姫辱 プリンセスダブル狩り | |||
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ブランド名 | ネル | ジャンル | 「お姫様」調教&ラブラブH+ 都市占領集団陵辱ADV |
発売日 | 2003.05.30 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(170x230x42mm) | マニュアル | A5用紙1枚 |
DISC容量 | DISC1 : 644.8MB、CD-DAなし DISC2 : 635.7MB、CD-DAなし 特典DISC : 246.3MB、CD-DAなし |
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原画 | 川合正起、川合佐保 | シナリオ | 河東アングル、幸次郎、 まんたん、はやさかうたね |
音声 | 女性キャラクターフルボイス、 鷹月さくら、乃田あす実、青山ゆかり、歌織、白井綾乃、青葉楓 |
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インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 60箇所+クイックセーブ1箇所 | 歌 | あり(1曲、OP) |
おまけ | GRAPHIC MODE、SCENE REPLAY、SOUND SELECT、PRINCESS TRAINER、 sENDING HINT MODE |
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対象属性 | ファンタジー、陵辱、調教、純愛、お姫様、金髪、ストレートロング、幼馴染み、義妹、 ピンク髪、リボン、オーバーニーソックス、兄様、母乳、赤髪、黒髪、ポニーテール、 長耳、魔女、ボブカット、御主人様、貧乳、ツインテール、ロリ、シスター、青髪、レズ、 緑髪、触角、お下げ、触手、メイド、スライム |
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1プレイ時間 | 2〜5時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
主人公はアステリア国の王子。幼少の頃、義妹と別れ敵国バルトラージュに 義母である王妃と共に和平の人質として連れて行かれる。そこで人質として 過ごしながら、母親を守るために強くなろうと訓練を続けていた。 そんなある日、祖国に残してきた義妹のクーナが、魔王を封印するための 生贄に選ばれたことを知る。何とかして助けたいと願う主人公の前に、謎の 美少女が現れ、義妹を救うための力を授けるという。その条件として、バルト ラージュ王国の都市を侵攻して王城に隠されている王家の秘宝を手に入れる ことと、人質という立場の主人公に唯一好意的に接してくれたバルトラージュ 王女のイリーナ姫を陵辱して屈服させることだった。 しかし、どんな犠牲を払おうとも最愛の人だけは守ると誓った主人公は、その 条件を受け入れ大陸を戦火の渦に巻き込むことになる。 果たして主人公の運命は。無事にクーナを救い出すことが出来るのか。 そして謎の美少女・エルノアの狙いは……という、お姫様調教&ラブラブH+ 都市占領集団陵辱ADV。ジャンルだけでだいたい内容が推測できますね(笑) |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 イリアステラ・エル・バルトラージュ。(CV:鷹月さくら) バルトラージュ王国の第一王女。通称・イリーナ。 人質という立場の主人公に唯一好意的に接してくれる。しかし、気が強く 素直じゃない性格のため、面と向かって親しくしたい気持ちは出さない。 クーナシェリア・エル・アステリア。(CV:乃田あす実) 主人公の義理の妹で、アステリア王国の王女。通称・クーナ。 魔王を封印するための生贄に選ばれ、その運命を受け入れようとしている 優しい娘。 セシリアーヌ=ルイゼベルト。(CV:歌織) イリーナの側近である女騎士。通称・セシル。 真面目で堅物。己の信念を曲げない。 ユノ。(CV:白井綾乃) イリーナの側近のエルフ。王国で1・2を争う強大な魔力の持ち主。 明るくお茶目な性格。 エリザベート。(CV:青葉楓) イリーナの義理の母親にしてバルトラージュの王妃。通称・エルザ。 イリーナの母親らしく振る舞おうとするも、イリーナにはあまり好かれて いない。民からの信頼は厚い。 エルノア。(CV:青山ゆかり) 主人公に力を与えた魔女。契約を交わした主人公を御主人様(マスター)と呼ぶ。 感情に乏しく無表情。 絵は可愛らしく、かつ色気もある絵でなかなかいいですね。 CGの処理も綺麗ですし、解像度が800x600というのもあって迫力もあります。 ただ、各種汁の質感はちょっと変な気が。 立ち絵の方は表情変化こそ数パターンあるものの、ポーズ変化はなし。 まあ、ゲームはほとんどイベントCGで進むので、立ち絵はこれだけ表情変化が あれば充分には思います。 キャラクターは気の強いお姫さまと優しく大人しい義妹と対照的な配置がされて おり、サブキャラクター達もそれぞれ役どころがはっきりしています。 ちょっとキャラ配置のパターンが型にはまり過ぎな気もしますけど、ある程度 仕方ないでしょうねー。 で……だ。