きらめく瞬間
ブランド名 ブラックライト ジャンル 恋愛アドベンチャー
発売日 2000.07.28 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 349.9MB+CD-DA=541.3MB、CD-DA16トラック
原画 山田ひより シナリオ 白木、真久保乱、希、天野佑一
音声 フルボイス
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
フルスクリーン2種類
セーブ箇所 10箇所 なし
おまけ 画廊、音楽鑑賞、思い出
対象属性 病院物、癒し系、感動、黒髪、ストレートロング、お下げ、リボン、ショートカット、ロリ、
カチューシャ、ポニーテール、ボブカット、パンチラ、オーバーニーソックス、看護婦、
女医、白衣、眼鏡っ娘、ショタ、ボーイズラブ(爆)
1プレイ時間 2〜3時間 お奨め度 6

レビュー
マニュアルはA4サイズのブックタイプ。特筆すべき点なし(^^;

絵の方は…独特ですね…。なんつーか、死んだお魚さんの目?(^^;
とりあえず萌えるのは美幸かな? 早苗ももうちょっと頑張ればけっこー
萌えたかもしんないけど。


まずインストールですが、結構細かな設定が出来ます。音声インストールの
種類や、色数の設定など。
でも、インストール先はドライブが選べるだけでフォルダが選べないと
いうのはどうだろう…(^^;

ゲームを起動すると、オープニングも何もなしにタイトルメニュー。

インタフェースは基本的にマウスのみ。メッセージ送りはスペースキーで可能。

画面表示はウインドウ・全画面両対応で、全画面描画は2種類あります。
おそらくDirectX使用・未使用なんでしょうけど。

動作の方はちょっと重め。CPU利用率としては大したことはないので、
単純にプログラム上のウエイトの問題でしょうね。

あと、Windowモードでプレイしているとき、他のWindowにフォーカスを
移して戻した時、画面が正常に表示されません。
特に、STATUSを開いていた場合なんか、Windowが重なった部分だけ
ステータス画面が綺麗に消えて、ゲーム画面が表示されます(^^;
ステータス画面の描き直し処理が入ってないのね…(^^;


システムは移動場所選択型のアドベンチャーゲームで、途中いくつかの
選択肢もあります。
移動場所選択では、誰がどこにいるのか表示されていますので、難易度と
しては低めです。

ただ、どこに誰がいるのかの表示が最初は表示されていなくて、マウスを
動かすと表示されるという現象が何度か発生しました。
…なんかこのゲーム、メイン画面の上にかぶせている絵の表示に若干
問題があるようですね。


ゲームの方は、バイクで事故って院内学級に入った主人公が、そこで
出会った少年・少女を手込めにする話(笑) ←ちょっと違う(^^;


キャラクターは、大原美幸。心臓が弱い。
最初、主人公のことを避けまくっている(笑)

富田香代。元気少女。頭が弱い(笑) ←それは違う(^^;

金城佑美。車椅子に乗っている物静かな女の子。

三山瞳。ゲームの途中から出てくるポニーテールっ娘。

小川雅恵。同級生。以前から主人公のことを慕っていて、主人公の
いうことなら何でも従ってしまう。…ちょっと従いすぎ(^^;

大山早苗。看護婦。主人公の従姉。かなりアバウト(笑)

真辺弥生。院内学級担当の先生。眼鏡っ娘(?)。

佐山晃。ショタ(笑) ←身も蓋もない(^^;

神田不人。同じ病室にいる。主人公とはただならぬ関係(笑)


絵の方は、ゲーム中で見るとなかなかいいですね。水彩チックな淡い
色遣いがけっこーいい感じかも。…ただ、やっぱり目は死んだお魚さん(^^;
美幸萌え。瞳もなかなかいい感じかも。
# シナリオ内でのキャラ的には、佑美がかなりいい感じなのですが。


ストーリーとしては、院内学級にいる人たちはみな何らかの問題を
身体に抱えている人で、それを考えつつ接していくというのが話の
根幹です。ですから、途中でいきなりハードでダークな展開なって、
ラストの方は当然お涙頂戴な展開になります。

ただ、最後の盛り上がりが今ひとつで、あっという間にお当番に突入して
無茶な設定が暴露されて最後の選択をする、という感じでした。
もうちょっと最後を引っ張っても良かったんじゃないかな、と思います。
今ひとつ感情移入しきれませんでした。設定の突拍子なさもありましたが…。

唯一、雅恵はちょっとシナリオの毛色が違いますね。
まあ雅恵は病人じゃないですし、元の学校の同級生なので背景が特殊と
言えば特殊ですからね。しかし…奴隷にすんなよ…(^^;
# てゆーか、雅恵だけお当番4回あるし(^^;
##もしかして、お色気担当?(^^;


このゲーム、なかなか凄い設定があるのですが、それにびっくりするのは
最初のプレイだけで、2回目以降のプレイでは設定が解ってしまっているので、
いまいち感情移入が出来ませんでした。
なので、最初にプレイするのは一番好きな娘にした方がいいでしょう。
お気に入りのキャラは最後に取っておく人でも。


ワンプレイは2〜3時間。既読メッセージスキップはありますが、ほとんどの
キャラは序盤からオンリープレイが必要なので、あーんまり意味ないかも(^^;
何人かは途中から出てくるのですが、それもその前のデータをとっておいて
そこからプレイすればいいだけですし…。


お奨め度ですが、ほのぼのとした癒し系の純愛ラブストーリーが好きな
人にはお奨め。キャラクターの心情描写なんかはなかなか素晴らしくて、
ツボに入ればかなり萌えることが出来るでしょう。

設定もなかなか斬新で、最初のプレイではかなり楽しめるのですが、
いかんせんその設定に驚けるのは最初のプレイだけで、2回目以降の
プレイでは結末がだいたい予想できてしまうために、あまり感情移入
出来ないかも知れません。このあたりはもう少し工夫が欲しかったですね。

あと、ラストの方にかなりダークな展開が待っていますので、心臓の弱い人は
プレイしない方がいいかも知れません(笑)

それと、1つ言っておきます。このゲーム、ボーイズラブ有りです(爆)


以下、このゲームの根本の設定に絡むネタバレですので、これからプレイ
する予定のある人は絶対に見ないこと(^^;

ゲームの途中で院内学級の仲間が1人突然死にます。そこからいきなり話が
急展開して、自分の正体が死神であることがわかり(何故(^^;)、愛する女性の
魂を狩ることが使命だと知り、苦悩します。ちなみに自分が魂を狩らなくても
別の死神が来ていつかは魂を狩っていく。そこで最後の選択肢が出るのですが
その選択肢が「自分で狩る」「別れる」「自殺する」。…その自殺するってのは
何だ(^^; なんの解決にもなってないじゃないか…と思ったら、実はハッピー
エンド(?)の選択肢はその自殺するだったりします(^^;
最後は必ず誰かが犠牲になるので、純粋にハッピーエンドと言えるのかどうか
わかりませんが…。
# さらに、心臓が弱くて発作を起こして面会謝絶食らってるような女と、その
# 夜にお当番をしてしまう主人公はとても人間とは思えません(^^;
##いや、人間じゃないけど(^^;



ロビーに戻る  レビュートップに戻る