ポルテの♪魔女っ子レッスン | |||
---|---|---|---|
ブランド名 | AQUA HOUSE | ジャンル | 魔女っ子モノAVG |
発売日 | 2003.04.18 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | DVDタイプトールケース(135x190x14mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | 647.1MB、CD-DAなし | ||
原画 | 長谷ヒロ | シナリオ | 道化師 |
音声 | あり | ||
インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 10箇所 | 歌 | なし |
おまけ | CG MODE、MUSIC MODE、SCENE MODE | ||
対象属性 | 魔女っ子、魔法少女、妹、お兄ちゃん、ストレートロング、お下げ、幼なじみ、レズ、 裸エプロン、オーバーニーソックス、赤髪、帽子、金髪、ボブカット、ヘアバンド |
||
1プレイ時間 | 10分〜2時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
ある日、主人公の元に魔女っ子を名乗る少女・ポルテがやってきて、主人公の 双子の妹を魔女にしたいと言う。追い返すために妹になりすまして応対する 主人公だが、強引に魔法世界に連れて行かれてしまう。ポルテは魔法教官に なるために1ヶ月の間に主人公を魔女っ子にしたてようとし、主人公はご褒美に 目がくらみレッスンを受けることになる。果たしてポルテは無事魔法教官になる ことが出来るのか……という、魔女っ子モノAVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 真理絵。 主人公の双子の妹。本来ならポルテがレッスンする魔女っ子候補だったが、 間違って主人公が候補に選ばれてしまう。 細かいことは気にしない性格で、魔女っ子たちとの同居生活にもすぐ馴染む。 美咲里菜。 主人公の幼なじみ。美人で優等生の学園のアイドル的存在。 主人公と同様に魔法世界に連れて行かれ魔女っ子候補となる。 ポルテ。 主人公のレッスンをする教官。妹と間違って主人公を魔法世界に連れて 行った張本人。明るく元気でのーてんき。 ジュテミア。 ポルテの同期生で一緒に魔法教官試験を受ける。 ポルテのことが好きで主人公に嫉妬している。 高飛車でお姉さまタイプ。 リリプル。 ポルテの同期生で一緒に魔法教官試験を受ける。 ポルテのことを快く思っておらず、何かと邪魔をしようとする。 丁寧な口調で物腰も穏やかだが腹黒い(笑) ヴァイラ。 魔法世界の王女。ポルテのことを快く思っていない。女好き(笑) 絵の方はなかなか可愛らしいのですが、シーンによっては若干絵が崩れ気味 なのが残念。CGの処理もそれほど綺麗ではなく、塗りもべたっとしている感じで いまいち絵が引き立っていない感じですね。 立ち絵の方はポーズ変化はほとんどなし。表情もほとんど変わりません。 というか、表情のパターンは各ポーズにつき1つだけで、表情が変わるときは ポーズも一緒に変わる、という感じですね。会話内容と表情が合っていない 場合もあり、やや違和感を覚えます。 キャラクターはみな性格付けがはっきりされており、行動が非常にわかり やすいです。……というか、なんでみんな女好きですか(^^; 音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も問題なし。 魔法を使うシーンではもう少し雰囲気を変えても良かったかな? と思わなくも ないですが、まあ気になるほどでもないでしょう。 音楽は音数少な目でややチープ。曲数も少な目で、似たような曲が多い ために、いつも同じ曲が流れていたような印象が。 オープニング、エンディングともに歌はなし。 オープニングはアニメーションも何もなく、エンディングも静止画切り替えの 表でスタッフロールが流れるだけですので、面白味はありません。 しかも表示される絵はキャラクターCGではなく背景CGですし……。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定は キーボードで可能ですが、それ以外の操作は無理っぽい感じ。 スキップは強制スキップのみ。バックログは搭載。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600。 動作の方はやや重め。 