奥さまは巫女? R 〜Pretty Fiancee〜 | |||
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ブランド名 | PAJAMAS SOFT | ジャンル | 鈍感優柔不断系ドタバタギャグ アドベンチャー |
発売日 | 2004.06.25 | 定価 | \3,980 |
パッケージ | DVDタイプトールケース(135x192x15mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | PLAYDISC : 2.33GB(DVD-ROM)、Alpha-ROM サウンドトラック : CD-DA=221.0MB、CD-DA11トラック |
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原画 | かんなぎれい | シナリオ | 丸谷秀人 |
音声 | ヒロインフルボイス、村井静代、岩田由貴、鷹月さくら、神村ひな | ||
インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 54箇所+クイックセーブ1箇所 | 歌 | あり(2曲、OP・ED) |
おまけ | CG鑑賞、ミュージック、シーン回想 | ||
対象属性 | ドタバタ、コメディ、純愛、ギャグ、巫女さん、巫女装束、黒髪、ストレートロング、リボン、 ロリ、魔女っ娘、魔法少女、帽子、ピンク髪、ツインテール、オーバーニーソックス、 幼馴染み、ポニーテール、メイド服、触手 |
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1プレイ時間 | 30分〜4時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
主人公は、ちょっぴり巫女さんと魔女っ娘が好きな、ごく普通の学生。 両親が不在のゴールデンウィークをのんびりすごそうと思っていたところに、 突然2人の女の子が押し掛けてきた。しかも2人は主人公の婚約者だと言い、 主人公は両親からゴールデンウィークの間にどちらかを選べと言われる。 しかもその婚約者は、巫女さんと魔女っ娘だったのです。そこに、幼馴染みも メイド姿で参戦し、三つ巴の様相を呈してくる。果たして主人公は、誰を選ぶ のか……という、鈍感優柔不断系ドタバタギャグアドベンチャー。 このゲームは、2001年4月27日に発売された「ぷりずむ・ぼっくす」に収録されて いるゲーム「奥さまは巫女?」に新キャラ追加、シナリオ・CG加筆修正を行った ものに、「ぱじゃまちゃんるーむ2」に収録されていたショートストーリーに音声を 追加して発売されたものです。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 白倉鈴音(しらくらすずね)。(CV:村井静代) 主人公の元にやってきた婚約者姉妹の妹で巫女さん。ほんわかとした柔らかい 雰囲気を持つ女の子。主人公の事を「殿様」と呼ぶ。……何故?(^^; # その後、「正太郎様」に改められますが。 家事が得意。いつでもどこでもすぐ寝てしまうという特技がある。……特技? 枕をいっぱい持っていて、気分によって使い分ける。 電化製品にめっぽう弱く、触ると動かないか壊れる。電気製品と敵対している(笑) # 掃除機と人は相容れない運命らしい(^^; 白倉音代(しらくらおとよ)。(CV:岩田由貴) 主人公の元にやってきた婚約者姉妹の姉で魔女っ娘。ちっちゃくてロリロリして いても、姉は姉。明るく元気でちょっとわがままな女の子。75(笑) # 「名前表示までロリにするなんてひどぉいぃぃっ!」(笑) 自称「メロディ」。「音代」と書いて「メロディ」と読むらしい。……無理。 主人公の事を「ダーリン」と呼ぶ。ハンダ付けが得意な魔女っ子娘。 # 魔女っ娘は旦那様をダーリンと呼ぶことはハンムラビ法典に書いてあるらしい。 ##しかも英語版ハンムラビ法典。……有り難みねーなー。 河奈晶(かわなあきら)。(CV:鷹月さくら) 主人公の幼馴染み。主人公とは喧嘩友達のような間柄で、肉体言語(暴力)に 訴えることも多々。でも、本当は一途で健気な女の子。 「十数年の腐れ縁」だの、「これでも性別は女」だの、「見飽きた幼馴染み」だの、 名前表示に好き放題書かれる女の子。恐竜好き粗暴女。 絵の方はちょっと幼い感じのとても可愛らしい絵柄。 CGはパステル調の淡い色遣いでほんわかとした雰囲気を醸し出しています。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。とても表情豊かで、ポーズ変化も アクションが大きく、コロコロと変わるので見ていて楽しいです。 メロディの照れた顔さいこー。目の幅涙もらぶりー。 あと、鈴音の枕の柄が、毎回違っていたりと、なかなか芸も細かいです。 # 家の前にモアイ像があるのはシュールすぎ(^^; キャラクターは、明るく元気いっぱいな姉と、物静かでほんわかした妹という 対照的な配置に、直情的で乱暴な幼馴染みが入ってきて、ドタバタが繰り 広げられるという感じです。 音声はキャラクターとのマッチングもほぼ良く、演技の方もばっちり。 メロディは最初、ちょっといっぱいいっぱいな印象を受けたのですが、元々 元気いっぱいなキャラクターですので、これはこれでありかな、と。 音楽はほのぼのした、ちょっとコミカルな感じの曲が多め。作品の雰囲気を良く 表現していると思います。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 歌はポップでノリのいい曲で、可愛らしい歌ですね。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なものですが、曲に合わせてパタパタ 切り替わったり、演出も凝っていてなかなか楽しいです。 