ビッグマグナム張本先生 | |||
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ブランド名 | ビタミン | ジャンル | エロティック学園アクションADV |
発売日 | 2003.10.17 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(152x214x42mm) | マニュアル | B5ブックタイプ |
DISC容量 | 592.7MB、CD-DAなし、Alpha-ROM | ||
原画 | 坂下吹雪 | シナリオ | 江波鷹矢 |
音声 | フルヴォイス、風音、こむら菜々、Yuki-Lin、花芽原れんげ、深井晴花、馬並硬太 | ||
インタフェース | メッセージ送りのみキーボード可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 30箇所 | 歌 | あり(1曲、OP) |
おまけ | CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、射撃練習 | ||
対象属性 | 学園物、アクション、コメディ、純愛、セーラー服、ボブカット、銀髪、ストレートロング、 眼鏡っ娘、女教師、白衣、ツインテール、ボンテージ、猫耳、尻尾、金髪、ストッキング、 ガーターベルト、リボン、赤髪、触角、天然娘、オーバーニーソックス、スクール水着、 ポニーテール、体操服、ブルマ |
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1プレイ時間 | 2〜3時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
主人公は国家防衛機構「NDO」に所属するエージェント。1つの任務を終えた 主人公は、休む暇もなく次の任務を言い渡される。その任務とは、女子校に 潜入し、悪の組織「青華竜」のメンバーを洗い出すことだった。女子校への 潜入捜査と聞き、承諾する主人公。果たして、そこで待ち受けているものは ……という エロティック学園アクションADV。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 七尾えりな(ななお えりな)。(CV:風音) 主人公が受け持つことになったクラスのクラス委員長。 優しく真面目で純粋だが、世間知らず。スポーツ新聞を愛読している。 一ノ瀬美春(いちのせ みはる)。(CV:こむら菜々) えりなのイトコ。明るく元気いっぱいな娘。えりなをとても大事に思っている。 ゲームが得意。人見知り……らしいんですけど、そうは見えません(^^; 上月晶(こうづき あきら)。(CV:花芽原れんげ) 謎の転校生。無口で無感情。あまり人と関わらない。戦闘大好き(^^; 竜ヶ崎玲華(りゅうがさき れいか)。(CV:Yuki-Lin) 養護教諭で、主人公が担任するクラスの副担任。お色気たっぷりの美人。 右近知美(うこん ともみ)。(CV:Yuki-Lin) 主人公が受け持つクラスの学生で、ちょっと天然入ったマイペース娘。 メカニック部所属。日々いろいろなものの改造に挑むクラブ(笑) 左文字結子(さもんじ ゆいこ)。(CV:こむら菜々) 主人公が受け持つクラスの学生で、高飛車お嬢様。 帰宅部所属。気持ちいいことが趣味。ギャンブルとか(笑) アズサ。(CV:深井晴花) 主人公の所属する組織のオペレーターで主人公のパートナー。 サポート専門のなんでも屋。その服装はどうかと思うのですが……(^^; 黒子。(CV:深井晴花) 主人公の周りをうろつく謎の人物。かなり間抜け。 絵の方はややクセはありますが、可愛らしい絵柄ですね。ちょっとシーン毎、 キャラ毎にばらつきは感じますが。可愛いキャラはすっごい可愛いんですけど。 CGの処理はまあそこそこ。やや塗りがべたっとしていて重い感じもしますが、 私は基本的にアニメチックなべた塗りは嫌いではないのでOK。 立ち絵はポーズ変化はほとんどないものの、表情変化はそれなりに用意されて いて、会話の内容に合わせて変化します。 キャラクターはクセのあるキャラクターが多め。特に青華竜側の人間は、愉快な ヤツが揃っています。というか、バカばっかりです。 最初は美春が可愛いなーとか思っていたのですが、プレイしていると案外ウザい ヤツだったので(^^;、晶がLOVEかも。えりなもいい娘なんですけどねー。 音声は、ちょっとキャラクターのイメージとズレているかな? と思えるところも あって、やや微妙。美春とか、いっぱいいっぱいな感じに聞こえます。 演技に関してはさほど問題なし。えりななんかはちょっとメリハリに欠ける感も ありますが、それほど気にはならないでしょう。 音楽は明るいコミカルな曲が多め。アクションドラマということでもっと激しい 曲が多いかと思いきや、どちらかというと静かな曲の方が多いです。 曲の方は可もなく不可もなく。ちょっと薄い気もしますが、まあBGMとしての 出来は充分でしょう。 ゲームを起動すると、オープニングアニメーションが流れます。 # 「ムービーを再生する」にして起動した場合のみ。 歌の方はビートの利いたななかなか格好いい曲で、結構好きかも。 絵の方は基本的にキャラクター紹介・シーン紹介ですが、プロローグも兼ねて いるようで、文字による説明なんかも結構入っています。 画面の切替とか文字の入れ方などなかなか凝っていて、デモらしいデモという 感じですね。 |
システム |
