GHQ -千尋学園裏学園祭- | |||
---|---|---|---|
ブランド名 | studio Luchs | ジャンル | クイズアドベンチャー |
発売日 | 2002.10.18 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(168x230x43mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | Disc1 : 278.3MB、CD-DAなし Disc2 : 457.6MB、CD-DAなし |
||
原画 | むらやまたかひろ、三池哉 | シナリオ | 田中蛙、みあたまけもの |
音声 | あり、浅野麻理亜、幡ヶ谷京香、さはらまや、水鏡麗奈、手裏剣子、朔夜カヲル、 葵ひなか、笹塚美奈子、北都南 |
||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | あり(2曲、OP・ED) |
おまけ | グラフィックモード、シーンリプレイモード、ミュージックモード、クイズモード | ||
対象属性 | 学園物、陵辱、巨乳、ウエイトレス、カチューシャ、お下げ、ドジっ娘、ショートカット、 緑髪、関西弁、ボブカット、無口、根暗、赤髪、リボン、ロリ、アイドル、ヘアバンド、 ストレートロング、体操服、ブルマ、スクール水着、眼鏡っ娘、ボンデージ、巫女さん、 巫女装束、紫髪、金髪、ツインテール、縦ロール、ピンク髪、オーバーニーソックス、 女教師、レズ |
||
1プレイ時間 | 約2時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
名門・千尋学園。文武両道をうたうこの学園には一つの言い伝えがあった。 年に一度、学園祭の夜に行われる『裏学園祭』。そこで行われるクイズ大会に 勝ち残った者はどんな願いでも叶える事が出来る、と。 家庭の事情や成績不振、己の信念や大好きなあの人のため……様々な思惑を 抱えた少女達のもとへ、招待状が届けられる。 今、熱き女達の戦いが始まる……という、クイズアドベンチャー。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、バックログ搭載。 ただ、ちょっとキーボードではバックログなどは使いづらいですね。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快。 ただ、スキップ動作なんかはちょっと重めかも。スキップをしているにも 関わらず音声の再生に行ってるからでしょう。 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは通常イベントパートでのみ可能です。 クイズ時や移動場所選択時、選択肢決定時などはセーブ/ロードは出来ません。 ただ、クイズや移動場所選択に入る直前にセーブを促してくれますので、 そこでセーブすれば問題ないです。唯一選択肢決定の時はセーブを促して くれませんので注意が必要です。 システムは基本的にマップ移動場所選択・選択肢決定型のアドベンチャー。 移動場所に誰がいるのかはわかりません。さらに移動場所選択ではセーブが 出来ませんので、ちょっと攻略は手間ですね。 そして、アドベンチャーパートの終わりにはクイズが待っています。 クイズは○×クイズ、あるないクイズ、早押し勝ち抜けクイズなどが用意 されていて、システムもそれに合わせたものになっています。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 宇野未羽(うのみう)。(CV:浅野麻理亜) 両親の残した借金を返済するためGHQに参加した貧乏少女。 貧乏にめげない明るく健気ながんばりやさん。でもちょっとドジ。 牛島望(うしじまのぞみ)。(CV:幡ヶ谷京香) テストの赤点を帳消しにして貰うためにGHQに参加したスポーツ少女。 何事も熱血でどうにかなると信じて疑わない熱血突進関西弁娘。 前世はシャケ(笑) 川上しのぶ(かわかみしのぶ)。(CV:さはらまや) 苛めをなんとかするためにGHQに参加した学園一の苛められっ娘。 ……そんなので学円一になっても嬉しくないです(笑) 天性のいじめて光線と、とある理由でそれはもう気持ちよく苛められまくる。 立浪玲緒(たつなみれお)。