女教師・恥辱の旋律
ブランド名 GuiltyN ジャンル 官能凌辱ADV
発売日 2004.02.13 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(155x224x50mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 691.7MB、CD-DAなし
オナニーボイスCD : CD-DA=309.5MB、CD-DA15トラック
原画 真木八尋 シナリオ 綺羅光、本位田又八、乃美糸
音声 フルボイス、ボイスチェンジシステム搭載、飯田空、おぼれ谷リアス、成瀬未亜
児玉さとみ、下野薫、大久保けんたろう、草刈猛、池田陸、オカテツ、北斗功、
胸肩腎、笑顔光、ナックル武田、岡田一歩、萌原ぷりん
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 36箇所+クイックセーブ1箇所+
オートセーブ3箇所
あり(1曲、ED)
おまけ CG鑑賞、EVENT回想、BGM鑑賞
対象属性 女教師、凌辱、鬼畜、学園物、黒髪、ストレートロング、ストッキング、ガーターベルト、
体操服、ブルマ、首輪、縛り
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 4

レビュー
概要
音楽教師の島本香澄は男子学生のアイドル的存在だった。ある日、教え子である
河野和也との個人レッスン中、和也が我慢できなくなり告白しつつ抱きついて来た。
和也の押しの強さに、たまらずキスをしてしまう香澄。しかし、そのシーンを香澄に
対して異常な執着心を持っていた写真部の金森順治に盗撮されてしまう。そして、
その写真をネタに香澄を脅す金森。和也を巻き込みたくない一心で、香澄は金森
の要求をのんでしまう。そして、陵辱の幕は開ける……という、官能凌辱ADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

島本香澄。(CV:飯田空、おぼれ谷リアス、成瀬未亜)
音楽教師。清楚な美貌で全校男子のみならず、男性教師からも憧れの的となって
いる。教え子の中でも特に河野和也を可愛がっている。

……以上(笑) うっわ、潔いですね。
他のキャストはほとんどが男性で、女性で絵のあるキャラはバーのママさんぐらい
かも(^^;

絵の方は、淫靡で色っぽい絵。やや面長で、若干バランスが崩れているところも
見受けられますね。作中では誰もが憧れる、街を歩いていると男性はみんな振り
返るほどの美貌と描写されていますが、そこまでには思えませんでした(^^;
CGの処理は丁寧で綺麗だと思います。淫靡な雰囲気を醸し出していますね。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともあり。会話に合わせて切り替わります。
ただ、イベント絵で進む事も多いですけど。

ちょっと気になったのは、絵とテキストの差違。特に縛り関係とか服装関係とかで
目立つように感じました。胸まで縛られているように描写されているのに、絵では
腕しか縛られてなかったりとか。

キャラクターは……基本的にヒロインが香澄1人ですからね(^^;
男性キャラクターはなかなか個性豊かで悪っぽい感じのキャラが多いのですが、
中でも一番酷いのはクラスメイト達かも知れず(^^;
授業中に酷いことをしても、誰一人止めやしない(笑)

音声ですが、このゲームはヒロイン・香澄の声を3人の声優さんが演じており、
好きな人を選択できる「ボイスチェンジシステム」が採用されています。
飯田空さんは、キャラクターのイメージにぴったりで、とても自然に馴染んで
いて、まさに正統派ヒロイン、という感じですね。
おぼれ谷リアスさんは、大人っぽいハスキーな声ということですが、清楚な
雰囲気という設定の香澄には、ちょっとワイルドな感じに思えますね。でも、
これはこれでありかな、という感じです。
成瀬未亜さんは、ギャップのあるプリティボイスということですが、確かに可愛
らしい声ですけど、ロリ声というわけでもなく、最初はちょっと違和感を覚えま
したが、しばらく聞いていると自然に聞こえるようになりました。
元々、おぼれ谷リアスさんと成瀬未亜さんはギャップを楽しむような感じでは
ありますが、それ程かけ離れているわけでもなく、しばらく聞いていれば自然
に聞こえるような感じでした。
ただ、やっぱり一番最初に聞いた声の印象が強いと思いますので、最初に
飯田空さんの声でプレイすると、あとの2人の声はちょっと浮いているように
感じるかも知れませんけど。
それと、このゲームはシステムボイスもそれぞれの声優さんが担当しているの
ですが……おぼれ谷リアスさんと成瀬未亜さん、弾けすぎです(笑)
成瀬未亜さんはこれでもかと言わんばかりのロリ声で、もはや香澄の雰囲気
なんてかけらもありませんし、おぼれ谷リアスさんなんて、もはやありえない(笑)
タイトルに戻るときとか、システムボイスだけで笑えました。
こういう、遊び心は大好きです(^^)

音楽はおどろおどろしい雰囲気の曲がほとんど。ダークな作品の雰囲気に良く
合っていると思います。
あと、Hシーンではバックに効果音として延々とあえぎ声やらちゅぱ音が流れて
いるのですが……これはちょっとウザいかも(^^;