このゲームにはAlpha-ROMによるプロテクトが施されていて、起動するたびに CDチェックに行きます。なので、誤爆する環境では辛いです。 インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。 既読スキップ、強制スキップ、読み返し機能搭載。 読み返しやスキップは、画面上部にカーソルを合わせると出てくるメニューから しか操作できなかったり、セーブ/ロード画面からの復帰は「戻る」ボタンを押さ なければならなかったり、ちょっと操作が煩わしいです。 右クリックやホイールを有効に使って欲しいところですね。 ホイールは読み返しモードの中でのみ有効なようです。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作はやや重め。CPU利用率は100%に 張り付いていますし、音声の読み込みで若干引っかかるようです。 あと、Window・フルスクリーンの切替も、一度メニューを開いてそこからフル スクリーンをOFFにしないといけないのは、ちょっと煩わしいですね。 セーブ箇所は30箇所。セーブ/ロードは選択肢の出ている所以外で可能です。 ……使えねぇ(^^; セーブデータはセーブ日時の他、ゲーム内日付も保存されます。 数としては、選択肢の出ているところでセーブできない時点でかなり使える所が 狭まるため、これだけあれば足りるでしょう。 元々あまりセーブ/ロードが必要な作品ではないと思いますし。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー。 途中、「マグナムモード」というガンシューティングっぽいミニゲームが入ります。 マウスでターゲットをクリックして撃ち落とす、もぐら叩き的なゲームですけど。 このゲームは、選択肢追加型のシステムになっていて、特定のエンディングを 見ると、新たなシナリオに分岐する選択肢が追加されます。 なので、最初はクリアできないキャラクターをひたすら狙いに行くと、なかなか エンディングを迎えられないという事態になりかねないので注意。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは、主人公が女子校潜入捜査の任務を受けるところから始まります。 教師として女子校に潜入し、青華竜のメンバーが潜んでいないかを調査します。 ……まあ、めちゃめちゃあっさり現れるわけですが(笑) そして、青華竜の陰謀を阻止したり、狙いを突き止めるという展開になります。 前半は明るくコミカルなノリで進みます。主人公は軽いヤツですし、青華竜の メンバーも愉快なヤツばっかりなので、会話ややりとりがとても面白いです。 後半は、様々な想いや陰謀が絡み合う、ちょっとシリアスな展開になりますが、 テンポよく進むのでそんなに重くなることはないと思います。 そしてラストは爽やかで清々しい感じの終わり方が多いので、プレイ後の気分も 爽快です。 特徴はやはり会話の楽しさでしょうか。特に、青華竜側との会話はとても楽しく、 笑える内容も多いです。 逆に、対象となるヒロイン以外は、後半ほとんど出てこなくなるため、ちょっと 残念ですけど。ヒロインよりも青華竜側のキャラの方が印象に残りました。 H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されていますし、シチュエーションも 様々。尺はそこそこ長めで、描写も丁寧だと思います。 特徴的なのは射精モード。これは、フィニッシュでどこにぶっかけるかを選べる というシステムです。ちなみに、ぶっかけられる量(回数)は主人公のマグナムの 残弾数に比例します。ですので、ミニゲームで無駄弾をいっぱい使うと、あまり ぶっかけられなくなります。逆に、ミニゲームをノーミスでクリアすれば、弾数が かなり増えるので、好き放題ぶっかけられるようになります。 ……あー、マグナムって、主人公の持っている銃(44マグナム)のことです。 何故銃の残弾数とぶっかけられる凌駕比例するのかは知りませんが(^^; テキストは誤字はほとんど気にならず、ノリのいい読みやすいテキストだと 思います。ただ、セリフではない地の文が表示されているときも、メッセージ ウインドウの上部には「張本」と出ているのはちょっと戸惑いましたが。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは5月20日から始まります。ゲーム期間は10日間。 ワンプレイは2〜3時間。お手軽な感じです。 難易度は低め。選択肢追加型のシステムなため、クリア順にさえ気を付ければ 特に困ることはないと思います。途中出てくるミニゲームもそれほど難しくは ないと思いますし、GAME OVERにさえならなければ問題ないと思いますので。 |
総評 |
お奨め度ですが、明るくノリのいいコメディタッチの学園物ストーリーが好きな 人にお奨め。主人公はエージェントで、捜査したり闘ったりという、ハードで スリリングなアクションシーンもホンのちょっぴりありますが、これはあまり 期待しない方がいいでしょう。基本的にはノリと勢いで突っ走る作品です。 キャラクターが活き活きしていて行動原理がわかりやすいため、入り込みやすく プレイしやすい作品だと思います。 ただ、青華竜のメンバーは個性豊かでとてもインパクトがあるのですが、それに 比べてヒロイン達はややインパクトに欠けるのが勿体ないですね。 どのシナリオをプレイしていても、青華竜の方が活躍している気がします。 そして、テンポが良く最後まで一気に突っ切るような作品な訳ですが、ホントに 一気に最後まで行くため、ちょっとあっけなく感じます。クリアした後にあまり 印象に残るものがないと言うか。今ひとつインパクトに欠けている気がします。 もっとおバカにするとか、アクション性を出すとか、何か飛び抜けたところが 欲しかったですね。 あと、システムがやや重めでメッセージスキップも遅いため、繰り返しプレイは ちょっと辛いかも知れませんね。エンディングの数はそれほど多くないので、 すんなりクリアできればさほど苦痛ではないと思いますが。 テンポもノリも良く、何も考えず気軽にプレイできますし、悪役キャラはよく 立っていると思うので、ノリが合いそうならどうぞ、という感じでしょうか。 ややボリュームに欠ける感はありますけどね。 最後に。お前ら、とっとと相手の正体に気付けよ(^^; # あれは『変装』というレレベルか? 私には『仮装』に思えるのですが……。 ##月のエナジーやら愛のウェーブで覆われているのでしょうか?(笑) 「私の制服には絶縁体の素材が使われていますので電撃は大丈夫」……って、 肌、結構露出してると思うんですけど(^^; |