とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜
ブランド名 jANIS ジャンル ほのぼの恋愛AVG
発売日 2000.12.08 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 DISC1 : 694.1MB、CD-DAなし
DISC2 : 701.4MB、CD-DAなし
原画 かっちん シナリオ 都築真紀
音声 フルボイス、児玉さとみ長崎みなみ日向裕羅、岩田由貴、音乃菜摘、藤澤暁、
海原エレナ、北都南、鳥居花音、岩城由奈、榊上総、佐藤亜美、北条明日香、
睦月理緒、遊魚静
インタフェース 一部キーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 16箇所 あり(3曲、OP・ED)
おまけ Graphics、Sound、BedMemories
対象属性 純愛、学園物、萌え、格闘、妹、巫女さん、中華娘、眼鏡っ娘、獣、
触角、ロリ、メイド、ブルマ、以下ネタバレにつき割愛(笑)
1プレイ時間 4〜5時間 お奨め度 8

レビュー
「誰がどこにいるか分かっちゃうシステム(DDWS)は健在!! MAP画面」
…そんな名前のシステムだったんだ…(^^;

「今回のとらハは時間制限システムを採用! 選択肢画面」
…そのシステムに意味あるんですか?(^^;

「ヴォーカル曲3曲 I've プロデュース」………まぢ?(^^;


まずはインストール。当然のようにフルインストールを選択したわけですが…
遅いっ、遅すぎるっ(^^;
フルタイム72倍速&Ultra160 HDDをもってしても15分近くかかる…。
いったいどれだけの数のファイルを転送しとんねん(^^;
しかも、インストール直後はごっついOSが不安定になりますし…。
# いったいどんなインストーラなんだ(^^;

とりあえずマシンを再起動してゲームを起動。さすがにインストール直後の
不安定な状態でプレイするのは怖すぎ(^^;

起動するとお馴染みのオープニングアニメーションが。
………こんなのとらいあんぐるハートじゃないやいっ(T_T)
ああ、I'veだよ。無茶苦茶I'veだよ。目一杯I'veだよ…。ボーカルに対する
エフェクトのかけ方なんて、紛うことなきI'veだよぉ(T_T)
まあ、曲も歌も別に悪くはないのですが、ここまでI'veくさいと引きますね(^^;
# でも、何度も聴いているうちにサビの部分がとってもお気に入りに(笑)

絵の方も、特に悪くはないのですが、一部画面上部にノイズのような部分が
見られたりしてちょっとアレ。


そして、ちょっとブルーになりつついざプレイ。

インタフェースは…あれ? マウスのみなの? 今まではキーボードでも操作
出来ていたと思うんですけど…。まあ、メッセージ送りはキーボードで出来
ますし、設定メニューなんかにもショートカットキーが割り当てられていて
なかなかいい感じなんですけど、何故に選択肢決定は出来ないかな(^^;

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は若干重め。
描画に関してはワイプ処理が入りますので、若干待たされる感じですね。
まあ、ワイプ処理は設定で切れるんですが、切ってもまだ重い…。


セーブは随時可能で、セーブ数は20。後述する選択肢履歴やクイックセーブも
ありますので、十分すぎる数でしょう。
で、その選択肢履歴ですが、このゲームは選択肢が出たところを過去10回分
記憶していて、いつでもその場所からやり直せるようになっています。
ですので、選択に失敗したなーと思ったら履歴から呼び出せるので、かなり
便利ですね。もっとも、そんなに難しい選択肢はないと思いますが…。
# 私はほとんどこの機能は使いませんでした(^^;

あと、今までもありましたがクイックセーブも健在。これと選択肢履歴の
おかげで通常のセーブはほとんど使う必要がありません。
唯一、移動箇所選択シーンでは選択肢履歴やクイックセーブは出来ないので、
そこでは通常のセーブを使う必要がありますが。


そして、このゲームは未読メッセージの場合メッセージウインドウの下に
unreadと表示されるので、メッセージスキップも使いやすいですし、
メッセージスキップも未読・既読を判別するかどうかの設定も出来、
速度も結構早いので繰り返しプレイも楽々ですね。

前作であった1部をクリアした以後は、ゲーム開始時にどこから始めるか
選択できるシステムも健在で、繰り返しプレイを前提とした作りにも
好感が持てます。
ただ、このどこから始めるかのメニューが2ページ構成になっていて、
最初は次のページにもメニューがあることに気付きませんでした(^^;
まあ、私は毎回プロローグからプレイしてましたから特に問題はないの
ですが、おまけシナリオに気付くのはちょっと遅かった(^^;


ゲームデザイン的には移動場所選択型+選択肢決定型のアドベンチャー。
移動場所にはカーソルを合わせると誰がいるか表示されますし、
選択肢もそんなにおかしな物はないので、難易度は低めでしょう。


あと、システム的な特徴としては、選択肢決定の時に時間制限がある
場合があります。サクラ大戦で採用されてたようなアレですね。
しかし…このシステム、何の意味があるんですか?(^^;
設定でこのシステムを使用しないように出来ますし、使用しても選択肢を
決定する時間で若干メッセージが変わる程度にしか見えないのですが…。
# 内部で好感度に影響してるとか?


