マッチ売りの美少女 | |||
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ブランド名 | GAIA | ジャンル | アダルトADVデジタルドラマ |
発売日 | 2003.03.28 | 定価 | \5,800 |
パッケージ | DVDタイプのトールケース(136x190x15mm) | マニュアル | DVDジャケット裏 |
DISC容量 | 230.4MB、CD-DAなし、CD-ROM XA | ||
原画 | 富沢和雄 | シナリオ | 武井くりす |
音声 | あり、石川乃奈 | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | フリー | 歌 | なし |
おまけ | アルバム | ||
対象属性 | 陵辱、赤髪、ボブカット、オーバーニーソックス、ロボット | ||
1プレイ時間 | 5〜15分 | お奨め度 | 1 |
レビュー |
概要 |
世界を二分した戦いが終結し荒廃したニエド(NewEdo)の街に雪が降り始めた。 終戦により無用の長物と化した戦闘ロボットの勇者「権平」は一人の美少女に 救われる。解き明かされる権平の過去、世界を二分した戦い。美少女と権平の 心が一つになったとき…悲しい事件が…レイプされたのだ。少女を助けるために 命をかけて立ち上がるロボット権平。果たして彼は間に合うのか? 寒さの中で 凍える少女の記憶・・・というアダルトADVデジタルドラマ。 上記はパッケージ裏のあらすじからの引用なのですが、この説明でストーリーの 9割までを語っています(笑) よーく読むと実はオチまで語っているのですが、見なかったことにする方向で。 それとパッケージに絡んで凄いことが1つ。 このゲーム、一見したところマニュアルがありません。「またオンライン マニュアルなのかなー」と思ってスルーしようとしたのですが、パッケージを 見ているとどうも違和感が。よーくみると、ジャケットの裏に何か文字が 書いてあるんですね。ジャケットを引きずり出して見てみると、なんとそれは マニュアルになっていました。そう来ましたか……。 パッケージのどこにもそんなこと書いてない(と思う)ので、そのまま気付かず スルーするところでしたよ……。 いや、まあマニュアルなんてなくても全然問題ないのですが。 注) 酷評が嫌いな方はこのレビューは読まない方がいいです。我慢出来ずに 暴言を吐いている可能性があります(^^; |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 マッチ売りの少女。(CV:石川乃奈) マッチを売り歩いている少女。 ちなみにマッチとは「Mini ATomic Chip Holder」、ようするに小型原子炉の ことを指すらしい。……無茶苦茶強引ですね(^^; 以上!(笑) あまりの潔さに涙が出てきます。 絵の方は……かなり微妙。 原画レベルからかなり怪しいのですが、それに輪をかけてCGの処理が凄すぎ。 もはや粗いとかそーいうレベルではない気がします……。 ちなみに立ち絵は一切なくてイベントCGのみで構成されています。 そのイベントCGもやや枚数少ないのですが。 凄いのは精液の色。どうやらこの世界の人は環境に問題があるからか、精液が 青いようです(笑) ……一瞬何がこびりついているのかと思いました(^^; 音声はキャラクターとも合っていてなかなか良い感じ。 演技の方も特に問題はないでしょう。 音楽は静かでクラシカルな曲が多いですね。似たような雰囲気の曲が多い ため、いつも同じ曲がかかっていたような印象がありますが。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 強制スキップのみ搭載。バックログ等はありません。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方は比較的軽快。 セーブ箇所は無限。セーブはファイル名を指定するフリーセーブとなって いますので、HDD容量の許す限りセーブすることが出来ます。 ただし、セーブデータは1箇所で約1MBの容量を喰いますので、調子に乗って セーブしまくるとどんどん容量を喰っていきますので注意。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 タイトルメニューがない関係で、メニューは全てメニューバーに集約されて います。セーブ/ロードはもちろん、アルバムモードやヘルプもメニューバー から見ることになります。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームを起動するとタイトルメニューなど一切なしでいきなりプロローグが 始まります。主人公の少女がマッチを売る場所を探してうろうろします。 