妹汁 | |||
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ブランド名 | Atlier KAGUYA | ジャンル | 汁集めアドベンチャー |
発売日 | 2002.12.13 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(153x226x40mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | DISC1 : 550.3MB、CD-DAなし DISC2 : 396.8MB、CD-DAなし |
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原画 | choco-chip、Sin-Go | シナリオ | さんきち、MLR(もみあげルパンR)、 近江達裕 |
音声 | 女性フルボイス、 長崎みなみ、北都南、海原エレナ、紫苑みやび、富樫ケイ、神崎ちひろ |
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インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 30箇所 | 歌 | なし |
おまけ | 音楽鑑賞、CGモード、シーン再生 | ||
対象属性 | 義妹、萌え、純愛、ストレートロング、リボン、オーバーニーソックス、お兄ちゃん、 ウェディングドレス、ボブカット、猫耳、尻尾、エプロンドレス、裸エプロン、人妻、 ツインテール、体操服、ブルマ、スクール水着、赤髪、ヘアバンド、茶髪、レズ、 ハーレム、母娘丼 |
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1プレイ時間 | 3〜4時間 | お奨め度 | 8 |
レビュー |
概要 |
父親が再婚し、義母の娘3人と同居することになった主人公。なんと両親は そのまま新婚旅行に海外へと行ってしまう。娘3人としばらく過ごすことに なった主人公は、考古学者である父親の書斎の整理をしているときに怪しい 瓶を見つける。しかしその瓶はなんと呪いの瓶だった。呪いを解くためには 「少女の汁」が必要だと知った主人公は、妹たちの汁を集めることを思いつく ……という、汁集めアドベンチャー。……潔いジャンルですね(^^; |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、自動モード搭載。 メッセージ送り、選択肢決定、セーブ/ロードなどはキーボードで操作可能に なっていますが、移動場所選択やバックログ、スキップはキーボードでは操作 出来ないようでちょっと残念。 バックログはマウスのホイール機能にも対応しており、音声の再生も可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。 動作の方は初期設定のままだと描画のエフェクトがちょっと重くて描画が もたつく感じがしますけど、画面エフェクトをスキップするの設定にすれば そこそこ軽快に動作します。スキップはやや遅めですけど。 セーブ箇所は30箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータは何日目のデータかと、セーブした時間、そしてセーブした シーンの画像がサムネイル表示されます。 数としては……まあさほどセーブ/ロードの必要なゲームとも思えませんので、 まあ足りるのではないでしょうか。 システムは移動場所選択型&選択肢決定型のアドベンチャー。 移動場所には誰がいるかが表示されており、誰に会いに行くかを選択する ような感じですね。 イベントシーンでは選択肢が出てきて、その選択肢によって集められる汁の 量が変わってきます。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 小日向幸恵(こひなたゆきえ)。(CV:紫苑みやび) 主人公の父親と再婚した義母。優しく落ち着いた雰囲気を持った大人の女性 ですが、主人公をからかったりとちょっぴり可愛いところもある。 小日向結希(こひなたゆき)。(CV:長崎みなみ) 幸恵さんの娘の一人で長女。優しくて気だての良い娘。ちょっとドジ。 主人公のことをお兄ちゃんと呼び慕う。掃除と裁縫が趣味。 小日向未卯(こひなたみう)。(CV:北都南) 幸恵さんの娘の一人で次女。大人しく恥ずかしがり屋で内向的。 主人公のことをお兄さんと呼び慕う。趣味は料理作り。 猫とまりもが大好き。まりもを一目で見分けられる(笑) てゆーか、カルロス、ゴンザレス、玉三郎て(^^; まりもの観察日記を自由研究の課題に選ぶほど。 # 「ぶっちゃけた話、その自由研究、失敗じゃない?」←正解(笑) ##「じ、実は少しだけ……そう思ってたです……」自覚症状あったのか(笑) 小日向菜々(こひなたなな)。(CV:海原エレナ) 幸恵さんの娘の一人で三女。明るく元気でいつもハイテンション。 主人公のことを兄ぃと呼び慕う。……兄ぃて(^^; 趣味は食べる事と未卯ちゃんをからかうこと(笑) 須藤梓(すどうあずさ)。(CV:神崎ちひろ) 結希と同じクラブに所属している友達。明るくオープンな性格で、結希の ことが大好き。