ゲームの方は、舞台は海鳴。前作のさざなみ寮がある所から近いですね。
主人公は亡くなった父が師範をしていた武道「小太刀二刀・御神流」を
学んでいたが、怪我をして膝を壊したため、妹の美由希に全てを教える
毎日を過ごしている。

季節は春。そして新学期、新学年。そこで出会った人たちと毎日を
過ごしているうちに、運命の歯車が動き出す…と言った感じ。

まあ、今までのとらいあんぐるハートシリーズと雰囲気的には同じですね。


キャラクターの方は、まず主人公は上記の通り「小太刀二刀・御神流」を
ある程度修得していて、今までの主人公の中で一番強いです。
そのかわり、料理はあまり得意ではありません(笑)
# 寡黙で硬派ですが、わりと嘘つき(笑)
##風芽丘の3年生。

妹で、「小太刀二刀・御神流」の弟子、高町美由希。眼鏡っ娘(笑)
# 風芽丘の新1年生。

主人公の母が経営している店で働いている歌手の卵、フィアッセ・クリステラ。
触角娘(笑)

主人公の家の近所に住んでいて、親が仕事でずっと家にいないため、主人公の
家で食事とかをするうちに家族の一員になった城島晶。ボク(俺)っ娘(笑)
# 海鳴中央2年生。

主人公の母の親友の娘で、両親が海外出張のために主人公の家で預かっている
鳳蓮飛(フォウ・レンフェイ)。何故か関西弁の謎の中国人(笑)
その顔で「なんかゆーたか、こらぁ」はどーだろ(^^;
# イメージぶちこわし(^^;
##海鳴中央新1年生。

主人公の同級生で、無口で物静かだが何故か主人公とだけは打ち解けて話を
する月村忍。一見唯一まともな人間(笑)

近所(といってもかなり遠い(^^;)の神社で巫女のバイト(?)をやっている
神咲那美。2のヒロイン薫の妹。…似ても似つかない(笑)
# 風芽丘の2年生。
##家から裏山を通った方が学校への近道…って、どこをどう見たら?(^^;
##どう見たって道を行った方が直線距離近い気がしますけど…。

忍の所で働いているノエル・エアリヒカイト。正体内緒(笑)

主人公の母親、高町桃子。…前作同様、豪快な人(笑)

主人公の妹、高町なのは。清祥付属2年生。

那美の飼っている狐、久遠。本作品の獣キャラ担当(笑)


絵の方は、相変わらずなんか甘ったるい感じの絵ですね(笑)
私はけっこー好きですけど。

とりあえず、なのはじゅーよー(爆)
…とか言うと人格が疑われそうなので(何を今更(笑))、那美じゅーよー(爆)
やっぱ巫女さんよねっ☆(爆) ←じゅーぶん人格に問題あると思ふ…(^^;

しかしこの那美ですが…見た目も声も、ほとんど知佳だよね(笑)
で、そんな那美が、花見のカラオケで歌う歌が風に負けないハートのかたち(爆)
は、反則ですぅ…(^^;
# うおっ、オリジナルそっくり(笑)
##主人公の感想「特別上手いって訳じゃないけど」(笑)
##「声が裏返ったりするのも、また可愛い」(爆笑) ←めっちゃツボに入った(^^;

さりげなくレンもじゅーよーだったりするんですが、これを言うと誤解に
拍車をかけかねないので心の内にしまっておこう(笑)
# どうも小鳥と見た目のイメージダブるのよねぇ…(^^;

でも、フィアッセ萌えって言ったら触角萌えとか言われるし、美由希萌えって
言ったら眼鏡っ娘萌えとか言われるし、晶萌えと言ったらボクっ娘(俺っ娘?)
萌えって言われるし…(^^;
忍ならOK? じゃあ忍萌え(笑) いや、実際忍も好きですけど。
…しまった。ブルマ萌えと言われる…(^^;
# まあ、那美も美由希もレンも晶ですけど…(^^;
##しかも、那美は中入れだっ(爆)

