誘縁血〜ゆうえんち〜 | |||
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ブランド名 | OVER | ジャンル | サクサク☆サスペンスADV |
発売日 | 2001.12.14 | 定価 | \5,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(170x234x44mm) | マニュアル | A4用紙2つ折り |
DISC容量 | 236.2MB、CD-DAなし | ||
原画 | m2rk | シナリオ | 石清水ぎぶる |
音声 | フルボイス、しまだかおり、袴田ちあき | ||
インタフェース | ほぼキーボード不可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | なし |
おまけ | おもいで | ||
対象属性 | サスペンス、鬼畜、凌辱、茶髪、リボン、黒髪、ストレートロング、エセ関西弁 | ||
1プレイ時間 | 30分〜1時間 | お奨め度 | 3 |
レビュー |
概要 |
先輩に誘われて遊園地に遊びに行く主人公。そこで主人公は義理の姉である 理香と出くわす。理香は最近ストーカー紛いの好意を受けており、この 遊園地で何かが起こる…という、サスペンスタッチのアドベンチャーです。 このたった3行の概要で、ゲームの7割を語っていると思います(笑) パッケージにはもっと詳しい設定やあらすじが書いてあるのですが、それに いたってはゲームの9割と裏設定まで語ってます。 …ゲームする必要ないぢゃん(笑) |
システム |
ゲームを起動すると、問答無用で解像度を800x600に切り替えられます。 他のウインドウサイズなんかことごとく破壊して…。 しかも、フルスクリーンかと思ったら、640x480のウインドウ表示だし(^^; …わざわざ解像度を切り替える意味っていったい…。 インタフェースはほぼキーボード不可。セーブ/ロードや画面切り替え、 メッセージスキップ等はキーボードでも操作できるのに、メッセージ 送りや選択肢決定はキーボードで出来ないという謎な仕様。 メッセージはメッセージ枠に表示されるのですが、枠が小さいうえに 3行分しかないので、メッセージを全て表示し切れていません。 酷いときには「〜。」だけ次のページに表示されたりします。 もうちょっと読みやすいように工夫して欲しかったですね。てゆーか、 ふつーは考慮に入れると思います(^^; メッセージスキップは既読/未読の判別なし。速度はかなり高速です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。ですが、前述のように解像度を 強制的に800x600に切り替えられます。ええ、Windowモードでも。 動作の方は比較的軽快なのですが、描画エフェクトを切れないのと、 音声読み込み時にちょっと引っかかりを感じますね。 メッセージスキップでは全く引っかかりがなく快適なのですが。 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 数としては充分です。というか、全選択肢でセーブしても余ります(笑) 選択肢少なすぎ…。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 七瀬理香。主人公の義姉。 リラックスしたときや追い詰められたときにエセ関西弁が出る。 貴崎由利。主人公の先輩で、元理香の先輩。 主人公に積極的にアタックをかけてくるおねーさま。 …以上。うわ、潔い(笑) 基本的にヒロインは理香だけという感じですけど。 絵の方はややバランスが悪いように感じますが、それほど悪くはなし。 理香萌え。…てゆーか、女の子2人しかいないし…(^^; 音声の方は思ったより理香の声が可愛らしかったですが、まあ特に 問題なし。エセ関西弁もいい感じです。やたらリアルですけど(笑) 音楽の方は、全く印象に残っていません。唯一印象に残っているのは エンディング。音が小さくて全然聞こえませんでした(笑) ちょっと全体的に控えめすぎて、作品を盛り上げるのに寄与していない ような気がするのですが…。 サスペンス物なんですから、もっとBGMで盛り上げて欲しいですね。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームを開始すると、まず遊園地に行くことになったいきさつと、 主人公と理香の設定が語られて、すぐに遊園地に舞台が変わります。 そこで事件が発生し…え? 終わりなの? 早っ(^^; このゲーム、理香は最初主人公に非常に冷たく当たっていて、それが徐々に 距離が近づいていくというのがメインだと思うのですが、事件1つでいきなり 急接近されてもね(^^; なんか、長いゲームの一部分だけを切り取っただけという感じで、あまりにも あっけなかったです。 唯一良かったのは、理香に対する感情が、最初ムカつくやつだったのが、 途中でウザい奴になり、最後に可愛い奴(もしくはコワい奴(笑))になって いく過程はそれなりに描かれていたので、その描写に関しては好感でした。 最後にはちょっぴり理香に萌えられましたし。 そしてテキストの方ですが、やや誤字が目立ちますね。 テストプレイすればすぐ気付きそうな誤字もいくつか見受けられます。 「金網ををのぼり始めた」だの、「由利先輩はm、」だの、めちゃめちゃ 初歩的な誤字にはやや辟易気味。 さらに、たまに話がいきなり飛んだり、順番がおかしかったりして、とても シナリオに没頭できません。 中でももっとも酷いのはスタッフロール。声優さんの紹介で出てきた誤字には びっくりしました。 貴崎由利:しまだかおり 貴崎由利:袴田ちあき …貴崎由利2人いますよ。てゆーか、登場キャラ貴崎由利だけですか?(^^; これはいくらなんでもテストプレイすれば気付きそうなものですが…。 というか、声優さんにも失礼かも。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は2日。遊園地に行く前日と、当日の2日のみ。あとは主人公と 理香の出逢いのシーンとかがちらっとだけ語られます。 前日はプロローグ的なもので、実際は遊園地にいる数時間のみがメインという、 とんでもない期間の短さです。 もちろん、異世界に飛ばされたりタイムスリップしたりループしたりリフレイン したりはしません。実時間で1日だけなのです(爆) # ゲーム期間、短すぎ(^^; ワンプレイは30分〜1時間。手軽すぎ(笑) 試しに最初からメッセージスキップをONにしてプレイしてみました。 …1分で終わりました…(笑) # スタッフロールの方が長かったりして(^^; メッセージスキップが高速ですので、メッセージスキップを使いつつ進めれば 2時間もあればコンプリート可能です(爆) サクサク☆サスペンスADVとのことですが、サクサクすぎ(笑) 難易度は、低め。てゆーか、選択肢が全体で両手で数えられる程度ですから、 総当たりでもそれほど手間ではありません。 まあ、最初の2つの選択肢と、最後の2つの選択肢だけでエンディングが決まって ますけどねっ(笑) |
総評 |
お奨め度ですけど…あまりにも売りがなさすぎ(^^; システムショボい、テキストヒドい、シナリオ薄い、音楽寂しい、ボリューム皆無。 …いくら定価が安めだとは言っても、これはちょっと…。 同じ値段でかなりのボリュームがあるゲームもありますからねぇ。 まあ、絵と音声の方はそれなりにイケてますので、そういう方面を期待している 人ならOKかもしれませんけど、絶対的にボリュームが足りていないので積極的に お奨めをしようとは思いません(^^; せめてもう少しテキスト周りに気を配っていれば、プレイに集中はできたと思うん ですけどね。あとはボリュームがもう少しあれば、まあ並のゲームぐらいには なると思います。とりあえず、もう少し丁寧に作って欲しいところです。 最後に。まるで暴走族が書いたようなタイトルですよね…このゲーム…(笑) |