宴〜憂いの館〜 | |||
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ブランド名 | BELL-DA | ジャンル | 館探索AVG |
発売日 | 2001.06.22 | 定価 | \7,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(151x216x32mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 340.7MB、CD-DAなし | ||
原画 | 八月薫 | シナリオ | 櫻塚守 |
音声 | 女性のみフルボイス | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | なし |
おまけ | 音楽モード、CGモード | ||
対象属性 | 館物、推理物、ミステリー、凌辱物、金髪、ロリ、ストレートロング、未亡人、黒髪、 お兄ちゃん、オーバーニーソックス、眼鏡っ娘、ボブカット、ストッキング、女王様、 赤髪、露出狂、ボンテージ、メイド、エプロンドレス、レズ |
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1プレイ時間 | 約3時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
官能小説家(エロ小説書き(笑))をやっている叔父が失踪した。 その知らせと共にその叔父の館に来るようにという手紙を受け取った 主人公は、夏休みの暇つぶしにとその館に赴く。 そして、叔父が残した「憂いの館の虜人を見付けた者に全財産を譲る」 という手紙を受けて、主人公は館の中を調査する。そして主人公は、 この館の真実を知る…という、典型的館物ミステリーアドベンチャー。 インタフェースはフルキーボードサポート。 あとはメッセージ履歴表示機能があれば良かったんですけどね。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は軽快。 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能。 数としては足りないことはないと思うんですけど、イベントの数に 比べると少ないかな、とも思います。 このゲーム、シーン鑑賞がありませんので…。 あと、特筆すべき点は、セーブデータが問答無用でCドライブ(起動 ドライブ)のBELL-DA\Partyというフォルダ内に格納されること。 何のためにインストール先の指定やってるんだか…。 インストールフォルダにセーブデータも格納すればいいじゃん。 システムは移動場所選択&選択肢決定型のアドベンチャー。 移動場所は館の1F〜3Fと庭、あとは自分の部屋だけですので、 イベントが起こらず途方に暮れることはないでしょう。 ただし、どこに誰がいるのかは解りませんので、狙った人に 逢うのは難しいです。ただ…このゲーム、狙った人に逢う必要って ほとんどありませんけどね…。 あと、時間の概念があって、何度か移動していると夕方になり、 夜になると移動できなくなるので、闇雲に歩き回っていても 無駄に日にちが経過することになります。 …まあ、日にちの経過は特に気にしなくてもいいような気もしますけど。 # 一応一ヶ月以内という期限はありますけどね…。 キャラクターは、叔父の娘でオッドアイの少女、繭フォウ門脇。 名前から解るとおりハーフで、背中に翼がもがれたような傷が あるため、自分のことを天使だと言い張る少女(笑) この少女には他にも秘密が…。 # パッケージでネタバレしてますけどね(T_T) 館の管理を一人で行っている、須勢理恭子。 主人公を館に招待した張本人。受けも攻めもOKなマルチな人(笑) この人にも重大な秘密が…。 館に滞在している未亡人、密月桔梗。 いつも喪服を着ている暗い人(笑) 叔父とは古くからの知り合いで、いろいろなことを知っている。 桔梗の娘(ということになっている(笑))、密月かおる。 コスプレマニア(笑) ←違う(^^; 館に滞在している新進気鋭の画家、双実美砂恵。露出狂(笑) 同じく館に滞在している坂塚初美。潔癖性で男性嫌い。てゆーかレズ(笑) 潔癖性でレズですか…(^^; 繭の教育係で眼鏡っ娘の五森詩織子。繭の教育係とは名ばかりで、 実際には繭に教育されている。いろんな意味で(笑) 館に滞在しているが、滅多に部屋から出てこない謎の女性、鹿園華穂。 常に身体のどこかを拘束されていないと落ち着かない拘束マニア(笑) 主人公の恋人で、のこのこ館までやってきた奈々緒恵子。 