黒のオルフェス | |||
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ブランド名 | MISTYMOON | ジャンル | 女子寮管理アドベンチャー |
発売日 | 2001.08.10 | 定価 | \7,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(157x224x37mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 542.9MB+CD-DA=576.1MB、CD-DA3トラック CD-ROM原画集 : 91.2MB+CD-DA=127.1MB、CD-DA1トラック |
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原画 | 高野薫 | シナリオ | まどかあきら、ふらいふぃっしゅ、 三枝じゅんいち |
音声 | 女性フルボイス | ||
インタフェース | ほぼキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 16箇所 | 歌 | あり(1曲、ED) |
おまけ | CG鑑賞モード、回想モード、BGM鑑賞モード | ||
対象属性 | 女子寮、ミステリー、純愛、凌辱、眼鏡っ娘、着物、リボン、ストレートロング、赤髪、 中華娘、スパッツ、レオタード、ショートカット、オーバーニーソックス、緑髪、婦警、 ツインテール、お兄ちゃん、妹 |
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1プレイ時間 | 1〜2時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
交通事故で全治10日間の怪我を負った主人公の父。 主人公は、父の代わりに女子寮の警備主任代理をやることになる。 女性と話すのが苦手な主人公は、最初は少し気後れするが、次第に 責任感を覚えて仕事をこなしていく。そうするうちに、女子寮の女の子 達と親しくなっていき、女の子達の秘密を知ることになる…という話。 インタフェースは監視場所決定以外はキーボード操作OK。 事前にキーボード不可と聞いていたので、これはうれしい誤算。 監視場所決定もキーボードで出来るとありがたかったんですけど、 まあ特に問題ない感じ。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。 セーブ箇所は16箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。 歌はなしで、絵もキャラクター紹介のみですが。 キャラクターは以下の通り。 寮長の鬼見塚クマ子。怖いおばさん(笑) 事務長の六本木京香。お淑やかな和服美人。 しかしその本性は…。 寮生の九条院サヤカ。真面目で明るい眼鏡っ娘。 しかしその正体は…。 寮生の南ヶ原けい子。イケイケ風(死語)。 しかしその実体は…。 寮生の小宮咲かな絵。謎の中国人。←違う(^^; 拳法の達人。しかしその真の姿は…。 寮生の古実久留美。怪しげな宗教民族(笑) しかしその本来の姿は…。 寮長の娘、鬼見塚涼子。 絶対に実の娘ではないに違いない(笑) …こんな感じで、みんな謎があります(笑) #一部、誇張あり(^^; 絵の方は…パッケージとゲーム中の絵で全然イメージ違いますね(^^; パッケージの絵はシャープな線の大人っぽい絵なのに、ゲーム中では やたら丸っこい(^^; まあ、嫌いじゃないですけどね…。 # しかし、目がまん丸なのは…(^^; とりあえずかな絵萌え。けい子もいいかな。 声の方はイメージも合っていて問題ないレベル。 サヤカなんかは、最初は若干違和感を感じていたのですが、設定を 知って納得という感じですね。 システム的には監視場所選択型&選択肢決定型のアドベンチャー。 1日は6つのターンにわかれていて、それぞれ25箇所ある監視場所を 見て、怪しいところがあれば直接見に行く…という感じ。 何かありそうなところは人影が映っていたりするのですぐわかるの ですが、誰がいるのか間ではわからないので、実際に行ってみないと 何が起こっているのかは解りません。 実際にその場所を見に行くなどの行動を起こさない限り、監視は 何度でも行うことが出来ますので、全ての場所をカメラで見てから どこに行くのかを決定することは出来ます。まあ、誰がいるのか 解らない以上、結局行ってみるしかないんですけどね。 あと、主人公には体力のパラメータがあって、あまり休まずずっと 監視を続けていると、体力がなくなってしまうので、適宜休憩を とる必要があります。食事などを摂ることによっても若干体力は 回復します。 ストーリーは、監視を続けていると、女の子の様子がおかしいことに 気付き、それが何なのか気になって調べる…というちょっとミステリー タッチの展開になっています。 どの女の子も大抵秘密を持っていて、それがラストに繋がっていく という感じです。 ただ、イベントが非常に散発で、何も起こらない日があったりしますし、 そもそも25箇所もある監視場所から起こるかどうかもわからないその 女の子のイベントを探すわけですから、かなりの労力です。 とてもシナリオに集中できません。 そのシナリオにしても、徐々に秘密が明らかになって、最後に大きな イベントが起こるというタイプですが、イベントの数が少ないために 唐突に設定が明かされて、否応なしに巻き込まれるという感が強いです。 もうすこし、連続してシナリオを見せる工夫が欲しかったですね。 あと、キャラクターの説明も少なすぎ。 最後までプレイしても、いまひとつサヤカや涼子の設定が飲み込めません でした。すっごい設定がありそうな気がするのですが…。 # というか、涼子は設定変わってるし(^^; ゲーム期間は10日間。ワンプレイは1〜2時間程度。 プレイ時間は結構短め。どの時間に誰がどこにいるかさえ分かってしまえば、 1時間もかからないかも知れませんね。ほとんどが無駄足なので(^^; ただ、プレイ時間の割には、みょーに疲れます(^^; 難易度としては若干高め。全ての場所を確認してからどこを調べるかを 選択することは出来ますが、結局誰がいるのか解らないために行って みるしかありませんから。 お奨め度ですが、これといった特徴がないので、特にどういう人にお奨め というのは言いづらいです(^^; 純愛・鬼畜どちらも楽しめる作りになっているのですが、逆にどちらも 中途半端な印象があります。 シナリオは薄めで、ゲーム期間は10日ありますが、そのうち各ヒロインの イベントが起こる回数は1日にせいぜい1〜2回。ヘタすると何も起こらない 日もあります。そんな中を、1日6ターン、25箇所もの監視場所をチェック する必要があるわけですから、どうも報われません(^^; なんか。実際に監視員の仕事をしている気持ちになれます(^^; # それはそれで成功なのかも知れませんけど…。 まあ、ゲーム性は高いと言えますし、謎が徐々に明らかになっていく 謎解きの過程はなかなか面白いので、絵が気に入って、内容にも興味を 持った人にはお奨めできるかと思います。 ただし、若干根気と忍耐が必要ですが(^^; 最後に。「あなたって、鬼畜なんですね」(笑) |