ドキドキお姉さん | |||
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ブランド名 | Atelier KAGUYA Barkshire Yorkshire | ジャンル | お姉さんAVG |
発売日 | 2003.07.25 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(152x226x41mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | DISC1 : 625.8MB、CD-DAなし DISC2 : 573.5MB、CD-DAなし |
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原画 | choco-chip | シナリオ | 神無月ニトロ、さんきち、 MLR(もみあげルパンR) |
音声 | 女性キャラフルボイス、カンザキカナリ、青山ゆかり、草柳順子、北都南、伊藤瞳子 | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 30箇所+フリー | 歌 | なし |
おまけ | CG鑑賞、シーン再生、音楽鑑賞 | ||
対象属性 | お姉さん、純愛、誘惑、陵辱、ポニーテール、セーラー服、浴衣、スクール水着、 青髪、ボブカット、レオタード、体操服、ブルマ、ストレートロング、裸エプロン、ショタ、 リボン、ウエディングドレス |
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1プレイ時間 | 5〜6時間 | お奨め度 | 8 |
レビュー |
概要 |
両親が銀婚記念海外旅行のため長期に渡り家を空けて、一人暮らしをする事に なった主人公。しかしそこに、兄嫁であるみちると義姉の瞳が転がり込んで来る。 そして何故か担任の葉月先生まで転がり込んできたからさあ大変。お隣に住む ちょっとHな管理人さんも加わって、主人公の周りはお姉さんだらけ。果たして 主人公はお姉さん達の誘惑に耐えることが出来るのか……というお姉さんAVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 三浦玲子(みうられいこ)。(CV:北都南) 主人公の隣の部屋に住む管理人さん。大家の娘でもある。 常に挑発的な服装をし、エッチな言動で主人公を誘惑する。 主人公をからかうこととエッチを迫ることが存在意義。 得意技は部屋間違いとフェロモン散布と下ネタトーク。 川奈みちる(かわなみちる)。(CV:青山ゆかり) 主人公の兄の妻、つまり義理の姉にして、学園ではクラスメイト。 留年している主人公より年下だが、やたらお姉さん風を吹かす。 主人公を見下していて、何かあればすぐにからかったりいじめたりする。 水野葉月(みずのはづき)。(CV:草柳順子) 主人公の担任で、保健体育の教師。天然でちょっと鈍くさい。石マニア(笑) 川奈瞳(かわなひとみ)。(CV:カンザキカナリ) 主人公の義理の姉。明るく優しいお姉さん。 主人公のことをとても可愛がっている。酒癖は悪い。 絵の方はとても可愛らしい絵柄ですね。しかし胸の大きいキャラが多く、その アンバランスさも魅力になっています。ただ、瞳や葉月の絵は結構整っていると 思うのですが、みちるや玲子はやや崩れ気味な絵が多かったような気がします。 CGの処理自体は綺麗ですが、一部やや線が太く浮いているように見受けられる 部分もありました。あと、ちょっとCGのパターンが足りず、泣いているシーンでも 絵は微笑んでいたりするので、若干違和感がありました。 立ち絵の方はポーズ変化・表情変化ともにそれなりに用意されており、会話の 内容にあった絵が使われていると思います。目パチもあります。 あと、背景はなかなか良かったですね。背景にいるキャラが、雨降りの時は ちゃんと傘を差していたり、表情やポーズにも変化があったりと、細かい所にも きっちり気を遣ってある感じです。 ……立ち絵の方は雨降りでも傘差してないんですけどね(^^; # 背景の方が凝ってるかも。 キャラクターは一応みんなお姉さんということですが、実際にお姉さんなのは 瞳だけで、みちるなんかは年下というなかなか面白い設定。 そして、絵が可愛らしいこともあって、設定とのアンバランスさが出ていて 独特の雰囲気を作り上げていますね。 キャラクター自体も性格付けがはっきりしていて、みんな活き活きしています。 瞳姉ぇが可愛すぎ。優しくて可愛らしくてむっちゃくちゃいいお姉さんです。 葉月もボケボケしていて結構好きですが。 逆に、みちるはけっこームカつきました(^^; 音声は概ねキャラクターと合っていると思いますが、みちるに関しては若干 違和感を覚えました。元々絵が可愛らしいロリ風味の絵なのにみんな姉という ことで、アンバランスな設定な訳ですが。 演技に関しては問題なし。Hシーンは臨場感がありエロさが増していますし、 通常シーンでも瞳の酔って甘えた演技などはかなり破壊力があります。 ただ、テキストでは伏せ字になっているのに音声ではそのまんま喋ってたり、 一応「ぴー」は入ってるんですけど音声に全然被ってなくて丸聞こえになって いるところがあるのはご愛敬(^^; 音楽は明るくポップな曲が多め。あまり目立たずBGMに徹している感じですね。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能にも対応していて、音声の再生も可能。 機能的には特に不満はない、使いやすいシステムだと思います。