あそび塾
ブランド名 An*tique ジャンル 美少女調教AVG
発売日 2002.12.20 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(160x227x34mm) マニュアル A4用紙四つ折り
DISC容量 381.5MNB、CD-DAなし
原画 新貝田鉄也郎 シナリオ 米倉俵
音声 あり、榎津まお、川上奈々、赤威林檎、金田まひる、AKIRA
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 24箇所 あり(1曲、挿入歌)
おまけ CGモード、回想モード
対象属性 縛り、調教、黒髪、ツインテール、裸エプロン、オーバーニーソックス、エプロンドレス、
メイド服、御主人様、浴衣、赤髪、ボクっ娘、ボブカット、スクール水着、ショートカット、
双子、お兄ちゃん、猫耳、尻尾、眼鏡っ娘、アイドル
1プレイ時間 2〜3時間 お奨め度 5

レビュー
概要
父親が亡くなり、夏休みを利用して遺された学習塾の整理をしようと思い
訪れた主人公。しかしそこには一人の少女がいた。彼女は主人公に塾を
続けて欲しいと懇願する。そして、一夏限りの塾が始まった……という
美少女調教アドベンチャーゲーム。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

羽丹生いちご(はにゅういちご)。(CV:榎津まお)
何故か塾にいた少女。非常に不思議な雰囲気を持った少女。

鈴柴菜々(すずしばなな)。(CV:川上奈々)
いちごの友達。家事全般をきっちりこなせて面倒見も良いしっかりもの。

西園寺柚(さいおんじゆず)。(CV:赤威林檎)
いちごのペット(^^; 無口で感情表現に乏しい。

芳野さくら(よしのさくら)。(CV:金田まひる)
近所に住む双子の姉。いつも明るく元気、天真爛漫。

芳野ももみ(よしのももみ)。(CV:AKIRA)
近所に住む双子の妹。引っ込み思案で大人しい。


絵の方はかなりアクの強い濃い絵で、ちょっと人を選ぶかもですね。
私はちょっと馴染めなかったかも。でもいちごや柚は可愛いと思う(^^)
CGはキャラ絵についてはなかなか丁寧でいいのですが、背景はちょっと。
なんというか、張りぼてやオモチャのように見えます。

音声はキャラクターと合っていていいですね。
特にいちごは独特のミステリアスな小悪魔的な雰囲気がばっちり出ていて
とても良かったです。柚もけっこう好きかも。

音楽はあーんまり印象に残ってないですね。特に悪いところもなかったと
思いますけど。おまけにも音楽鑑賞がないところを見ると、あまり音楽に
力は入れてなさそうですが……。

ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。
歌はなし。曲の方はやや軽い感じの明るい曲ですね。……作品の雰囲気に
合っているのでしょうか?(^^;
絵の方はほとんど静止画の切り替えで、マトモに動くのはラストのカットのみ
のような気が。

エンディングは歌なしですが、絵の方はなかなか可愛らしくていいかも(^^)

オープニング・エンディングには歌がないわけですが、挿入歌があります。
挿入歌というより、キャラクターが実際に歌っている劇中歌ですが。
システム
まず最初に一言。どうしてゲームを起動するときに強制的に音量を調節して
くださりやがるのですか?
ぜーんぜん音が聞こえないのでどうしてだろうと思ったら、音量をすっごい
小さくされてました。これはあれですか? 過激な音声がいっぱいあるから
音量控えめでプレイしなさいってことですか? ……大きなお世話です。
起動の度に音量調節しなきゃならないので面倒……。

インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能にも対応しています。
まず気になったのは文字表示。文字を縁取りしてレリーフっぽく見せようと
しているのかわかりませんが、ただ見にくいだけです。
しかも一部、ダークグレーのメッセージウインドウに黒の文字でメッセージが
表示される部分があり、もはや読むのも大変です。
もう少し配慮が欲しいですね。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。
動作の報は比較的軽快。

セーブ箇所は24箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブした日時とゲーム内時間、そしてシーンの名前が
表示されています。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。
序盤の選択肢でルートが決定するようですね。
シナリオ・プレイ感
ゲームは父が遺した塾の整理に主人公がやってきた所から始まります。
そこで不思議な少女・いちごと出会い、しばらく塾を続けることになります。
そしていちごが連れてきた娘たちに様々なことを教えます。
絵や料理、音楽に裁縫……って、全然学習塾じゃねー(笑)
まあ、「あそび塾」ですからなんでもありなんですね。

そんな中で、各キャラが持っている悩みに触れて、それを解決してあげる
という流れになっていきます。

各キャラクターの悩みはそれぞれで、解決法も様々、エンディングも非常に
バリエーションに富んでいてなかなか楽しめました。
一部かなり突飛な展開になったりしますけど(^^;

Hシーンはそこそこ濃いめ。まずこの作品は基本として「縛り」が用意されて
おり、そこに道具やら場所やらのバリエーションが用意されているという
感じですね。数も1キャラあたり5回以上は用意されていて、なかなかの
ボリューム。ただ、1シーンは短めのものもありますけど。

各キャラクターともだんだんHなことに慣れていき、目覚めていくあたりの
描写はなかなか良く描かれていて、若干性急ではありますがそれほど
無理もなく自然に描かれていると思います。
まあ元々のシチュエーションからして異常ではあるのですが(^^;

テキストはやや独特の雰囲気を持った文体で、さくらやももみは独特の
話し方をするのも相まって、やや馴染みにくいかも知れませんね。
テキスト表示枠の問題もあって、若干読みづらいかもです。
誤字等はほとんど気になりませんでした。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は約1ヶ月。基本的には1日ずつプレイしていくのですが、塾が
休みの日などは飛ばされますので、実際にプレイするのは3週間弱かと。

ワンプレイは2〜3時間。結構サクサク終わる印象です。

難易度は低め。最初のいくつかの選択肢でほぼルートが決まり、あとは
そのキャラ寄りの洗濯をしていけばいいだけですので簡単だと思います。
ただ、CGをコンプリートしようとおもったらちょっと面倒かも。
総評
お奨め度ですが、縛り大好きな人にお奨め。一番最初のHシーンからして
いきなり縛るあたり、なかなかの拘りようです(笑)

ストーリーは多彩でキャラクターも個性的でなかなか楽しめるかと思います。
ただ、個々のストーリーが若干短めなうえに共通部分が多いので、スキップを
使うと短時間でクリアできてしまうことと、攻略キャラが5人というのもあり、
ややボリューム不足を感じるかも知れませんね。

そして最大の問題はこの絵でしょう。元々かなり個性的な絵の上に、どう
見ても子供にしか見えないキャラもいますので、馴染めない人も結構いるの
ではないでしょうか。塗りも独特ですし。

ですので、雰囲気が気に入って、なおかつこの絵を受け入れることが出来る
人にのみお奨めということで。

最後に。「お前らが子供じゃなかったら、誰が子供だってんだ」
……なんか、こう、スレスレですね(^^;



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