むしろらぶらぶ(笑) 絵の方は非常に可愛らしくていいですね〜。 イベントCGは綺麗ですし、立ち絵も表情や仕草のパリエーションが豊富で 見ていてとても楽しいです。 キャラクターはみんな最初から主人公らぶらぶで、一途で可愛らしいです。 誰か1人を選べと言われると非常に難しいところですが、ここは未卯萌え。 後半のアレは反則です(笑) でも、結希も菜々も可愛いですし、幸恵さんや梓もなかなか素敵です(^^) 音声はキャラクターのイメージとばっちり合っており、演技の方も申し分 なし。非常に感情移入度は高いです。 未卯の演技は破壊力絶大。菜々も元気いっぱいでかなり好き(^^) ちなみに、淫語にはぴー音が入るのですが……なんちゅーか、こう、全然 隠れてない感じ? ほとんど全部聞こえるんですけど……(^^; # とりあえず「ぴー」って音入れときました、って感じ(笑) 音楽は基本的にほのぼのとした曲が多いですが、コミカルな曲から綺麗な 旋律の曲まで幅広いですね。曲単体で聴いてもなかなか聴き所のある曲も あったりします。 オープニングはなし。 エンディングも歌はなく、絵もゲーム中の絵の使い回しですね。ちょっと 物足りないかも。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームの方は、汁を集めないと呪われてしまうことになった主人公が、妹達を たぶらかしてひたすら汁を集める話(笑) ストーリーは終始ほのぼのした雰囲気で進みます。会話はコミカルなものも 多く、プレイしていて非常に和めます。 # 「あんたらはどこぞのニュ○タイプかッ!」(笑) 瓶の魔力の助けを借りて、妹たちから汁を集めまくり、徐々にエスカレート していって……という流れなのですが、その中で妹たちに惹かれていく過程や 内緒で汁集めをしていることに対する罪悪感なども描かれており、なかなか 楽しめました。……妹に手を出す罪悪感は薄めでしたが(笑) そして後半、個別シナリオに入ると瓶の魔力によって妹との関係に劇的な 変化が現れるのですが……無茶すぎ(笑) いや、いくら魔力だからってそりゃやりすぎでしょ(^^; しかもそれを受け入れてそのまま進んでるし!(笑) そのとんでもない設定を引きずったままエンディングへ。なんちゅーか、こう、 やりっ放しって感じ(笑) まあ、それで幸せならいいか(^^; 最後はちょっと瓶の魔力で強引に押しきった印章はありますが、まあそこそこ まとまったお話だったと思います。しかし、未卯の扱い酷すぎ(笑) Hシーンは基本的に汁を集めるのが目的ですが、様々なシチュエーションが 用意されており、特に後半は瓶の魔力を利用してもう好き放題です(笑) 各シーンはそこそこ尺も長く、特に個別シナリオに入ってからはかなりの 長さが用意されていて、たっぷり楽しめます。 H度も純愛萌え系の作品としてはかなり高め。それほどハードなプレイがある わけではありませんが、バリエーションも豊富で充分満足出来るでしょう。 あ、もちろんハーレムもありますのでご安心を(笑) テキストはとても読みやすく、誤字などもほとんど気になりませんでした。 非常に丁寧に作られているという印象がありました(^^) |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は両親が帰ってくるまでの2週間。 ただし、エンディングの条件を満たした場合はそこで終わります。 ワンプレイは3〜4時間。プレイしやすいちょうどいい長さに感じました。 難易度は、普通にクリアするだけなら低め。基本的に狙った娘と会いまくって イベントシーンでうまく汁を集めればOKです。汁を集めるときに直前でセーブ しておいて、うまく集められなかったらロードしてやり直せば良いでしょう。 まあ、それほどシビアではないのでなんとかなると思います。 ただ、CGをコンプリートするのはちょっと面倒かもです。CGをコンプリート するためには埴輪を集める必要があるのですが、これがゲーム中ではノーヒント なので、気付かない可能性が多々ありますね。集められる場所も限られています ので、これだけはちょっと手間かも。 |
総評 |
お奨め度ですが、萌え系らぶらぶHゲームが好きな人にはお奨め。 汁を集めるために妹たちにいろんないたずらをするわけですが、妹たちは 最初から主人公に好意を持っていますし、瓶の魔力もあってバレても嫌われ たりすることもなく、ほのぼのらぶらぶな雰囲気で終始進んでいきますので、 安心してプレイすることが出来ます。反面、ややメリハリに欠ける印象はあるの ですが、イベントの種類やシチュエーションは豊富ですので、退屈さを感じたり することはないと思います。 基本的に汁を集める、つまりひたすらHなことをするのが目的のゲームですので あまり深い設定とかストーリー性はありませんけど、各イベントはなかなか 萌える・燃える展開がありますので、充分楽しめるかと思います。 純愛萌え系の作品としてはH度もかなり高いと思いますし。 若干瓶の魔力が突飛で無茶な気はしますけど、そこはまあご愛敬でしょう。 システムもプレイしやすいですし、キャラクターも可愛らしいですし、声優 さんの演技も抜群、各シチュエーションもなかなか萌えると来ていますから、 萌え萌え純愛H系の作品が好きな人なら、プレイして損はないかと思います。 最後に。主人公萌え(爆) ……いや、別にそーいう趣味では……(^^; |