女医○っくす | |||
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ブランド名 | ブルゲ ON DEMAND | ジャンル | お姉さんAVG |
発売日 | 2003.03.20 | 定価 | \5,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(153x220x28mm) | マニュアル | B5横2連用紙4つ折り |
DISC容量 | 572.2MB、CD-DAなし | ||
原画 | 辰波要徳 | シナリオ | 星野杏実、木本博之 |
音声 | あり | ||
インタフェース | ややキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 19箇所+オートセーブ1箇所 | 歌 | あり(1曲、ED) |
おまけ | 音楽鑑賞、CG鑑賞、シーン鑑賞 | ||
対象属性 | 女医、巨乳、お姉さん、看護婦、ナース服、ショートカット、眼鏡っ娘、先輩、黒髪、 ストッキング、ガーターベルト、紫髪 |
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1プレイ時間 | 2〜3時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
医大に合格した主人公は、うかれてバイクを乗り回していたところ、転倒して 骨折し、入院することになる。そして担ぎ込まれた病院で主人公の担当になった 医師は、主人公が幼い頃憧れ、告白したことのある隣のお姉さん・由華梨さん だった。その告白の時、「大きくなったらもっとイイことしてあげる」と言って そのまま音信不通になっていた。大きくなって再会した今、イイことをして 貰おうと思う主人公だが、由華梨さんは主人公の知っている優しいお姉さんでは なくなっていた。主人公は、由華梨さんの心を開き、イイことをして貰うことが 出来るのだろうか……という、やさぐれお姉さんココロとカラダのHEALING AVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 三浦由華梨(みうらゆかり)。 主人公の主治医。幼い頃憧れ、告白までした女性だが、今はその頃の優しさは 見る影もなく、無感動で冷めた女性になってしまっている。 加山鈴(かやまりん)。 准看護婦。主人公の高校時代、水泳部にいた頃からの先輩。何かと主人公を 実験台にして看護の練習をする。明るく元気なおねーさん。ちょっとドジ。 先輩! それは医療ミススレスレです!(^^; 宇津井紗霧(うついさぎり)。 正看護婦。人が喜ぶところを見るのが好きという慈愛に満ちあふれた女性。 絵の方は巨乳でフェロモンむんむんの色っぽい絵柄ですね。 可愛いとか萌えとはちょっと方向性は違いますが、なかなか綺麗です。 人を選ぶ絵柄ではあると思いますが……。 立ち絵はポーズ変化こそ殆どないものの、表情変化は豊かで感情に合わせて コロコロ変わるので臨場感に溢れています。 ただ、立ち絵はちょっと引いた膝までのCGとややアップになった腰までのCGが あるのですが、引いたCGの方は若干表情の変化などが解りづらく、勿体ない かなと思いました。 音声はほぼキャラクターとも合っていると思います。由華梨先生は最初ちょっと 違和感を覚えたのですが、冷めた女性という設定を理解してからはそれほど 違和感は感じなくなりました。 音楽はBGMらしい穏やかな曲が多いですね。それほど自己主張はしていない のですが、BGMとしての役目は立派に果たしているかと。 エンディングは歌あり。ただし、トゥルーエンドの時のみです。 歌は未来に希望を抱かせるような雰囲気でなかなかいい感じですね。 ただ、ボーカルにエフェクトがかかっているためか、若干ボーカルが弱く曲に 負けているような印象もありますけど。 |
システム |
インタフェースはややキーボードサポート。 メッセージ送りや選択肢決定、メニューの呼び出しはキーボードから出来るの ですが、セーブ画面や設定画面はキーボードで操作出来ないようです。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 これらの操作はキーボードでも可能ですし、マウスでもワンボタンで可能に なっていて操作性はいいですね。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は比較的軽快。 セーブ箇所は19箇所+オートセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他に、ゲーム内日付とシーン名が保存されます。 数の方はまあこれだけあれば足りるかと思います。