黒百合の館 | |||
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ブランド名 | BLACK PACKAGE | ジャンル | ハード凌辱アドベンチャー |
発売日 | 2004.03.12 | 定価 | \5,800 |
パッケージ | DVDタイプのトールケース(135x192x15mm) | マニュアル | DVDジャケット裏 |
DISC容量 | 612.6MB、CD-DAなし | ||
原画 | 蓮 | シナリオ | 庵乃音人 |
音声 | 女の子のみフルボイス、成瀬未亜、カンザキカナリ、白井綾乃、佐々留美子 | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 36箇所 | 歌 | なし |
おまけ | CGモード、シーン回想、音楽モード、少女の回顧録 | ||
対象属性 | 鬼畜、凌辱、館物、レズ、メイド、エプロンドレス、ボブカット、巨乳、ストレートロング、 お嬢様、ストッキング、ガーターベルト、ボンデージ、眼鏡っ娘、お下げ、着物、ロリ、 ご主人様、金髪、姉妹丼 |
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1プレイ時間 | 4〜5時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
仕事をクビになった主人公は、職業安定所で仕事を斡旋して貰った。その仕事は 富豪である霧端家の下男として住み込みで働く仕事だった。その初日、地下室へ 続く扉が開いていることを不審に思った主人公が地下へ降りていったところ、この 屋敷に住むお嬢様とメイドが淫靡な宴を繰り広げているところを目撃してしまう。 元来、サディスティックな面を持っている主人公は、嗜虐心を煽られ、なんとかして お嬢様たちを調教し、霧端家を手中に収めることを企てる。果たして、霧端家の 運命は……という、お手軽ハード凌辱アドベンチャー。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 宮越恵子。(CV:白井綾乃) 屋敷に住み込みで働く巨乳年上メイド。クールで高飛車。 さやかの言うことには何でも従う。 霧端さやか。(CV:カンザキカナリ) 霧端家の長女で、屋敷の主。高飛車で高慢。主人公を「イヌキチ」と呼び蔑む。 木々野ユキ。(CV:佐々留美子) 屋敷に住み込みで働く眼鏡っ娘ロリータメイド。……言うほどロリータではない 気もしますけど。大人しくどこかおどおどした雰囲気を持つ、虐めて光線全開の 女の子。男性に対して全く免疫がない。 霧端そのか。(CV:成瀬未亜) 霧端家の次女。高貴で無垢な雰囲気を持つ、優しく大人しく可愛らしい女の子。 絵は可愛らしく色っぽく、そしてエロい絵柄ですね。肉感も汁気もたっぷりで、 とても見応えがあります。 CGは、ちょっと輪郭線が太く粗いところもありますが、それでも充分綺麗だと 思います。淫靡な雰囲気が良く出ており、盛り上げてくれます。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。どちらもパターンはあまり多くは ないのですが、元々あまり会話等に起伏がないため、これだけあれば充分 という感じです。 キャラクターは高慢キャラ2人に大人しいキャラ2人という感じで、はっきり 分かれています。まあ、最終的にはみんな従順になるわけですが。 そのかお嬢様萌え。犬そのかが激しくらぶりーです。というか、別人(^^; 音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も問題なし。 さやかの凛とした感じや、そのかの純粋無垢な感じ、ユキの虐めてちゃんな 感じに恵子の強気な感じなどが、とても良く出ています。 ただ、そのかの通常シーンの音量がちょっと小さく、聞き取りづらかったのは 残念。キャラ個別に音量の調節は出来ますから、それほど影響はないと思い ますけど。 音楽は静かでおどろおどろしい曲が多め。明るい雰囲気の曲はありません。 作品の雰囲気とはよく合っていると思いますが、曲が7曲と少なめなうえに、 似たような雰囲気の曲が多いため、いつも同じ曲が流れているような印象が ありますね。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 歌はなし。おどろおどろしい曲をバックに、ストーリー紹介的な絵が流れます。 絵とともに文字も出て、プロローグが語られます。 エンディングも歌はなし。というか、スタッフロール2ページで終わりという潔さ。 男気を感じます。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能にも対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。次の選択肢まで飛ぶことが出来 たり、前の選択肢まで戻ることが出来たり、システム的には申し分なしですね。 もっとも、次・前の選択肢に戻ることはまずないでしょうけど。