Dear My しすたあ | |||
---|---|---|---|
ブランド名 | future | ジャンル | 恋愛あどべんちゃあ |
発売日 | 2001.03.23 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 275.3MB+CD-DA=495.3MB、CD-DA11トラック | ||
原画 | ささかまめぐみ | シナリオ | 観楽唐々 |
音声 | ヒロインのみフルボイス | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 36箇所 | 歌 | なし |
おまけ | GRAPHIC、MUSIC | ||
対象属性 | 純愛、感動、ラブコメ、シリアス、萌え、お兄ちゃん、妹、ストレートロング、 アンドロイド、幼なじみ、リボン、オーバーニーソックス、ショートパンツ |
||
1プレイ時間 | 1〜2時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
インストーラはシンプルな中にも音声があったりなかなかいい感じ。 しかし、何故にWindowサイズが800x600?(^^; インストーラまで…。 インタフェースはフルキーボードサポート。 描画はWindow・フルスクリーン両対応で、動作は軽快。 特筆すべき点は、先述の通り画面サイズが800x600というところでしょうか。 オプションで各種細かい設定も可能、未読・既読スキップにバックログ、 オートモードにBMPセーブなど、アドベンチャータイプのゲームに必要と 思われる機能はほぼ全て搭載している気がします。 これら各機能がメニューバーに搭載されつつ、メッセージウインドウの脇に アイコンとして並んでいる、キーボードユーザにもマウスユーザにも優しい 無敵のインタフェース!! …ただ、アイコンがやたら小さくて、ちょっと クリックしづらいかも(^^; セーブ箇所は36箇所。セーブ/ロードは随時可能。 …このシステム、どこかで見たことあるなぁと思ったら、BLACK PACKAGEの システムですね。 ゲームの方は、事故で妹を亡くした主人公。科学者である主人公の父は その技術を駆使して妹そっくりのアンドロイドを作る。 アンドロイドとして蘇った妹と、幼馴染みたちの生活の中で主人公は… という、典型的アンドロイド物(笑) キャラクターは、アンドロイドとして蘇った妹の万里。 アンドロイドとは言っても見た目も言動も普通の人間となんら変わりは なくて、唯一過去の記憶がほとんどないという点だけが異なります。 ちなみに、万里本人は自分がアンドロイドだとは気付いていません。 すっごいよく出来た妹で、健気でめっちゃくちゃ可愛いです(^^) 幼馴染みの遙。明るく元気いっぱいの女の子。ギャグ担当(笑) 旅立つのが趣味(笑) 同じく幼馴染みの裕美先輩。一見しっかりしてるようで、おとぼけさん(笑) 同じ事を何度も聞くのが得意(笑) 最後に同じく幼馴染みの公平。野郎です。以上(笑) …だけではあまりにもアレなので(^^;、万里萌えの野郎です。以上(笑) ここに主人公を加えた5人組でストーリーは進展していきます。 絵の方はちょっと髪の毛が重たいような気がする全体的にちょっと のっぺりしたような雰囲気なのですが、まあ私は結構好きかも。 万里も遙も裕美もみんな可愛い☆(爆) さらにこのゲームはヒロインフルボイスなのですが、この演技が最高。 万里なんか、破壊力絶大です。この声、あの人ですよね(笑) # この声で「お兄ちゃん」なんて言われたら、もう(爆) システムは選択肢決定型のアドベンチャー。 ストーリーは日常の中で何かイベントが発生する日だけをつまんで 進んでいくような感じです。なので、何もイベントが起こらない場合、 朝起きたらもう次の日の朝です(笑) このように、イベントがとびとびでちょっと感情移入しづらいですね。 突然にイベントが発生して、そこに至るまでの経緯があまり描かれません ので、理解するまでに若干の時間を要します。 とりあえずプレイを進める。話は基本的に仲良し5人組の漫才(笑)で 進むのですが、突然主人公の両親が海外出張に出る。そして、その間の 面倒(という名の監視)を頼まれた遥が主人公達と一緒に暮らすことになり、 同じく万里の面倒を頼まれた裕美も絡んできて、以前からお兄ちゃん 子だった万里も自分の気持ちに気付き、みんなの関係が動き出す…という 感じ。ちなみに公平は万里ラブラブ(笑) 最後は万里に絡んだちょっとシリアスなイベントを挟みつつ、ほのぼのと したラスト。ちょっと盛り上がりに欠けるかも(^^; しかも、万里エンドはちょっと後味の悪い終わり方ですし、他のキャラエンドも なんか問題は棚上げしているような感じで、私が一番好きなのは特定のキャラ とのエンディングではない、まあ言ってしまえばバッドエンドのような エンディングが、一番すっきりしていて好きだったりします(^^; ワンプレイは1〜2時間。ヒロインが3人で、重複するイベントも多いです から、メッセージスキップを利用すると4〜5時間もあればコンプリート 出来てしまいます(^^; お奨め度ですが、とりあえず絵を見て萌えた人はいっとけ(笑) このゲーム、妹がアンドロイドという重い設定や、そのアンドロイドを 愛してしまうという背徳的な設定が出てきそうな物ですが、実はそういう 展開はほとんどなかったりします。どちらかというと、幼なじみ5人組の ドタバタを描いたラブコメ。 なので、深い設定やシリアスなストーリーを期待してはいけません。 ただひたすら万里に萌えるゲームです(笑) ということで、妹属性の人は迷わずいっとけ(笑) ただし、万里エンドは目指さないこと。ダメージデカいかもしんないから(笑) このゲーム、システムはBLACK PACKAGEのシステムでほぼ完璧、絵の方も なかなかに萌える絵で、声の演技はパーフェクト。キャラクターの個性も ばっちり出ていて、ギャグもなかなか面白く、それぞれのイベント単体では かなり面白いという、一見素晴らしいゲームです。 問題点は2つ。1つは先にも書きましたがイベントの唐突さ。 イベントとイベントの間を端折るので、いきなりイベントが始まるような 印象を受け、そのイベントの中でも唐突に展開します。 その最たる物がお当番。告白とかそーいうプロセスをすっ飛ばして、普通の 日常生活の中で突然お当番に突入します(^^; 相手が妹だとかそんな背徳感は一瞬で捨て去ります(笑) そしてもう1つの問題点は、絶対的なボリューム不足。 まずヒロインが3人だけで、しかもそれぞれのストーリーも短め。 重複部分も多いため、あっという間に終わる印象です。 もう少しボリュームがあれば良かったんですけどね。 特に、前述のイベントの唐突さとも絡みますが、イベントとイベントの 間をもう少し描くとか、各イベントの導入部分にもう少し説明を入れるとか、 それだけで問題点を2つとも解決できるような気がします。 それに、万里がアンドロイドだという設定とか、回りの人や万里自身も それに気付いていないこととか、設定的にはかなり美味しいんですから もうちょっとそれを利用しても良かったんじゃないか、と思います。 ちょっと勿体ない感じですね。 でもまあ、とりあえず万里に萌えたら、そんなこと一切気にせず突っ込むのが 真の妹道というものでしょう(笑) お手軽にラブコメ&萌えが楽しめますしね。 最後に。万里萌え〜。←ダメ人間(^^; |