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は軽快。 メッセージスキップはやや遅めですけど、スキップ中は音声の再生をしない 設定にすればマシになります。 セーブ箇所は30箇所+フリーセーブ。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他に、シーンタイトルと画像が保存されます。 数としては、フリーセーブがありますから足りないということはないですね。 ひとつ気になったのは、セーブした後の復帰が右クリックなどの一動作で 出来ず、キャンセルボタンを押しに行かなければならないのは煩わしいかも。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公の家に3人の女性が転がり込んでくる所から始まります。 その3人に、お隣の管理人さんも加えた4人と一緒に暮らしているうちに、様々な 誘惑が主人公に降りかかりつつ、毎日を過ごしていきます。 ゲームはほぼ明るく楽しくエッチな雰囲気で進んでいきます。 4人の女性に囲まれて狼狽している主人公がよく描かれていますね。 ちょっと軟弱で優柔不断で流されやすくてヘタレで負け犬な気もしますけど(笑) キャラクター同士の会話はとても楽しく、ボケ役、突っ込み役、罵倒役(笑)など 役割がはっきりしています。 そして後半は主人公が誰かの誘惑に屈して(笑)、個別ルートに入る形になります。 個別ルートに入ってからは、とてもバリエーション豊かな展開。 べったべたに甘ったるい展開あり、ひたすらエッチする展開あり、ダークな展開 ありと、様々なストーリーが楽しめます。 まあ、基本は明るくエッチなラブラブストーリー、という感じです。 Hシーンはかなり濃いめ。各キャラクターとも複数回用意されていて、純愛系が メインながらもバリエーションは豊富。ラブラブエッチから誘惑エッチ、露出系 プレイまで様々です。主人公が攻められるタイプのエッチも多いですね。 各シーンの尺もそこそこ確保されており、描写も濃厚。2回戦が用意されていたり、 充分満足できる内容かと思います。もちろんハーレムもあります。 ただ、前半のHシーンでは快感ゲージというのが現れるんですが……これ、一体 何の意味があるのでしょうか?(^^; FINISHまで行ったかと思ったら、いきなり下がったりしますし……。 あと、フェ●・パ●ズリ時ペ●スON/OFFの設定が可能で、表示をOFFにすれば フェ●・パ●ズリ時のモザイク表示がなくなり、顔などがちゃんと見えるように なります。こういう配慮は嬉しいですね。 # パッケージに準拠して伏せ字にしてみました。……余計目立ってる気が(^^; テキストはノリが良く読みやすいですね。誤字もほとんど気になりません。 一部、反禁則処理が見受けられますが、さほど気にはならないでしょう。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは6月30日の月曜日から始まります。ゲーム期間は……約1ヶ月? 前半の共通ルートでは1日ずつプレイする形なのですが、個別ルートに入って からは日付がポンポン飛ぶため、期間はあまり意味がないかも。 いきなり1ヶ月以上飛んで新学期になったり、3ヶ月飛んだりしますし。 ワンプレイは5〜6時間。シナリオによってボリュームがかなり違うため、もう少し プレイ時間の幅は広いかもですが。 ただ、共通部分が大半を占めるので、スキップを使えばかなり時間は短縮できる かと思います。個別ルートだけを見れば10分〜1時間強というところでしょうか。 難易度はやや低め。個別ルートに入るには前半で狙ったキャラとだけエッチな ことをすればOKです。各キャラともエンディングは複数ありますが、どこで分岐 しているかはパッケージにもヒントがあるので、それを見ればだいたいわかる かと思います。 |
総評 |
お奨め度ですが、いろんなタイプのお姉さんに誘惑されたい人にお奨め。 バリエーション豊かな誘惑シチュエーションがあり、なかなか楽しめます。 もちろんHシーンは濃厚ですのでご安心を。 純愛ラブラブな展開あり、ちょっとダークで鬼畜い展開あり、なのですが、基本は 主人公がお姉さんに弄ばれる感じのシチュエーションが多いので、誘惑されたい、 お姉さんに攻められたいという人にもお奨め。 罵倒系キャラもいますので、そういう趣味の人もどうぞ(笑) # 本気でムカつきますが(^^; ただ、個別ルートに入ってからの内容やボリュームが様々で、やや統一感はない ように感じてしまいます。 特にボリュームに関しては、個別ルートに入ってあっけなく終わるものがあるかと 思えば、延々と続くものもあって、ちょっと戸惑いました。 内容に関しても、非常にあっさりしたものから濃密なものまで様々なので、個別 ルートに入っても安心できません(^^; まあ、全て同じ尺だと先が読めてしまいますから、この方がいいかもですが。 システムも使いやすく、ボリュームもたっぷりで、キャラクターも魅力的、H度も 高めと、全体的にとてもよくまとまった作品だと思います。 絵柄や雰囲気が気に入ったなら是非どうぞ。 最後に。「でーんでーんむーしむし、か〜わかむり〜」……でんでん虫に謝れ(^^; 個人的には瞳ラブラブルートがお気に入り。 瞳がすっごい可愛いですし、ムカつく兄貴をハメることが出来ますし(^^) # ハメると言ってもそういう意味じゃないですからねー(笑) 逆に、みちる凌辱ルートはプレイしていて気分悪かったです……。 このルートはなかった方が個人的には嬉しかったかも。 |