(CV:水鏡麗奈) ガクランでの登校を学園側に認めさせるためにGHQに参加した女番長。 スケ番ではない……とのことですが、女の番長だから「スケ番」なのでは?(^^; 星野ちろる(ほしのちろる)。(CV:手裏剣子) ある暴力事件をもみ消して貰うためにGHQに参加したアイドル歌手。 二重人格で「ぺろる」という人格が存在する。アイドルなだけに歌は下手(笑) 矢澤奈保子(やざわなおこ)。(CV:朔夜カヲル) 未羽の親友で学園の風紀委員長。真面目で一途。頭の回転も速い。 谷繁小鳥(たにしげことり)。(CV:葵ひなか) 望の幼馴染みでソフトボール部ではバッテリーを組んでいる。 おっとり優しい眼鏡っ娘。 田尾三美子(たおみみこ)。(CV:笹塚美奈子) GHQのことに詳しい謎の女性。感情を表に出さず常に冷静。何故か巫女装束。 権藤麗奈(ごんどうれいな)。(CV:北都南) 大会の表向きの主催者で、総合司会を務める。タカビー娘。 キャラクターの名前、歴代中日ドラゴンズの選手名ですね(^^; というか、これがクイズにもなってるし。 # 地域に密着したメーカです(笑) 絵の方は丸っこいややロリぃ感じの絵柄で可愛らしいですね。 ただ、私はあんまり丸っこくないちょっとオトナっぽい感じのキャラの方が 萌えちゃったんですけど。玲緒とか奈保子とか一番最初に罰ゲームを喰らう 茶髪の女の子とか、2周目から選べるようになるキャラで一番最初に罰ゲーム を喰らう青髪リボンの女の子とか、高木先生とか。←レアです(笑) とりあえず一番好きなのは奈保子でしょうか。なんかこのキャラだけブルマ 履かされたりスクール水着着せられたりとスタッフの愛を感じます(笑) 絵の枚数の方はちょっと足りないと言うか、メッセージと絵が合っていない 場面がちらほらと見受けられました。パターン違いでもいいのでもう少し シーンに合った絵も欲しかったかも。 クイズパートではキャラクターが常にアニメーションしています。これは なかなか見ていて楽しいです。……あんまり見てる余裕ないですけどね(^^; そして、正解・不正解の時もアニメーションでリアクションしてくれます。 ……何問も連続して正解しないといけないクイズではちょっとウザいです(^^; いや、まあ設定でoffにすればいいだけの話ですけどね。 あと、立ち絵が表示されているときにウインドウを消して絵を見ようと 思ったら……ウインドウと一緒に立ち絵まで消えました。ガッデム(^^; 音声ですが……微妙ですね(^^; キャラクターのイメージからはそーんなにかけ離れてはいないと思うの ですが、演技力が……。一部、ちょっとヤバい人が居ますね(^^; 音楽の方は概ねシーンに合った曲が使われていて、雰囲気は盛り上げて くれますね。ただ。ちょっとどこかで聴いたことのあるようなフレーズが 入ってたりもしますけど(^^; # つーか、敗者決定の時の曲はあからさまにウルトラクイズ(笑) ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。 まずイントロを聴いたときの第一印象。「音ショボっ」。 薄っぺらい音でびろびろ鳴るイントロにめまいを覚えました(^^; その後はちゃんと音数も増えて普通の曲になったのですが、それでもやっぱり 全体的に音が薄っぺらい印象が……。曲自体はなかなかパンチの効いた 格好いい曲で好きなんですけどねー。 そして歌もあるのですが……こちらも弱いですねー。もっと声量のある低音の 響く人に歌って欲しかったかも。折角の格好いい力のある曲が活かせてません。 それと、曲と歌のバランスも悪いですね。音が薄いからというのもありますが。 絵の方は基本的には静止画を使用したキャラクター紹介とシーン紹介という 感じなのですが、演出が非常に凝っていて、すげー良かったです。 歌と曲にもう少しパワーが有れば、いい感じになったと思うんですけどねー。 エンディングも歌ありですが、こちらも感想はオープニングと同じ(^^; |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームを開始するとまずどの女の子を主人公にするかを選択します。 最初に選べるのは3人だけですが、1度クリアするとあと2人選べるように なります。 そして、選んだキャラクターが、目的のためにGHQに挑む、という展開に なります。キャラクターはそれぞれいろんな目的を持っている訳ですが、 まあやることはいろんな人と話しつつクイズを勝ち進むだけです(笑) ゲームの序盤は基本的にちょっぴりコメディタッチな明るい感じで進みます。 