疾風怒涛!!
ブランド名 ゾンビーズ・パラダイム ジャンル 迅速解決RPG
発売日 2001.01.26 定価 \6,800
パッケージ 紙製パッケージ マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 111.1MB+CD-DA=291.6MB、CD-DA10トラック
原画 むつきすずめ シナリオ Saiki
音声 なし
インタフェース ほぼキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 10箇所 歌 なし
おまけ 青春な追憶(イベント回想)
対象属性 メイド、ショートカット、猫耳、尻尾、猫娘、長耳、ストレートロング、巨乳、お姫様、
ボブカット、お姉さん、お下げ、凌辱、リボン、赤髪、眼鏡っ娘、触手、スライム、
お兄ちゃん、ロリ
1プレイ時間 6〜8時間 お奨め度 5
レビュー
マニュアルはA5サイズのブックタイプ。


インタフェースは基本的な操作はキーボード可。
ただし、選択肢決定はキーボードに対応していないっぽいですね。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。
特筆すべき点は、Windowモードの時もWindowの枠がないことかな。
640x480の画面がそのまま表示されている感じ。

動作の方は比較的軽快なのですが、移動の時のキーリピートの効き
始めが遅くて、1歩目を踏み出してから2歩目以降を踏み出すまでに
若干のタイムラグがあって、ちょっと気になりました。

セーブ箇所は10箇所。まあさほどセーブ/ロードが必要なゲーム…だとは
思いますが(笑)、1箇所を使い回せばいいと思うので数はそれほど必要
ないので充分ですね。

セーブはイベントシーン以外は随時可能ですが、問題はロード。
ゲーム中ではイベントシーン以外では随時ロード可能なのですが、ゲームを
開始したときにタイトルメニューからロード出来ない(^^;
一度最初からゲームを始めて、そこからロードしないといけないという…。


ゲームの方は、成人を迎える主人公。王となるためには強くなければ
ならないということで、武者修行の旅に出る…という、至ってシンプルな
内容。ちなみに、悪の親玉を倒すとか、そんな崇高な目的はありません(笑)


システム的には2Dクォータービューのマップ移動型RPG。
移動はマウス・キーボード両対応ですが、マウスだとなんかやたら移動量が
多いような気が(^^;

戦闘ですが、敵は1体のみで複数が同時に出てくることはありません。
戦闘メニューは攻撃と逃げるだけという、至ってシンプルな設計。
アイテムの方は戦闘中でも使えますが、回復系のアイテムが戦闘中には
使えないという鬼畜い仕様(^^;
戦闘中に回復を行うためには、リカバリーの魔法カードが必要です。

このゲームで特筆すべき点は、武器・防具には固有の耐久度があって、
一定回数使用すると壊れて使えなくなってしまいます。
修理したり、鍛えて強くしたりする事も出来ません。
完全に使い捨てで、愛着も何もありません(笑)
# ダンジョンで拾った特殊武器まで使い捨てです(^^;

ですので、常に残り耐久度に気を配り、予備は必ず持っておきましょう。
ダンジョンの奥深くで、武器・防具が壊れてなくなってしまうことは、死を
意味します(^^;

幸い持てるアイテムの数には上限がなさそうですから、所持金の
許す限り予備の武器・防具を持ち歩いておきましょう。
# 防具を10個も20個も抱えて歩いている姿を想像すると、間抜けを
# 通り越して感動すら覚えそうですね(笑)

それと、このゲームは戦闘中でも自由に武器・防具の持ち替えが出来ます。
なので、強い武器を装備しているときに弱い敵が出てきたとき、その武器を
使うと勿体ないなーと思ったら、弱い武器に持ち替えて攻撃することが可能
です。ですので、敵に合わせた武器・防具を使用することによって、ある
程度無駄を省くことが出来るでしょう。
# すっごいセコいですけどね(笑)

しかし、武器はともかく防具も持ち替え可能というのは、考えて見ると
スゴいと思う(^^;
# 戦闘の真っ最中に、敵の目の前で鎧を着替える主人公(笑)
##しかも、ターンを消費しないという(^^; もしかして、敵は呆れて
##攻撃してこないのだろーか(笑)


