Pink Style! 〜新世紀的性体位極意〜 | |||
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ブランド名 | CURIOUS | ジャンル | コミカル学園AVG |
発売日 | 2004.02.13 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(162x229x38mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | DISK1 : 630.5MB、CD-DAなし、Alpha-ROM DISK2 : 339.0MB、CD-DAなし |
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原画 | らくじん | シナリオ | ひらいでらく |
音声 | あり、茶谷やすら、緒田マリ、児玉さとみ、冴月まりあ、飯田空、 金田まひる、一色ヒカル、文月かな、榎津まお |
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インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 20箇所 | 歌 | あり(1曲、OP) |
おまけ | CGモード、BGMモード、EXTRAメモリー | ||
対象属性 | バカゲー、ギャグ、学園物、コメディ、女教師、緑髪、白衣、紫髪、ポニーテール、 赤髪、ストレートロング、リボン、オーバーニーソックス、お兄ちゃん、ボブカット、 黒髪、幼なじみ、金髪、ツインテール、銀髪、青髪、眼鏡っ娘、レズ |
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1プレイ時間 | 6〜7時間 | お奨め度 | 3 |
レビュー |
概要 |
主人公はある日、不思議な声に導かれて旧校舎までやってくる。そこで主人公は SEX部に入部し、SEXを演舞として観客に見せ、美しさを競う競技「セクストリーム」 の選手になるハメに。恋人の睦子に幼なじみのさくら、留学生のセシリアも部員に 加え、聖マトリクス学園との対抗戦を行うことになる。果たして主人公は、3人の パートナーと上手く演舞し、勝利をつかめるか……という、コミカル学園AVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 小倉睦子。(CV:茶谷やすら) 主人公の彼女。チアリーディング部に所属する、ハキハキと明るい女の子。 趙柏芝(セシリア・チャオ)。(CV:児玉さとみ) 主人公のクラスメイトの留学生。新体操部に所属する。常にクールな女の子。 水戸さくら。(CV:緒田マリ) 主人公とは家が隣同士の幼なじみ。主人公のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。 剣道部に所属する。控えめで大人しい女の子。 久遠梓。(CV:冴月まりあ) 学園の理事長で体育教師。資産家の超お嬢様。「セクストリーム」創始者の 1人で、後継者を探している。 折原春乃。(CV:飯田空) 保健医。梓と同じく「セクストリーム」創始者の1人。超貧乳。 沢木真美香。(CV:榎津まお) 梓と同じく「セクストリーム」創始者の1人。聖マトリクス学園にSEX部を作り、 梓に挑戦状を叩き付ける。 全身がSEX凶器で特にパイズリが凶悪なため、「パイオージャ」と呼ばれる。 # 最強ロボか、お前わ(笑) ジュディ・エリスン。(CV:金田まひる) 聖マトリクス学園の学生。チアリーディング部に所属する、主人公らぶらぶな 元気少女。極度の方向音痴。 リィオ・シャルマン。(CV:文月かな) 聖マトリクス学園の学生。セシリアのライバル。ひねくれ魔神。 エルモロワ・オルロノフ。(CV:一色ヒカル) 聖マトリクス学園の学生。普段はクールで知的で無口だが、実は性格破綻者。 レズっ気があって、小さな女の子に目がない。 # 「ワタシはレズッ"気"があるのではなく、100%だ」(笑) ##こいつ、すごい好きかも(笑) 絵の方は、可愛らしさと色っぽさを併せ持った絵柄……なのですが、ちょっと ばらつきが大きく、シーンによって全然雰囲気が違うことも。 特に立ち絵は、ややバランスに疑問を抱きます。 CGの処理もやや粗く、塗りもべたっとしているように感じられる所がちらほら 見受けられました。 立ち絵はポーズ変化はありませんが、表情変化はあり。会話内容に合わせて 変化するため、見ていて楽しいです。 キャラクターは個性豊かなキャラクター揃い。特に聖マトリクス側のキャラは、 個性的を通り越してアクが強いです(笑) やっぱり睦子LOVEですが、エルモロワがすげぇいい味出していて好きかも。 