ゲームを起動すると、オープニングアニメーションが流れます。
歌はなし。スピード感のある激しい曲をバックに、シーン紹介が中心の絵が流れ
ます。絵は、曲に合わせてテンポ良く切り替わり、スピード感もあって、なかなか
見応えがあります。

エンディングは歌あり。しっとりとした切ない感じの曲で、ゲームラストの雰囲気を
うまく持ってきている感じですね。
システム
インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
メッセージ送りもホイール機能に対応しており、音声のリピート再生も可能に
なっています。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。ただし、CPU利用率は結構高めなので、マシンパワーに
よってはやや重く感じるかも。

セーブ箇所は36箇所+クイックセーブ1箇所+オートセーブ3箇所。セーブロードは
随時可能です。セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が保存されます。
数としては、そこそこ選択肢はあるものの、エンディングの数がそれほど多くなく、
分岐は後半に集中しているため、これでけあればなんとかなるでしょう。
スキップも高速なので、回収は最初からやり直した方が手っ取り早いでしょうし。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。
途中の選択肢によって、後半に出てくる選択肢が変化し、その選択肢によって
エンディングが分岐しているようです。
シナリオ・プレイ感
ゲームは、香澄が金森に写真で脅され、陵辱されるところから始まります。
そこに、札付きの悪である関谷寿夫も参戦してきて、徹底的に香澄を調教して
いく……という感じです。
# 金森は関谷が出てきたら、ほとんど用なしになるわけですが(^^;

ストーリーは終始淫靡に進みます。何をするにも調教で、ひたすらHシーンの
連続という感じです。
コミカルな展開など全くなく、重いドロドロした雰囲気で進みます。

エンディングも、後味の悪いエンディングばかりで、プレイ後もすっきりしない
感じですね。

H度は高め。ほとんどHシーンのみで進むような印象で、シチュエーションも
様々で、尺もたっぷり用意されていますし、描写も濃厚です。縛りが多め。
ただ、香澄は早々に奴隷にされてしまうため、堕ちていく過程はあまり楽しめ
ないかも知れません。

テキストは、誤字もほとんど気にならず、読みやすいと思います。
ただ、一部表現の統一が取れていない所も見受けられました。それほど気に
ならないレベルだとは思いますが。
# 「マラ」と「魔羅」が混在していたりとか。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。日の経過はあまり詳しく描写されません。

ワンプレイは3〜4時間。プレイしやすい長さだとは思いますが、ほとんどが
Hシーンで進むため、一気にプレイすると読んでいて疲れるかも(^^;

難易度は低め。1度クリアした後、2回目は最初のプレイで選んでいない方の
選択肢を選んでいけば、自然とシーンの回収が出来ているような感じです。
ただ、エンディングの分岐だけはある程度条件がありますから、きっちりと
フラグが立っていないといけませんけど。
でもまあ、比較的わかりやすいと思いますし、それほど苦労することもないと
思います。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽エロエロストーリーが好きな人にお奨め。
寝ても覚めてもHシーンという感じで、男性キャラが出てきたら、まず香澄は
襲われるという、とてもわかりやすい内容です(笑)

ただ、原作が小説ということで、1回プレイするとストーリーのほとんどは読めて
しまうため、2回目のプレイ以降はシーン回収の意味合いが強く、いまひとつ
面白みに欠けるかも知れません。
さらに、売りであるボイスチェンジシステムも、全て楽しむためには3回もプレイ
する必要があり、さすがにそこまでしたいと思う内容ではないために、ちょっと
もったいなさを感じますね。
なので、全体的に見ると、ややボリューム不足感は否めません。この内容で、
定価8800円というのは、ちょっと疑問ですね。
音声は1種類にしてもいいから、もう少し安くならないかなー、と思います。
値段分楽しめたかと言われると、NOと答えざるを得ません。

それと、ヒロインが香澄1人のため、そもそも香澄を気に入らない人には辛い
内容でしょう。絵の方もちょっとクセのある、ばらつきもある感じの絵柄のため、
若干人を選ぶかも知れません。
さらに、Hシーンのほとんどは陵辱的なものなので、そういう作品が苦手な人は
まず無理でしょう。
ストーリー性が高いわけでもなく、HシーンとHシーンを繋いでいるだけという
感じで、視点も香澄視点だったり、金森視点だったり、第三者視点だったりと
ころころ変わるため、感情移入もしづらいですし。

ということで、なかなかお奨めはし辛い作品ですが、Hシーンはさすがに濃厚で
充分楽しめると思いますから、小説では物足りない、という人にはいいかも知れ
ませんね。値段は10倍以上ですけど(笑)

最後に。オナニーボイスCDの方が、数倍面白い(^^;
# というか、もはや別物(笑)



ロビーに戻る  レビュートップに戻る