Trois -トロワ- | |||
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ブランド名 | Remain | ジャンル | ドタバタズッコケハートフルスーパー ダークアドベンチャー |
発売日 | 2001.10.05 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(169x232x41mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | Install Disc : 307.4MB、CD-DAなし Data Disc : 611.6MB、CD-DAなし Music Disc : 57.9MB+CD-DA=463.8MB、CD-DA24トラック |
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原画 | KEG | シナリオ | さとぴぃ、鷹乃一生 |
音声 | 女性のみフルボイス、カンザキカナリ、原西きひろ、春野日和、春野ゆきね | ||
インタフェース | ややフルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 25箇所 | 歌 | あり(4曲、OP・ED・挿入歌) |
おまけ | CG鑑賞、音楽鑑賞、シーン回想 | ||
対象属性 | ギャグ、バカゲー、純愛、ダーク、凌辱、学園物、妹、お兄ちゃん、赤髪、幼なじみ、 触角娘、ドジっ娘、緑髪、ボブカット、エプロン、スクール水着、巫女装束、黒髪、 ストレートロング、ストッキング、ガーターベルト、妖精、魔法少女、さいたま(笑) |
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1プレイ時間 | 1〜3時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
時間・場所・登場人物は同じだが、少女達の持つ特殊能力のどう捉えるかに よってストーリーが分かれるオムニバス形式のアドベンチャーです。 ジャンルを見ていただければ判るとおり、いろんな要素が詰め込まれています。 というか、このジャンル、もはや訳わかりません(笑) # 大宮市廃止記念作品(笑) マニュアルはオールカラーでいいですね。 「どうしても動かなかったらニューマシン買いなさいよ」…(^^; あと、初回特典で超能力覚醒フィギュアが付いてます。 …金色の招き猫はるの?(^^; しかも自転車操業って…。 これで超能力が覚醒するのだろーか…(^^; まずインストール。このゲームはCD3枚組で、Install Disc・Data Disc・ Music Discとあるのですが…まさかMUSIC DISCまでインストールに 使うとは思いませんでした(^^; あと気になったのが、Install Discにはあおばの絵が、Music Discには みらいの絵が描かれているのですが、Data Discには誰も描かれていません。 …普通に考えたらななりの絵が描かれていそうなもんなんですけどね…(^^; そして、ゲームを起動するとオープニングが流れます。 …度肝抜かれました(笑) 最初の歌詞が「さいたまけんにかくされた」(笑) どんなオープニングやねん(^^; 絵も歌もめちゃめちゃイケてます(笑) このゲームは3つのストーリーに分かれていて、そのそれぞれにオープニングが 付いているのですが、それがまとめて流されるのでちょっと長めですね。 最初のは度肝抜かれましたけど、他の2つは落ち着いていていい感じ。 インタフェースはややキーボード操作可(笑) メッセージ送りや選択肢決定、セーブメニューの表示なんかはキーボードで 出来るのですが、タイトルメニューやセーブメニューの決定がキーボードで 出来ないと言う中途半端な仕様(^^; 詰めが甘かったですね(笑) まあ、普通にゲームする分にはさほど気になりませんけどね。 既読スキップ、強制スキップ、メッセージ履歴も完備されてます。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快。 エフェクトなしの設定などもありますし、このあたりは問題なしですね。 セーブ箇所は25箇所。それほど選択肢の多くないゲームですので、数と しては充分でしょう。セーブ/ロードは随時可能です。 キャラクターは以下の通り。 天沼あおば。