フレグランス | |||
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ブランド名 | PAPRIKA | ジャンル | 学園恋愛アドベンチャー |
発売日 | 2000.12.08 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | DVDタイプパッケージ | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | CD-DA+423.9MB=650.1MB、CD-DA13トラック、CD-ROM XA | ||
原画 | 多岐川遊 | シナリオ | モリタケンジ、新英次 |
音声 | 女性のみフルボイス、青山ゆかり、岩泉まい、和田カヨ、小鳩千秋、三島由紀、 富樫ケイ、紫苑みやび、歌織、長崎みなみ、青山桐子 |
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インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 10箇所 | 歌 | なし |
おまけ | CG MODE(Visual Select、Scene Select)、Music Mode | ||
対象属性 | 学園物、純愛、幼なじみ、ポニーテール、リボン、ピンク髪、お兄ちゃん、緑髪、 眼鏡っ娘、ストレートロング、金髪、お嬢様、赤髪、ボブカット、お下げ、先生、 ウエイトレス、カチューシャ |
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1プレイ時間 | 約2時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
マニュアルはB6サイズのブックタイプ。 早速インストール。………ぷちっ。遅いわぁっっっっっっ。 400MBやそこらのファイルを転送するだけでなんでこんなにかかるかな(^^; # インストールしてるとき、システムが激烈重い(^^; インタフェースはフルキーボードサポート。 ただし、マウスカーソルがゲームウインドウ内に入っているときのみです。 …なんでやねん…(^^; 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は若干重め。 メッセージスキップがちょっと遅いのと、CPU利用率が異常に高いのが気に なります。他のWindowで別の作業をするのは困難なぐらいのCPU利用率(^^; セーブ箇所は10箇所。…このゲームで10箇所は少ないと思うんですけど…。 そもそもヒロインが7人いるんですよ? 1人2箇所使えませんからねぇ…。 セーブ/ロードは随時可能です。 話の方は、父の死をきっかけに一人暮らしを始めた主人公。 しかし学園生活の中、主人公の気持ちは少しずつ変わっていく…という話。 まあ、ごくありふれた純愛物です(笑) システム的には移動場所選択型&選択肢決定型のアドベンチャー。 移動場所選択は移動場所にカーソルを合わせるとそこに誰が居るか表示 されます。…が、実はこのゲーム、これを追っかけているだけではクリア できなかったりします(^^; キャラクターの方は、幼なじみの草角篭。くさかどかごめと読みます(^^; 義妹の遠野原桐子。主人公にとっても懐いている文学少女。 主人公の下宿の隣に住んでいるおねーさん、森谷由香里。眼鏡っ娘。 篭の親友でお嬢様タイプの藍原夕貴。でも実は…(^^; 正真正銘のお嬢様、高飛車な天才少女、木下真利香。…てゆーか、女王様(笑) いきなり下僕を引き連れて登場します(笑) 美術部の後輩、高梨小町。いつも明るく元気な娘。 美術部顧問の平野美雪。おっとりマイペース。でも強引(笑) 義母の遠野原美知恵。攻略対象外(笑) 美術部の後輩、光岡恵。…攻略対象外(T_T) 絵の方は、ちょっとクセを感じますけどそこそこ萌え。 やっぱ元気少女の小町ちゃんよねっ☆ 健気でいい娘だし。 でも、お兄ちゃんキャラの桐子も外せません(笑) この娘も健気だ…(T_T) # でも実はホントは扶桑萌え(爆) ←ちょい役のサブキャラです(^^; ちなみに主人公は3年生で、まだ未成年だそうです。 さらに言うと、大学が決まっているので、まあ、普通に考えれば高校生ですね。 ………えっと、桐子や小町って主人公より年下ですよね…(^^; ストーリーの方は…女の子おっかけまわしていつの間にからぶらぶになって ハッピーエンド。以上(笑) …いや、まぢでそれ以外の展開が思い当たらないのですが…(^^; まず、イベント、薄すぎ(^^; ゲーム期間は1ヶ月半程度で、基本的に毎日2回の移動があるのですが、 1人のキャラはだいたい1日1つしかイベントが無く、しかもそのイベントが 大抵は短い。しかもあまり繋がりのない単発のイベントが多くて、ほとんどが 飛ばしてもクリアできてしまうような物ですからして、ほとんどストーリー性と いうものを感じませんでした(^^; 確かに最後の方はちょっぴり修羅場な展開があったり、ちょっとびっくりする ような展開があったりもするんですが、どうも盛り上がりに欠ける気がします。 