トリコロール | |||
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ブランド名 | PL+US | ジャンル | 恋愛デジタルノベル |
発売日 | 2001.04.27 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(164x218x32mm) | マニュアル | ブックレット |
DISC容量 | 163.0MB+CD-DA=592.1MB、CD-DA21トラック | ||
原画 | 八葉香南 | シナリオ | 青山拓也 |
音声 | なし | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 80箇所 | 歌 | あり(1曲、ED) |
おまけ | CG MODE、MUSIC MODE | ||
対象属性 | 感動、純愛、ギャグ、萌え、癒し系、ロボット、アンドロイド、ストレートロング、 お兄ちゃん、白衣、お姉さん、ボブカット、ショートパンツ、オーバーニーソックス |
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1プレイ時間 | 3〜4時間 | お奨め度 | 8 |
レビュー |
小さめの標準的なパッケージ。ちょっと横幅がデカいかな? 「ミツワエレクトロニクス ヒューマノイド開発2課主任 岩橋 忠信 ロボット工学の権威 岩瀬博士は語る」 …岩橋? 岩瀬? どっちが正解なんだ(^^; マニュアルはブックレット。 絵の方は結構萌え…なんですが、マニュアルのキャラクター紹介は、無理矢理 サイズを縮小しているためか、かなり粗い(^^; 線が途切れ途切れ…。 キャラクター、真珠と朱鷺乃と藍って同一人物なんですよね(^^; ということで、波璃萌え(笑) # 3人の中では朱鷺乃が一番かな。 インタフェースはフルキーボードサポート。選択肢でのカーソルの動き方が ちょっと気持ち悪いけどね(^^; 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快。 セーブ箇所は80箇所。…そんなにいる?(^^; まああって困る物でもないけどさ…。 セーブ/ロードは随時可能です。 メッセージ速度調節は出来るんですが、高速にしても一瞬で表示される わけではないので、ちょっとストレス溜まるかも。 まあ、メッセージ表示中にキー(ボタン)を押せば最後まで一気に表示 されますし、もし読み飛ばしてしまってもメッセージ履歴表示が可能 ですから、まああまり問題はないかも。 ゲームの方は、ある日突然主人公の元に届いたデカい段ボール。 それは主人公の父、岩瀬忠信から送られてきた物だった。 そしてその中にはなんと女の子が入っていた。 その女の子は父親の会社で作ったアンドロイドで、一ヶ月の間経験学習 として面倒を見て欲しいとのことだった。 しかしそのアンドロイドには、3つの人格が宿っていたのだった…という話。 よーするに、1粒で3度美味しいアンドロイドの話(笑) システム的にはメッセージ全画面表示型のノベルタイプ。 キャラクターはアンドロイドの真珠(しず)。 ボケボケでおっちょこちょい。 真珠の別人格で、賢いおねーさんタイプの朱鷺乃。 大雑把な性格が素敵です(笑) 同じく真珠の別人格で、無口で物静かな藍。 まるでロボットみたい(笑) 1年前に知り合った神群波璃。主人公とただならぬ関係(笑) 父親の研究を手伝っていて真珠のメンテナンスも担当してくれる 深澤香澄。飲むと壊れる(笑) 真珠との相手をしてくれた三輪紫苑。律儀で丁寧。 彼女にはある秘密が…。 絵の方はなかなかいい感じ。最初は波璃萌えだったんですが、 プレイしてみてやっぱ真珠萌え〜(爆) 朱鷺乃もけっこー好きなんですが。 # つーか、真珠と朱鷺乃と藍って、基本的に顔一緒ですけど(^^; 「俺は別にセンター試験を受けるわけでもないし」…それって、主人公は 高校生ってこと?(^^; # まあ、他のキャラはアンドロイドだったりおねーさまだったりするので # 問題はないか(笑) ストーリーの方は、前半は真珠がやってきて、真珠にいろいろな ことを教えるというドタバタストーリーが続きます。 