瑠璃・瑪璃姉妹のもっとx2 おしえて☆お兄ちゃん先生
ブランド名 ジュエリー ジャンル お気楽天国家庭教師ADV
発売日 2002.05.31 定価 \5,800
パッケージ 紙製パッケージ(150x215x35mm) マニュアル B4用紙四つ折り
DISC容量 320.0MB+CD-DA=379.2MB、CD-DA7トラック
原画 シナリオ
音声 あり
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 30箇所 なし
おまけ あるばむ、びでお、おんがく
対象属性 ロリ、お兄ちゃん、萌え、ストレートロング、リボン、ヘアバンド、ショートカット、
ツインテール
1プレイ時間 15分〜1時間 お奨め度 5

レビュー
概要
お向かいに住んでいる美少女姉妹、璃瑠と瑪瑠。ひょんなことから主人公は
その姉妹の勉強を見てあげることになる。そして主人公は勉強を教えつつ、
それ以外のことも教えていく……という、家庭教師アドベンチャー。
あ、調教とかそーいうのはないので(笑)
システム
まずインストーラですが、とってもキーボードで操作出来そうな雰囲気を
醸し出しているにも関わらずキーボード不可というのは……(^^;

しかし、ゲームの方はフルキーボード操作可。
未読/既読判別スキップ、バックログ、オート機能搭載。
ただ、スキップやバックログのメニュー名が「はやくち」や「わすれもの」
なのは、非常にわかりづらいです(^^;
え? マニュアルを読め? それはごもっともなんですが……。

それと、キーボードオンリーで操作していると1つの罠が。
カーソルキーで「おーと」や「はやくち」などのメニューを選択することが
出来るのですが、カーソルの位置がメニューを選択した位置にあるため、
その後ゲームを進めようとEnterキーを押してももう一度そのメニューを
選んでしまうという(^^;
さらに、選択肢を決定したりするとその位置にカーソルが残ってしまうので、
結局マウスでカーソルを移動させる必要があるのはちょっとマイナス。
キーボード操作可にするならこのあたりは拘って欲しいところ。
# いや、激しくわがままなのは重々承知していますが(^^;

あと、メッセージウインドウの上に付いてる2羽の鳥、これが案外鬱陶し
かったりするんですよね(^^;

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快。

セーブ箇所は30箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブ箇所は1ページ10箇所書ける日記が3ページという構成になっているの
ですが、今どのページかという表示がないのがちょっと不便ですね。

セーブ数ですが、充分すぎます。てゆーか、全選択肢でセーブしても足りる
ぐらいではないでしょうか(^^;

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。……と言っても、選択肢なんて
片手で数えられるほどしか出てきませんが……。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

璃瑠。お向かいに住む姉妹の姉の方。おとなしくてちょっぴり引っ込み思案。
主人公のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。可憐な声の持ち主。

瑪璃。お向かいに住む姉妹の妹の方。明るく無邪気で元気いっぱい。
主人公のことを「にいちゃ」と呼ぶ。元気な声の持ち主。

以上。……うっわ、潔い(笑)


絵の方はロリテイスト満載の可愛らしい絵柄。
塗りの方はアニメ調のべたっとした塗りでやや精細さには欠けますが、私は
基本的にアニメ塗りは好きなので全く問題なし。むしろ良し。
テストの点が悪くて泣いてる2人萌え(笑)

キャラクターとしては大人しい璃瑠と元気な瑪璃という感じですが、璃瑠も
瑪璃も主人公を誘惑しまくってます。
瑪璃は理解はしないまま無邪気に誘惑している感じですが、璃瑠は絶対
何か企んでます(笑) そんな璃瑠が萌え(笑)
ちなみに、産毛も生えていないらしい。……剃ったんですよね?(^^;


音声の方は、これまたロリテイスト満載のあったま悪そうな声が、キャラに
ぴったりとハマっていていいですね。

演技の方は、一部やや物足りなさやくどさを感じたりもしましたが、まあ
さほど問題ないレベルでしょう。
瑪瑠の口癖「んに〜」は、人によっては気になるかも。


音楽の方はほのぼののほほんとしたコミカルな曲が殆ど。……と言っても
全部で7曲しかあまりせんけどね(^^;
ちょっと音数が少なくて薄っぺらく聞こえることがあるのはやや残念。
シナリオ・プレイ感
ゲームを起動すると、ゲームのタイトルをキャラクター2人の音声で読み
あげてくれるんですが、これがなかなか破壊力デカいかも。
微妙に揃っていないあたりがいいですね(笑)


