鬼医者
ブランド名 SAGA PLANETS ジャンル 陵辱鬼医者アドベンチャー
発売日 2002.04.26 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(164x237x36mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 INSTALL DISC : 605.3MB、CD-DAなし
GAME DISC : 143.8MB+CD-DA=480.1MB、CD-DA14トラック
原画 ささかまめぐみ シナリオ 大隈晃洋
音声 フルボイス、櫻レオナ、多田美智、秋月桃子、もっち、比未子、佐々木あかり
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 256箇所 あり(1曲、OP)
おまけ CG鑑賞、Hシーン回想、音楽鑑賞
対象属性 鬼畜、陵辱、調教、看護婦、オーバーニーソックス、黒髪、ストレートロング、女王様、
ボンテージ、赤髪、ボブカット、ストッキング、貧乳、金髪、お嬢様、タカビー、リボン、
ヘアバンド、ボクっ娘、和服、着物、メイド、エプロンドレス、ご主人様、眼鏡っ娘、
巨乳、茶髪、お兄ちゃん、ロリ、ショートカット、未亡人、ツインテール、保母さん、
ポニーテール、妊婦、セーラー服、お団子頭、カチューシャ、巫女さん、体操服、
ブルマ、猫耳、スクール水着、首輪、裸エプロン、レズ、姉妹丼、母娘丼
1プレイ時間 3〜5時間 お奨め度 7

レビュー
概要
首都圏の大病院からひなびた町の小さな病院に移ってきた主人公。
過疎寸前の町に訪れた名医というイメージを築きつつ、裏では看護婦を奴隷に
し、さらなる獲物を求めて策を巡らせる…という、典型的な調教・陵辱物です。

しかし、パッケージとかタイトルメニューの絵、かなりヤバい気が…(^^;
よりによってこの娘を持ってこなくても良かったのでわ(^^;
システム
基本システムはビジュアルアーツ系のシステム。

インタフェースはマウスカーソルのキーボードエミュレーションにより
フルキーボードサポート。

未読/既読判別メッセージスキップ、強制スキップ、バックログ搭載。
メッセージ周りは問題なしですね。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は軽快。

セーブ箇所は256箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
…足りないとは言わせない、って感じですね(笑)


システムは選択肢決定型$移動場所選択型のアドベンチャー。
移動場所選択はカーソルを合わせると何かイベントが発生するところでは「鬼」
の文字が出るのでわかるようになっています。
移動箇所は6箇所+移動しないだけですし、特定の場所で発生するイベントは
固定、イベントの種類もそれほど多くはないので、特に悩むことはないでしょう。
というか、移動して発生するイベントはサブイベントですので、本筋のシナリオ
には影響しませんし。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

若宮花帆。主人公の奴隷の看護婦。

山科美麻。主人公が住まわせて貰っている屋敷の娘。三姉妹の末っ子。
生まれつき病弱で、屋敷で療養している。

山科未緒。三姉妹の次女。男勝りで主人公に食ってかかる。

山科美加。姉妹の長女。優しく落ち着いた雰囲気のお嬢様。

綾部梨華。主人公に対して非常に無愛想な看護婦。

槇島ちひろ。主人公が以前務めていた病院での奴隷である看護婦。
主人公を追って病院にやってきた。

山科志乃。主人公が住まわせて貰っている屋敷の奥さん。

高尾めぐみ。主人公が住まわせて貰っている屋敷のメイド。

他にもサブキャラクターはいっぱいいて、とても紹介し切れません。
なかなか個性的なキャラクターが多く、バリエーション豊で楽しめます。


絵の方は、かなりバリエーション豊ですね。大人っぽい女性からどう見ても
子供にしか見えない娘まで、見事に描き分けられています。
塗りもなかなか丁寧で、綺麗ですね。
ただ、立ち絵とイベント絵で別人に見えるような絵がたまにあったりするのは
ご愛敬。全体的にはクオリティは高いと思います。

相楽美咲萌え? 久世清音とか宮津麻衣とか柏原亜美とか、他にも好きなキャラ
はいっぱいいますけどね。←もれなくサブキャラかい(^^;
メインキャラでは、若宮花帆が好きかな。高尾めぐみ、山科未緒あたりも好き
ですが。魅力的なキャラクターがいっぱいで困ってしまいます(笑)


音声の方ですが、声は看護婦達に関してはキャラクターと合っていると思うの
ですが、館の住人やサブキャラクターの中には合ってないように思える人が
いますね。サブキャラクターに関しては兼ね役をやっている人も多いようで、
今ひとつキャラクターに馴染みきっていないような印象です。
# メインキャラクターでも2役やっている方がいらっしゃいますが。

そして演技の方ですが、一部の人はやや演技力に物足りなさを感じます。
特に見た目の年齢が低めのキャラで感じましたが、声をキャラに合わせるのに
無理をしているのか、演技の方がどうもしっくりきませんでした。

そして、テキストでは絶叫しているように書かれているのに、声の方は低く呻く
程度ということも多々ありました。もう少しテキストと声のシンクロがないと、
感情移入の阻害になってしまいますね。
もう少し音声の収録に気を遣って欲しかったかな、という気がします。
まあ、キャラクターが多いので録音は大変だったんでしょうけどね…。

それと、キャラクターは結構な数いるのですが、そのうちキャストが公開されて
いるのは7人(うち兼ね役1人)だけです。…どうして全員公開しないのでしょうか?


