駅弁
ブランド名 URAN ジャンル ディレクション・アドヴェンチャー
発売日 2001.11.30 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(166x229x45mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 558.1MB、CD-DAなし
原画 弾丸三四郎 シナリオ くしゃみ小魔王、観楽唐々
音声 フルボイス、植木亨、チョコボール向井、静野もも香、田中ミン、石川乃奈、藤沢暁、
南るい、伊藤瞳子伊藤硝子、内野一、心木ほの香、島村俊明、高岡りん、井上京子
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 20箇所 あり(3曲、OP・ED・挿入歌)
おまけ CGモード、BGMモード、コラム
対象属性 駅弁、バカゲー、赤髪、ストレートロング、リボン、ピンク髪、お下げ、中華娘、
ツインテール、眼鏡っ娘、緑髪、ボブカット、金髪、巨乳、ボクっ娘、ショートカット、
忍者、くノ一、ロボット
1プレイ時間 4〜5時間 お奨め度 4

レビュー
概要
まだ見ぬ駅弁を求め、電車で旅を続ける主人公、江ノ木田・C・弁太郎。
そこに通りかかる車内販売員の幕子。弁太郎は駅弁を全て平らげるが、
無一文なため身体で払うと申し出る。あわれ、弁太郎の餌食となった
幕子は、謎の組織・聖上位同盟の指示で弁太郎の監視をすることになる。
こうして、弁太郎と幕子の旅が始まる…と、こう書けばなんかマトモっ
ぽいゲームに見えますけど、バカゲーです(笑)

パッケージの中に、おまけで特製サポート用ティッシュが入っています。
…えっと、何をサポートするですか?(笑)
システム
インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。
特筆すべき点は、メッセージ速度の設定が無く、メッセージがちんたら
流れます…。表示中にもう一度ボタンを押せば最後まで一気に表示は
されるようですが、そのままボタンを押しっぱなしにしてしまうと
すぐに次のメッセージに切り替わってしまうのでマトモに使えません(^^;

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方はメッセージ速度が
遅いために鈍重。システム的な負荷はそれほどでもないと思いますが…。

セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
選択肢の数がそれなりにありますので、足りないことはないんですけど
もう少しあった方が嬉しいかも、という感じですね。

ゲームシステムは選択肢決定型のアドベンチャーゲーム。
途中で敵との戦いになるのですが、そこではマウス連打のアクション(?)に
なります。

システム的に特筆すべき事は、このゲームは章立て手進んでいくのですが、
章毎に音声ファイルを読み込んでその間ずっと待たされるのでダルいです。
最初から全部インストールしておけばいいのに…。
# しかも、なんかたまに変な音立てながら読み込んでるんですけど(^^;
##どんな読み方してるんだ…。

あと、さらに凄いのはアンインストール。アンインストーラなんて物はなく、
削除するときはフォルダごと削除してください、だそーです。
めちゃめちゃ男らしいですね(笑)
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

主人公、江ノ木田・C・弁太郎。…C? Cって?(笑)
# チョコボールの略らしい(^^;
##駅弁をこよなく愛し、食事は全て駅弁、女性を抱くときも駅弁(笑)

内野幕子。車内販売員。弁太郎の毒牙にかかり、上司の命令でそのまま
着いていくことになった不幸な少女。弁太郎よりは主人公っぽい(笑)

麗華車。謎の中国人(笑)
聖上位同盟のナンバー2。見た目お子様だが実は一番年上。
# 「そんなことないアル」「あるのかないのかはっきりしろ」(笑)
##致死量ではないものの、体力を奪う必殺の中華弁当。
##…死なないのに必殺(笑)

芽芝真香。芽芝コンツェルンの跡取り娘にして芽芝鉄道の社長。
聖上位同盟の総統。

黒神ヘラ。ダイナマイトボディのハーフ。…ニューハーフではない(^^;
# 黒神という名で、何故金髪だっ(笑)

諏掛六子。幕子の同期で実は忍者。幕子を目の敵にする。


絵の方は…何と申せばよいのやら…。
とりあえず、濃い。そして、安定していない(^^;
とっても可愛く見えるときがあるかと思ったら、もはや人としてのバランスを
逸脱している絵もあったり(^^;
ただ1つ言えることは、主人公の弁太郎の絵だけはいつでも安定して濃い
ということでしょうか(笑)
まあ、かなり人を選ぶ絵であることは間違いないでしょう。


音声の方は、キャラクターには合っていると思うのですが、絵のイメージが
あまりにも強烈なので違和感を覚えます(^^;
ただ、演技の方は良好で、こんなおバカなゲームを盛り上げてくれます(^^)


