凌辱看護婦〜地獄責め〜
ブランド名 凌辱堂 ジャンル 凌辱シミュレーション
発売日 2003.09.05 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(167x231x41mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 DISC-1 : 619.1MB、CD-DAなし
DISC-2 : 422.3MB、CD-DAなし、CD-ROM XA
DISC-3 : 120.1MB+CD-DA=307.8MB、CD-DA14トラック、Alpha-ROM
原画 さっぽろももこ シナリオ 正村誠一、佐々木鏡次、硝子丸、松本竜
音声 あり、春瀬みき、ハコザキアミ、永海子、萌木唯、木梨樹里
インタフェース メッセージ送りのみキーボード可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 100箇所 あり(2曲、OP・ED)
おまけ 画像鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞
対象属性 看護婦、凌辱、調教、鬼畜、ポニーテール、ストッキング、黒髪、縦ロール、お嬢様、
金髪、ツインテール、オーバーニーソックス、ご主人様、レズ、眼鏡っ娘、女医、白衣
1プレイ時間 1〜2時間 お奨め度 3

レビュー
概要
医者として斐川総合医院に勤めていた主人公は、ある日医者の職を外され、
研修施設のセクション主任に異動する。そこは『特殊ケアサービス課』という
所で、研究棟の地下2階に位置していた。仕事の内容は新人看護婦の教育。
しかし、それは教育とは名ばかりの『調教』であった。果たして主人公は
看護婦達を無事に『特殊ケアサービス課』の看護婦として合格させることが
できるのだろうか……という、凌辱シミュレーション。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

向井雛子。(CV:春瀬みき)
明るく能天気な看護婦。とても純真で、ちょっぴり天然。
看護学校での成績はギリギリで、落第寸前の所をスカウトされた。

大里涼華。(CV:永海子)
高慢な態度のお嬢様。エリート意識が高く、負けず嫌い。

ソリエッタ中沖。(CV:ハコザキアミ)
イギリス人の父を持つハーフ。母親が特殊ケア専門の看護婦で、母親に憧れ、
鍛えられてやってきた。Hに対してオープンであけすけな娘。

藤村紫音。(CV:萌木唯)
外部から推薦で送られてきた看護婦。おとなしく素直。

堺千尋。(CV:木梨樹里)
特殊ケアサービス課で主人公のサポートを勤める女医。バイ(笑)

絵の方は独特の雰囲気を持った可愛らしい絵柄ですね。
ただ、塗りがややチープな感じで、今ひとつあか抜けない感じです。
立ち絵はポーズ変化・表情変化はほとんどなし。そもそも立ち絵のシーン
自体があまりないのですが。
ちょっと気になったのは、テキストと絵が合っていないことが多かったです。
特に涼華シナリオで顕著でした。

キャラクターみんな個性的。背景や設定などは結構しっかりしていて、それぞれ
目的を持って動いている感じです。

音声は……微妙。キャラクターとのマッチングはそれほど悪いとは思わないの
ですが(いいとも思いませんけど(^^;)、演技の方にやや難ありかも。
凌辱物ということで、叫んだりするシーンが多いわけですが、いまひとつ迫力に
欠ける気がします。
あと、ソリエッタの喋り方はもはや嘘くさいを通り越して清々しいです(笑)

音楽は静かな重い感じの曲が多く、雰囲気は出ていると思います。ただ、やや
こちらも迫力に欠けるような感じで、盛り上げきれていないようにも思います。

ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。
歌は格好いい系のハードな歌ですね。パンチが利いていてなかなかいい感じ。
絵の方はキャラクター紹介とシーン紹介という感じ。これといった演出はないの
ですが、キャラクターがセリフを喋るのは特徴的ですね。
ただ、このオープニングなのですが、1つ大きなネックが。
このゲーム、オープニングはCDから読み出すようになっているようで、かなり
マシンパワーとCD-ROMドライブの高速性が要求されます。
なので、非力なマシンだとマトモに見られないかも……。
このあたりはもう少し配慮が欲しいところですね。
必須動作環境のCeleron300MHz、4倍速ドライブでは、まずマトモに見ることは
出来ないでしょう。

エンディングも歌あり。こちらもアップテンポのハードな歌……なのですが、
歌声にパンチがなく、今ひとつ盛り上がりませんね。
システム
このゲームはAlpha-ROMが採用されていて、誤爆の可能性があります。
しかし、メーカのサイトにはサポートの連絡先がありません。マニュアルには
「ユーザーサポートは下記の弊社ホームページにて行っております」と書かれて
いるのですが……。
これはちょっといくらなんでもひどいでしょう。私は何度かリトライすればたまに
動くのでいいようなものの、100%動かない人はどうすればいいんですか?
ちょっとはユーザのことも考えて欲しいものです。
# 9/14、ようやくサポートの連絡先が出来ました。
##全然返事来ないけどな!

