パールな気分で 〜明日に向かって歩こう〜 | |||
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ブランド名 | ジュエリー | ジャンル | ハートフル恋愛シミュレーション |
発売日 | 2002.02.28 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(150x215x35mm) | マニュアル | B4用紙4つ折り |
DISC容量 | 338.7MB+CD-DA=551.8MB、CD-DA16トラック | ||
原画 | TKS | シナリオ | ハッピー清原、悪戯人 |
音声 | 女性キャラフルボイス、寿あんず、小梅、hiro、苺ノ里ばなな、織田桐朱音、MINAKO、 かりん、真田ゆり、里美希沙良、KAORU、柚姫朔耶、如月葵、桃花うさぎ、かぐら、 星野くるみ、海野美砂、本上真琴、茶谷やすら、橘あかり、美青キリカ、花井ももな、 佐伯綯迺 |
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インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 90箇所+クイックセーブ1箇所 | 歌 | あり(1曲、主題歌) |
おまけ | シーン再生、CG鑑賞、音楽鑑賞 | ||
対象属性 | ピンク髪、OL、金髪、ウエディングドレス、眼鏡っ娘、お下げ、青髪、ショートカット、 巫女さん、巫女装束、黒髪、紫髪、ポニーテール、赤髪、ボブカット、エプロンドレス、 縦ロール、緑髪、ストッキング、バニー、お嬢様、レースクイーン、アイドル、ロリ、 ツインテール、女医、看護婦、オーバーニーソックス、人妻、ボクっ娘、ウェイトレス、 中華娘、お団子頭、ストレートロング、スチュワーデス、お兄ちゃん |
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1プレイ時間 | 3〜4時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
一流企業に勤める主人公。しかし、不況のため、リストラ計画が発表される。 30日以内に一定の営業成績を上げられなかった場合、クビになってしまう。 かくして、主人公の必死の営業活動が始まる…という話。 でも、あーんまり真面目に営業してない気もしますけど(^^; |
システム |
まずインストールですが、このゲーム、NTFS非対応です。 なので、Windows NT系のOSを使っている人は注意が必要です。 …しかし、何でまたNTFS非対応なんでしょうね…。 インタフェースはややキーボード操作可。 選択肢決定やメッセージ送りはキーボードで可能なのですが、移動場所決定や 話題選択、オプション設定などはキーボード操作不可のようで。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方はかなり重め。 ただ、CPU利用率はそれほど高くないので、内部的にワザとウエイトがかけら れている模様。…嫌がらせですか? セーブ箇所は90箇所。あと、クイックセーブが1箇所用意されています。 セーブ/ロードは移動場所選択時のみ可能。数としては充分すぎるでしょう。 移動場所選択時しかセーブ/ロード出来ないのもそれほど問題はないと思い ます。クイックセーブはイベント中でも出来ますし。 選択肢バック機能もありますから、いざとなったら直前の選択肢に戻れますし。 ただ、ゲーム中では初期値がセーブになっているので注意が必要です。 ロードしようと思ってそのままセーブ箇所を選択すると、上書きセーブしてしま います。しかも上書き確認なしに…。 それと、オプション設定がタイトルメニューからしかできないのはマイナスかな。 何か設定を変えようと思ったら、わざわざタイトルに戻らないといけません。 システム的には移動場所選択型&選択肢決定型のアドベンチャーゲームと、 会話部分は話題選択型のシステムとなっています。 主人公は4つのパラメータを持っていて、特定の行動を取ることによって そのパラメータを上げることが出来ます。 基本的な流れは、移動場所選択で営業をする場所を選択し、何度かその人の 所に通っていると営業トークが出来るようになります。営業トークでは話題 選択を行って、相手が話題に乗ってきたらその商品を売る…という感じです。 移動場所選択は、誰かがいる所はマップ上にチップキャラが表示されています ので、空振りに終わることはないでしょう。 ただ、ごく希にチップキャラが出ていないのにその場所に行くと誰かいる事が ありますので、注意が必要です。 