Mi・da・ra
ブランド名 Mink ジャンル ハード・エロティック・アドベンチャー
発売日 2000.12.08 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 624.3MB、CD-DAなし
Original Image Songs : CD-DA=83.1MB、CD-DA2トラック
原画 福永ユミ シナリオ 御剣神斗
音声 フルボイス、蒼真玲、榎津まお、川原栞、金田まひる、リラック・スー、Back麗男
インタフェース ほぼキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 10箇所 あり(2曲、ED・イメージソング)
おまけ CG鑑賞、音楽鑑賞
対象属性 鬼畜、凌辱、妹、お兄ちゃん、お下げ、カチューシャ、メイド、リボン、レズ、
看護婦、裸エプロン、ストレートロング、ショートカット、ガーターベルト、
オーバーニーソックス
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 6

レビュー
…もう何も言うまい。この無駄に分厚いパッケージは…(^^;
# 初回特典はイメージソングCDなんですが…(^^;

マニュアルはA5サイズのブックタイプ。


インストーラですが、独自のインストーラで、インストール中にプロローグと
キャラクター紹介が流れます。なかなかいいですね、このシステム。
ただ、フルインストールしても起動時にCDを入れないといけないというのは
かったるいですけど。
# CD-DAのないゲームでこれは耐えられない(^^;


インストール終了後早速起動。…あのー、愉快なことになるんですけど…(^^;
私の環境だけかも知れませんが、起動してMinkのロゴを最後まで見て、
そのまま待っていると…落ちます。百発百中(^^;
インストール方法を変えても起動ドライブを変えてもダメ。一体私のマシンで
何が起こっているんだ(^^;

ちなみにMinkのロゴが出ているときにキーを押すなりマウスをクリックするなり
してやれば、すんなり次には進むんですけどね(^^;
たぶんムービーの再生関係か、音声の再生関係だと思うんですが…。
# まあ、たぶん音声再生関係の問題だとは思うんですが。
##そーいう修正ファイルも出てますし。

修正ファイルを入れてもダメだったので、そーいう仕様なんだと納得して
プレイ開始(笑)
しかし、ゲーム中のムービー再生も、最後まで見たら同じ現象が…(^^;
# ムービーを再生しないの設定にしてプレイしろということか?(^^;


で、ロゴの後にはオープニングムービーが流れます。
このオープニングムービー、800x600で描かれてるみたいですね。
けっこー頑張って動いてます。
ちなみに、このオープニングはムービーではなくて自力で描いてるようですね。
# 再生が終わっても落ちないし(笑)


インタフェースはキーボード操作OK。ただし、お触りモードではさすがに
マウスが必要ですが。あと、今回はホイールマウス対応になってます。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は軽快。さすがMink。
CPU利用率10%切ってるというのは希にしか見られませんからねぇ。
あと、特筆すべきは解像度が800x600なこと。まあ、オープニング
からしてそうでしたからね。

800x600と言っても、ただ640x480の絵を800x600に引き延ばしただけという
イメージのゲームも多いですが、このゲームはちゃんと640x480よりも
綺麗に見えますね。

あと、オープニングムービーも800x600というのも大きいかな。
800x600であれだけ綺麗に動いてりゃ万々歳でしょ。

セーブ箇所は10箇所。基本的にいつでもセーブ可能ですが、ビデオ再生中は
ジョグダイアルで自由に戻れますから、セーブする必要は感じませんね。
見るテープを選択する場面では、メニューが自動的に出てきます。

メッセージスキップは既読・未読の判別なしで、いったんスキップを起動
させてしまうと解除するのがなかなかやっかい(^^;
ESCキーとか右クリックとか、ワンアクションで解除させて欲しいですね。


ゲームの方は、謎の女性から不思議なビデオテープを貰った主人公は、
そのテープの中の不思議な映像を見て奇妙な感覚を覚える。
テープの中には自分や妹の優美、恋人の夏織なんかが出てきて、その
中で起こっていることは自分でやっているかのような感触が残る。
そしてテープを何度も見るうちに主人公は…という話。

Fu・shi・da・raの続編という形になっているようで、システム的にも
ほとんど同じになってます。ちなみに最初に主人公にテープをくれる
女の子は前作のヒロインだったりします。


システムは選択肢決定型のアドベンチャー。そこにエロスとタナトスと
いう2つのパラメータがあって、選択によってこの値が上下します。
このパラメータの値がエンディングなんかに影響するみたいですね。
# LoveCallと似たようなシステムか?

