はぴぶりいまさらふぁんでぃすく | |||
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ブランド名 | Purple Software | ジャンル | AVG、アクセサリ集 |
発売日 | 2003.05.05 | 定価 | \6,000(通販価格) |
パッケージ | 紙製パッケージ(167x232x40mm) | マニュアル | ブックレット |
DISC容量 | 698.6MB、CD-DAなし | ||
原画 | 岩崎考司 | シナリオ | 山田光一郎 |
音声 | あり、杉沢結花、川部法子、長崎津久世、海原エレナ、鳥居花音、飯田空 | ||
インタフェース | ほぼフルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 30箇所+クイックセーブ10箇所 | 歌 | あり(1曲、ED) |
おまけ | CGルーム、音楽ルーム、シーン回想 | ||
対象属性 | 萌え、ケモノ、純愛、コメディ、ギャグ、獣耳、魔女ッ子、ボクっ娘、ポニーテール、 リボン、犬耳、尻尾、オーバーニーソックス、猫耳、紫髪、ボブカット、長耳、触角、 スクール水着、黒髪、ストレートロング、浴衣 |
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1プレイ時間 | 約3時間 | お奨め度 | 8 |
レビュー |
概要 |
商店街の福引きで温泉旅行を当てた主人公は同居している不思議な女の子達と 共に旅行に出かけることになる。ひなびた温泉旅館に着いた一行だが、そこには 不思議な出来事が待ち受けていた。果たして主人公と主人公を取り巻く女の子達 との関係はどうなるのか……というアドベンチャー。 なお、このゲームは2002年に発売された「はっぴ〜ぶり〜でぃんぐ(以下前作)」の ファンディスクで、私は前作が非常に気に入っているため、こちらのレビューも 評価が甘めになっているかと思いますので、あらかじめご了承ください。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 魔女のおねーさん。(CV:鳥居花音) 若くて可愛い魔女ッ子さん。ちなみに10万24歳。 のーてんきで明るく、お茶目なトラブルメーカー。というか、全ての元凶。 チョコ。(CV:杉沢結花) 犬の化身。食欲魔人の万年パンチラ娘。 皐槻。(CV:長崎津久世) 猫の化身。控えめで大人しい。家事全般をそつなくこなす。 雪乃。(CV:海原エレナ) 金魚の化身。言葉が喋れない。甘えん坊。 ほのか。(CV:川部法子) 鶴の化身。負けず嫌いで自信家。 ひびき。(CV:飯田空) 温泉旅館で働いている少女。魔女のことを知っているらしい。 ちょっぴり電波ちゃん(笑) 絵の方は非常に可愛らしい萌え寄りの絵柄。 ほのぼのとした柔らかいタッチの絵で見ていて和みます。 CGの処理も丁寧で綺麗だと思います。 立ち絵はほとんど前作の物と同じですね。服装のバリエーションは違ったり しますけど。 音声は完璧。キャストは前作から変更なく、より一層キャラとのマッチングは 良くなっているような感じです。 特に雪乃の「あうあう」はさらに磨きが掛かっている気がします。 新キャラクターのひびきもばっちりハマっていますね。 音楽は全く前作と同じ。元々作品の雰囲気をうまく表現した曲が使われて いましたから、今回も雰囲気を損なうことなく盛り上げてくれます。 前作をプレイしていると新鮮さはありませんけど。 おまけの音楽ルームを見ると、前作と全く同じ曲が同じ曲順で並んでいる 様は壮観です(笑) エンディングは歌あり。ただし、前作で使われていた歌ですので目新しさは ありません。 |
システム |
インタフェースはほぼフルキーボードサポート。 タイトルメニューやおまけのみキーボードで操作できないようです。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ搭載。バックログ中の音声再生も 可能で、マウスのホイール機能にも対応しています。 インタフェース的にはほぼ文句なしの使いやすいシステムですね。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。 動作は非常に軽快。CPU利用率も低く、サクサク遊べます。 セーブ箇所は30箇所+クイックセーブ10箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他にシーンのタイトルが格納されます。 数としてはこれだけあれば充分です。というか、使い切ることはないかと。 クイックセーブが10箇所あり、選択肢直前に自動的にセーブする設定にも 出来ますので、大抵はこれだけで事足りるかと思います。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公の夢の中に自称若くて可愛い魔女ッ子さんが出てきて、福引きで いいものが当たるというお告げをするところから始まります。 初っ端のセリフで笑いました(^^; 若くて可愛い魔女ッ子さん(仮)、相変わらずお茶目さんで前時代的です。 # 外れたときのフォローをする当たりのお告げ(笑) そしてお告げにしたがって福引きをすると温泉旅行が当たり、旅行先で不思議な 事件が発生する……という感じです。 前半はほのぼのとしたコミカルな展開で、後半はちょっとシリアスになるという オーソドックスな流れですね。 最後は後味の良いすっきりした終わり方ですのでプレイ後感も爽快です。 Hシーンは薄め。各キャラクター1回ずつで、各シーンの尺はやや短めです。 特筆すべきは前作ではHシーンのなかった魔女のおねーさんとのHシーンが あることでしょう。まあ、相手は10万24歳ですが(笑) ところで、その魔女のおねーさんとのHシーンで赤い物が流れていたように 見えたのですが、もしかして魔女のおねーさんってば初めてですか?(^^; 他のキャラクターもみんな初めてのハズですが、痛がったりとかしないので そういう感じがしないんですよねー。 テキストは若干誤字が見受けられましたがほとんど気にならないでしょう。 クセのない読みやすいテキストだと思います。 ……魔女のおねーさんのギャグはかなりクセがありますが(笑) |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は温泉旅行の間の3日間……ですが、シナリオによってはアテには なりません(^^; ワンプレイは約3時間。テンポよく進むためやや短く感じました。 難易度は低め。選択肢の数も少な目で、効果も分かり易いですから悩むことも ないでしょう。 |
総評 |
お奨め度ですが、前作を気に入っている人には迷わずお奨め。 ストーリー自体は前作とは関係なく、設定だけを使ったパラレルストーリーと いう感じなのですが、前作の雰囲気を損なうことなくばっちり表現してくれて いますので、前作が好きな人には文句なくお奨めできます。 前作をプレイしていない人は、まず前作をプレイして欲しいんですけど、前作を 知らなくてもストーリーには入っていきやすいと思います。 ただ、各キャラクターの設定説明がほとんどないため、最初はちょっととまどう かも知れませんね。 まあ、ファンディスクですから前作をプレイしていることが前提になっていて 当たり前、という気はしますけど、知らなくても一応楽しむことは出来るかな、と。 難点をあげるとしたらやはりボリューム不足でしょうか。 プレイ時間が比較的短めで、エンディングの数も少ないですから、やや物足り なさを感じます。 価格も通販やイベント売りのみで割引がないことを考えると、ファンディスクに しては高めで、コストパフォーマンスという点ではやや劣るかも知れませんね。 立ち絵や音楽は使い回しが多いですし。 それでも前作が好きな人なら充分楽しめると思いますし、このキャラクター達と また逢うことが出来るんですから安いもんです!(ダメ発言) 最後に。「ちょっとあんた! エロゲーじゃないわよ、美少女ゲームよっ!」(笑) # 私もその意見には同意。 ボリューム不足? これより高くて短いゲームはいくらでもありますよ(笑) |