「キャラクターナビゲーションマップ」とたいそうに銘打たれていますが、 ごくふつーの移動場所選択だと思います(笑) 少なくとも、今までのマップ移動とは一線を画するというほどでわない(^^; 移動場所は最初マップ2つ分だけですが、営業成績が伸びてくると新しい 地区を任され、移動できるマップが増えます。 また、営業成績が伸びないと出張ということで地方や海外にとばされます。 話題選択で選べる話題は最初は3つだけですが、パラメータを延ばすことに よって話題を増やすことが出来ます。 ただ、相手が興味のある話題を振ったとしても、パラメータが低すぎると その後のイベントに繋がらないことがあるため、パラメータもマメに上げて おく必要があります。 この話題選択は疑似リアルタイムになっていて、会話が途切れたときに 新たな話題が準備されていないとそこで会話は終わってしまいます。 そして注意すべき点は、会話パートでメッセージスキップをすると、話題を 選択する前にとっとと会話が終わってしまうということです。 つまり、会話シーンではメッセージスキップは使えないということに…。 メッセージスキップの存在価値、あるんですか?(^^; 会話シーンが一番の使い所だと思うのですが…。 ちなみに、この話題選択型会話は「どきどきコミニュケーションシステム」と 銘打たれているようですが、「どきどきコミュニケーションシステム」でない のがちょっと気持ち悪いです(^^; それと、選択肢バック機能が搭載されているのはいいのですが、このゲームは 基本的に移動場所選択と話題選択で進むため、イベント中の選択肢はほとんど ありません。なので、不用意に選択肢バック機能を使うと、とんでもない所に 戻されてしまったりするので注意が必要です。 しかもこの選択肢バックがテキストバックと隣り合わせにあるので間違え易いん ですよねぇ…。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクター紹介は割愛。 てゆーか、キャラクターは総勢40人にものぼるので、とても全員紹介出来 ません(^^; 絵の方はちょっぴり見た目幼い感じの可愛らしい絵ですね。 さすがに40人もいると髪型が違うだけっぽいキャラクターもいたりしますが、 結構個性的なキャラクターが多くて上手く描き分けは出来ている方だと思い ます。ただ、ボブカットのキャラがみょーに多いような気が…。 ロリっ子、バニー、巫女さん、レースクイーン、中華娘、看護婦など、多彩な キャラクターが用意されていて、シチュエーションも豊富です。 これだけいれば、1人ぐらいは気に入るキャラクターもいることでしょう(笑) ということで私は葉月萌え。つーか、可愛すぎ(爆) # とても大学生には見えないけどなっ(笑) 音声の方は、キャラクターが総勢40人ということで声優さんの数自体もかなり 多いです。これだけ多いとそれぞれのキャラクターの印象は全体的に薄めに なってしまうのですが、まあ比較的声はマッチしていると思います。 # 部長はもう少し大人っぽい方が…(^^; 中にはちょっと演技的にどーだろ? と思う人もいたりはしますが、まあ概ね 演技の方も良好だとは思います。 # 葉月はかなり破壊力デカいです(爆) 1つ問題なのは効果音。至る所に効果音が配置されていてゲームを盛り上 げてくれるのはいいのですが、効果音が鳴っているときは一切の操作を 受け付けず、それがかなりレスポンスを悪くしているのは残念ですね。 あと、長時間プレイしたりメッセージスキップを多用していると、音声の 再生関係でエラーを吐くことがありました。こうなるとそれ以降音声が再生 されなくなってしまうので、再起動する必要が…。 音楽の方は…なんかいつも同じ曲が鳴っていたような気が(^^; ちょっとバリエーションに乏しいかも。 ゲームを起動するとタイトルメニューが現れて、そのバックで主題歌が流れ ます。歌の方は出だしが非常にしっとりしていたので静かな曲かと思ったら… 突然曲調が変わって、めちゃめちゃ明るい、ともすればあったま悪そうな 歌が…(^^; でも、けっこー歌の方は好きだったり(笑) なんか、聞いていてクセになるというか…。歌詞もストレートで好き。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームの方は、30日間で出来るだけ営業成績を上げようという単純なもの。 ただし、営業を成功させるにはパラメータを上げたり適切な話題を選んだり という作業が必要になるので単調になることはないでしょう。 とりあえず気になった娘のところに足繁く通いつつ、目当ての娘がいない 時はパラメータを上げながら進めていく。 大抵のキャラは2〜3回通えば会話シーンに突入できるのですが…そこで 興味を引く話題を振ると、商品を買ってくれたり、Hに突入したりします。 …えーっと、2〜3回逢っただけですよね? しかも仕事中ですよね?