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作は軽快。スキップもCGの切り替えでやや引っかかるものの、充分高速です。 まあ、スキップを使うことがあるかどうかは別として。 セーブ箇所は36箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン名とシーン画像が保存されます。 数としては充分です。全ての選択肢でセーブしても1割程度しか使いません(笑) システムは、オーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。選択肢シナリオ 分岐型のシステムになっており、選択肢でその後のストーリーが変わります。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは、主人公が霧端家の下男として住み込みで働き始める所から始まり ます。高飛車なさやかや恵子たちに辟易しつつ、大人しいユキと親しくなって、 神々しいそのかを崇拝する(笑)ようになります。 しかし、地下室でさやかと恵子の淫靡な宴を見て、興奮した主人公はそのまま 勢いでユキを襲ってしまい、館中の女性をモノにしようという欲望が高まって いく……という感じです。 ストーリーは終始淫靡な感じで進みます。女性をモノにするために色々な計画を 練り、弱みを掴んで襲いかかり、調教していくという単純明快なストーリーです。 途中、作戦に失敗して鞭打たれてみたりもしますけど。 # そのままマゾに目覚めたら面白かったのに(笑) ##主人公は元々マゾ性はあるみたいですし。 調教していく過程はやや性急で、2〜3回程度の調教ですぐに従順になるため、 堕ちていく過程はあまり楽しめません。早いときは、1日で調教完了します(^^; ただ、調教するときの心理描写などはなかなか巧みで、性急でありながらも それほど違和感は覚えませんでした。 まあ、そもそも住み込みで働きに来た初日に、職場仲間を襲って、館にいる 女性達を手に入れようと思うという、無茶苦茶なストーリーではあるのですが。 H度はかなり高め。ほとんどが凌辱的なシーンで、攻めのバリエーションも豊か。 女性同士を絡ませることも多く、なかなか見応えがあります。 器具や薬を使ったり、言葉責めやSM等、様々な凌辱・調教シチュエーションが 用意されています。 ただ、前戯部分が画面真っ暗なままで進むシーンもあったりして、CGの枚数が ちょっと足りてないかなー、と思うところも。 テキストは誤字もほとんど気にならず、クセもなくて読みやすいと思います。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は不明。最初は1日ずつ進むのですが、中盤以降は平然と何日か 飛ぶため、期間に意味はないですね。 ワンプレイは4〜5時間。内容が濃密なため、結構長く感じました。 一気にプレイすると疲れます(^^; 難易度は激低。ゲーム全体で選択肢が片手で足りるだけしかなく、全ての 選択肢がエンディングの分岐になっているため、これでクリア出来ない人が いたらびっくりです。 # これはもはやゲームじゃねぇ(^^; |
総評 |
お奨め度は、簡単お手軽に凌辱エロエロストーリーを読みたい人にお奨め。 イベントのほとんどがHシーンで、ひたすらHしまくりです。 その分、ストーリー性は弱くなってしまってますが、それほど唐突に感じたり 違和感を覚えたりすることはありませんでした。 ただ、主人公の人物像がほとんど描かれないままゲームが始まるために、 最初は主人公がどんなヤツか掴めず、ちょっと戸惑いました。 まさか、いきなりユキに襲いかかるとは思いませんでしたし(^^; それと、女性達を堕とすために色々と計画を練るわけですが、計画自体は かなり強引で穴だらけです。なので、そういう細かいところにこだわる人は ちょっと気になるかも知れませんが、あんまり緻密にやられても鼻につくと 思うので、これで充分かと思います。 # 襲いかかるなら鍵ぐらい閉めろよ、とは思いますけど(笑) 気になるのは作品全体のボリュームですが、シナリオが大きく2つ用意されて いて、その先でまたエンディングが分岐する形になっているため、それなりの ボリュームは確保されていると思います。まあ、10時間もあればコンプリート 出来る程度ではありますが。ただ、内容はみっちり詰まっていますし、定価が 安めなことも考えれば充分だと思います。 システムは快適ですし、絵や音声や音楽も良くて、ストーリー性にこだわらな ければ、簡単お手軽に濃厚なHシーンが楽しめるいい作品だと思います。 タイトル通り、女性同士が絡むシーンも結構用意されていますし、ね。 もっとも、Hシーンはほとんど凌辱的なモノですから、凌辱が苦手な人には お奨めできませんけど。 最後に。激射(笑) # なんか、必殺技みたいな射精ですね(^^; ##何かのギャグかと思いました(^^; 結局、そのかのラストは本気だったのでしょうか。演技だったのでしょうか。 もし演技だったらすげぇ怖ぇ(^^; # でも、とっても演技のような気がする……。 ##少女の回顧録で語ってくれ〜。 |