音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も問題ないのですが、 さくらの音声がちょっと小さくて聞き取りづらかったです。周りがテンション 高いキャラばかりのなか、唯一静かなキャラですから、仕方ないかもしれま せんけど。というか、周りのキャラ騒がしすぎ(笑) 音楽は明るく、ちょっとコミカルな曲が多め。激しい曲も結構ありました。 個人的には「さくらのてーま」の無理矢理和風な感じが好きです(笑) ゲームを起動するとオープニングアニメーションが流れます。 歌は明るくノリのいい曲。可愛らしい感じの歌なのですが……ちょっと無理 しすぎな感じが(^^; 何もそこまで……というぐらい、いっぱいいっぱいな 感じで歌われていて、聴いていて息詰まる感じですね(^^; 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なものなのですが、シーン紹介の 絵がほぼ全てHシーンなのはいかがなものか(^^; まあ、そういう作品ですから、ある意味作品の雰囲気を表してますが……。 |
システム |
この作品はAlpha-ROMによるプロテクトが施されています。プロテクトの チェックはインストール時のみ行われ。インストールしてしまえばディスクレスで 起動できるようになります。 ちなみに、メーカの対応は激烈遅いです。てゆーか、サポートしてくれません。 インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定等は キーボードで出来ますが、メニューはマウスでしか出せませんし、そもそも クリックポイント探しはマウスでしかできませんね。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応していますが、バックログモードに 入るのはホイールでは出来ません。メッセージ送りはホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は比較的軽快。 メッセージスキップもそこそこ高速です。 セーブ箇所は20箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時か、シーンタイトルのどちらかが格納されます。 ……えー、どういうことかと言いますと、修正ファイルを当てなければセーブ 日時が、修正ファイルを入れるとシーンタイトルが保存されるようになります。 ……両方保存されるのが、本来の姿だと思うのですが……。 数としては、そーんなにセーブ/ロードする必要もない作品だと思いますので、 まあこれだけあれば何とかなるかな、と。 システムは、選択肢決定型+クリックポイント型のアドベンチャー。 通常のアドベンチャーパートは選択肢決定型ですが、SEX特訓時や、演舞 時は、クリックポイント型のシステムになります。 単純にどこを攻めるか選択するだけですけど。 で、システム周りに関してですが、スクリプトバグが山盛りです。 選択肢がすっとばされたりとか、フェラ特訓していたはずなのに突然シックス ナイン特訓シーンにワープしたりとか、エルモロワのイベントなのにさくらの 絵が出てきたりとか。 極めつけは、特訓時ステータス表示画面で「奥義」のところを押すと、スクリプト エディタが立ち上がり、デバッグモードに入るという。ありえねぇ(^^; これって、あからさまにデバッグ用のルーチンが残っているのでは……。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームの方は、主人公がSEX部に半ば無理矢理入部させられ、聖マトリクス 学園のSEX部と5日後に戦うことになるところから始まります。 セクストリーム初心者ばかりが集まっているため、決戦の日まで学園に泊まり 込んで特訓することになり、SEX漬けの毎日を過ごします。 ゲームは終始明るく楽しくエロチックに進みます。まあ、常にバイブを入れた まま生活してたりすりゃ、そらエロチックにもなるわな(笑) 部員達とひたすら特訓し、相手チームの選手とも触れ合いつつ、決戦に挑む という感じです。 特筆すべきはそのバカさ加減。そもそも、SEXを見せて美しさを競うだとか、 そのために規定の演技があるとか、どう考えてもおバカな設定を、ひたすら 真面目に追求していく姿勢が笑えます。 会話もコミカルで楽しいですし、戦うといってもそんなにぎすぎすしている訳 ではなく、どちらかというと和気藹々としている感じです。 常に明るく楽しくという印象で、何も考えず気楽にプレイできます。 問題点としては、バリエーションの少なさ、幅の狭さ。 