(^^; この主人公、ホントに営業成績延ばす気あるんか…(^^; 大抵のキャラは興味のある話題が2つあって、1つは売り上げに繋がるもの、 1つはHにつながるものなのですが、私の話題選択が絶妙すぎたのか、なんか Hばかりしていたような印象があるのですが(^^; # 全然営業してないよー(^^; しかも、Hをしてしまうとそのキャラクターはもう出てこなくなってしまう ので、売り上げが全然伸びません(^^; なんとか頑張って営業もしつつゲームを進めて最終日。どうやらなんとか クビには鳴らずにすんだらしい。そして同僚の河原弥咲とらぶらぶになって ハッピーエンド。…このゲーム、ヒロイン個別エンドなんてあったのか…(^^; クリア後、おまけで達成度を見てみると…22%!? こ、これだけいろんな人に逢いまくっていろんなことしまくったにも関わらず、 半分どころか1/3の見られてないんスか!?(^^; …もしかして、とんでもないボリュームありますか? このゲーム…。 その後、猿のように繰り返しプレイ。もはや無意識(笑) ものすごい大変だったよー。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は30日間。31日目に結果が発表されます。 ワンプレイは3〜4時間。必要最小限の営業だけをしていれば、もう少し短縮 出来るかも知れませんね。 難易度ですが、普通にクリアするだけならパラメータ上げのバランスと 話題選択を上手くすれば比較的簡単にクリアできると思います。 しかし、コンプリートしようと思うと難易度は一気に跳ね上がります。 まず、普通の状態では出てこないキャラクターが多い。一定の条件(営業 成績だと思いますが)を満たすと地方や海外に出張させられることがあるの ですが、そこでしか逢えないキャラクターも結構います。 さらに、逢うには別のキャラクターに営業を成功させていないといけない キャラや、マップ上には出てこないキャラもいたりして、全てのキャラに 逢うだけでも大変です。 しかも、各キャラに合った話題を選択してイベントを進める必要があります ので、本気でクリアしようと思ったらどのキャラクターがどの話題に反応して イベントを進めるにはとのパラメータが必要かを把握する必要があり、 しっかりデータを集めておかないと無駄に時間だけを浪費するハメになります。 # かなり浪費しました(^^; ##一度営業に成功したキャラは、どの話題に反応するかわかるようにして ##おいてくれてもバチは当たらないと思うよ…(^^; なので、クリアするだけなら簡単だが、コンプリートするのは大変という やり込み型のゲームになっていると思います。 |
総評 |
お奨め度ですが、いろんなシチュエーションでお手軽にHが楽しみたい 人にはお奨め。ゲーム性もある程度ありますので、それなりに楽しめます。 ただ、キャラクターが非常に多いため、キャラクター1人1人のシナリオは かなり短く、ストーリー性もほとんどありません。 エンディングのあるヒロインは、ある程度ストーリー性がありますが、 イベントの発生自体が飛び飛びになるため、今ひとつストーリーに乗れない ような気がします。 そして、このゲーム最大の弱点はそのインタフェース。 まず、重い。レスポンス悪い。ストレス溜まる。 次に、メッセージスキップがほとんど無意味。話題選択シーンでスキップ しようものなら、何事もなかったかのように会話が終わります。 さらに、長時間プレイしているとどんどん重くなってしまいにはエラーを吐く。 どこかで音声再生関連のリソースをロックしているような気がします。 ということで、お世辞にも快適なシステムとは呼べません。 1回目のプレイではメッセージスキップも必要ないですし、会話も初めて見る ものばかりですからじっくり見るのでレスポンスもさほど気にならないの ですが、2回目以降のプレイになると、1度見た会話はサクサク飛ばしたい のにメッセージスキップは使えず、かと言ってボタンを連打してもシステムが 重いためにサクサクと進めることは出来ないという、ストレスゲームに早変 わりします。 繰り返しプレイが前提になっていて、コンプリートするにはかなりの回数繰り 返しプレイする必要がある(最低でも6回)ことを考えると、このシステムは ちょっと辛すぎます。 もう少しプレイヤーのことを考えたユーザフレンドリーなシステムになって いれば、最後まで楽しくプレイできたと思えるだけに残念です。 # 最後の方はまるで拷問でした(^^; ライトな感覚で手軽にプレイでき、キャラクターやシチュエーションの バリエーションも豊富で、ゲーム性も高く、萌え要素もてんこ盛り、 ボリュームもかなりのものという、かなりいい感じの作品ではあるのですが、 このシステム回りが足を引っ張ってしまっていて残念です。 繰り返しプレイでも快適なシステムになっていれば、お奨め度7ぐらいは 間違いなくつけたんですけどね…。 最後に。「はうぅぅぅぅぅ」…は、葉月たん萌えぇぇぇぇ(爆) |