インタフェースはメッセージ送りのみキーボード可。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、自動送り搭載。
バックログはマウスのホイール機能にも対応しており、音声の再生も可能です。
メッセージ送りもホイール機能に対応しています。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作はやや重め。パラメータが変化するときやシーン切り替えの部分は高速化
することが出来ないため、ちょっといらいらします。

セーブ箇所は100箇所。セーブ/ロードはキャラクター選択やメニュー選択、
調教後の会話時以外は随時可能です。……セーブしたい所でことごとくセーブ
出来ない、とも言いますね(^^;
セーブデータはセーブ日時の他、シーンの縮小画像とコメントが保存されます。
コメントはそのシーンのメッセージが入りますが、好きなように書き換える事も
可能です。数の方は、エンディング・イベントともにかなりの数はありますが、
セーブできるポイントが限られていることもあって、あまりセーブを多用する
こともないと思いますので、これだけあれば充分かと思います。

システムはメニュー選択型の調教SLG&選択肢決定型のアドベンチャー。
ヒロインには「従順」「淫欲」「技術」の3つのパラメータと、体力・精神力の
パラメータがあります。調教メニューを実行することで、各パラメータが増減
します。そして、各メニューにもそれぞれレベルが設定されており、レベルが
あがったりパラメータが一定値に達することで、新たなメニューが実行可能に
なります。
そして、特定のメニューを組み合わせて実行することで、コンボを発生させる
ことが可能です。コンボが発生すると、能力値が余計に伸びたり、体力が全快
したりしますので、見つけておくと便利です。

アドベンチャーパートは基本的に選択肢でイベントの分岐が発生しますが、
調教の後でランダムな会話イベントが発生し、その選択によって「信頼度」が
増減します。
シナリオ・プレイ感
ゲームの方は、主人公が『特殊ケアサービス課』の主任となる所から始まります。
まず2人の看護婦からどちらを教育するかを選び、ひたすら教育を施します。

内容はひたすら教育をするのみ。たまーに通常イベントが発生して、何やら話が
進んだりします。

そして10日目に、今まで教育していた看護婦をそのまま教育しつづけるか、切り
捨てるかを選択肢、切る場合は新たに2人の看護婦からどちらを教育するかを
選択することになります。

ゲームの特徴としては、教育する看護婦を1人選んだら、それ以外の看護婦
には一切何もしない、出て来ることすらない、ということでしょうか。
つまり、看護婦どうしの掛け合いは全くなく、登場するキャラクターは主人公と
看護婦、そしてサポートの千尋の3人だけです。
一部、イベントで患者が出て来たり、エンディングで別のキャラが出て来たり
しますけど。はっきり言って、話の広がりがなさすぎです。

そして、イベントの整合性も無茶苦茶です。何度も初めてのシーンがあったり、
一度も調教していないことを通常イベントで平然とやっていたり、それなのに
同じことを調教でやろうとすると激しく嫌がったり。もはや出鱈目です。
そして、主人公の呼び方が「先生」だったり「ご主人さま」だったり、統一性も
ありません。使い分けているようにも見えませんし……。

H度は高め。イベントのほとんどはHシーンで、数もかなり用意されています。
尺のほ方もそれなりに用意されており、描写も丁寧だとは思います。行為の
バリエーションも多く、様々なシチュエーションを楽しむことができます。
ただ、行為のほとんどは痛めつけるようなものや酷い事をするものが多く、
ヒロインも嫌がったり痛がったりすることが多いため、特殊な趣味(笑)を持つ
人でないと、純粋には楽しみづらいかもですね。
私は残念ながらそういう趣味はないので、ただ客観的に見てました。

テキストはそれほど誤字等も目に付かず、読みやすいとは思います。
ただ、調教後の会話イベントは、会話の内容が唐突で意味不明なものが多く、
選択肢も謎なものが多いため、やや戸惑いました。
いきなり「リアル系とスーパー系のどっちが好き?」と言われても(^^;
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は20日。1日ずつプレイしていくタイプです。最初から選べる2人は
20日まるまる教育することが出来ますが、途中から入ってくる2人は10日間しか
教育出来ません。
# パッケージやマニュアルには「1ヶ月」って書いてありますけどね(^^;

ワンプレイは1〜2時間。イベントの数や期間の割にはあっさり終わる印象です。

難易度は並。調教メニューにカーソルを合わせると、どのパラメータが変化
するかが表示されますので、パラメータの調整はしやすいと思います。
ただ、コンボを利用しないとなかなかパラメータが伸びなかったり、キャラに
よって有効なメニューとパラメータの伸びが悪いメニューがありますので、
慣れるまではやや戸惑うかも知れません。
あと、エンディングやイベントを全て見ようと思うと結構大変です。メニュー
自体も結構数が用意されていますし、各メニューにもレベルがありますので、
イベントを全て見るときは、選択するメニューを絞り込んでプレイした方が
いいかもですね。すっごい機械作業ですけど。
総評
お奨め度ですが、看護婦を虐めたりいたぶったりするのが好きな人にお奨め。
調教内容はかなり特殊なメニューが多く、普通に快楽を与えたりすることは
ほとんどないため、特殊な嗜好を持った人でないと楽しみ辛いかも知れません。

そして、最初に対象キャラクターを選ぶとひたすらそのキャラクターだけを
教育することになりますので、話に広がりがありません。
さらに、イベント間の繋がりも皆無で、調教イベントと通常イベントの繋がりは
絶無ですので、イベント1つ1つが独立してしまっている感じです。これがより
いっそう広がりのなさを演出しています。
さらにさらに、各メニューのレベルを上げることによって新たなメニューが出て
くるため、そしてキャラによって有効なメニューがあるため、同じメニューを
何度も選択することになります。イベントをコンプリートしようとすると、
それが顕著になります。よって、最後の方はかなり作業のようになってしまい、
あまり楽しめなくなってしまう気がします。まあ、調教ゲームの宿命なのかも
知れませんが……。

ともあれ、元々かなり一般受けはしづらい内容のうえ、イベント間の関連性は
薄く、整合性も無茶苦茶、話の広がりもないと来ては、お奨めはしづらいです。
さらに、プロテクトが施されているにも関わらず、サポートの連絡先が不明と
いうことで、誤爆の心配がある人は購入は避けた方が無難かと思います。
# 9/14、ようやくサポートの連絡先が出来ました。
##全然返事来ないけどな!

最後に。主人公って、調教の仕事に何の抵抗もないのな(^^;
# 主人公の人物像がいまいち掴めませんでした……。



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