システム的に特筆すべき点は、ダブルメッセージでしょうか。
主人公のセリフと、そのときの相手の心境が同時に描写されます。
…が、けっこー鬱陶しいです(^^;
まず、同時進行でパラレルな会話が表示されているわけですし、
しかも心理描写もセリフ有りなので、例えばヒロイン同士が会話
している場合、片方はセリフ、片方は心理描写をどちらも音声で
読み上げられるので、かなり混乱します(^^;
# まあ、心理描写のみ音声OFFの設定も出来ますが。

あと、登場人物が3人以上の場合、誰のセリフが何処に表示されるかは
固定ではないので、ぱっと見ただけでは誰が喋っているのかわからない
ということも多々あります。もーちょっとなんとかならなかったんですかねぇ…。


次にジョグシステムですが、これも前作と同じくジョグダイアルを利用
したメッセージ履歴システムですね。メッセージ履歴だけでなく、
シナリオ自体も巻き戻して選択肢の選び直しも可能ですが。

で、今回のシステムはホイールマウスに対応しているので、てっきり
このジョグダイアルがホイールで操作できるのかと思ったら、単に
カーソルの↑・↓のかわりにホイールが使えるというだけでした。
…全然意味ないじゃん…(^^;
# ジョグダイアル、相変わらず使いにくいにょ(T_T)


そしてMinkお得意のいじりシステムも健在。ただ、今回のいじりシステムは
さわれる場所がほぼ限定されているので、クリックポイント探しのように
あっちこっちをさわれるわけではないので面白みはあまりないですね。


で、とりあえずプレイを進める。進めているうちにいつのまにか優美萌えに
なっている自分に気付く。恐るべし、お兄ちゃん属性(笑)

そしてそのままずっと優美寄りの選択肢を選んでいると…なんか、優美が
奴隷になってしまったんですけど…(^^;
# これって、バッドエンドですか?(^^;
##どうやら、エロスとタナトスはあまり差がない方がいいらしい(^^;


シナリオなんてあってなきがごとし…と思ったら、けっこー真面目な
シナリオが根底にあって、葛藤する主人公なんかが丁寧に描かれていて
好感が持てました。


エンディングは全部で5つかな? 私は真っ先にダーク系のエンディングを
見てしまって、ヘコみながらもゲーム中から得たヒントを活かしてTrue
Endを見て、気をよくして仲良しENDを見て、そこで満足しました(笑)
はっきり言ってこのゲーム、True Endよりもランクは下であろう
仲良しエンドの方が爽やかで好きなんですけど…。
# True Endのある部分は好きなんですけどね。
##…てゆーか、裸エプロンっ☆(爆)


ゲーム期間…はわからないんですけど、ビデオを21回見れば終わりです。
1日1回だとしたら3週間かな。

ワンプレイは3〜4時間といったところでしょうか。手頃ですね。

ただ、イベントの数はかなりあって、これを全て見るのはかなりの時間が
かかると思います。全エンディングを見てもイベントは全部揃うというわけ
ではありませんからねぇ…。

鑑賞モードはCGとBGMで、ゲーム中でもビデオのメニューが開いている
時なら見ることが出来ます。
# この手のゲームでシーン再生がないのはちょっと珍しい?


お奨め度ですが…絵に萌えたお兄ちゃん属性の人ならどうぞ(笑)

ストーリー性もそこそこあって、ゲーム性もある程度確保されているという
とっても手堅い作りになってますので、結構幅広い人に楽しんで貰える作り
になっているような気がします。

ただ、大前提として優美に萌えていること、というのがありますが。
実は、優美以外のキャラは単なるお色気担当です(笑)
夏織萌えな人にはかなり辛いかも知れません(^^;

ということで、パッケージを見て萌えたらそのままレジに直行して問題ない
と思います(笑)
# それ以前に、パッケージのデカさでメゲたりしてね(笑)



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