通勤快楽2 〜痴漢でGO!GO!〜
ブランド名 覇王 ジャンル 痴漢体験ADV
発売日 2003.10.17 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(150x216x32mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 623.5MB、CD-DAなし
原画 なべち シナリオ たいらひとし、Ray、
霧生紗夜、木全伸二
音声 一部あり、成瀬未亜、なみぞう、金田まひる、文月かな、根岸なお、茶谷やすら
児玉さとみ本条真琴、三木本彩響、如月葵
インタフェース ややキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 10箇所+フリー なし
おまけ アルバム(CG閲覧、シーン回想&痴漢リプレイ、音楽モード)
対象属性 痴漢、眼鏡っ娘、OL、ピンク髪、ツインテール、お兄ちゃん、金髪、緑髪、お下げ、
ボブカット、ヘアバンド、ご主人様、紫髪、母娘どんぶり、アイドル、ショートカット、
オーバーニーソックス、シスター、チャイナドレス、お団子頭
1プレイ時間 2〜4時間 お奨め度 5

レビュー
概要
主人公はごく普通のサラリーマン。しかしある日、満員電車の中で同僚の女性の
体に触れてしまう。その時の感覚が忘れられなくなった主人公は、満員電車の中で
毎日のように痴漢行為を行うようになる。果たして主人公は痴漢道を極めることが
出来るのか?! ……という、痴漢体験ADV。極めんでいい、そんなもん。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

品川メグ。(CV:なみぞう)
主人公の会社の同僚。主人公が痴漢行為に目覚めるきっかけになった。
優しく大人しい娘。電車での一件以来、主人公のことを避け気味。

有栖川希美。(CV:成瀬未亜)
主人公の住むアパートの大家の娘。マスターキーを使って主人公の部屋に何の
ためらいもなく入ってくる。明るく元気な娘。

メテール。(CV:なみぞう)
主人公を痴漢の道に引きずり込もうとする謎の女性。怪しすぎ。

恵比寿ルイ。(CV:茶谷やすら)
さっぱりした性格のフリーター。

日暮里美。(CV:茶谷やすら)
おっとりぼけぼけしたお嬢様。

東京子。(CV:金田まひる)
希美の友達。

高田マユ。(CV:児玉さとみ)
主人公のことをご主人様と呼ぶ女性。

代々木育子。(CV:根岸なお)
明るくさっぱりした体育会系の女性。

目黒五月&彩。(CV:三木本彩響)
電車の中にいた母娘。好奇心たっぷりの彩に五月が振りまわされる。

桃乃かおり。(CV:本条真琴)
電車の中で何やら企画を行っていたアイドル。

鶯谷はるか。(CV:文月かな)
メグと同じ部活の少女。

クリス・神田・あやめ。(CV:如月葵)
ちょっと勘違いしたシスター。痴漢に対して嫌な過去がある。

大塚涼。(CV:金田まひる)
気の強いお嬢様。体に触れただけで投げ飛ばされる。

中嶋秋生。(CV:文月かな)
チャイナドレス娘。酒飲んで絡んでくるのがラブリー。


絵の方は可愛らしい絵柄ですね。ただ、キャラクターがちょっと多いこともあって、
やや描き分けが弱いかなー、と感じました。
CGの処理は、やや安っぽい印象を受けますが、まあ丁寧だと思います。
立ち絵はポーズ変化はなしで、表情変化もちょっぴり。まあ、ほとんど痴漢シーン
ですので、立ち絵が出てくること自体少ないのですが。
あと、痴漢パートではフェイスウインドウが出てくるのですが、その表情は豊富で、
なかなか感情移入度を高めてくれます。

キャラクターは個性豊かですが、さすがにこれだけ数がいると、ちょっとキャラが
被ってる感じの娘もいますね。

音声はキャラクターとのマッチングばっちり。どのキャラクターもイメージと合って
いてなかなかいいと思います。演技の方も特に問題なし。2役担当なさっている
方もいるのですが、きっちり演じ分けは出来ていたと思います。
ただし、このゲームはパートボイスで、イベントシーンしか音声がありません。
ぶっちゃけ、ほとんど痴漢シーンしか音声ないので、キャラとのマッチングとか
演技力とか、そーんなに気になりません。