絵の方はちょっとクセを感じますが、許容範囲。むしろ好き。アイリ萌え(笑)
リンデもとりあえず押さえてえかないとねっ☆
# メイドだし(笑)

ただ、RPGにしてはキャラ数が少なすぎるような気がする…。
あからさまに1章1キャラだし(笑)


ストーリーは章立てて進んでいきます。各章の最後には一応ボスがいて、
そいつを倒せば次の章に進める…という流れです。

ちなみに、章が始まった時には既に主人公は話に巻き込まれていて、
問答無用でダンジョンに放り出されます。拒否権はありません(笑)
なので、ストーリーは完全な一本道になっています。


ダンジョンにいくつか謎があったりするのですが、基本的にマップを
全て歩けば自然と解決されていきますので、それほど詰まることは
ないでしょう。レベルの方も、マップ内を全て歩き回っていれば
自然とほぼ必要なレベルまでは上がります。ちょっとレベルが足り
ないなーと思ったら、マップの最初の方に戻って敵を倒しまくって
いれば、すぐにレベルは上がりますし。

ちなみに、何故マップの最初の方に戻るかというと、奥の方の敵も
最初の方の敵も得られる経験値やお金に大差がなく、最初の方の
敵なら比較的弱い武器で、少ないターン数で倒せますので、無駄な
武器・防具の消費を防ぐことが出来るからです。
# てゆーか、奥の方の敵はいちいち倒すだけ無駄(^^;
##とっとと逃げるのが吉(笑) めちゃくちゃ硬い敵もいますからねぇ。

ただ、かなりレベルを上げても各章のボスはなかなか力押しでは
勝てないので、アイテムを駆使して戦いましょう。

一定時間防御力を上げて敵の攻撃を防ぐことの出来るシールドの魔法
カードが値段も安くていいのですが、このカードはあくまで防御力を
上げるだけで敵からの攻撃は受けます。つまり、防具の耐久度は
下がります。

一定時間敵を止めて一方的に攻撃することの出来るタイムのカードなら
その心配はないのですが、シールドのカードと比べて倍の値段ですので
どちらを使うかは難しいところですね。


ゲームは全4章+αで構成されており、ワンプレイは6〜8時間程度でしょうか。
シナリオが一本道ですので、イベントの見逃しさえなければ、1回のプレイで
コンプリート可能です。


お奨め度ですが、手軽にRPGを楽しみたい人にはお奨め。
マメなレベルアップとか、複雑な謎とか、あっちこっち歩き回って
アイテムを探したりとか、そういう作業はほとんど必要ないので、
RPGが苦手な人や、RPG初心者でも安心してプレイできるでしょう。
# 武器・防具の耐久度にさえ気を付けていれば(^^;

逆に、本格的なRPGを楽しみたいという人には向きません。
ジャンルにも書かれているとおり、ホントに迅速に解決してしまう
RPGですので(笑)
# 主人公はモンスター相手には無敵らしい。
##…その割には逃げまくってましたけど(笑)

あとは絵が気に入った人ですかね。ただ、イベントの数は1章につき
1〜2つ程度ですので、あまり過度には期待しないこと。
…てゆーか、イベント少なすぎ(^^;

イベントにしてもそうですが、そもそも全4章+αで、1回クリアすれば
おしまいという感じですから、ちょっとボリューム不足を感じますね。
まあ、値段が比較的安いので、そこから考えるとこんなものなのかも
知れませんけど。

まあ、あまり深いことを考えずに手軽にRPG気分を味わえますから、
たまにはこんなゲームもいいかな、と。


あと、私は修正ファイルを入れてプレイしたのですが、宝箱を開け
ようとするとデバッグウインドウが出てきて止まる所が一箇所だけ
ありました。あの宝箱の中には何が入っていたのか、気になります(^^;
# その後にリリースされた修正ファイルで解消されたようです。


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