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー。選択肢の結果で主人公の「男度」 が上昇し、それがエンディングに影響するようです。 さらに、鈴と紗霧のそれぞれの好感度も上昇しますので、これらをうまく調節 しながら進める必要があります。 選択肢の中には時間制限が設定されているものがあり、時間内に選択しないと 時間切れのイベントが発生します。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公が病院に入院することになり、主治医として由華梨先生と出会う ところから始まります。主人公はなんとか由華梨先生の心を開いて仲良くして 貰おうとするもなかなか上手くいかず、鈴先輩や紗霧さんに恋の手ほどきをして 貰いつつ、なんとかアプローチを続ける……という話。 序盤は由華梨先生を振り向かせるにはどうしたらいいかを鈴先輩や紗霧さんに レクチャーして貰うのですが……どうしてあなたたちは「まず肉体関係ありき」な 考えしかないのですか(^^; ようするにあれですか? 心を開かせるためには身体を開かせろ、と? そしていろいろと教えて貰いながら男度を上げつつ、教えて貰ったことを忠実に 守りつつ、由華梨先生と接していき、心も体も結ばれてハッピーエンド……と いう感じですね。 まず突っ込みたいところは……ホントにHが上手かったら心開いてるよ! 男度が足りないとHに失敗するようなのですが、そうすると先生はさっさと 帰ってしまいます。まるで「へたくそな男には興味ないの。じゃ」みたいな。 ああ、なんてドライな関係なのでしょう。 逆に上手くいけばそのまま付き合うことになるのですが、なんか篭絡した みたいでヤな感じです(^^; 由華梨先生以外のキャラともエンディングはあるのですが、あくまでおまけと いう感じのあっさりしたエンディングですね。 エンディングに歌も用意されていませんし、本筋ではないということでしょう。 H度は比較的濃いめ。シーンの長さ自体はそこそこですし、描写自体もそれ程 濃厚なわけではないのですが、様々なシチュエーションが用意されているのと、 絵から漂うフェロモンが雰囲気を盛り上げてくれます。 基本的には主人公がお姉さんに色々と教えて貰う受け身なHが多いのですが、 最後は主人公がその覚えたテクニックを利用してなかなか頑張ってくれます。 テキストは誤字も少なく読みやすいですね。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は主人公が退院するまでの約2週間。 ワンプレイは2〜3時間といったところ。お手軽にプレイできますね。 難易度はやや高め。サブキャラのエンディングを見るのはさほど難しくはないの ですが、トゥルーエンドを見るためには選択肢でほぼ100点とるぐらいでないと いけませんし、時間制限のある選択肢で時間切れにしなければならなかったり、 結構手間ですね。 |
総評 |
お奨め度は、年上属性・巨乳好きな人にお奨め。間違ってもロリ・貧乳好きな 人には向きません。というか、そういう人はパッケージを見ただけで買わないと 思いますけどね(^^; 絵柄もやや人を選ぶと思いますので、とりあえずパッケージを見てから判断 するのが賢明でしょう。 お姉さんからいろいろと教えて貰い、それを利用して由華梨先生の心を開こうと するところがとてもHに描かれており、なかなかいい感じです。 この際「肉体関係を結ぶ以外に方法なかったんかい」という突っ込みはなしに しておきましょう(笑) ただ、登場キャラクターはみんなそういった肉体関係に殆どためらいがなく、 ほいほいと本番にもつれ込んでしまうのでちょっと雰囲気には欠けるかも知れ ませんね。まあ、簡単お手軽H作品ということで割り切るしかないでしょう。 そして、Hに的を絞ったためか、ストーリー性にはやや欠けますね。 由華梨先生の心を開くのがメインな訳ですが、やたらあっさり心も体も開いて くれるのでちょっと趣がありません。 もう少し徐々に心を開いていく過程が描かれていれば良かったんですけどね。 あと、ストーリーの基本的な流れがほぼ1本道で、最後の方で個別イベントが あるだけという感じですので、1度クリアした後はメッセージスキップを使うと 短時間でクリアしてしまうため、ややボリュームに欠けますね。 CGの枚数も50枚程度とやや少な目ですし。 まあ、定価が安めに設定されていますので、ある程度仕方ないかなー、とは 思いますけど。 年上のお姉さんからいろいろと教えて貰う、簡単お手軽H作品が好きな方は どうぞ、という感じですね。 最後に。バクダンは本気でキケンなので良い子は真似しないように(^^; つーか、普通はメチルアルコールを取り除いてから飲みますし、そんな戦後の 混乱期の風習を未だに引きずってどうしますか……。 |