音楽はBGMらしい感じの曲。単体で聞くとちょっとチープな感じはしますが、
BGMとしてはこれで充分でしょう。
システム
インタフェースはややキーボード操作可。アドベンチャーパートはキーボードで
操作可能なのですが、痴漢パートはマウスでしか操作できません。まあ仕方ない
とは思いますけど。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ搭載。
バックログはマウスのホイール機能にも対応しています。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は比較的軽快。

セーブ箇所は10箇所+フリーセーブ。セーブ/ロードはターゲット選択時以外は
随時可能です。

セーブデータはセーブ日時の他、シーン名が格納されます。
数としては、10個ではたりない感じですが、フリーセーブがありますから必要なら
容量の許す限りセーブできますので、まあ問題ないでしょう。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー+痴漢シミュレーション。
痴漢パートは、マウスでアイコンを触りたい部位に当て、クリック・ダブルクリック・
ドラッグの3種類の操作で痴漢行為を行います。
触ったときの反応は音声とテキスト、そしてゲージで表現されます。
キャラクターによって、好きな触り方や順番があったりします。
ある程度ゲージが溜まったら、次のシーンに進むためのコマンドがゲージの下の
メニューに現れます。一応ボタンが赤くなるのですが、やや解り辛いかもですね。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が痴漢に目覚めたところから始まります。
そして毎日行きと帰りの通勤電車で痴漢三昧。そんな中で様々な女性と出会い、
いろんなイベントが発生するという感じです。

基本的に明るくコミカルなノリで進み、痴漢シーンもあーんまり無理矢理という
感じではなく、最後には喜んでいるような感じですので、軽いノリで楽しめると
思います。

ストーリー性はほぼ皆無なので、特に触れることはなし。
ひたすら痴漢しつつ、女性達の行動に流されましょう(笑)

気になったのは、若干整合性に問題があること。痴漢は朝と夕方のラッシュ時に
行うわけですが、夕方に痴漢をしたにも関わらず「遅刻だ」と言ったり。
イベントがほぼ独立しているため仕方ないのかも知れませんが、もう少しきっちり
整合性を取って欲しいところです。

H度は……微妙。Hシーンのほとんどが痴漢シーンで、通常のアドベンチャー型の
Hシーンは数えるほどしかありません。ですので、Hシーンでは常にマウスを操作
しているような状態で、Hシーンに集中できないのが残念です。
しかも、おまけモードの回想もこの痴漢パートがそのまま入っているだけのため、
純粋にイベントを楽しむことが出来ないというのはちょっと……。
もう少し痴漢パートのないシーンも増やして欲しいところです。
ただ、内容自体は描写も丁寧でいいとは思います。

テキストは……大半が痴漢パートのセリフですからねぇ(^^;
まあ、特に見づらい点もないですし、問題ないと思います。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不定。エンディングに到達するフラグが立つまでです。

ワンプレイは2〜4時間。どれだけイベントを見るかでかなり変わってくるとは
思います。必要なイベントだけを見てそれ以外のイベントは全てすっ飛ばせば、
2時間やそこらで終わるのでお手軽ですね。

難易度はやや高め。痴漢パートは時間制限がないので、効果のあるポイントを
じっくり探すことが出来ますので、まず失敗することはないと思います。新たな
シーンに移るタイミングを間違うとゲームオーバーになることもありますが。
ただ、特定のフラグが立っていないと痴漢出来ないキャラもいますので、その
フラグを見つけるのはちょっと大変かも。
総評
お奨め度ですが、ひたすら痴漢を楽しみたい人にお奨め。ゲームの大半が痴漢
パートで、Hシーンすらもほとんど痴漢パートありということで、徹底的に痴漢を
楽しむために作られたゲーム、という感じです。

ストーリー性は薄いですし、ゲーム性も実は高いわけではないので、プレイする
人は選ぶかも知れませんが、こういった作品を求める人なら満足できるかと思い
ます。そういう意味では、ちょっとプレイする人を選ぶかも知れませんね。

個人的な不満点は、音声がパートボイスであること。Hシーン以外のイベントは
数えるほどしかないんですから、全てのイベントに声を入れてもそれほど増える
ことはないと思うのですが……。

ともあれ、狙いが非常に明確で、ターゲットを絞り込んだ作品だと思いますので、
こういった作品が好きな人はどうぞ。

最後に。100%痴漢の身体って(^^;
# 痴漢伯爵!?
##松本零士さんに謝れ(笑)



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