音楽の方は、作品の雰囲気にあった不気味で不敵な曲が多く、雰囲気出て
ますね。ただ、やや曲数が少ないのか、いつも同じ曲を聴いていたような気が
します。


ゲームを開始するとオープニングアニメーションが流れます。
歌はビートの効いたみょーに格好いい歌で、ボーカルもパンチがあってなかなか
格好いいですね。曲の方は…なんかみょーにavexくさいんですけど(笑)

絵の方は基本的にキャラクター紹介的な物。ただ、曲に合わせて切り替わって
いくところなんかはなかなか格好いい。
シナリオ・プレイ感
ゲームの方は、ただひたすら周りにいる人を奴隷にしていく話。
どの人をどんな風に貶めるか策を練り、それを実行していくという感じですね。
まあ実際は主人公が勝手に考えて実行するので、プレイヤーが立ち入る隙は
ほとんどありませんけど。

ということで内容はひたすら陵辱。コミカルな展開や純愛なんてありゃしない。
一瞬純愛っぽい展開があっても、主人公はすかさずそれを利用する鬼畜です(^^;

ただ、やっていることはかなり酷いんですが、それほどエグい印象は受けない、
後味もそーんなにドロドロとしていない、なかなかクールな描写ですね。
いや、ホントはもの凄いエグいことやってるんですけど、テキストがすっきり
しているからか、すんなりと入り込めました。

それでいて充分エッチで、ややあっけなく堕ちる印象のある娘もいますけど、
まあ調教していく過程もきっちり描かれていますから、なかなか良くできた
シナリオだと思います。
主人公は非常に頭がキレてスマートで行動力もあるため、全てコトがスムーズに
進んでいき、非常にテンポがあって楽しめました。

しかし、サブイベントはうって変わって強引な展開。お前それは警察に駆け込ま
れたら終わりだろうという無茶な展開や、目隠ししても姿と声でいくらなんでも
わかるだろうという展開など、無理が目立ちました。まあ、病院の外で、様々な
シチュエーションを実現するには多少の無理は必要かも知れませんけど…。

あと、Hシーンの最後が「え? いつ終わったの?」と思えることが多々ありました。
テキストのせいか、演技のせいか、おそらく両方だと思うのですが、最後に
盛り上がりもなく行為が終わってしまって、「あれ? 終わってたの?」と拍子抜け
してしまいました。もう少し最後は引っ張って盛り上げて欲しかったかも。
声の方も、最後はもっと絶叫するとか、もう少し盛り上げて欲しかったです。
淡泊に終わったようなイベントが結構ありました。


一部誤字が気になったり、「。」だけが次のページに表示されたりとちょっと
テキストの詰めが甘いところもありました。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間はシナリオによって差はありますが、約2週間。
…気付かない内に日にちが変わっていて、ちょっとびっくり(^^;
まあ、ウインドウのタイトルに日にちは出てますけど…。
# フルスクリーンだとわかりませんが。

ワンプレイは3〜5時間。サブイベントをどれだけ見るかでプレイ時間はかなり
変わってきますし、ルートによってもかなり変わってきますね。

難易度はそれほど高くはないと思いますが、サブイベントまで全て回収しようと
すると、結構な労力になります。サブイベントは選択肢を1つ間違えるだけで
それ以上先に進めなくなったりするうえに、選択肢も明確でないものが多く、
やや手こずるかも知れません。

そして、メインのシナリオも最初の5日で大きくルートが分岐するのですが、
これに気付かないとなかなか他のシナリオに入れないかも知れません。まあ、
1回クリアすれば気付くとは思いますけど…。
# ウインドウタイトルに○○ルートと出ますので。

ただ、どの選択肢を選べばどのシナリオに分岐するのかがややわかりづらく、
何度かやり直す必要はあるかも知れません。
あと、5日目以降はほぼ独立したシナリオになっていて、全エンディングを
見るのもなかなか大変です。全体的にかなりのボリュームですね。

ワンプレイは比較的短めですが、イベントも多く、エンディングも大きく3つ
用意されていて、かなりボリューム感のある作品ですね。かなりやり応えは
あると思います。
総評
お奨め度ですが、それはもう鬼畜な人にお奨め(笑)

主人公は非常に切れ者で、的確に淡々と作戦を遂行していって、ほとんど
失敗もありませんから、安心して陵辱を楽しめます(笑)
イベントもバリエーション豊でキャラクターも個性的なキャラクター揃い、
描写もやや尻切れトンボなものもありますが充分エッチで、きっちり楽しめ
ると思います。

鬼畜い作品が苦手な方にはなかなかお奨めはし辛いですが、この作品は描写
が比較的すっきりしていて、酷いことはやってるんですけどそれほど抵抗無く
読みやすいシナリオだと思いますので、試しにやってみるのもいいかも。

イベントの数も結構豊富で、結構やり応えのある作品だと思いますので、
コストパフォーマンスには優れていると思います。

惜しむらくは、Hシーンラストの物足りなさと、音声ですかね。
これが良ければもっと盛り上がったと思えるだけに、ちょっと残念です。

最後に。美麻、お前はいったいいくつだ(^^;



ロビーに戻る  レビュートップに戻る