うさねこ〜みみっ娘メイドの恩返し〜 | |||
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ブランド名 | Luchs | ジャンル | みみっ娘メイドアドベンチャー |
発売日 | 2003.06.27 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(168x230x45mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 672.6MB、CD-DAなし、CD-ROM XA | ||
原画 | むらやまたかひろ、早川亜希江 | シナリオ | みあたまけもの |
音声 | あり、歌織、とろ美 | ||
インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | あり(2曲、OP・ED) |
おまけ | グラフィックモード、シーンリプレイモード、ミュージックモード | ||
対象属性 | メイド、純愛、萌え、エプロンドレス、ご主人様、うさ耳、尻尾、黒髪、ストレートロング、 おにいちゃん、ボクっ娘、赤髪、ボブカット、猫耳、レースクイーン、チャイナ服、体操服、 ブルマ、裸エプロン、ストッキング、ガーターベルト、スクール水着、眼鏡っ娘、白衣、 オーバーニーソックス、シスター、女王様、浴衣 |
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1プレイ時間 | 3〜4時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
夏休みのある日、主人公の元に2人の不思議なメイドさんがやってきた。なんでも メイド2ヶ月分の懸賞に当たったらしい。訝しがりながらも、せめてお試し期間だけ でもという言葉に流されて同居生活を始めてしまう主人公。果たして2人の正体は? 2人との関係はどうなっていくのか……という、みみっ娘メイドアドベンチャー。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 あやの。(CV:歌織) うさ耳メイド。大人しくて清楚でおしとやか。メイドの仕事は完璧にこなす。 ただし怖がりで、ゴキブリが出てきただけでもパニックになる。 まお。(CV:とろ美) 猫耳メイド。無邪気で明るく元気いっぱい。ただし、メイドとしての仕事は殆ど できず、もっぱら遊ぶ専門。 「まおは貧乳じゃないのだ。ナイチチなのだ」……違いは?(^^; 以上。なかなか潔いですね(笑) 絵の方は可愛らしい絵柄ですね。アニメチックな発色のいい明るい色遣いで よく映えます。ただ、絵によっては輪郭線がやや太くて目立つため、ちょっと 野暮ったい感じがするのは勿体ないかも。若干バランスが崩れているところも 見受けられますが、まあさほど気にはならないでしょう。 立ち絵の方はパターン変化はないのですが、メッセージウインドウの横に出る フェイスウインドウの表情は非常に豊富で、変化も大きいために見ていて 楽しいです。 キャラクターは色っぽく大人しいあやのと、明るく元気いっぱいなまおという、 対照的な配置になっています。どちらも非常に可愛らしく魅力的で、活き活きと していますね。 私はどちらかというとあやの萌え。慌てたときの反応とかすっごい可愛い☆ 音声はキャラクターにあっていていいと思います。まおの声は慣れるまでやや 時間が掛かりましたけど(^^; 演技の方はさほど問題はないかと。 音楽はポップな曲から静かな曲まで幅広く取りそろえられていますね。何やら 演歌調の曲まであるのですが(笑) 曲の方は一部やや薄い印象の曲がありますが、BGMとして聴く分にはとくに 問題ないかと思います。 プロローグのあと、オープニングアニメーションが流れます。 歌は……なんというか、こう、微妙(^^; そうですねー、初々しいって感じ?(笑) 明るくポップで脳天気な感じは良く出ていると思いますけど。 絵の方は基本的に静止画の切り替えな感じですが、演出はなかなか面白くて 見ていて楽しいです。 エンディングも歌あり。こちらは普通にポップな歌ですね。 爽やかでラストの雰囲気とも良く合っていてなかなかいいです。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。 メッセージ送りや選択肢決定、各メニューを開くところまではキーボードで可能 なのですが、メニューからの復帰がキーボードで出来なかったり、メニューを 開いた後普通にメッセージ送りをしようと思ったら各メニューボタンの上から マウスカーソルを移動させなければいけなかったり、ちょっと詰めが甘い感じ。 強制スキップ、バックログ搭載。スキップは既読/未読の判別はありません。 バックログはマウスのホイール機能にも対応しています。 そしてこのバックログですが、フェイスウインドウ部分はバックログ表示中も 固定で、表示されているメッセージが誰のセリフなのかがわからないため、 ちょっと使いづらいです。