エンディングも可愛らしい感じの曲で、内容は作品のラストと上手くマッチして いる感じですね。この歌、「奥様は巫女?」(旧作)の主題歌ですね。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定はキー ボードで出来ますが、その他のメニュー操作は出来ないようです。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作はやや重め。 スキップ動作も若干引っかかる感じです。なお、スキップ時にはメッセージが 表示されないという仕様です。絵だけはパタパタと切り替わるんですけど。 セーブ箇所は54箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とシーンタイトルが保存かされます。 数としてはそれほど選択肢も多くないですし、これだけあれば充分でしょう。 システムはオーソドックスな選択決定型のアドベンチャー。基本的にはフラグ 管理になっているようですが、一部選択肢でシナリオが分岐する所があります。 このゲームにはプロテクトが施されています。ただし、ディスクチェックは初回 起動時のみで、それ以降はディスクレスで起動可能です。 バックグラウンドでの動作は不可です。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは、メロディと鈴音が主人公の家に押し掛けてくる所から始まります。 いきなり押し掛けてきた婚約者、しかも魔女っ娘と巫女さんに戸惑う主人公。 さらに、両親からはゴールデンウィーク中にどちらかを選べと言われてさあ 大変。そしてドタバタの毎日が始まる……という感じです。 前半はコミカルに進みます。個性豊かなキャラクター達が繰り広げるドタバタ劇 (主にメロディが元凶)がとても楽しく、見ていて微笑ましいです。 そして、いろんなゲームやアニメのタイトルやセリフなどがそこかしこにちりばめ られていたり、パロディやギャグも満載。 # せいしをかけろって(^^; ##「パッケと中で絵描きが違ったりする」はマズいだろう(^^; 他にも、内輪ネタや楽屋ネタなど、もはややりたい放題ですね。 # 「いや、まさか、これ以上キャラを増やすと、このシナリオライターの能力では # さばききれないだろう」……もう1キャラぐらいはお願いします(^^; ##「原画家の方も、この前、何キャラも描いてたから、ネタがつきてのたうち ##まわってるそうだし」……ネタ切れ早っ(笑) 後半は、ちょっとシリアスでしんみりした展開になったりしますが、そーんなに ドロドロしている訳でもなく、最後は爽やかに終わってくれるので、プレイ後も 気分は爽快です。 # さりげなく触手が出てきたりするのはご愛敬(笑) 特徴は、なんと言っても会話の楽しさでしょう。個性豊かなキャラクター達との 会話はコミカルでそれだけで充分面白いのですが、そこに多彩なポーズ変化や 表情変化、そして声優さんの好演もあって、とても活き活きとした楽しい会話が 繰り広げられます。感情移入もしやすくていいですね。 H度はやや低め。基本的に各ヒロインとも1回で、初めてということもあってか Hさよりも初々しさが先に立つような感じです。内容も純愛系のラブラブHで、 可愛らしさや萌えを重視したような感じですね。尺の方はそこそこ用意されて いますし、描写もそれなりに頑張ってはいますけど。 2回戦3回戦に入るような描写はあるのですが、実際には描かれていないのが ちょっと勿体ないですね。 テキストは、誤字等はほとんど気にならず、あまりクセのない読みやすい文章 だと思います。ただ、メッセージウインドウの背景色が薄い色で、文字色も白の ため、ちょっと見づらいのは残念です。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は1週間。シナリオによってはその後さらに続いたりしますし、 ショートストーリーの方はもっと短いですけど。 ワンプレイは30分〜4時間。ショートストーリーが30分ほどで、本編は4時間 前後でクリアできるかと思います。 難易度は低め。選択肢の数は少なめで、選択肢の効果も明確ですので、 特に悩むこともないでしょう。 |
総評 |
お奨め度ですが、ドタバタコメディが好きな人にお奨め。いたるところに ギャグ・パロディ満載で、会話もとても面白く、軽いノリで楽しめます。 個性豊かで可愛らしいキャラクターが繰り広げるドタバタ劇と、ちょっと 切ないシリアスな展開は、メリハリもあって面白く、萌える展開もたっぷり。 ちょっとパロディがマニアックだったりストレートだったりするのはご愛敬。 元々「ぷりずむ・ぼっくす」の中に収録されていたゲームを、キャラ追加、 シナリオ追加して単品で売り出されたものですが、シナリオは新キャラに 関する部分だけでなく既存部分にもかなり追加されており、新規CGも用意 されていたりと、かなりボリュームアップされています。それによって、充分 単体でも遊べるだけのボリュームになっており、物足りなさを感じることは ないでしょう。 そもそも定価がかなり安めに設定されており、コストパフォーマンスという 面で考えれば、かなり優れていると思います。 「ぷりずむ・ぼっくす」と「ぱじゃまちゃんるーむ2」を持っていない人で、 ほんわかした雰囲気のドタバタコメディが好きな人は是非。 持っている人でも、シナリオがかなり追加されていますし、定価も安め ですから、元々気に入っていた人なら充分楽しめるかと思います。 最後に。「チクショウ」を丁寧に言うと「御ケダモノ」なのか?(笑) やたら安い時給で店員をこきつかい、あげくの果てに一日ケーキひとつで 猫まで働かせる店のハナシ……「パティシエなにゃんこ」を汚すな(笑) # 確かに猫は衛生的にマズいと思いますけど。思いますけど!(笑) ちなみに、「パティシエなにゃんこ」からゲスト出演しているキャラクターが いたりします(^^) |