そしてゲームを始めると、まず璃瑠と瑪璃のどちらの勉強を見るかを選択
するわけですが……えーっと、どちらか1人しか教えられないんですか?
……あのー、それって根本的に何かがズレているような……。
折角の姉妹物なのに、1人ずつしか進められないのはいかがなものかと。
そもそも姉妹物というのは……(以下割愛)
ともかく、姉妹丼がないとは何事だっ。←そこかい(^^;


とりあえず璃瑠を選択してサクサクと進めていく。
2日目まではなんとか理性を保って我慢してましたが、3日目についに我慢
出来なくなって襲いかかる(笑)
……えーっと、どうして初めてのHがお尻なんですか?(T_T)
しかもなんかそのままバッドエンド(?)みたいだし……。

気を取り直して再プレイ。今度は最後まで理性を保ってハッピーエンド。
……えーっと、最後は「Fin」って出て、それで終わりっスか?
余韻も何もあったもんじゃないですね(^^;
てゆーか、スタッフロールとかは?
# おかげでスタッフ情報が埋められません(T_T)


その後、瑪瑠の方もプレイ。……びっくり。シナリオの展開が璃瑠の時と
全く同じ……(笑)
二人を絡めて進めることが出来ないんですから、せめて展開ぐらいは変えて
欲しかったですねー。キャラクターが違うだけでやってること同じだし(^^;

せめてシチュエーションを変えるとか、いろいろコスプレ衣装を用意するとか
もう少しイベントに幅を持たせて欲しかったかも。ストーリーの幅は別に
いらない……というか、この作品には期待していないので(笑)
# 萌えられればOK。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は4日間。それまでに終わることも多々あります。……短っ。

ワンプレイは15分〜1時間。1日目で終わったときは15分、4日目まで行ったら
1時間。つまり。1日あたり15分という単純計算(笑)

難易度は低め。というか、選択肢が全てシナリオ分岐やフラグになっている
ようですので、コンプリートするためには全選択肢を選ぶ必要があります。
なので、どの選択肢を選んだかさえ覚えていれば、悩むことはないでしょう。
その選択肢も、1回のプレイでは片手で数えられますからね……。
総評
お奨め度ですが、萌え至上主義のロリ好きな人にはお奨め。
可愛らしい女の子が主人公のことをひたすら想っていて、その女の子達に
好き放題出来るという美味しい展開です(^^)

ただ、選択肢の数が少ない、つまり選べる行動が少ないため、出来ることは
もうシナリオ上決まっていて、プレイヤーの好きなように出来るわけではない
あたりはちょっと残念ですね。

その主人公ですが、ヘタレ……というわけではないんですけど、臆病で弱気で
うじうじしていてちょっと見ていて鬱陶しいかも。
かと思えば凌辱ルートではめちゃめちゃせっかちで無理矢理だったり。
今ひとつ感情移入は出来ませんでした。

そして、ゲーム期間が4日で、ヒロインが2人というのは、ややボリュームの
面で物足りなさが残りますね。しかも、2人のヒロインはどちらも話の流れが
ほぼ同じためバリエーションに乏しく、物足りなさに拍車をかけています。
一応ヒロイン1人あたり3つのルートが用意されてはいるのですが、ベースと
なるストーリーは全て同じですしね。
価格が安めに設定されてはいますが、それでもちょっと物足りないですね。

ただ、どのイベントを見たかによって、その後のイベントは同じイベントでも
セリフなどが微妙に変わっていたりと、細かいところへの配慮が見られるのは
なかなか好印象。……まあ、こういう細かいところに凝っている余裕があれば
もう少しバリエーション増やして、と思わなくもないですが(^^;


ヒロインは可愛いですし仕草や口調も非常に可愛らしく、萌え要素はたっぷり
入っていますが、ストーリー性は薄く、イベントのバリエーションも少ないために
ややボリューム不足を感じてしまう、勿体ない作品ですね。

まあ、システム的には問題なく快適にプレイできますし、簡単お手軽に萌えな
シチュエーションを楽しめますから、息抜きにやるにはいいかも。


ところでこのゲーム、ヒロインの名前は「璃瑠」と「瑪璃」ですよね?
タイトル画面では、「瑠璃・瑪璃姉妹のもっとx2 おしえて☆お兄ちゃん先生」
と書いてあるんですけど……。てゆーか、パッケージやマニュアル、全てこの
表記になってますけど(^^;
ゲーム中ではそれほど気になる誤字はなかったんですが、こんな所にどデカい
誤字が入っているのはどうかと思ます……。
# デモにもステキな誤字がありましたが(笑)


最後に。よーするに、はじめての? ←禁句(^^;



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