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は軽快。 ただしスキップ動作はちょっと遅めかも。 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードはスケジュール選択画面以外では随時 可能です。セーブデータはセーブ日時も何も保存されず、何週目の何曜日かが 保存されるのみで、データの判別がし辛いです。 数としては、繰り返しプレイしてイベントを回収する必要があるため、ちょっと 足りないかも。ただ、繰り返しプレイしてセーブした場合、同じ週の同じ曜日に セーブするとデータの見分けが付かないのですが(^^; システムはスケジュール決定型&選択肢決定型のアドベンチャー。 週の初めに1週間のスケジュールを決めます。スケジュールは平日の5日間を、 「大学」「アルバイト」「外出」の3つからそれぞれ決定します。週末の行動は 指定しません。 このスケジュールの実行で、様々なコスチュームを手に入れることが出来ます。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公が猫に連れられて行った先にいた、怪我をした兎を助け、2匹を 家に連れて帰って怪我の手当をするも、次の日にはいなくなっていたところから 始まります。そして主人公の所にうさ耳と猫耳のメイドさんが現れて、メイド2ヶ月 分の懸賞に当たったということで一緒に暮らすことになります。 ……この時点で設定バレバレな気はしますが、主人公は当然のように気付いて いません(笑) というか、突然メイドが家に押し掛けてきたことに疑問を抱くより先に、耳とか 尻尾に疑問を抱こーよ(^^; # 「帰れ」(笑) ##おおすメイド協会って(笑) そして、なんとなく流されて一緒に暮らすことになり、あとは2人とひたすら仲良く 暮らす話。……これ以上説明のしようがないです(^^; ゲームは基本的に明るく楽しい雰囲気で進みます。最後はちょっとしんみりする こともありますが、ラストも結構爽やかに終わります。 気になったのはヒロイン2人の絡み具合。ヒロインが2人だけですから終始2人が 絡んでくるイベントが多いと思いきや、どちらかのイベントに入ったときは、もう 一方は全く出てこないことが多く、ほとんど個別シナリオ状態で進むのはちょっと 拍子抜け。一番酷いのはラスト。2人のうちどちらかを選ぶ場合、当然もう片方は 身を引くような形になるわけですが、あまりにも簡単に身を引いてしまってこれも 拍子抜け。あーんまりどろどろした描写をされるのはアレですが、もう少しその あたりの葛藤みたいな所を描けば、もう少しシナリオに深みが出たんじゃない かなー、と思います。それまで散々甘えたりラブラブ光線出してきたりしてたのに、 そんな簡単に諦められるものなのでしょうか。 まあ、おかげでエンディングは非常に爽やかなのですが……。 Hシーンは濃いめ。基本的に純愛系のHばかりで、あまりハードなものはありま せんが、数も多く、シチュエーションも様々で、描写の方もそこそこ丁寧だと思い ます。萌える描写とかもふんだんに盛り込まれていますし。 しかし、人から貰った体操服やスクール水着に、何故「あやの」とか「まお」という 名札が貼ってあるのですか(^^; テキストは短めの文章で構成されていて読みやすく、誤字等もほとんど気になり ませんでした。 ただ、メッセージウインドウ横にフェイスウインドウが入るのですが、文字の上に あやのの耳がかかっていてちょっと見辛いかも。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は2ヶ月。ゲームは週単位で進みますから8週ですね。 ワンプレイは3〜4時間。プレイしやすい感じです。 難易度は低め。狙ったキャラと逢い続けていれば簡単にクリアできます。 ただ、コスチュームを全て集めるのはやや面倒かもですね。 |
総評 |
お奨め度ですが、メイド好き、猫耳・うさ耳好きの人はどうぞ。 みみっ娘メイドとひたすらいちゃいちゃラブラブする作品で、ほのぼのしたり 萌えたり出来ますので、まったりと楽しみたい人にはぴったりです。 ただし、ストーリー性とか脈絡とかは求めてはいけません。ほのぼのとした 雰囲気を楽しみましょう。 問題点としては、ストーリーが基本的に一本道のため、2回目以降のプレイは コスチュームやイベントを集めるだけの作業になりがちな所ですね。 さらに、既読スキップがなく強制スキップのみのため、どのイベントを見たかを 把握しておく必要がありますし。 そして、ヒロインが2人だけということもあって、ややボリューム不足も感じます。 エンディングは何種類か用意されているのですが、ストーリー自体は同じため あまりバリエーションを感じませんし。 まあ、可愛いキャラクターと簡単お手軽に萌え萌えラブラブな展開を楽しめ ますので、キャラクターが気に入った人ならどうぞ。 キャラクターはとても活き活きしていますので。 最後に。で、結局あの猫は何故にわざわざ主人公を引っ張っていったんだ?(^^; # 好みで選んだのか?(笑) |