BELL-DAのWebサイトでは七緒恵子と書かれていたりもする(笑) 島の権利書を持っていると言い張り、財産を狙っている萬作徳之助。 すっげーヤなヤツ(^^; 謎の老人、千極遊山。館のことなどを知り尽くしている。怪しすぎ(笑) 以上、はっきり言って、変な奴ばっかりです(笑) 唯一マトモに思えた恋人の恵子も、どんどん染まっていきますし(^^; 絵の方は、ちょっとクセのキツい感じですね。平たく言うと濃い(笑) 宝塚の舞台にでも立ってそうな人ばかりです。 そーんなに萌えるわけではないのですが、ゲームの雰囲気にはなかなか マッチしてますね。 声の方ですが、どのキャラも声がイメージに合っていていて、なかなか いい感じ。繭は最初、もう少し高い可愛い声でもいいんじゃないかなーと 思ったんですが、設定を知ると納得。 特筆すべき点は、音声の方がかなりエロいこと(笑) イベントシーンの90%がお当番と言うだけあって、そんなのばっかり(笑) てゆーか、テキストよりはるかに尺が長かったりするんですけど…(^^; # アドリブ入りまくり?(^^; 「おにいちゃぁぁぁん」…ぐはっ。繭萌えっ(爆) # 恭子さんもけっこー好き(^^) ##同じ人が声やっているのは偶然です。きっと(笑) ゲームの方は、館の中を歩き回って、「憂いの館の虜人」に関する情報や 叔父に関する情報を集めて回る、典型的謎解きアドベンチャー。 ただし、自力で謎を解くということはほとんどなく、情報を集めていけば 自然と謎は解けていくというタイプです。 最後に謎解きの選択肢がありますけどね。 あと、ゲーム中でたびたび自室に叔父の小説が届けられているのですが、 それを読めば館の真相や人間関係がわかっていく、という形になっている ようですが…すみません、複雑すぎてよー解りませんでした(^^; 特に叔父と満作の関係者の相関は、クリアした今でもいまいち飲み込めて いなかったりします(^^; 結局誰が誰の嫁さんで、誰が誰と誰の娘なんだ?(^^; てゆーか、繭っていったい…(^^; ラストは、意外でもあり、予想通りでもある展開(笑) まあ、プレイしているとだいたい話の筋は読めてくるので、それほど 驚くことはなかったです。 最後はあんなことがあったのにみょーに爽やかだし(笑) ゲーム期間は1ヶ月。ただし、日付の表示がありませんし、1ヶ月まるまる 使うことはたぶんないとは思いますけどね…。 ワンプレイは3〜4時間。実はこのゲーム、エンディングは1つしかない みたいです。なので、上手くプレイすれば1回のプレイで全てのイベントを 見ることが出来るかも知れません。つまり、3〜4時間でコンプリート可能 という、なんともお手軽なゲームです(^^; # ちょっとボリューム不足かも(^^; で、このゲームには大きな問題が1つ。それは…達成度が解らない(^^; このゲームのCGモードは見たことのあるCGを順番に表示するタイプで、 CGの達成率表示もありません。つまり、自分がどれだけのイベントを 見たのかが全く解らない。いや、セーブデータのファイルを見れば わからないことはないのですが、そこまでやる人はいないでしょうし(^^; なので、エンディングが1つと書いたのも、嘘かも知れません(^^; 私の知らないエンディングがあるかも…。 # あ、バッドエンドは含んでないです。 お奨め度ですが…館物・ミステリー物が好きな人はどうぞ。 かなり複雑な人物関係・設定があって、なかなか見応えがあります。 ただ、それほど謎解き要素は強くないので、過度な期待はしない方が いいでしょう。 もちろん、独特の絵ですからこの絵を受け入れられることも条件に 入ると思いますけど。 あと、このゲーム、マニュアルがスゴいです。 何がスゴいかって、あるキャラクターの設定を堂々とネタばらし しています(笑) しかもその設定、物語の根幹やエンディングにも関わってくるような 設定で、それを知ってしまうと展開が読めてすっげーつまらなくなる こと請け合いという(笑) まあ、普通にプレイしていても「もしかしてそうかなー」と思う程度の 設定ではあるのですが、それでもねぇ…。 ちなみに私は幸運にもプレイしてからマニュアルを読んだので、 ネタバレを喰らうことはありませんでしたが。 これからプレイしようという方はご注意を。 プレイする前に見てしまったら、たぶんヘコみます(笑) パッケージもそうですけど、こういう謎解き物・ミステリー物は 出来る限りネタバレは避けた方がいいと思うんですけどねぇ…。 プレイ前にパッケージとマニュアルをくまなく読んでしまうと、 ゲーム中での意味深なセリフなんかが空々しく聞こえます(^^; # だって、設定わかっちゃってるんだもん(^^; |