音楽の方はやたら盛り上げます。無意味に盛り上げます。やりすぎです(笑)
無駄に壮大だったり、やたらと騒がしかったり、元々濃いゲームをさらに
くどく盛り上げています(笑)

その最たるモノが、オープニング。
ゲームを起動すると、チョコボール向井さんのテーマ曲が流れます(笑)
…いや、オープニングアニメーションなんですけど、チョコボール向井さんの
プロモーションビデオ…と言うか、洗脳ムービーです(笑)
# もちろん実写じゃないですけどね(^^;

歌の方は…洗脳ソング(笑)
聞いてしまうと、頭の中でちょこちょこ言い続けること請け合い(^^;
# ちょこちょこちょこちょこちょこチョコボール(笑)

絵の方は320x240のムービーを拡大表示しているためかかなり粗いです。
でもまあ、絵なんてどーでもいい(笑)

エンディングや挿入歌も、これに負けず劣らず濃い歌が用意されています。
シナリオ・プレイ感
ゲームの方は、駅弁道を突っ走る弁太郎を倒そうと、聖上位同盟が数々の
刺客を送りつけてくるので、それを退けつつ各地の駅弁を求めて旅をする
一見マトモな内容です。

ただ、キャラクター達があまりにも濃いので(笑)、完全にバカゲーになり
下がっています(^^;

てゆーか、聖上位同盟って何だよ(笑)
# 人として間違った体位をこの世から駆逐するらしい(^^;

ストーリーは終始おバカな雰囲気で進みます。
弁太郎を倒そうと出てくる刺客も、もれなくおバカです(笑)

そして、その刺客と駅弁ファイトで戦います。…まあ、単なる駅弁の早食い
なんですけど…。単にマウスを連打して、途中でお茶をクリックするだけ(^^;
しかも、終わったときもボタンを連打していると、そのままメッセージを
読み飛ばしてしまうおまけ付き(^^; なんとかしてよ、この仕様…。

そして全ての刺客を退けて…おいおい、感動のエンディングかよ(笑)
まさかこのゲームをそうまとめるとは思わなかったな(^^;


プレイしていて思ったのですが、シナリオに結構矛盾がありますね。夜の
イベントを回避したのに起こったように話してたり、電車の外につまみ
出したのに電車の中から通信したり…。なんかちょっと気になりました。
プレイ時間・難易度
ゲームは全6章で構成されています。
ゲーム期間は…何日だろ? とりあえず全ての刺客を倒すまで。

ワンプレイは4〜5時間。ゲームのボリューム自体はそれほど大きいわけでは
ないのですが、メッセージがちんたら流れるのでプレイ時間はやや長めに
なっています。

難易度は比較的低め。エンディングの分岐は1度プレイすればだいたいわかる
と思いますし、駅弁ファイトはただひたすら連打してお茶が出てきたらそこを
クリックするだけですから、そーんなに難しくはないと思います。
まあ、マウス苦手の私でもクリアできるぐらいですから(笑)
ただ、どうしてもクリアできない場合、2回コンティニューすると無条件に
勝ったことに出来るというコマンドが出てきますので、それを選択すれば
勝ったことにして先に進めることが出来ます。このあたりは親切ですね。
総評
お奨め度ですが…駅弁好きな人はどうぞ(笑)
いや、だってそれ以外の人にどうやって奨めろと言うのですか(^^;

絵の方はかなり個性的で相当人を選ぶ、到底萌えと言える絵ではないですし、
シナリオの方はただひたすらおバカな展開が延々と続くだけで、山もオチも
意味もほとんどないですし…。
まあ、バカゲー好きな人にはお奨めしていいかも知れませんけど。

ただ、Hシーンはなかなか濃厚で、このあたりはチョコボール向井さん監修と
いうこともあって拘りが見られます。…全部駅弁だけどなっ(笑)
# あ、ごく稀に違うバリエーションがあります(笑)

あと1つ気になったのはシステム周り。私がプレイしていたとき、突然落ちた
ことが2回ありました。そして、キャラ立ち絵が残ったままになって、そのまま
ストーリーが進んでいくことが1回ありました。
ちょっとシステムの安定性に欠けますね。
まあ、それ以前にメッセージ速度を何とかして欲しいけど。

とりあえず、興味本位で突っ込むのはやめましょう。ダメージ受けます(笑)
プレイするならそれなりの覚悟をして望みましょう。駅弁魂を持って。


最後に、正常位、永遠なれ(笑)
# 聖上位の旗の下に集い(笑) ←アメリカに訴えられるぞ(^^;



ロビーに戻る  レビュートップに戻る