しばらくうろうろしていると突然「★フラグGET★」……なんじゃそりゃ(^^; 何やらフラグをGETしたようです。意味不明です。 そしてしばらくうろうろし続けると、何やら別の場所に出て、そこにいた ロボットと出会います。 ロボットの名前は25742498。……型番? それでは呼びづらいので少女は そのロボットに名前を付けてあげます。 「じゃあ、とりあえず権平って名前にしようよ」……たーすけてー(^^; # なかなかステキなセンスをお持ちのお嬢さんです。 その後、マッチ売りの少女のお約束、マッチを擦って暖をとっていると、 そのロボットの過去の記憶が再生されます。 ……えーっと、マッチって確か小型原子炉なんですよね? そんなのむき 出しで火をつけても大丈夫なのでしょうか(^^; ともあれそのロボットの体験したことが見られるわけですが…… 25742498と25742373との会話とか、無茶苦茶シュールです。 というか、名前の所に「25742498」とか書かれているのがステキです。 このロボットは戦闘ロボットだったこともあって、戦闘の記憶も再生される わけですが……「ズガガーン、バッコーン」……なんて盛り上がりのない 擬音なんだ……。 そしてマッチを擦りまくっていろんなエピソードを見るわけですが、その うち権平のエネルギーが尽きかけてきて、少女はマッチを1本権平にあげて、 残りのマッチを高く売れるように頑張ります。……あんたさっきまで 一体何本のマッチを擦りましたか(^^; 今更多少高値で売りつけてリカバリー 出来るレベルとも思えないのですが……。 ともあれマッチを売りにいった先で襲われそうになり、そこに権平がかけ つけて……エンディングに。 ええ、あらすじとして書いた所に、最後に1つイベントを付け足せばそれで ストーリーが完成です(笑) エンディングは、なんか、こう、そりゃないんじゃねーの? という感じ。 一応複数のエンディングが用意されているのですが、1つを除いては全て バッドエンドで、実質エンディングは1つだけですね。 Hシーンは薄め。というか、1シーン1シーンが非常に短いです。 ほとんどテキスト数行で終わるものばかりですからねー。 テキストの方は誤字・脱字たっぷり。前後のつながりもよくわからない テキストでなかなか読むのに苦労させてくれます。 回想(妄想?)なのか現実なのかぐらいわかるようにして下さい(^^; |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は1日……だと思います。日付とか意識する必要ありませんけど。 ワンプレイは5〜15分。30分あれば楽勝でコンプリート可能です。 ……暴れていいですか? 難易度は、実はちょっと難しいかも。選択肢が「右にすすむ」「左にすすむ」 とかばかりで、どこをどう進めばいいかのヒントなんて全くありませんので、 総当たりをすることになります。ちなみに間違ったところに足を踏み入れると 問答無用でバッドエンドになります。……ふざけんな(^^; |
総評 |
お奨め度ですが、チャレンジャーな人にお奨め(笑) こんな見るからにヤバそうな作品を買うというのはある意味度胸試しです。 そして、その勇気は蛮勇と呼ばれることでしょう。 はっきり言って、どこを褒めたらいいのか、どこをお奨めできるのか、全く わかりません。 前後のつながりも脈絡もないとっても電波で意味不明なシナリオ、やっつけで 描いたとしか思えない粗いCG、訳のわからない選択肢をヒントもなしに延々と 選ばせるシステム、もう勘弁してって感じです。 唯一音声だけはマトモだったかな、と思いますが、セリフの数は非常に少なく Hシーンもあっという間に終わるので堪能する暇すらありません。 正直、どこを楽しんだらいいのか全く解りませんでした。 よっぽどこの原画家さんが好きとか、声優さんが好きとか、電波なシナリオが 読みたいという人以外は回避するのが正解でしょう。 ここで再びパッケージより引用。 「本製品は画像を中心としたストーリです。立ちポーズを主体にした従来の アドベンチャーと異なり、イベント画面の連続によりストーリ展開してい ます。そのため画像点数は従来より多くなっていますが、画像主体のため、 ストーリは短めの構成になっています。また、アニメに近い作品になって いますので予めご了承くださいますようお願もうしあげます。」 まず問おう。これのどこが画像点数多めなのですか。従来のアドベンチャー とやらは画像枚数30枚ぐらいなのですか。まあ、シナリオの長さに比べれば 多めだとは思いますけどね……。 それにどのあたりがアニメに近い作りになっているのでしょうか。30分で 終わるところでしょうか。 そしてストーリーは短めの構成に……って、短いにも程があるわ(^^; 定価は安めになっていますけど、それでもとても値段分楽しめるとは思えま せん。というか、どこを楽しんだらいいんですか?(笑) たーすけてー(T_T) 最後に。金返せ☆(にっこりと天使の微笑みを湛えつつ) |