クーナ可愛いねん! プロローグからしていきなりクーナ萌えになり、 クーナを何としてでも助けたいと思った時点で私は主人公に同調している訳で、 感情移入度も高かったです。 イリーナもなかなかいいんですけど、クーナを救うためなら私は喜んで調教 する所存(笑) 他のキャラクターも魅力的で、都市を侵攻したときに出てくるサブキャラクター 達もなかなかいい味を出しています。 音声はキャラクターとのマッチングばっちり。エルノアはHシーンになるとやや イメージ違うかなーと思いましたが、まあ許容範囲。 ただ、サブキャラの中にはちょっとイメージ違うなーというキャラが何人か いました。兼ね役のようですのである程度は仕方ないですか。 演技の方は問題なし。臨場感たっぷりに盛り上げてくれます。 音楽は綺麗な旋律の静かな曲が多めですね。戦闘シーンの曲は緊迫感の あるアップテンポな曲が使われていたり、きっちりシーンを盛り上げてくれます。 広がり・奥行きのある曲が多く、いい感じです。 プロローグ(いきなりHシーン(^^;)が終わると、オープニングアニメーションが 流れます。……厳密にはオープニングの後もプロローグが続くのですが。 歌の方はとても澄んだ綺麗な歌で、爽やかな中にも力強さを感じるような曲に なっています。……作品の雰囲気と合っているのでしょうか?(^^; いや、歌としては好きなんですけどねー。 絵の方はシーン紹介的な物。演出がなかなかしっかりしていて、曲に合わせて テンポよく切り替わるなど、見栄えはしていると思います。 エンディングは歌なしの曲のみ。……どうしてこんなにペラペラな曲を使うの でしょうか(^^; 歌は別になくてもいいですけど、もう少し広がりがあるというか、厚みのある 曲を使って欲しかったです。BGMよりチープな気がします(^^; # 主旋律だけが突出しているためにこう感じるんだと思いますけど……。 |
システム |
インタフェースはややキーボード可。 メッセージ送りや選択肢決定はキーボードで可能ですが、セーブ/ロードや 侵攻先決定はキーボードでは出来ないようです。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード、音声リプレイ搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しています。音声リプレイですが、 バックログモードの時は使えないようで、あんまり意味がない気が(^^; スキップは選択肢を超えて継続することが出来ず、ボタンも小さくなかなか 押し辛いため、やや操作性に難ありという感じでしょうか。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。 動作の方は比較的軽快。ただ、都市侵攻時の画面と一部選択肢を選んだ 直後は入力を受け付けずちょっと止まることがあるため、あまり快適とは 言えないと思います。 セーブ箇所は60箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時のみ格納されます。……どれがどのデータやら全然 わからないのですが(^^; セーブ編集機能で順番を入れ替えたりは出来るんですけど、そんなの要らない のでコメントを入れるなり画像を入れるなりして下さい(^^; 数としてはこれだけあれば足りるかとおっもいますが、イベントの数が多いため 分岐の前でセーブしたデータを置いておこうとするとちょっと足りないかもですね。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー。 1日は朝昼2回の行動が出来、イリーナと逢うか、クーナと逢うか、都市を侵攻 するかを選択します。イリーナ・クーナと逢ったときは、会話をするか調教を するかを選択肢、調教をする場合は調教メニューが出てきます。 調教が進むと調教レベルが上がり、新たなメニューが追加されます。 侵攻はマップでどこを攻めるかを指定して行うのですが、制圧自体は自動的に 行われるため、SLG的要素はありません。侵攻した都市によってアイテムが 手に入ったりイリーナの側近達を捉えることが出来ます。 アイテムは調教メニューで使用することが出来、側近達は侵攻に連れて行く ことによって通常とは別のイベントを発生させることが出来ます。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公がクーナを助けるためエルノアと契約し、イリーナを捕らえ クーナと再会するところから始まります。 その後、クーナを囚われている塔から連れ出すためにバルトラージュの都市へ 侵攻しつつ、イリーナを調教して屈服させるという展開になります。 ということでクーナを助ける力を手に入れる代償として、イリーナを陵辱しないと いけないわけですが……えーっと、ゲーム開始3分でイリーナは凌辱してますし、 30分程でクーナとも結ばれます。生贄の聖女は純潔の乙女でないといけない ハズですから、この時点で聖女としての資格を失うわけで……任務完了?(笑) まあ、クーナを救い出すためには王家の秘宝が必要らしいので、あとは都市に 侵攻していくだけですね?(笑) とか冗談で思っていたのですが、本気で1回も調教せずに進めても、ハッピー エンドを迎えることが出来ました……(^^; イリーナから『鍵』を手に入れるために調教して籠絡させる……ハズなのに、 1回も調教しなくてもほいほい鍵を出して下さるんですけど?(^^; おのれエルノア、謀ったな!