一途でキュートでダイナマイトバディでおしとやかで上品な メインヒロインの幼なじみ(笑) # 説明的な、しかも都合良く脚色されたセリフ(笑) ##「お、お前…全国3億人の幼なじみファンを敵に回したぞ」…そんなに ##いるのか、幼なじみファンとやらは(笑) あおばの親友、中川ななり。触角ドジっ娘(笑) イナゴが一番の好物らしい(^^; Aカップ以下。測定不能(笑) # 「尻から手ェ突っ込んで奥歯ガタガタいわすわよ!」 # 「そんなのむりだよ〜。腸のところで引っかかるよ〜」…(^^; ##「それに、手にラフレシアみたいなにおいついちゃうよ〜」(笑) ファミレス・ロムレでアルバイトをしている宮前みらい。貧乏(笑) お金がないので学校にも行っていないらしい(^^; # 最も扱いの酷いキャラのような気がする…。特にファンタジー編(^^; ##ただし、スクール水着や巫女装束など、サービス精神旺盛な娘でもある(笑) 主人公の妹、蓮沼はるの。お兄ちゃんキャラ。蛇好き(^^; # 「お兄ちゃんが毎年夏と冬に行くイベントより空いてるよ」(笑) お隣のお姉さん、佐知川さくら。主人公とは知らない仲じゃないらしい(笑) # 26歳(笑) 絵の方は可愛いですねー。ちょっと顔に起伏というか丸みが少なくて 能面に見えたりもしますが、私は気にしません。むしろ良し(笑) ということでななり萌え(爆) あと、立ちキャラの表情が感情に応じてころころと変わるのは見ていて 楽しいですね。 声の方もキャラクターに合っていていい感じ。 演技の方も全く問題ないでしょう。 「あんたはボイスがないから発音できるんだろうけど、私はちゃんと声優さんが 喋ってるんだから、不可能な発音させないでよね」…それをゲーム中のキャラが 言うのはどうだろう(笑) ちなみに、はるのだけキャスト非公開になっています。 …まあ、多くの人は聴いたら誰だかわかると思いますけどね(笑) 音楽はまあ並かな。ゲームの雰囲気にはとけ込んでいると思います。 エンディングは各シナリオごとに用意されていますしね。 # オープニングのあの歌の印象が強すぎ(^^; システム的には選択肢決定型のアドベンチャー。 …まあ、中には選択肢のない話もありますが…(^^; ゲームを起動すると超能力編、ファンタジー編、魔女編の3つから1つ ストーリーを選んでプレイする形になります。 どのストーリーも場所や時間、登場キャラクターは同じなのですが、 不思議な力の設定が「超能力」「妖力」「魔力」と異なっています。 まずは超能力編をプレイ。…びっくりしました。 私、このオープニングはシャレだとばかり思っていたのですが、まさか ホントに内容を表していたとは…(^^; ということで、内容はバカ。すっげーバカ(笑) パロディ・ナンセンスギャグが山盛りです。というか、それしかないです(笑) パロディは若干年齢層高めな気もしますけどね(^^; 「みんなの元気を少しずつわけてもらってるからね〜」 「フリーザでも倒すつもりかよ」…うっわ、実名ですか(笑) Z80の100倍の能力のコンピュータ。…それって凄いのか?(笑) # 今のコンピュータって、Z80の何億倍でしょうね(笑) 「悪! 即! 斬!」「さいと〜」…あおばは牙突でも使うのですか(笑) 「お子様達には判りませんわ。オオカミ少年ケンの魅力は」「お前のが 一番マイナーだぞ」…メジャーだと思いました…(^^; # 坂上次郎のおかげで飛べるらしい(^^; そして、ゲームのシステム自体をネタにしたギャグも多いですね。 「幼なじみが朝になったら起こしに来るイベントは必須だろ!さっきフラグ 立てておいたし」…いつ立てたんだ? 選択肢無かったぞ?(^^; 「頭がいいのはエロゲーの主人公特権だから、みんな諦めてくれ!」…たまに 極端にバカなのもいます(笑) 「背景にはそんなに人はいないが、実は込み合っている」…手抜きの言い訳?(^^; 「昨日と同じCGに見えるが、同じシチュエーションだから仕方がない」 …なかなか開き直ってます(笑) 「今日はイベントCGが出ない日なんだ。遊びに行っても立ちキャラとテキスト だけだし」「俺はななりちゃんとしばらく話した。だが、どうやらイベントCGは なさそうだった」「ユーザーがななりちゃんメインの選択肢を選ばないと、この ルートには入れないようになってるから」…などというとても親切な解説も 付いています(笑) # 「立ちのグラフィックもな無いクセにいちいちこまけーんだよ」(笑) ##「こんなイベントCGいらねーーー!!!」(笑) あと、あおばがプロレス好きということで、プロレスネタも多いですね。 