姫神楽 〜狂った情炎〜 | |||
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ブランド名 | chiffon | ジャンル | 凌辱系サスペンスAVG |
発売日 | 2002.04.19 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(151x216x32mm) | マニュアル | A5より一回り小さいブックタイプ |
DISC容量 | 609.1MB、CD-DAなし | ||
原画 | 千草のえ | シナリオ | 風見 |
音声 | フルボイス | ||
インタフェース | メッセージ送りのみキーボード可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 10箇所 | 歌 | なし |
おまけ | CGノ間、音楽ノ間、場面ノ間 | ||
対象属性 | 陵辱、サスペンス、紫髪、ポニーテール、リボン、オーバーニーソックス、ピンク髪、 ツインテール、お兄ちゃん、ショートカット、眼鏡っ娘、巫女さん、巫女装束、黒髪 |
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1プレイ時間 | 3〜4時間 | お奨め度 | 4 |
レビュー |
概要 |
ある日主人公は見知らぬ女の部屋で目を覚ます。そして自分が記憶喪失で あることを知り、何とか記憶の糸を手繰ろうとするが、聞こえてくるのは 「女を犯せ」という闇の声。そして浮かんでくる記憶の断片。 果たして主人公は記憶の糸を手繰り寄せることが出来るのか。それとも 闇の声が囁く衝動に身を任せてしまうのか!? …という、サスペンスAVG。 |
システム |
インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。 Windowにフォーカスが当たっていなくてもキーボードに反応したりするので、 別の作業をしながらプレイするのは辛いですね(^^; メッセージスキップはありますが、強制スキップのみのようです。しかも スキップの動作はかなり遅いです……。バックログも搭載。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。 動作の方はやや重め。CPU利用率が高いわけではないので、単純にウエイトの 問題でしょうね。設定で変更したいところです。 セーブ箇所は10箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 数は少な目ですが、そもそもワンプレイで選択肢は片手でおさまるので(笑)、 これだけあれば充分です。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 高科春奈。記憶を失った主人公を介抱する。主人公の恋人。 蜷川文代。最近起こった殺人事件を調査する警察官。 藤原ルカ。乙女街道爆進中ののーてんき色ボケ女(笑) 一般人に測ることの出来ない特殊な常識の持ち主。それは常識じゃない(^^; 美作和子。主人公の会社の同僚。天然ボケストーカー女(笑) 新堂寺真璃。巫女さん。無口で無感動。 絵の方は…なんかショボい(^^; 立ち絵はキャラがうまく背景に溶け込まずにかなりジャギが出てますし、 さらに、背景ヘタレすぎ(^^; 実写取り込みとか一色べた塗りとか、あから さまに手抜きな雰囲気が漂ってきます(^^; まあ、キャラクターの方はそこそこ可愛くていいのですが、それでもシーンに よっては顔が崩れていたりとか、ちょっと…かなり安定性には欠けますね。 とりあえずルカ萌え。春奈も可愛らしくて好きですけどね(^^) 音声はキャラクターにはマッチしている…と思うのですが、複数のキャラを 同じ声優さんが演じていて、あっちこっちから同じ声が聞こえてきます(^^; 同じ声のキャラ同士が会話していたりとか、ちょっと気になりました。 演技の方は問題なし。ルカののーてんきっぷりなんて最高です(^^) Hシーンの臨場感もあって、ばっちり盛り上げてくれます。 ただ、シーンによって音量が全然違ったり、テキストとセリフが違ったりと ややちぐはぐな印象を受けます。 「まあ、そうなるけど」を「それで?」の一言で片づけられるのは…(^^; てゆーか、これ、その後のセリフを間違って出してるスクリプトミスでは…。 他にも同様の箇所が何ヶ所か有りましたし…。 音楽はこれまたチープ感漂う薄っぺらサウンド(^^; ぜーんぜん印象に残らない上に、あーんまり雰囲気盛り上げてません(^^; というか、上記の音声との兼ね合いもあって、むしろ邪魔。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームの方は、記憶を失った主人公が、時々思い浮かぶ記憶の断片と、 頭の中に響く闇の声に怯えつつ、記憶を取り戻そうと街をうろうろする という、ちょっぴりサスペンス風味のシナリオ。 設定としてはシリアスで重い…ハズなのですが、ルカ1人のせいで ほとんどギャグに成り下がっています(笑) あ、いや、和子もかなりアレですが(^^; ただ、シリアスな部分・ダークな部分はきっちりしてあるので、なかなか 感情移入度も高めなのではないでしょうか。 シナリオもいきなり設定が読めてしまうことを除けば途中まではなかなか いい感じ。H度もなかなか高く、キャラクターは少ないながらもシーン数は 結構多くていいですね。 問題はゲーム後半。なんかいきなり場面が飛び飛びになって、しかも意味 不明な展開が続き、うやむやのうちにそんなオチかい! …って感じ(^^; ラスト付近になって、いきなりシナリオが駆け足&無茶苦茶になったような 気がするのですが…。いくらなんでもあのラストはないだろう(^^; すさまじく取って付けたようなラスト…。特にルカ。 中盤まではなかなか良かっただけに、最後の急転直下の展開はあまりにも 勿体ない。というか、今までの雰囲気を台無しにしてしまっています……。 それと、誤字もかなり目に付きますね。特に後半はメッセージ毎に必ず 誤字があるような感じ(^^; ところで「くんずほぐれず」って何だ? 組んだままほぐれないのか?(^^; そしてトドメに、最後の方でエラーダイアログが出たんですけど……。 まあ、そのまま問題なく先には進めましたけど、ちょっとね……。 |
プレイ時間・難易度 |
ワンプレイは3〜4時間。プレイはしやすい長さです。 難易度は低め。てゆーか選択肢が片手で数えられるので、総当たりしても たいした数ではありません。ただし、メッセージスキップが未読/既読の 判別がない上にやたら遅いので、繰り返しプレイするのはかなり辛いです。 そして、修正ファイルを入れないと見られないCGがあるというおまけ付き。 私は修正ファイルを入れない状態でプレイして全然CGが埋まらず悩み、 修正ファイルが出て見られないCGを見られるようにしたというコメントを 見て脱力しました。私の苦労した時間を返せ……。 ただ、修正ファイルを入れたにも関わらず、1枚だけCGが埋まっていないの ですが、これは私のプレイの仕方が悪いのでしょうか? |
総評 |
お奨め度ですけど…難しいところです。雰囲気を気に入って、絵も好きに なれる人にはお奨め…かな。 全体的に非常に荒削りで、なかなかお奨めしづらいです。部分部分を見れば いいところもあるんですけど、全体的に見るとちょっと…という、非常に 勿体ない作品ですね。 シナリオを見ても前半部分は結構面白い出来で、かなりストーリーに入り こめたのですが、後半いきなり展開が飛び飛びになって一気に興ざめしたり、 後半になればなるほど誤字が目立ったり、挙げ句の果てにはエラーコードを 吐いたりと、どうも最後まできっちりテストプレイできていないのではないか、 と思わざるを得ません。短い期間で急いで作った結果、最後の方はきっちり チェックできていない…という感じですね。 もう少し時間をかけて丁寧に作れば、最後まで楽しめたのではないかと思うと 残念でなりません。前半はそこそこ良かっただけに、非常に勿体ないです。 ちなみに、中盤までで評価すれば、お奨め度6はあります。 プレイするときは必ず修正ファイルを入れてからにしましょう。 さもないとつらーい気持ちになります……。 最後に。真璃、お前結局何者?(^^; |