Canvas 〜セピア色のモチーフ〜 | |||
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ブランド名 | カクテル・ソフト | ジャンル | 恋愛シミュレーションゲーム |
発売日 | 2000.11.24 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 576.4MB+CD-DA=615.2MB、CD-DA2トラック、CD-ROM XA | ||
原画 | ☆画野朗、魚、ぽん酢 | シナリオ | 雨城弘明、トノイケダイスケ、宮村優 |
音声 | あり、倖月美和、本山友美、藤咲かおり、友永朱音、原西希京、桜井みき、静木亜美 | ||
インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所+AUTO SAVE20箇所 +QUICK SAVE5箇所 |
歌 | あり(2曲、OP・ED) |
おまけ | CG MODE、MUSIC MODE、H REPLAY | ||
対象属性 | 学園物、純愛、幼なじみ、ボブカット、黒髪、ストレートロング、ボクっ娘、ショートカット、 ブルマ、金髪、リボン、お兄ちゃん |
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1プレイ時間 | 2〜3時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
絵の才能を認められて特待生として入学した主人公。 しかし、学園のためにコンクールに入賞し続けるため、描きたい物も描けない 日々が続き、成績はどんどん落ちていく。 そしてついに学園長から、次のコンクールに入賞しないと特待生の資格を剥奪 すると宣告される。 しかし主人公はコンクールに出展するつもりはない。果たして主人公はどう なってしまうのか…という話。 # しかし、朝は目覚まし時計より早く起きる奴が、授業中寝るなよ(^^; |
システム |
まずインストーラですが、F&Cお得意の独自インストーラで、見ていて楽しくて いいですね。オチも健在。やっぱ味気ないインストーラだと、インストールが ホントに作業になっちゃいますからね。まあ、1回しかやらない作業ですから、 そこに力入れるのはある程度余裕がないと出来ないかも知れませんが。 インタフェースは基本的にキーボード操作OKですが、Configメニュー内は キーボードでは操作不可ですね。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は、初期状態のCPU利用率 最低の状態では若干重め。CPU利用率を最大にすれば比較的軽快ですが、 CPU利用率が100%を指しているのはあまり気持ちいいものではないですね(^^; # 別にバックグラウンドで何かを動かすわけでもないんですけど。 セーブ箇所は20箇所。さらに毎日の開始時にオートセーブされ、 クイックセーブ機能も付いていて磐石の体制。 …はっきり言って、こんなにいらない…(^^; まあ、あって困るものではないですが。 # それよりメッセージ読み返し機能付けてくれ(^^; あと、セーブ/ロードウインドウが1つのウインドウにタグ切り換えで実現されて いて、メニューを開いたときに最初に開くページは基本的に最後に開いていた ページです。なので、直前にセーブをしていて、すぐにロードしたくなって メニューを開いて、何も知らずにそのままセーブした所をクリックすると… 見事、その場所に上書きセーブしてしまいます(^^; この仕様はなんとかならんもんですかねぇ(^^; あと、セーブ箇所が20箇所ありますが、これは1ページ10箇所のウインドウが 2ページで構成されています。そして、最新のデータにはNewのマークが付くの ですが、そこまで管理してるならロードするときには最新のデータの場所に カーソルを移動させてくれてもバチは当たらないと思うのですが…(^^; システム的にはごく普通の選択肢決定型のアドベンチャー。特筆すべき点なし(^^; |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 幼馴染みの橘天音。あんパンが好物で、寝起きが悪い。 小学校の頃からずっと飼育係をやっているらしい。動物好きなのね。 「手ぇ引っ張って起こしてぇ」…ぐはぁっ(爆) 桜塚恋、美少女で有名な1年生。…何の1年かは聞くまい…(笑) 主人公の父親と恋の母親が再婚して、いきなり義兄妹になる。 「間違っても、お兄ちゃんとか呼ばないからね」…いつか倒す(笑) 七城柚子、ブルマっ娘(笑) ショートカットのボクっ娘で、その手の属性の人には破壊力大(笑) 君影百合奈、主人公に自分の絵を描いてくれと言いに来る先輩。 「あなたも呪われていますから」…勝手に呪うな(^^; 恋の友達、鷺ノ宮藍。何故か主人公のことを「お兄様」と呼ぶ お兄ちゃんキャラ(笑) 恋よ、この娘の爪の垢でも煎じて飲め?(笑) で、あと1人攻略対象キャラがいます。それが誰かは…秘密です(笑) # 藍も最初のプレイではクリアできないんですけどね。 