さわやかな朝の目覚めは、ダイビングヘッドバッドから(笑) 幼なじみフライングヘッドバッドのフラグが立っていたらしい(笑) # 「じゃあ明日はセントーンにするわ」(笑) 「かんせつ…」「サブミッション?」…どうしてもそっちに持っていくのね(笑) 他にも、エメラルドフロージョンやらSTOやらという単語が飛び交います(笑) 「あおばっていつもはガサツだけど根は凶暴なんだ」…フォローになってない(^^; 「ごめん、これ以上は無理だよ」…フォローの才能のない主人公(笑) # 「あおばなら素手で熊を撲殺しそう」(笑) さらに、「なるほど。シモネタでしか笑いが取れないのか。だから2ちゃんで ボロクソ言われるんだ」などという危険きわまりないネタもあったり(^^; # これをネタに吊されるぞ(^^; トドメに「しかし、ユーザはソニックシティのような地方ネタはわからんのと 違うか?質問が来たらどうするんだ?」「説明書のユーザサポートに、ゲーム 内容の質問は受け付けないと書いてありますから大丈夫です」…ローカル ネタで、しかも突っ込み不可ですか…(笑) 終始こんな調子で進んでいきます。そして最後はもはや理不尽としか言い ようのない展開になって(笑)、そのまま勢いでエンディングに(^^; そーんなに大笑いというほどではないですが、まあこれだけ数があるので いくつかヒットするネタもありましたから、結構楽しめました(^^) 「何で?」「どうなったの?」などという疑問を抱いてはいけません(笑) ただ、人によってはくどいと思うかも知れませんね(^^; # しょーがないじゃん。そーいうゲームなんだから(笑) 続いて魔女編をプレイ。超能力編とはうって変わってシリアス&ダークな展開。 ほとんど救いのないストーリーで、私にはちょっとキツかったです…。 # 特にあおば(T_T) ところでこのシナリオ、選択肢が1つも無かったような気がするのですが(^^; # 2回目のプレイからは出てきますけど。1つだけ(笑) そしてファンタジー編をプレイ。…どこがファンタジー?(笑) そもそも舞台は全て同じ所ですから、ファンタジーも何もあったもんじゃない(笑) まあ、設定としてはファンタジーということなんでしょうけど、それにしては みらいの設定はあんまりです(笑) 話としては純愛ストーリーという感じでしょうか。一番萌えられるかも。 ゲーム期間は7月14日の火曜日から始まって、シナリオによって違いますが、 だいたい1ヶ月弱。 ワンプレイはシナリオ1つあたり1〜3時間というところでしょうか。 超能力編が一番長かったかな。選択肢も多いしね(笑) 難易度は低め。というか、超能力編以外はロクに選択肢も出てこないような 状態なので、どこで悩むんだって感じですけど(笑) ただ、超能力編のおまけエンド(?)は気付かない人がいるかも。 お奨め度ですが…非常に難しいです(^^; ギャグ・シリアス・ダーク・純愛・萌えといろんな要素が詰まっているので、 幅広い人にお奨めできるような気もするのですが、そのどれもがツボに 入らないとあんまり楽しめないという人を選ぶ部分もありますので…。 とりあえず、絵が気に入って、この作品のノリが好きな人にはお奨め 出来るかな。 同じ場所・時間・キャラクターで、不思議な力の設定を変えただけの ストーリーを3つ並べてその違いを楽しむというコンセプトは面白いと 思うのですが、基本的にベースが同じなので何度も同じシナリオを 読んでいるような気分になって、次第に飽きてくる可能性があるのが ちょっと辛いですね。 3つのストーリーも、それぞれには繋がりが全くなくて、分ける意味というのが あまりないように思いました。ぶっちゃけた話、最初は全部同じ所から始めて、 最初の方の選択肢でどの設定になるかを決めて進めるような形でも、特に 問題はないような気がします。シナリオを分ける意味というのがもう少し 欲しかったですね。 3つのストーリーを見終わったら、最後にまとめの話が始まるとか。 3つの異なる要素を持った話を作ったのはいいけど、どれもプレイする人を選び、 ツボに入らないと今ひとつ楽しめないという中途半端な状態になってしまって いるような気がして残念です。まあ、ツボに入ればかなり楽しめますけどね。 # 少なくとも、バビル2世は知っていないと根本の部分がわからないかも(^^; 私は元々ギャグに期待して買ったので、超能力編は期待通りの出来でした。 ただ、魔女編でかなりヘコみましたけどね…。 最後に。「おはっよ〜」では流行語大賞を取れないと思う(笑) # 発音しづらいわっ(^^; |