セーブ箇所は10箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、そのシーンの画像も保存されます。 数としては全然足りません(^^; 分岐が多く、エンディングも結構な数がありますから、これの倍あっても まだ足りないぐらいですね。 システムは前半が選択肢決定型のアドベンチャー、後半がそれに加えて メニュー選択型のパラメータ育成シミュレーションが入ってきます。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公のもとに魔女っ子のポルテがやってくる所から始まります。 妹を魔女っ子にしようとするポルテを追い払うため妹になりすまして応対 するも、誤解をされて魔法世界に連れて行かれる主人公。 そこでポルテが魔法教官試験を受けることを知り、ご褒美目当てに協力する ことになる。そしてライバル達と出逢いつつ、魔女っ子になるためのレッスン を受けていると、ひょんなことから元の世界に戻ってしまう……というところ までが前半。ここまでは完全に選択肢決定型のアドベンチャーで、この時点で 基本のシナリオが決まっているようです。 そして元の世界に戻ってきてからも魔女っ子になるレッスンを続けるわけで すが、ここからはレッスンのメニューを選択してパラメータを育成する シミュレーション要素も入ってきます。 ……が、正直このパートにどれだけの意味があるのかわかりません。 イベントの分岐はほとんどアドベンチャーパートの選択肢によって行われ ますし、育成自体も1週間単位で最大4回しかないわけですから、ほとんど 育成の幅がないような気がします。 # ポイントの割り振り方次第では1日ずつ進みますが。 シナリオの方も、前半と後半のダイナミックで強引な展開のさせ方をはじめ、 各シーン間の繋がりがやや弱く、突然話が飛ぶように感じるところが多々 ありました。全体的に、やや説明不足が目立ちますね。 結局魔法教官試験がどんな風に行われるかわかりませんでしたし……。 Hシーンはやや薄め。数自体はそれなりに用意されているのですが、1回の 通しプレイで見られる数は1〜2回で、全て見るためには何度も繰り返し プレイする必要があります。そして、個々のシーンはやや短めで、描写も あっさりめのため全体として見るとやや物足りない印象ですね。 テキストは若干誤字が目立つものの、読みやすい部類だと思います。 ただ、シーン間の繋がりが悪いため、ストーリーにはやや入り込み辛い 感じです。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は1ヶ月。前半は日付を意識せず進み、後半は基本的に1週間 毎に進みます。メニューの割り振り方次第では1日毎に進みますが、イベントは 1週間毎にしか起きません。 ワンプレイは10分〜2時間。シナリオによっては魔法世界にすら行かずに 終わってしまうためプレイ時間にはかなりの差がありますが、普通に魔法 世界に行ってレッスンを受ければ2時間弱ぐらいかと。 難易度はやや高め。普通にクリアするだけならそれほど難易度も高くは ないと思うのですが、それでも選択肢を1つ間違えるとバッド系のエンドに 直行したりしますので注意が必要です。 そしてエンディングの数がかなり多く、1度クリアしてからでないと出て 来ない選択肢などもあったりしますので、コンプリートするのはかなり 大変かと思います。既読スキップがないのも辛いですね。 |
総評 |
お奨め度は、ドタバタ魔女っ子コメディ物が好きな人にお奨め。 主人公が魔女っ子のレッスンを受けるというのがちょっと変わっていますが、 それ以外はドタバタコメディな魔女っ子育成物です。 まあ、育成部分はホンのおまけ程度な訳ですが……。 ただ、ストーリーの展開がやや強引でご都合主義っぽく、説明が少なく設定 すらねじ曲げるので(^^;、細かいことは気にしないおおらかさが必要です。 あと、コンプリートするためには何度も繰り返しプレイする必要があるわけ ですが、繰り返しプレイに対する配慮がほとんどなされていないのはちょっと 辛いですね。既読スキップを付けるとか、一度選んだ選択肢の色を変えるとか するだけでも、かなりプレイストレスは変わってくると思います。 最後に。魔法の呪文、無茶苦茶(^^; 「リサーコッア コマトッミリ グメルクッチ ミマルクッチ」……逆から読むと なかなかステキなことに。 「コメヒズールガ ヤチヤチカリリ チーピルーテ サンマサクラサ ヨジマヤージオ ヤシルーペルベララ」……もはや魔法少女と関係ないのも入ってますが(^^; セイントテールはただの手品師ですし、ミラクルガールズは超能力だ(^^; |