これでもかと言わんばかりのギャグの応酬(笑) 「巨大ロボットを操れるとか、掃除が大好きだとか、変な道具を出すとか、 ドリルが付いてるとか」…それがロボットらしいのか?(^^; # 「あの…よく解りませんけど…なんだか偏見に満ちているような気がしますぅ」 # …真珠、キミは正しい(笑) ##「馬鹿野郎! だいたい今のマニアはそれくらいじゃ納得しないぞ!? ## これからは変形合体くらいは標準装備してないといけないんだ!!」(^^; 真珠用に父親から贈られてきた衣装。ナース服にぶるまぁ。 「親父、アンタ道を間違っちまったよ」(笑) 「タイ○ースは弱いのにどうして人気があるのかだの、変身中に攻撃したら なんで駄目なんですかだの、本吉新喜劇はどうして毎回同じギャグで 笑うんだ、だの」…真珠、そんなこと聞いてどうするんだ(^^; # ノリツッコミをマスターするにはカンサイで10年は修行しないといけないらしい(^^; 数学が役に立つ八百屋。「(X+100)(X-100)=0で、Xが大根の値段やねん」 …そんな八百屋ない。っていうか、あったら俺が潰す(笑) 「苦悶する道隆さんを肴に、午後の優雅なひとときを過ごそうかと思って」(笑) …真珠イケてます(笑) 「博士も何事も適当に考えるのが良いって言ってましたよ」 この研究、絶対失敗すると思う。(笑) 日本人は年に1回は花見に行ってどんちゃん騒ぎをしないと気が狂うらしい(^^; こんな感じの漫才でストーリーは進んでいきます。かなり笑いました(^^) そして後半、真珠の3つの人格に絡んだ話や、真珠が実験用のアンドロイドで あることから来る話など、ちょっと重いシリアスな展開になり、そして最後は… という展開。 はっきり言って、泣きました(^^; 特に真珠シナリオは、話の先は読めるんですけど、それでもやっぱり 泣けるんですよねぇ。私、基本的にこーいう話好きなので(^^; とにかく、キャラクターの描写が素晴らしいですね。 1つの身体に3つの人格が入っているわけですが、それぞれの性格付けが はっきりしていてあまり混乱することもないですし(ワザと混乱させようと するイベントなんかはありますけど(笑))、それぞれの人格が持っている 悩みや夢を上手く描いていると思います。 サブキャラの香澄さんや紫苑もすっごいいい味を出していて、うまく シナリオに絡んできていますし。 ただ、波璃は最初すっごい好きだったんですが、話の途中でどんどん 嫌な奴になっていき、最後には出てこなくなるという、滅茶苦茶扱いの 悪いキャラになってしまいましたが(^^; # なんて不憫なキャラ…(^^; 唯一の問題は、サブキャラ個別のエンディングがないことですかねぇ。 みんなヒロインを張れるぐらい個性的なキャラクターなんですから、 個別エンドがあっても良かったんじゃないかな、と思いました。 てゆーか、私は最初、波璃ばかりおっかけてました(爆) あと、最後の方で誤字が目立つのはちょっとマイナスですね。 せっかく盛り上がっているところでとんでもない誤字があったりすると、 ちょっと醒めてしまったりしますので…。 ゲーム期間は1ヶ月強かな? ただ、イベントのある日だけをプレイする ような感じですので、実質プレイするのは数日だけです。 1プレイは3〜4時間。手頃でプレイしやすい長さでしょう。 プレイ中は完全に感情移入していたので、全く時間が気になりません でした。ですので、もうちょっと長くても問題ないかも。 ただこのゲーム、エンディングが3つしかありません(^^; 基本的にノベルで選択肢の数も少ないですし、難易度としても 低いですから、ボリュームという面ではちょっと物足りないかも 知れませんね。 お奨め度としては、パッケージを見て、萌えたらいっとけ(笑) アンドロイド物の王道とも言えるストーリーで、あまり捻りもありま せんから、そういう話が好きな人には大お奨め。 キャラクターも活き活きしてますし、真珠はかなり萌えるので(をい)、 純愛物・ロボット物に拒否反応のない人にならお奨め出来るかと思います。 ただ、ワンプレイが短めでエンディングも少なく、ボリュームという 面では物足りなさを感じるかも知れませんので、大作志向の人には 向かないかも知れません。 あと、音声ないのが勿体ないという人が多いですけど、私は元々音声が 無くても気にしない人間ですので問題なし。 音声至上主義な人はお奨め度から1引いといてください。 最後に。真珠萌え〜(爆) |