お約束LOVE
ブランド名 林組 ジャンル お約束アドベンチャー
発売日 2001.06.29 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(152x216x30mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 Disk1 : 593.3MB、CD-DAなし
Disk2 : 651.6MB、CD-DAなし
原画 村上水軍 シナリオ 林保成
音声 主人公以外フルボイス、御影なつき、鮎川ひなた、涼森ちさと、比未子、天天
インタフェース ほぼキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 30箇所 あり(3曲、OP・ED・挿入歌)
おまけ CGモード、回想モード、音楽モード
対象属性 お約束、ラブコメ、学園物、純愛、緑髪、ポニーテール、ウエイトレス、黒髪、
ストレートロング、巫女さん、赤髪、リボン、ボブカット、眼鏡っ娘、ボクっ娘、
エプロンドレス、メイド、オーバーニーソックス、未亡人、裸エプロン、パンチラ、
カチューシャ、ボーイズラブ(爆)
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 7

レビュー
いつものように遅刻ギリギリで学校に向かう主人公。
すると突然占い師に話しかけられる。その占い師によれば、主人公は通常
1人1本しか持っていないはずの運命の赤い糸を5本も持っているという。
しかし5本とも非常に切れやすく、次の誕生日までに1本に絞らなければ
全ての糸が切れてしまい、主人公は一生ロンリーな生活を送ることになると
いう。誕生日まであと1ヶ月。なんとか運命の人を見付けるべく、主人公の
戦いが、今、始まる。占い師に売らない料として巻き上げられた5000円の
ためにも…という話。

…なんか、こう書くと結構真面目な話かとも思えるのですが、タイトル通り
お約束満載のラブコメです(笑)


インタフェースはほぼキーボードサポート。
メッセージ送りや選択肢決定はキーボードで可能なのですが、セーブ/ロードや
細かい設定はキーボードでは出来ないようですね。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。

セーブ箇所は30箇所。セーブ/ロードは随時可能です。


キャラクターは、以下の通り。

曲がり角でぶつかる少女、彩辻悠。ポニーっ娘。
ぶつかるときにパンをくわえていないのはちょっとポイント低め(笑)
転校早々お笑いキャラになるステキなヤツである。
世界を狙える蹴りを持っている(笑)
# 「ど、ドツキ漫才…」(笑)
##「んだとコラァ」(笑)

幼なじみの柳雛子。ストレートロングの大人しい娘。
実家が神社のため、巫女装束はお手の物(笑)
ちなみに、「お兄たま」などと言ったりはしない。
# それは雛子違い(^^;

クラスメイトの倉橋冥。眼鏡っ娘オタク娘(笑)
人の話を全く聞かないイタいキャラ(^^;
# 「メガネ、メガネ」(笑)

バイト先の店長、笹岡朋美。未亡人。酒乱(笑)

公園にいる謎の少女。正体バレバレだけど気付かないフリをして
あげるのがお約束ってやつですよね(笑)

親友の神崎薫。意外と胸板が厚い(笑)
ちなみに、神咲一灯流を使うかどうかは定かではない。
# 「崎」の字が違います(^^;


絵の方ですが、立ち絵はちょっと粗い気がしますけど、イベント絵は
綺麗ですね。雛子の横顔がすっごい可愛いのが印象的でした。

ただ、マニュアルやパッケージの絵は、印刷の関係か、本編の絵より
ちょっと魅力が落ちるような気がしました。
なので、パッケージの絵は多少割り引いて考えておきましょう。

声の方は、みなさんキャラクターのイメージにぴったりで、演技の
方も全く問題なし。薫の声に付いては言わぬが花でしょう(笑)


システム的には選択肢決定型のアドベンチャー。

ゲームは5日ごとに章立てられていて、各章にはオープニングとエンディングが
付いています。

オープニングはアニメーションですが、なかなかにアレな歌です(笑)
もう少しで立派な洗脳ソングになれたと思うのですが(笑)
絵の方は歌にばっちり合っていて、それほど動いているというわけでは
ないのですが、描き下ろしの絵もあったりしてなかなかいい感じです。

エンディングはちょっとしっとりめの歌ですが、でも未来に希望を持たせる
ような広がりのある曲で結構好きかも。

あと、エンディングの前に次回予告があり、次のストーリーとヒロインが
誰だかわかるようになっています。

エンディングの後には好感度天気予報があり、各ヒロインの好感度が
一目でわかります。

他にも、アイキャッチに中CMまであったりして、完全にテレビ番組です(笑)

ちなみに提供も付いているのですが、なんと、よそのメーカです(笑)
ゲーム中に他のメーカの作品CMが入るってのは珍しいですね。
しかもこのCMが結構面白かったりします(笑)

エロゲーの未来を妄想する、林組(笑)
# なるーの大冒険、やってみてー(笑)

ちびキャラといえばいくたたかのん(笑)
# 千葉は世界の中心らしい(笑)

いちご打のCM。「さっぱりわからないCMですねぇ」(笑)
# 魔女狩りのエキスパート、林組(笑)

ほかほか混ぜご飯ブランド、LiLiM。…意味不明です…(^^;
# 「好評発売中!! …のハズ」(笑) ←弱気だ(^^;