…ということで、久遠萌え(爆) ←ここにきて獣に走ったかっ(笑)

…全言撤回。忍シナリオをプレイしたら、やっぱり那美ゲロ萌えになりました(笑)
…理由は聞かないで…(笑)
# メイドだなっ。メイド服なんだなっ(笑)


相変わらずどのキャラクターも魅力的に描かれていて、誰か1人に絞るのって
難しいですねぇ。

そーいえば、今回はキャストが公開されてますね。
今までのお馴染みの人に、江古田シスターズを加えたのね。
# 那美の声、日向裕羅さんとなってますが、どう聞いても西村ひなさんでしょ(^^;
##つーか、風に負けないハートのかたちネタは、声優を意識してワザと
##やってるとしか思えないのですが(^^;


で、キャラ紹介にわざわざ学年を書いたわけですが…主人公と同級生の勇吾や
忍が平然とお酒を飲んでいるので大学生だと考えても、どう見たって美由希より
年下の晶やレンは大学生じゃないだろう(^^;
そう考えると、レンは大学じゃない1年生ですから……えーっと…(笑)

ちなみに、これでもかなり好意的な解釈です(笑)
だって、風芽丘って高校…てことはレンと晶は中学…(爆)
つーか、レン。ついこないだまで私服にランドセルっていったい…(^^;
# 海鳴中央、略して海中…なんか、それってごっつい中学校っぽい…(^^;

まあ、そんな些細なことはさておいて(笑)


このゲームの特徴と言えば、ヒロインの設定の奇抜さ(笑)なわけですが…
うーん、今回は別に言うほどのものでもないかな?
いや、じゅーぶん奇抜なんですけど、なんつーか、二番煎じと言うか、
1・2と徹底的に変な設定で攻めてこられたのでもう慣れたと言うか(笑)

それと、本作は1と同じくそーいう変な設定はゲームの終盤にならないと
出てこないので、今の所はネタバレ控えときますね。


ちなみに、那美が住んでいるところはさざなみ寮…(^^;
「愛ー!猫ー!ぼーず!舞!他全員」…舞って誰だ?(^^;
# 「那美が男連れて帰ってきたよー」(笑)
##り、リスティ…全く別人に…(^^;

ということで、前作・前々作のキャラクターが結構出てきます。
なので、とりあえず1・2は一通りやってからプレイした方が、より楽しめる
かもしれませんね。
# キャストもオリジナルの人がやってます。
##OVAでは声が変わってた愛さんも、遊魚静さんがやってます。

ドラッグストアふじたって…やっぱアレ?(^^;
眼鏡の店員さんって、やっぱりあの人?(^^;
# ああ、声も一緒だよぉ(笑)

しかし…薫と那美のやりとり、どう聞いても薫と知佳だ(^^;


このゲーム、メインヒロインは歌姫フィアッセ・クリステラなんですかね?
サブタイトルもSweet Songs Foreverですし、前作のゆうひに引き続き
エンディングで歌ってますし、何より触角ですし(笑) ←何故(^^;

あと、フィアッセの声は長崎みなみさんがやっていて、前作のゆうひ同様に
フィアッセエンディングではフィアッセ自身が歌うわけですが…そのまま
長崎さんがエンディングでも歌われたらどうしようかと思いました(笑)
長崎みなみさんってちょっとアレですからね(笑)
# 歌姫というイメージが…(^^;
##別の人が歌っててちょっとほっとしたような、残念なような…(笑)


…とまあ、キャラクター紹介でかなり行数を割いてしまいましたが、
言ってしまえばこのゲームの魅力はキャラクターですから、これで
いいのかな。

一応シナリオなんかに関しても触れておくと、ゲームは基本的に
コメディタッチで進みます。…てゆーか、漫才?(笑)
# 挨拶替わりに物陰から、殺すつもりで打つ拳…(笑)

ただ、主人公は基本的に寡黙なので、ヒロインが勝手に騒いで、
主人公はそれに巻き込まれる…といった形ですね。

そして、このゲームの特徴としては、ヒロインは基本的にペアに
なってます。美由希とフィアッセ、レンと晶、那美と忍…といった感じ。
そして、花見まではこのペアは同時進行が可能で、そこからの選択によって
どちらのシナリオにはいるかが決定する…という感じです。
# まあ、これがとらいあんぐるハートのとらいあんぐるな所以ですけど。