(笑) という感じで、もっと悲壮感あふれる陵辱ゲームかと思っていたのですが、 予想に反してラブラブ全開の純愛ゲームでびっくり。 いや、都市へ侵攻したときに見られるイベントや、イリーナの側近たちを 捕らえたときのイベントなんかは陵辱たっぷりですし、ハッピーエンド以外の ルートでは調教しまくりだったりもするんですけどね(^^; その都市へ侵攻したときのイベントすら、選択肢によって回避することが 出来てしまったりするのですが。 ということで、ストーリー部分とエロが完全に独立したような作品になって おり、どうしてもHシーンが浮いたようになってしまっています。 他に気になったのは、調教メニューを選んだ後でその後の行動を分岐させる 選択肢が出てくることがてるのですが、この選択肢が選んだメニューの内容を 考慮されておらず、結果ちぐはぐな行為を要求するという点が多々ありました。 手で擦っているのに「もっと奥までくわえてみてくれ」と言ってみたり、後ろ から入れたかと思ったらいきなり「上に乗ってもらおうか」と言ってみたり。 Hシーンは濃いめ。2人の姫の調教パートは各シーンの尺はやや短めですが、 行為のバリエーションは豊かで数も多いですし、侵攻で手に入るアイテムを 使えばさらにバリエーションは増えます。 イリーナの調教は元々イリーナは主人公と仲良くしており、主人公も心の 奥ではイリーナにあまり酷いことはしたくないと思っていることもあり、あまり ハードな描写はなく、どちらかというと酷いことするように見せかけて実は ソフトにしてみたり、イリーナの方も嫌がっているような素振りは見せながらも 調教されるのを心待ちにしたりと、結構ラブラブな雰囲気が漂っているので 悲壮感はほとんどありません。 クーナの方は調教というより主人公がただ単に趣味で抱いているだけなので、 ラブラブ全開です。 都市侵攻や側近捕獲のイベントは尺も長めで、こちらはモンスターを使ったり 衆人環視の中で行ったりと特殊な状況が多く、幅広く楽しめると思います。 ファンタジー世界ならではのものが多いですね。 こちらは2人の姫とは違って殆どが陵辱系です。 調教は全く行わないことも出来ますし、都市侵攻のイベントも見ないように することが出来ますので、お好みに合わせてどうぞ、という感じですね。 テキストは読みやすく、Hシーンの臨場感なども良く出ていていいと思います。 1箇所「オーガ」が「オーク」と書かれているところがあってちょっと笑いましたが。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は主人公が力尽きるまで。主人公は強大な力を使える代わりに、 その力を使うと体に負担がかかるためどんどん弱っていきます。 なのであまり時間をかけていると体が耐えられなくなり、主人公は力尽きて しまいます。……このあたりのことがゲーム中ではほとんど説明もなくさらっと 流されているのはどうかと思います(^^; # 最初死んだとき、なんで死んだのかわかりませんでした……。 ワンプレイは2〜5時間。どれだけ調教を進めるか、都市を侵攻するかでプレイ 時間は大きく変わってきます。一直線に目的に向かって最短距離を突き進めば 2時間程度でクリアは可能です。ただ、それだと殆どイベントが見られないんです けどね(^^; 難易度は低め。クリアするだけなら2人の姫と会話・調教をしつつ都市へ侵攻 していけばいいだけでし、主人公の寿命にさえ気をつけていれば何とかなる でしょう。1度クリアするとおまけモードの中で各エンディングへの条件も教えて 貰えますし、クリアするのはそれほど大変ではないと思います。 ただ、イベントの数がかなり多く、調教シーンでは選択肢によって内容が変化 するため、全てのイベントをコンプリートするのは結構大変です。 |
総評 |
お奨め度ですが、ファンタジー物好きな人にお奨め。 ファンタジー世界ならではの設定やアイテムなどがいっぱい出てきますので、 満足できると思います。 それ以外では、2人の姫との純愛あり、側近たちや街の人々の陵辱ありで、 純愛・陵辱どちらが好きな人にもお奨めできると思います。 陵辱シーンは極力見ないようにも出来ますので、苦手な人も安心の親切設計。 幅広くお奨めできる作品だと思います。 ただ、ハッピーエンドルートをクリアするのにはほとんどHシーンを見る必要が なく、ストーリーとHシーンの関連性が薄く、どうしてもHシーンはおまけのような 印象を受けてしまいます。 # え? ストーリーがおまけ? それは言っちゃなんねぇ(^^; ストーリー性とエロ、陵辱と純愛をどちらも楽しめるようにした結果、両方とも やや中途半端になってしまったような気がします。 もう少しベースの設定を生かして、ストーリーとHシーンを上手く絡めることが 出来れば、もっと楽しめたと思えるだけに残念です。 まあ、Hシーンは単体で見ればかなりH度は高めで楽しめますし、ストーリーも クーナを救いたいと思うところやイリーナを心の中では申し訳なく思いながらも 調教していくところ、さらに2人の姫の心の動きなどはなかなか上手く描写 されていて感情移入度も高いと思いますので、現状でも充分楽しめるとは思い ます。ちょっと押しが弱いですけどね。 私個人的には最初にクーナを助けたいと思いましたし、イリーナの言動にも 萌えられたので、充分満足できました(^^) 感情移入ばっちりです。 思ったよりキツくない、むしろ純愛寄りだったのも私にとっては嬉しい誤算 だったりするんですけどね。 最後に。プリンセスを全然狩ってねーよ(笑) |