もう少し1つ1つのイベントを丁寧に描いても良かったのではないでしょうか。 特に私が一番期待していた義妹の桐子シナリオなんですが、義兄妹である 背徳感とか、そんなの全然ないし(^^; すっげーあっさりとお当番に突入しちゃって、なんじゃそりゃって感じ(^^; そして、このゲーム最大の弱点は、主人公がヘタレなこと。 仕事第一で全然家族を大事にしなかった父親を嫌っている主人公が、父親の 死をきっかけに家を飛び出す。父親の再婚相手である美知恵とその娘桐子を 置いて。しかも桐子がいくら一緒に暮らそうと言っても頑なに突っぱねる。 …貴様は駄々っ子か。父親に対する憎しみがどの程度の物か知りませんけど (ほとんど描写されてないし)、義母・義妹には関係のない話ですし、そもそも なんて父親が死んでから家を飛び出す必要がある? それなら父親がいる時に やっときゃいいだろう。そんなてめー勝手な論理で周りに迷惑かけんな。 …ということで、主人公に全く感情移入できませんでした…。 そして、このゲームのもう1つの弱点は、難易度の高さ。 移動場所選択時にはカーソルを合わせるとそこに誰がいるのか表示されます。 しかし実は、これはフェイクです(笑) 誰も表示されないからと思って安心していると、実はそこに大事なイベントが 隠れていたりします。ですので、何も表示されないからといってスルーする わけにもいかず、結局は調べて回る必要があります。 …何のためのキャラクター表示ですか? 私は最初、桐子狙いでプレイして、小町も絡めつつ進めていったのですが、 途中から桐子は全くと言っていいほど出てこなくなり、結局小町エンドに 辿り着いたのですが、CGモード全然埋まってねーし(^^; もーちょっと、こう、なんかあるでしょ(^^; それと、エンディングは落ち着いて最後まで見ましょう。キーを連打して いるとエピローグを見られずそのままタイトルに戻っちゃったりします。 …てゆーか、やりました(^^; ちなみにクリア後にスタッフルームが見られるのですが、おもろい(笑) なかなかシュールな、一部シャレにならんネタも入ってますね(^^; そして、そこであるURLが表示されるのですが、そこにアクセスすると…。 あと、クリアするとフレグランス・クイズにも挑戦できるのですが、 頑張って最後までクリアしても何のご褒美もありません(^^; 無駄な努力はやめましょう(T_T) ゲーム期間はキャラによって違いますがだいたい1ヶ月半程度。 ワンプレイは2時間程度でしょうか。プレイ時間としてはそれほど長くないの ですが、イベントが薄いためにどうしても長く感じてしまいます。 お奨め度ですが…学園純愛物が好きで絵が気に入った人にならお奨めかな。 絵の方は好き嫌い分かれるかも知れませんがキャラクター描写も相まって それなりに萌えることが出来ると思います。 特に、一部のキャラクターは最初の印象とプレイしてからの印象はかなり 違うと思います。なかなかキャラクター描写は素晴らしいと思います。 # 主人公を除いて…。 ただ、売りにもなっている2画面CGですが、数枚しかありません(^^; しかも、特に効果的に使われているとは思えず、むしろウザい気がします(^^; なので、これにはあまり期待しないこと。 あと、システム的な問題も若干あるので、それは考慮に入れておく必要が あります。まず全体的に若干重いこと。特に他の作業と平行してプレイ することはかなり困難です。テキストエディタ開くのも大変(^^; そして、メッセージスキップ機能はあるのですが、その制御がイベントの ブロック単位でしか行われず、ほぼ同じイベントでセリフが1言2言違う という場合、スキップが効きません。特に夜寝る前のセリフや、朝起きた 時のセリフはほとんど同じなのですが、その前のイベントが違っていると スキップが効かなかったりします。 そして、メニューでカレンダーを表示させることが出来るのですが、それを 開いた後にロードメニューを開いてゲーム本編に戻ったところ、カレンダーに 付いていた赤丸が画面に残ったままになりました(^^; まあ、もう一度カレンダーを開いて閉じれば消えますけどね。 という感じで、システム的に若干荒削りな部分が見られるので、そのあたりを 許容できる寛大な心が必要です(^^; まあ、限定的ではありますがフルキーボード操作が可能なので、私は大目に 見ましたけど(笑) キャラクターは個性的で、ちょっとびっくりするような設定があったりして なかなか素材はいいと思うのですが、ちょっとイベントが薄いことと、 難易度が高めなために、折角の素材を生かし切れていない様な気がして少し 残念です。 もっと難易度を下げてイベントの連続性を確保して、ストーリー重視の ゲームにしてしまっても良かったんじゃないかな、と思いました。 最後に。光岡さんを攻略させろぉ〜(T_T) # ここまで美味しいサブキャラってのもどーだろ(^^; |