まあ、しのぶはどうあがいても明るくはなりませんし、玲緒も弾けたキャラ ではありませんけど(笑) しかし話が進むにつれて、GHQの真の姿がわかってきて、さらに個々の ヒロインが持つ問題や、周りを取り巻く人間関係なども絡んできて、話は 一気にシリアスになっていきます。 クイズゲームということでシナリオには正直あんまり期待していなかったの ですが、思ったよりちゃんとしたシナリオがあってなかなか良かったです。 ラストも結構綺麗にまとめられていて、好感が持てました。 一部ご都合主義で無茶な展開もありましたが、そのあたりはご愛敬(笑) ただ、1つ大きな問題が。それはHシーン。 Hシーンは各クイズパート後に敗者に対する罰ゲームという形で陵辱が行われ、 主人公となるキャラクターによって内容も違いますので数としてはそれなりに 用意されています。問題なのはその中身。H度自体もそこそこ高いのですが、 中途半端で終わるシーン多すぎ。屈服させて一度ぶっかけて、さあこれから 本番というところで画面が真っ暗になって「その後もずっと声が響いていた」 ……って、そこを見せてよセニョリータ! 私は基本的に陵辱は苦手ですけど、さすがにそこでぶっちぎられるとなんか 気持ち悪いです(^^; なんでこんな中途半端なことをしたのでしょうか。陵辱シーンをあまりどぎつく しないため? なら最初から陵辱物にしないで下さい(^^; テキストは誤字等もそれほど気にならず、比較的読みやすいと思います。 ……まあ、あーんまりテキスト量ないから、という話ありますが(^^; ただ、1点気になったのは、禁則処理のためか文章の途中で行替えが行わ れていることが多々あるのですが、もう少し切り方考えて欲しかったです。 行替えする前の文章の方が行替えした後の文章より短いのはどうかと(^^; |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は夜明けまでの6時間ほどでしょうか?(笑) 学園祭の夜、一晩だけです。 ワンプレイは2時間弱。クイズで手こずるともう少しかかるとは思いますが、 2時間を超えることはないんじゃないかなー、と思います。 難易度はクイズの得手不得手によると思いますが、まあ比較的簡単な部類に 入るのではないでしょうか。ただ、漫画・アニメ・ゲームの問題はやたら 偏りがあってマニアックなので、判らない問題は全くわからないと思います。 私は一般教養問題では負ける気がしないので(笑)、クイズに関してはジャンル さえ選べれば楽勝でしたけど。なぞなぞやスポーツも楽でした。 あと、アドベンチャーパート(自由行動)で特定のキャラに逢っていないと最後の 最後でバッドエンドになることがあるのでその点は注意。 それと、CGをコンプリートするためには自由行動の時に拾える写真を全て 集めなければいけないのですが、これはちょっと手間ですね。 |
総評 |
お奨め度ですが、お手軽クイズゲームが楽しみたい人にお奨め。 ワンプレイは比較的短めですし、あまり何も考えずサクサクと進めることが 出来ますし、ストーリーもそれなりに楽しめると思いますので、クイズアド ベンチャーとしては充分満足出来る出来かと思います。 ただ、ちょっとクイズの問題少な目かつ偏り気味かなー、とは思いますけど。 特にシナリオがちゃんと楽しめたというのが個人的には良かったです。 クイズがメインでストーリーは適当だと思ってましたので(^^; しのぶシナリオや望シナリオは結構好きかも。特にしのぶシナリオはバッド エンドルートも含めてなかなか良かったですね〜。 単純にクイズゲームとして見ると問題数や偏りのおかげでやや弱いですが、 きっちりストーリーに乗せることによってクイズ以外でも楽しめるように なっていて、全体的な満足度はそれなりにありました。 ただ、全体的にややボリューム不足かな? とは思いましたけど。 インタフェースも若干弱いですね。というかせめて選択肢の出ているところで セーブさせてください(^^; まあ、絵が気に入って過度な期待をしなければ楽しめる作品だと思います。 もうちょっと要所要所で絵を増やして、全体的なボリュームももう少し 増やしてくれれば、充分満足出来る内容になったと思うので、ちょっと 勿体ないかなー、とは思いますけど。せめてHシーンは最後まで描いて……。 最後に。川上×谷繁!? ←「×」ゆーな(^^; |