しかし、BLACK PACKAGEのスペルが間違っているのはヤバいのでは…(^^;


ストーリーの方は、基本的にドタバタラブコメで進みます。
内容は、お約束とギャグの連発です(笑)

主人公の隣の席の奴は、1ヶ月ほど前に「私はアイドルになるのよ!!」とか
言って中退したらしい(笑)
# その後どうなったのか気になりますが、ちょっと売れてすぐ売れなくなって
# 脱ぐのがお約束ですかね?(^^;

メイド戦士シグマリオン…(^^;
「シグマリオンって深夜2時半からやってるんだよ。だ〜れが見るかっつの」(笑)
# マニアを侮ってはいけない(笑)

ムービーと強制イベントばかりでタルイ、続編が出るごとにクソゲー度が
上がっているゲームって…(^^;
# ヤツだ。ヤツしかいない(笑)

しかし、今どき目に入ったゴミを取っているところをキスシーンと間違える
なんてネタ、ありか?(笑)


とりあえず、第一印象で気に入った冥一直線でゲームを進める。
しかし途中で朋美さんと関係を持ってしまい、気付けば私の隣にいたのは
雛子だった。めでたしめでたし。………何故っ!?(^^;
てゆーかっ、冥なんてほとんどカケラも出てこなかったぞっ(^^;
# つーか、俺はお前が漫画を書いてるなんて知らんわっ(^^;

でもまあ、雛子ちゃん萌え〜(爆) ←ダメ人間(^^;
めっちゃくちゃ可愛いし〜。ああっ、雛子ラブっ(爆)
雛子ちゃん、めちゃめちゃええ娘や(T_T)
ということで、萌えキャラは雛子に決定〜。巫女さんだしっ(笑)

悠も結構可愛いんですけどね。ちょっと蹴りが痛かったので(笑)
# マスター、あんたはいったい…(^^;

逆に、第一印象で気に入っていた冥は、人の話を聞かないウザいヤツ
でした(^^;

しかし、あれだけ途中ずっと出てきてた朋美さんをほったらかしかい(^^;
結婚して一緒にペットショップやろうとまで言わせたのに…。
# 主人公って、かなり酷いヤツでは(^^;

何人ものヒロインとの関係が同時に進行するのは面白くていいのですが
(私は最高3人まで同時に進んだ(^^;)、誰か1人に絞ったときの他のキャラに
対するフォローがもう少し欲しかったですね。

他にも、若干イベントの矛盾点が見受けられました。
先述した冥と全然逢ってないのに同人誌がどうのという会話があったり、
「そういえば薫のヤツが公園に行ってみろって言ってたっけ」…言ってない。
そんなこと。一言も(^^;

さらに、誤字がちょっぴり気になったりと、ちょっと詰めが甘いというか、
勿体ないなぁという印象がありました。

まあ、ゲームの方はテンポも良くて、ストーリーもコミカルで楽しいので、
そーんなには気になりませんでしたけど。


あと、このゲームのメインテーマである「お約束」ですが、単に「定番」という
だけでなく、本来の意味の「約束」も含んでいるんですね。
このあたりはなかなかうまいな、と思いました。

最後はちょっとほろっとしましたね。そーんなに感動するほどではありません
でしたけど。


ゲーム期間は1ヶ月。5日ごとに章立てられていますので、全6章というのは
想像に難くないですね(笑)

ここで1つ気になることがあります。ヒロインによっては、かなり早い段階で
結ばれて、それ以降何度もお当番があるキャラがいます。
1ヶ月の間、何度もお当番があって、しかもそのたびに中で…というのは、
かなりヤバいような気がするのですが…(^^;
# 妊娠しないのもお約束ですか?(^^;
##というか、むしろたった1回でも妊娠するのがお約束というヤツでは?(笑)


ワンプレイは3〜4時間。まあプレイしやすい長さではないでしょうか。
ゲームはテンポよく進んでいきますので、長さは感じませんでした。

難易度は低め。かなり浮気なプレイをしてもハッピーエンドになります(笑)
逆に、誰のルートにも入らないようにする方が難しかったりして(^^;
# たまーに狙ったキャラ以外のエンディングに入ったりはしますが(笑)


お奨め度ですが、明るく楽しい純愛ラブコメが好きな人にはお奨め。
主人公は自分の欲望に忠実で、据え膳食わねば精神の持ち主ですが(笑)、
内容は基本的に純愛で、必ずハッピーエンドになるという感じですね。
なので、安心してプレイできます。
# 一部「純愛か? それは」と思うキャラもいなくはないですが(笑)

ちょっと主人公の個性が強いので、感情移入はし辛いかも知れませんが。
まあ、主人公の性格も基本的にはお約束なので(笑)

ただし、あんまり壮大なストーリーとか、深い設定とか、感動とか、そーいう
のは期待してはいけません。確かにストーリー性はそこそこありますし、
設定もそれなりにちゃんとしてますし、最後にちょっとほろっとするような
演出があったりもするんですけど、基本的にコメディなので(^^;
# 一番笑えたのはCMという気がしないでもないですが(笑)

最後に。誰か、薫のあのパンツ、突っ込めよ(^^;
# 誰一人として疑問を抱かなかったのか?(^^;



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