)


ストーリーの方は、ひょんな事から神のブルマーをはいてしまった主人公が、
そのままずるずると悪の集団BB団と戦うハメになる話。

基本的にギャグです。おバカです。てゆーか、こんな設定のゲームで感動の
ラブロマンスとか書けたら凄いです(笑)
# まあ、最後の方にちょっと真面目な話もありますが…。


とにかく主人公の愛が無茶苦茶な奴で、その言動はRumbleの紗霧さんに
匹敵します(笑) まあ、さすがに暴言では紗霧さんには及びませんが…(笑)

内容はパロディ…というよりむしろパクりの荒らしで、ノリとしては
開運戦隊巫女サンレンジャーに非常によく似てますね。
ゲームの作りも似てますし、けっこー意識してるのかも。

ただ、1つ大きく違うのは、このゲームは実名出しまくりなこと(^^;

「あー、あたし南原はちょっとなー」…いいのか? それ(^^;

「さんまとぜんじろうさんの区別も付かないおまえなんかに、このくやしさ
がわかるかぁ!」…訴えられるぞ(笑)

「こうなったら探偵ナイトスクープで、オスマン・サンコンに徹底糾明
してもらう〜」「せめてキダ・タローさんに」…どっちも顧問でわ?(^^;

「勢いづいた女子学生たちは、小室哲哉のSEVEN DAYS WARを歌い始める」
…いや、あれはいちおーTMネットワークだと思うぞ(^^;
# 「コーラス部が裏メロ担当したりしてなかなかうまい」(笑)
##「ああ、宮沢りえ出てたやつね。あたしも戦車欲しいなー」(笑)


人名だけでもこれだけばんばん実名が出てくる上に、アニパロなんかもっと
酷いかも(^^;

「コッペパンのソフトめんが先割れスプーンでジョリイとはんぶんこだって
喜んでましたよ」…意味不明ですけどわかるのが不思議だ(笑)

「黒い三連星かお前ら」「ガイア・オルテガ・マッシュ! ジェットストリーム
アタック!」…3人揃ったら絶対そのネタはやらないといけないのか?(^^;

「BB団よ、BB団」「ああ、あのジャイアントロボの…」…それはBF団(笑)

「セバスチャン。セバスチャンはいらして?」「私はセバスチャンではございません」
「ああ、ごめんなさいクラハドール」…海賊王でも目指しますか(^^;

「お、お前は…ムーンプリンセス」「違います」「じゃあディアナ様」
…もうどーにでもして(^^;


パロディだけでもこんな感じで、当然シュールな独自ネタもあります。

「旧ソ猫を噛む」…耳で聞いたら同じですけどね(^^;

米国大統領直属秘密機関「MIB(Men In Bloomer)」…外交問題に発展しても
知らんぞ(^^;

「てことは…ああ、和歌山ヒ素カ…」(^^;
「キツネ目の男。毒入りキケン食べたら…」(笑)
# これはRumbleの「ああ、神○川県警か」に通じる物が…(笑)

「例えば動物王国みたいに、マニアックなアニマルフェチの人たちに
預かってもらったほうが…」…言い切った、言い切ったぞ(笑)

「こちとら平成生まれだってーの」…今何年なんだろう…(^^;
# 「そういう実年齢に関わる発言はタブーなのよ!」(笑)

こんなんばっかりです(笑)


あと、ここのメーカはコンセプトはバカゲーでも最後は何故か綺麗に
まとめようとする傾向があるのですが、このゲームは最後までおバカを
貫き通してくれたような感じですね。ただ、ちょっとオチはいまいち
だった気もしますけど…(^^;


ワンプレイは5時間くらいかな? ちょっと長く感じました。
特に後半がちょっとダレ気味かな。戦闘がないとか、もうちょっと
手軽に終われば良かったんですけど。

必殺技のどれを覚えるかによって、戦闘の難易度とか大きく変わる
ものなんですかねぇ? 私には大差ないようにも思えましたが…。


お奨め度ですが…お奨めして欲しいですか? これ(笑)

とりあえず、ブルマ属性の人は買っても損はしないと思いますけど
(得もしないと思います(笑))、それ以外では…まあ、人生に疲れて
どうでも良くなったときにはいいかも知れませんね(笑)

何も考えず身を委ねてプレイすれば、何か違う物が見えてくるかも
知れません(笑)

でもまあ、ギャグはあまりにもスレスレで違う意味でも笑えましたし、
オープニングだけでもお腹いっぱいな状態でしたから、それだけでも
満足な感じですけどね。

まあ、バカゲー好きにはお奨めの逸品、という所でしょうか。

ただ、プレイする前には必ず最新の修正ファイルを入れること。
さもないとつらーい気持ちになること請け合い(^^;
# このメーカはいつもそうですけど。


最後に。私がこのゲームで一番好きなワンシーン。

「なんと知事自ら指揮をとるそうです! 知事が戦車でやってくる!
 いったい自衛隊法はどうなってるのか! さすがに嵐を呼ぶ知事です!
 素敵です! 素敵すぎます! ビバ! ファシスト!」…腹抱えて笑ったさ(笑)
# 知事はピクルス王子よりパセリちゃん萌えらしい(笑)



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