3人の部員とともに特訓をする訳ですが、毎日3人とも順番に相手していき、 メニューも3人とも同じなため、毎日同じ行為を3回繰り返すたげという感じで、 今ひとつ「鍛えている」という感じがしません。 もちろん、「胸を重点的に」とか「奉仕を重点的に」という個人個人の特徴を 出した部分もあるのですが、やってる行為は同じなだけに、どうしても幅が 狭く感じてしまいます。もう少し、1人1人違うメニューが出来れば良かったん ですけど。 それと、特訓の効果がやや見えづらく、演舞の時も、どう考えても失敗して いるっぽいのに、何故か勝ったりとか、今ひとつ特訓の成果が感じられず、 やりがいはない感じです。 奥義をことごとく失敗しても、勝ててしまうのはちょっとねぇ……。 奥義に成功するかどうかは、もはや記憶力テストですし。 H度はやや高め。ひたすらSEXの特訓をするという内容ですから、ほとんどの イベントがH関係です。ただ、特訓シーンや演舞では、クリックポイント探しが あるため、シーンの流れがそこで止まってしまうため、ちょっと感情移入は しづらいですね。 そして、1回の特訓で複数のメニューがあるため、全体で見れば尺はそこそこ 長いんですけど、各メニューで見れば結構短めで、あっさり終わります。 なので、今ひとつ乗り切れないというか、物足りなさを覚えました。 テキストは誤字山盛り。もはやあり得ない誤字がいっぱいで、笑うしかない 状態です。「しかkり」なんてあたりまえで(正しくは「しっかり」)、文章中に 意味もなく「;」が出て来たり、「@;:>」なんて、もはや宇宙語としか思えない ものも。 「fadeoutbgm_mac time=1500」とかって、明らかにスクリプトですよね(^^; # こんなセリフを吐くヒロインは嫌だ(^^; あと、メッセージウインドウの色が薄いため、やや文字が読み辛いです。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は1週間+α。基本的には聖マトリクス学園との対抗戦までで、 その後エピローグ的な話が続きます。 ワンプレイは6〜7時間。期間の割にはそこそこ長いですね。 難易度は低め。エンディングの分岐はわかりやすいですし、イベントの分岐も 特訓の傾向で分かれますから、それほど悩むこともないと思います。 ただ、全てのイベントを見ようと思ったら、特訓を成功させたり失敗させたり しなければならず、何度も繰り返しプレイする必要があります。そして、特訓 シーンのクリックポイント探しは毎回やらなければならないので、やや面倒な 感がありますね。 |
総評 |
お奨め度ですが、コミカルなノリのエロエロストーリーが好きな人にお奨め。 明るく楽しくHの特訓をする話で、何も考えず楽しむことが出来ると思います。 演舞で負けた人はペナルティはあるのですが、それも悲壮なものではなく、 どちらかというと笑える感じのものですので、ダークな重い雰囲気になることは ないでしょう。一貫して、脳天気でコミカルに進むため、安心してプレイする ことが出来ると思います。 問題は、このあまりにも酷いシステム周り。大量の誤字、そこかしこに出てくる スクリプトとおぼしき謎の文字列、飛ばされる選択肢、突然切り替わるシーン、 入れ替わるキャラの絵、とどめはデバッグウインドウなど、もはやあきれるを 通り越して笑えるを通り越して芸術にまで昇華された不具合の数々は、清々 しさすら感じるレベルです。もう、ここまでやられたら言うことは1つだけです。 「1回でも、通してテストプレイしましたか」、と。 1回でも通してプレイしていれば、絶対気付くと思われる不具合が数え切れ ないほどあり、1度もテストプレイしていないとしか思えません。 幸い(?)クリアするだけならなんとかなるレベルのものではありましたが、 こんな出鱈目な代物を、良くお金を取って売れますよね。神経を疑います。 内容的には、主旨が明確で、何も考えず気軽にプレイできるのでなかなか いいと思うんですが、このシステム周りにはがっかりです。システムさえきっちり していれば、それなりに評価できたと思えるだけに残念です。 「作品」としてはそれなりに評価できるんですが、「商品」としては論外です。 非常にもったいない、残念な作品ですね。 まあ、修正ファイルである程度は修正されると思いますので、システム周りの 問題を気にしない人なら、充分楽しめると思います。内容的には、ほぼ看板 通りのコミカルでエロエロな雰囲気の、お手軽な作品ですので。 もちろん、プレイするときは必ず修正ファイルを入れましょう。14MBぐらい あるので、落とすの大変な人もいるでしょうけど……。 それに、修正ファイルを入れても、まだいーっぱい不具合残ってるけどな! 最後に。睡眠学習用のエロMD、すげぇ聞きたい(笑) |