ちょこっと☆RHAPSODY | |||
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ブランド名 | west vision | ジャンル | ドタバタ恋愛アドベンチャー |
発売日 | 2003.02.21 | 定価 | \7,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(168x230x42mm) | マニュアル | B5用紙2つ折り |
DISC容量 | 256.4MB+CD-DA=515.5MB、CD-DA12トラック | ||
原画 | 丹下ゲンタ | シナリオ | 大隈晃洋、鬼影姚二 |
音声 | 女の子フルボイス、山貴みず、明石胡桃、みずきみらい、桜井あいな | ||
インタフェース | ほぼフルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 10箇所 | 歌 | なし |
おまけ | CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞 | ||
対象属性 | ラブコメ、ドタバタ、純愛、ショートカット、お兄ちゃん、金髪、天使、羽根、ボクっ娘、 黒髪、ストレートロング、オーバーニーソックス、猫耳、尻尾、ショタ |
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1プレイ時間 | 約3時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
従妹と二人きりで同居することになった主人公。しかしその日、天使と悪魔に 誤って魂と肉体を切り離されてしまう。責任を感じた天使と悪魔は魂が肉体に 安定する1週間の間主人公を護衛して同居するという。 果たして3人と主人公の運命は……という、ドタバタコミカルADV。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 柊茜。(CV:山貴みず) 主人公の従妹。主人公のことが好きで、この同居を機にアタックをかけようと 思っていた。明るく元気で一途で健気な女の子。ただし思い込みが激しく、 暴走すると周りが見えなくなる。ちょっぴり乱暴。怒ると怖い。 様々な小道具が入っている謎のポーチを常備している。 アーシュ。(CV:明石胡桃) 見習い天使。あっけらかんとした性格で、主人公への好意をあらわにする。 明るく元気で自由奔放、無邪気で純粋。でも騒がしい(^^; サティ。(CV:みずきみらい) 悪魔。主人公の魂を肉体から切り離した張本人。無口で物静か。 頭の回転は早いが身体がついてこない。 使い魔のポチを溺愛している。 ポチ。(CV:桜井あいな) サティの使い魔である猫(?)。無邪気で人なつっこく、従順。 絵の方は若干クセがありますが可愛らしい絵柄ですね。 CGはややべた塗りな感じで繊細さはありませんが、私的には許容範囲。 立ち絵の方は表情変化やポーズ変化はそれなりに用意されていますが、 ややバリエーションが少なくシーンとうまくマッチしていないように 感じる箇所がいくつかありました。 あと、絵によってはちょっと崩れているような感もありますね。 マニュアルやおまけモードで見られるデフォルメ絵はむっちゃくちゃ 可愛いのですが……。 キャラクターは性格付けははっきりしているのですが、ちょっと茜と アーシュのキャラが被っているような……。 サティだけが全く正反対の方向性なので目立っていた気がします。 茜とアーシュはちょっとテンション高くて馴染めなかったので、サティ萌え。 音声はキャラクターとのマッチングはそこそこなのですが……演技の方は いまひとつふたつ物足りなさを感じます。 音楽はコミカルな曲が多くドタバタな作品には合っていると思うのですが、 若干音が薄いためかチープに聞こえてしまうのは勿体ないですね。 プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 歌はなし。軽快な、やや薄い曲をバックに、キャラクター紹介とシーン 紹介がなされる、といった感じです。 それほど目立った点もないのですが、演出や構図はそこそこ面白いです。 一番と最初に出てきた「アフロサムライ」の文字に圧倒されましたが(^^; |
システム |
インタフェースはほぼフルキーボード操作可。 スキップは強制スキップのみ、手放しモードあり、バックログなし。 ちょっと貧弱なインタフェースという感が否めません。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作の方はそこそこ軽快。 セーブ箇所は10箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時とシーン名のみのシンプルなもの。 数としては選択肢の数が少な目なゲームではありますが、もう少しあった 方が嬉しいかも。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは従妹と同居を始め、そこに天使と悪魔が転がり込んでくるところ から始まります。魂が肉体から離れている状態は悪霊に襲われやすいと いうことで、昼は天使、夜は悪魔に護衛して貰うことになります。 ストーリーは基本的に3人(と1匹)との同居で起こるドタバタ劇が中心で コミカルに進んでいきます。 たまに悪霊に襲われて緊迫したシーンになったりもしますけど、簡単に 解決してしまうので(^^; しかし、「ザーザート・サーザード・スクローノー・ローノスーク」って それはOKなのですか(^^; いや、確かに微妙に違ってますけど……。 そして、ひょんなことから誰かとHな関係になり、あとはラブラブHな 展開の連続になる……という感じです。 各キャラクターは主人公に好意を抱いていますので、すんなりHに入り、 その後もラブラブな展開が続きます。 ラストはご都合主義というかお約束というか、まあありきたりな終わり 方ではありますが、プレイ後は心地よいのでまあOKかな、と。 Hシーンは各キャラクターに複数回用意されています。本番は1回だけの キャラもいますけど。各シーンの長さは若干短めかなー、と。そこそこ バリエーションは用意されていて、H度自体はある程度確保されている とは思います。 でもまあ、基本的には純愛系の作品ですから、あまり濃いシーンは用意 されていませんけど。 テキストはノリが良くて読みやすく、誤字等もほとんど目立たず好感触。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は魂が肉体に定着するまでの1週間。 ワンプレイは約3時間。テンポよく進むためやや短く感じます。 難易度は低め。選択肢の数自体がそんなに多くなく、1つか2つの選択肢で ルートが決定して、その後1つ2つの選択肢でエンディングが分岐するような 感じ。常識的な選択をしていけば問題ないと思います。 ただ、1つ選択肢を間違えるとバッドエンドになることもありますので 少し注意が必要ですが。 |
総評 |
お奨め度ですが、簡単お手軽ドタバタラブコメ作品が好きな人にお奨め。 明るくライトなノリでテンポのよいシナリオで、プレイ時間も短めになって いると思いますので、息抜きにプレイするのには良いのではないでしょうか。 3人のドタバタに翻弄される主人公が上手く描かれており、会話もなかなか 楽しめると思います。 ただ、共通部分がやや多く、既読スキップがないので繰り返しプレイは ちょっと辛いかも知れませんが……。 CG・音声・音楽・システムと、どこをとってもそれほど優れているとは言え ないのですが、全体としてみればコンパクトながらも上手くまとまっている という印象があります。シナリオがスピード感のあるテンポの良い内容に なっているのも大きいかと思いますが。 ただ、全体的にコンパクトなため、どうしても物足りなさは感じてしまい ますね。定価は若干安めに設定されているとはいえ、もう少し全体的に ボリュームアップして欲しいかな? とは思います。 最後に。ポチ萌え。……ほら、そこ。「言うと思った」とか言わない。 # ポチエンドきぼー(笑) |