那美と忍は、花見後すぐに2つに別れるんですけどね。ただ、その別れた
先でまた違うキャラとペアになってますけど。

もともとこのシリーズはメインヒロイン以外のキャラが上手くシナリオに
絡んでくるのが特徴ですが、ヒロインをペアにすることによってそれが
より一層強くなっているのですが、逆にペアになっていない人の絡みは
若干減ったかも。それでも、じゅーぶん絡んできますけどね。

で、ヒロインの個別シナリオに入った後は、これもお馴染みのらぶらぶな
展開。らぶらぶになった後の怒濤のお当番攻勢や、ゴムをつける・つけないと
いう選択も健在。
ただ、この作品ではどうもお当番がワンパターンで、無理して数を増やして
いる…という印象を受けました。何もここまで回数を増やす必要はないような
気がするんですけどねぇ…。

そして、最後はお約束のちょっとハードな展開…なんですが、この作品では
主人公は今までの主人公の中でトップクラスに強い。ですから、今までは
果たせなかった「俺が彼女を守る!」という展開を期待したのですが…
…今までのシリーズの中で、最も役立たずです(^^;
てゆーか、もはや単なる傍観者(^^; ヒロインが勝手に頑張って、自力で
困難を克服してるって感じ(^^; 主人公の立場っていったい…(^^;
# まあ、確かに各ヒロインとも主人公に負けず劣らず強いですが…。
##主人公が頑張ったのって、フィアッセシナリオぐらい?(^^;

ということで、感情移入度としては今までのシリーズよりはちょっと落ちる
かな。必然的に萌えに関しても若干パワーダウンという感じ。
ちょっと「萌えな作品を作らねば」という気負いが見えるような感じですね。
ちょっともったいないかも。
# 主人公を無口にしたのは失敗かも…。


ちなみに、ゲームは4月7日の金曜日から始まります。
…ああ、あと半年…では足りないか、1年早く出ていればリアルタイムプレイが
出来たのに…。

ゲーム期間は…基本部分は2週間で、個別シナリオに入ってからは日数の表示が
なくなるのでわかりません。

ワンプレイは4〜5時間。ただし、2回目のプレイからはありとあらゆる高速化
手段を駆使すれば、2〜3時間程度ですむでしょう。
しかも、基本的にヒロインはペアになっているので、片方をクリアしてもう
片方をプレイするときはめちゃくちゃメッセージスキップが効きますので、
2時間かからないかもしれませんね。
# 私は基本的にスキップは使わない人間なので…。


で、お奨め度ですが…まあ、今までのシリーズが好きな人なら、迷わずお奨め
出来るでしょう。萌えはちょっとパワーダウンしているとはいえ、雰囲気は
健在ですし、どのキャラも活き活きとしていて誰が一番かを選ぶのは難しい
ぐらいなのも今までのままで、私としては充分満足しています。
キャラクターの可愛さや、プレイ後の爽快感もばっちりですしね。


ただ、このシリーズのお約束というかなんというか、プレイする前には「必ず」
jANISのWebサイト「すぺじゃに共和国」から修正ファイルをダウンロードして
入れておきましょう。さもないと、ちょっとつらーい気持ちになります(^^;
まあ、今回はちょっとキャラの消し忘れがあったり、選択肢がおかしくなって
たりする程度みたいですけどね(笑) ←その程度って…(^^;

しかし、今回最も問題なのは、修正ファイルを入れると、今までのセーブ
データが破棄されることでしょうか。最新の修正ファイルではCGモードや
フラグは保持してくれるとはいえ、これはかなり辛いです。
私も12月の終わり頃にちょっとプレイしたんですが、12/25にリリースされた
修正ファイルを入れたところ、見事にデータは消去されました(T_T)

なので、プレイするなら最新の修正ファイルを入れて、プレイを初めてからは
修正ファイルが出ても無視するのが吉かも知れません(^^;

まあ、これを笑って許せる広い心の持ち主になら、諸手を挙げてお奨め
出来るゲームでしょう(笑)
# つーか、このレビューの長さでわかるでしょ?(笑)


ちなみに初回特典はなのは+久遠のお座りフィギュアなのですが…ちっこい(^^;
全長5cmってところでしょうか(^^;
# これをどーしろと(^^;


最後に。「声がレンと鷹城先生って結構似てるな」…って、同じ声やっ(笑)
# ただ、唯子は以前ほどあったま悪い喋りではなくなっている…これも
# 年月のなさるワザか(笑)
##その分、レンがかなりアレですが(^^; しかも関西弁(^^;



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