絵の方は、なかなかいいとは思うのですが…全体的にパステル調にする ためにかなりの処理が入っていて…ちょっとやりすぎかも(^^; 輪郭までぼやけてて、なんか目が悪くなったかのような錯覚が…。 まあ、雰囲気は出ていていいんですけどね。 あと、原画家さんが複数いるわけですが、ちょっとキャラクター間でばらつきが あるような気もします。それを誤魔化すためにワザとこんなにぼやかしたの かな? とか思ってみたり(^^; 音声の方はどのキャラもイメージ通りで全く問題なし。 演技も安定していて安心してプレイできますね。 音楽の方は全体的に落ち着いた柔らかい感じの曲が多く、ゲームの雰囲気を しっかり作り上げていますね。 ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。 まあさすがというか何というか、カット割りとか動かし方なんかはお手の物って 感じですね。 歌の方は…まあ、いつものF&Cらしく中途半端(笑) 盛り上がりきらない、萌えきらないって感じ(^^; # 上手くもなく、下手でもなく(笑) エンディングにも歌が流れるのですが…基本的に爽やかなハッピーエンド ばかりのゲームですので、もう好くし明るくポップな曲でも良かったかなー、 と思わなくもないですね。ちょっとしっとりしすぎかも。 それまでテンポ良く一気に最後まで突っ走ってきた感じなので、最後の最後に この曲が来るとつんのめってしまいます(^^; まあ、ゲームの雰囲気には合っているとは思いますし、いい歌ですけどね。 |
シナリオ・プレイ感 |
ストーリー的には、絵を描くのが嫌になった主人公が、ヒロインと触れ合って いるうちにそのヒロインが好きな気持ちに気付き、ヒロインのために絵を描き、 コンクールに入選してハッピーエンドという、最初の設定を聞いた瞬間誰もが 頭に思い描くであろう展開をそのまんま忠実に再現してくれます(笑) なので、非常に安心してプレイすることが可能なのですが、逆に言えば展開が 読めていますから、いまいちメリハリがないんですよね。 修羅場っぽい展開があっても、結果が見えているので別にドキドキしたり することもありませんし…。 とりあえず、恋に意地でも「お兄ちゃん☆」と呼ばせるために、ひたすら恋に つきまとうことにする(笑) # コクと苦みが強くて独創的な味のコーヒー…って、よーするに不味いって # ことね(笑) そして話が進んで…「またね、お兄ちゃん」…ぐはぁ(爆) 恋萌え。 ←返り討ちにあってる(笑) で、1つちょっとだけ山があって、それを越えたら即らぶらぶ。 …なーんか、ごっついあっさりしてるよね…(^^; そして、らぶらぶになったら速攻でお当番(^^; お当番が終わったらちょっとしたイベントの後にもう1度お当番があって、 速攻でエンディング(爆) …ねぇ、もーちょっと萌えさせてよ…(^^; ということで、最大の問題はシナリオのボリュームでしょうか。 ゲーム期間自体も短めなんですが、1日あたり、1イベントあたりのテキスト量も かなり少なく、あっと言う間にゲームが終わります(^^; なので、イベント自体も大したイベントが無くて種類も少なく、盛り上がりも あんまりありません。 感動で泣くようなこともありませんし(ちょっとうるうるはした(^^;)、それほど 引き込まれるような力もないような気がします。 まあ、天音なんかは存在自体が破壊力デカいですし、恋も意地っぱりに見せて ますけどホントは素直な可愛い娘ですし、柚子はブルマだし(をい(^^;)、 萌えという面に関しては充分合格点ですが。てゆーか、私はあんまり期待して いなかった分だけ破壊力ありました(^^; |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は…1ヶ月ぐらいかな? 最初の2週間ぐらいは毎日イベントが ありますが、それ以降はイベントがある日だけをプレイするような感じ。 ワンプレイは2〜3時間。結構お手軽。 さらに、イベントそれぞれのボリュームが薄く、サクサクと進んでいく印象が ありますので、実際にはこれよりも短く感じます。ホント、あっという間(^^; 難易度ですが、基本的にお目当ての娘だけを追いかけていればいいのでかなり 低め。移動場所を選択するシーンがありますが、誰がどこにいるかはだいたい わかっているのでそれほど迷うこともないでしょう。 |
総評 |
お奨め度ですが、お奨めできるかどうかはこの1点に集約されます。 それは…キャラに萌えるかどうか(笑) はっきり言ってこのゲーム、ゲーム性とかストーリー性とか、そんなのを 期待してプレイしてはいけません。そんなあなたにはF&Cのゲームをプレイ する資格はありません(笑) 逆に、「萌えればOK」と覚悟完了している人なら、迷わず突っ込んで下さい。 萌えだけは保証します(笑) なので、この絵で萌えない人は、お奨め度から2点ほど引いておいてください。 このキャラを気に入るかどうかが唯一絶対の判断基準です(笑) ゲームとしては無難にまとめたというか、コンパクトに作ったような印象が ありますね。もうちょっと練り込めば、けっこーなゲームに化けたのでは ないでしょうか。キャラクターは充分魅力的なんですから、上手く使えば 凶悪な萌えゲーに出来たかもしれないのに…。 ちょっともったいないな、という感じです。 最後に。恋と藍の関係って、さくらと知世よね(謎) |