Lien 〜終わらない君の唄〜 | |||
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ブランド名 | Purple | ジャンル | AVG |
発売日 | 2000.01.28 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | Install Disc : 289.7MB、CD-DAなし Game Disc : 646.4MB、CD-DAなし Less : CD-DA=250.7MB、CD-DA7トラック |
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原画 | 山いもとろとろ | シナリオ | 荒川工 |
音声 | ヒロインのみあり、AKIRA、カスミ、河乃音々、真越聖巳 | ||
インタフェース | キーボード操作不可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 9箇所 | 歌 | あり(2曲、OP・ED) |
おまけ | CG mode、Music mode | ||
対象属性 | 純愛、学園物、幽霊、幼馴染み、リボン、眼鏡っ娘、袴、ロリ、獣、レズ | ||
1プレイ時間 | 4〜5時間 | お奨め度 | 8 |
レビュー |
かすみ遊戯で全国に廃人を量産したPurpleの贈る死人アドベンチャー(笑)、 Lien 〜おわらないきみのうた〜。 まずインストーラですが、インストールタイプの選択画面で出てくるメニューは 標準インストールのみ。…なら選択させんな(^^; ゲームを起動すると、タイトルメニューが出てきて、BGMとしてテーマソングが 流れます。オープニングアニメーションはないのね…。 # かすみ遊戯れもそうれしたけろ。…あれ?(笑) 歌の方は、上手いわけでもなく、かといって破壊ソングでもない。 …まあ、平たく言うとアレってことなんですけど(笑) インタフェースはフルマウスオペレーション。メッセージ送りすらも キーボードでは出来ません。ヤな感じです(^^; それもそのはず、システムはD.O.系のシステムを使っているようですね。 てことは…うむ、やっぱりCPU使用率は100%で、プレイしているうちに どんどん重くなるわけですね(笑) # このシステムはなんとかならんか…(^^; ##また採用しているところが結構多いから困りものよね(^^; 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は、上記の通り若干重め。 システム的に特筆すべき点は、メッセージ送り。メッセージ送りはマウスで 行うわけですが、マウスカーソルがメッセージウインドウ内に入っていると 何故かメッセージが送れないという仕様になってます。 メッセージウインドウを独立させた結果ですな。 フルスクリーンモードでプレイしているときはまあいいのですが、Window モードでプレイしているときは辛いのなんのって(^^; あと、これも相変わらずなんですけど、音声の音量バランスが無茶苦茶。 まず、初期状態ではBGMがデカすぎてセリフや効果音が聞こえない。 とりあえず調整してプレイをしても、キャラ毎に、セリフ毎に、音量が 違うような状態で、かなりアレです。 ゲームの方は、いきなり交通事故で死んだ主人公が、そのまま幽霊になって しまう。しばらくゴースツ・ハイ(幽霊になりたてのころの精神的高揚を示す 安直な造語(笑))を楽しむが、ちょっぴり厳しい現実に気付いて、何故幽霊に なったかを考える。…どうやらいかがわしい妄想が未練となったらしい(笑) そして今後の身の振り方を考える。 とりあえず家(なんと寺(^^;)に戻り、親に相談するが、問答無用で攻撃される(笑) なんとか収まって、とりあえずいつも通り学校に行くことにする(^^; そして平然と学校に行った主人公を見たクラスメートは…ちょっと珍獣扱い する程度で普通に受け入れていた…(^^; # なんてハッピーな奴らなんだ(^^; で、とりあえずそのままだらだらと毎日を過ごす話(笑) 特に目的とかありませんからねぇ(^^; # 復活するとか成仏するとか、何か目的があったらプレイし易いんですけど(^^; このゲームの特徴として、セリフの下に状況説明が入ることが多いのですが、 これがたまにちょっと鬱陶しい(^^; # まあ、これがたまにヒットしたりもするんですけど(笑) ##涙の数だけ強くなれりゃ、俺は今頃無敵だな(笑) 話は基本的にコミカルな感じで進みます。主人公が幽霊だという悲壮感などは 全くありません。てゆーか、周りの人も受け入れてるし(笑) # 浮遊霊であるにも関わらず、生前と心を同じくしている希有な存在、ちょっと # デ○ルマンぽいぞ(笑) 絵の方は…まあなかなか。。 キャラクターの方は、狐の化け物で母親代わりの恭子さん。 …犬系の妖怪には発情期イベントは必須なのか?(^^; 幼馴染みの晶。…ヒロインのリボンは必ず生き物のように動くのか?(^^; # さすがにプロペラになって飛んだりはしなかった(笑) ##…今の学校を卒業し、大学に進学した暁には…って、お前、いくつだ?(^^; ##つーか、生徒って言ったな? 生徒って(笑) 死に瀕するぐらいのイベントじゃないと萌えない操先生(笑) # こんな人が教師でいいのか(^^; 心霊科学部部長、みなも。 # 「ていうか、今まで心霊科学部なんて認めてたこの学校の懐広すぎ」(笑) 悲恋の幽霊に仕立て上げられた柚。…いつの時代の人かわからん…(^^; そして、クラスメイトである若葉。 # 志郎を除くクラス全員の生暖かく無責任な想いが、クラス委員書記・楠若葉を # 包んでいった(笑) ##「ううー、ひどいれすー」←キャラ違ってます(^^; 声一緒だけど(笑) で、だ。若葉ちゃん、じゅーよー(爆) いや、もう可愛すぎ(笑) うるうるした姿がとってもぷりてぃ☆ 突っ込みを勉強している姿なんてとってもらぶりぃ☆ # 「…今の会話、ボケもツッコミもあれへんやんけッ!」…お前は関西人か(^^; そしてとりあえず若葉ちゃんにターゲットロックオンしてゲームを進める。 ちなみに若葉ちゃんは霊感が全くなくて、主人公の姿が見えません。 このあたりの設定は上手く利用してますね。 で、「じゃあお当番はどうすんだ?」という疑問が出てくるわけですが、 そこはちゃんと考えてあります。これもなかなか上手い設定だと思いました。 ただ、ラストの方で急転直下な展開になるのですが、そこで唐突に新たな設定が 出てきてちょっと戸惑いました。 晶シナリオを先にプレイしていれば問題ないのですが、先に若葉シナリオを プレイしたので最初はぜーんぜん理解できませんでした。 そして最後はまあ読め読めの展開ではあるんですがシリアスに。 そりゃ、主人公はそもそも幽霊なんですから、結末はだいたいわかりますね。 最後はそれなりに上手くまとまっていた気はしますけど、もうちょっと 引っ張って欲しかったというか、いまいちのめり込めませんでした。 シリアスになってからがちょっと短いのかな。 まあ、それでもちゃんと泣けましたし、最後はそれなりに爽やかな気持ちには なれましたけどね。 ただ、どうしてもONEと似ているという印象は拭えませんが…。 # 設定もそうですが、演出とかもね。夕焼けとか(笑) ま、安易な奇跡に頼らないので、Kanonをご都合主義と感じる人には なかなかイケてる展開かも知れませんね。 # ただ、それでホントにハッピーなのかどうかはちょっと疑問ですが(^^; あと、エンディングの歌はちょっと流れからすると明るすぎるかも(^^; もうちょっとしんみりした曲の方が良かったかなぁ。まあ、結構爽やかに 終わってるような感じではあるんですけどね。 このゲームのシステム的な特徴として、「とりつき」が可能なんですが、 とりつける場所は非常に限られており、そのポイントに来るとメッセージ ウインドウ上部のとりつき可否ウインドウが変化します。 しか、メッセージを読んでると、けっこー気付かないんですよね、これ(^^; 私も何度かスルーしました(^^; しかも、どうやらこのとりつきをしないと見られないイベントがあったり、 下手するとクリアできないかも知れないぐらいのイベントがあったりもします から、もーちょっと考えて欲しかったですね。 # これのせいで難易度上がってるかも。 ゲーム期間は30日ちょい。ワンプレイは4〜5時間かな。まあそこそこ プレイし応えはあると思います。 で、お奨め度ですが、前述のように基本的には雰囲気はONEに似ています。 ONEと違って、最初から滅びの運命にあることが薄々分かっていて、そして Kanonのように奇跡は起きませんから、ONEやKanonのご都合主義的な終わり 方にちょっと疑問のある、でもゲームとしてはけっこー好きという人には お奨めできると思います。 安直に奇跡に逃げず、死というものを正面から受け止めて描かれた、なかなか いい話だったと思います。最後はちょっと切なくなりましたけど…。 ちょっと最後の盛り上がりが足りないような気もしますが、設定なんかは 上手く使ってますし、キャラクターの心情表現もそこそこいい感じなので、 お奨め度としてはけっこー高めだと思います。 しかしこのゲームの価値はこれだけではない。 初回特典のシングルCDに、かすみ遊戯のオープニング「いつか見せた笑顔で」の カスミバージョン(声優さんが歌ってるやつ)が入っているのだ! これは元々PurpleのWebサイトにて期間限定でプレゼントされていた物だと思うの ですが、その幻のオープニングがこの中に! …歌はかなりアレでした(笑) # けっこー破壊ソングです(笑) 最後に。なんでやねんっどないやねんっもうええわっ(笑) # グッバイ…そしてリメンバー。やがてマイラヴ(笑) |