淑女の艶事〜人妻・未亡人の濡れた唇、身体の疼き〜 | |||
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ブランド名 | Tinker Bell | ジャンル | AVG |
発売日 | 2004.02.13 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(164x230x39mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | Disc-01 : 376.4MB、CD-DAなし、Alpha-ROM Disc-02 : 555.6MB、CD-DAなし |
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原画 | 裸★セガール | シナリオ | フレーム |
音楽 | 20曲、NSN、M(Triodesign)、 simmy(Triodesign) |
歌 | あり(1曲、OP&ED)、吉田奈穂子 |
音声 | 女性のみフルボイス、涼森ちさと、美留、比未子、杏露花梨 | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応 |
セーブ箇所 | 50箇所 | CG枚数 | 95枚 |
おまけ | CGモード、回想モード、音楽モード、キャラモード | ||
対象属性 | 女教師、巨乳、眼鏡っ娘、未亡人、ストッキング、ガーターベルト、ストレートロング、 婦警、ショートカット、天然娘、母乳 |
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1プレイ時間 | 5〜7時間 | お奨め度 | 5 |
レビュー |
概要 |
教師である主人公は、卒業を間近に控えた子供達のために、何か記念となる 行事を企画しようとしていた。保護者の中から実行委員を募り、3人の女性が 立候補してくれた。企画の相談をしていく中で、3人と徐々に親密になっていく 主人公。そんなある日、主人公は、夜の公園で憧れの教師・龍田紗枝が男に 愛撫されている所を目撃する。その男が誰か問いつめる主人公に、紗枝は 口止めのためにと身体を委ねてくる。果たして主人公は、紗枝の秘密を知る ことが出来るのか。そして、子供達のための企画は成功させることが出来る のか……という、AVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 龍田紗枝。(CV:涼森ちさと) 学園の教頭。主人公がずっとあこがれている先輩教師。生真面目で、公私の 区別ははっきり付ける。子供達にはとても優しく、教師の仕事に誇りを持つ。 八束美野里。(CV:比未子) お楽しみ会の実行委員に立候補してくれた女性。主人公が受け持つ子供の 姉で、まだ若い。両親が借金を抱えて行方不明になったため、借金を返す ために働く傍ら、実行委員の仕事もやる頑張りやさん。 鳥野香。(CV:美留) お楽しみ会の実行委員に立候補してくれた女性。正義感の強い婦警さん。 大雑把な性格で酒飲みだが、とても優しい女性。 並木玲子。(CV:杏露花梨) お楽しみ会の実行委員に立候補してくれた女性。常にマイペースな天然娘。 下の名前で呼ぶことを強要し、構ってもらえないと拗ねる。 絵の方は、個性的な絵柄。可愛らしさとか萌えはあまりないのですが、肉感 的で色気はたっぷり。 CGは、ややべたっとした感じで、元々あまり華やかさのない絵柄が、より いっそう地味になっている感じです。 立ち絵は表情変化・ポーズ変化ともありませんが、メッセージウインドウ上に 出るフェイスウインドウは、ころころと表情が変わります。 キャラクターは、バラエティ豊かな配置ですね。みんな何かに悩んでいたり 設定を持っていて、しっかりキャラクターが活きている感じです。 音声はキャラクターとのマッチングはばっちり。 演技の方もそれほど問題はないのですが、香は最初ちょっぴり演技が堅い ように感じました。玲子はやりすぎな気が(^^; あと、音声のレベルがキャラによってもシーンによってもバラバラで、やや 聞きづらかったです。紗枝は明らかに他のキャラよりも音量がデカいように 感じました。もう少し、きっちりバランス調整をしておいて欲しいです。 音楽は独特の雰囲気を持った曲が多め。ちょっとジャジーな曲からポップな 曲まで幅広く揃っています。パーカッションの使い方が独特なのかも。 あと、初期設定では絵が切り替わったりする時に効果音が流れるのですが、 これがなんか、すっごい気持ち悪いです(^^; ゲームを起動すると、オープニングアニメーションが流れます。 歌はビートの効いた格好いい感じの曲。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。やたらリアルっぽい背景に キャラクターが乗っていて、ちょっと浮いている感じがします。 エンディングも歌あり。ただし、歌はオープニングと同じものです。 でも、作品のラストと結構マッチはしていると思いますけど。 絵の方はデフォルメキャラが出てくるのですが、これがまた可愛らしい☆ 「メガネメガネ」な紗枝さんがめっちゃくちゃラブリー。 ただ、歌の途中で映像が終わって、そこで歌もばっさり切れてしまうのは ちょっと……。 |
システム |
このゲームはAlpha-ROMによるプロテクトが施されています。サポートは ユーザ登録葉書による郵送のサポートのみなため、対応にちょっと時間が かかります。 インタフェースはフルキーボードサポート。 ショートカットで全ての操作が可能なのですが、キーの割り当てがちょっと 独特なため、判りづらいかも知れませんね。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しています。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は比較的軽快。 フルスクリーンにすると、他のウインドウサイズをことごとく破壊してくれる 酷いシステムです。 セーブ箇所は50箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、ゲーム内日付とメッセージの一部、そして シーン画像が保存されます。 数としては、それなりに選択肢が多く、エンディングもBAD ENDを含めれば そこそこあるので、もう少し欲しいところですね。 それと、セーブ/ロードの画面ですが、データが全て縦一列に並んでいて、 スクロールバーでページ送りするような形式になっているのですが、下の 方になると移動するのが非常に面倒です。もう少しインタフェースを何とか するか、せめて最新のデータにフォーカスが当たるようにして欲しい所です。 システムは、オーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 特筆すべき点はなし。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは、お楽しみ会の実行委員を決める所から始まります。 そして、企画の内容を話し合っていくうちに、実行委員の人たちとうち解けて いきます。 前半、最初の方はちょっぴりコミカルに進みます。まあ、コミカルにしている 要因は、主に玲子なわけですが(^^; しかし、しばらくすると紗枝が夜の公園で男と一緒の所を見て、それが元で 紗枝と肉体関係を結んでしまい、そこから雰囲気はがらっと変わります。 紗枝と毎日のように身体を重ね、実行委員の3人からも様々な誘惑を受け つつ、毎日を過ごすという、淫靡な雰囲気になっていきます。 主人公も、最初は熱血教師でいい人という感じだったのですが、紗枝と関係を 持つあたりから、結構鬼畜で、下半身が熱血してる奴に豹変します。 後半は、紗枝や実行委員の3人が、それぞれ抱えている問題などを聞いたり、 一緒に考えたりしてあげつつ、さらに距離を縮めていく感じです。 まあ、展開によってはそれをネタに、更なる関係を迫ったりするわけですが(^^; 特筆すべきは、キャラクターの設定の活かし方。各キャラクターはいろいろな 設定を持っているわけですが、それが上手く話の中で活かされていて、入り 込み易かったです。 美野里以外は既婚者なわけですが、主人公と関係を持つ所は設定を絡めて 上手く描かれており、違和感なく入ることが出来ました。 # まあ、紗枝は無理矢理ですけど(^^; 気になったのは主人公の行動。基本的に紗枝のことが好きで紗枝を第一に 考え行動しているわけですが、その割には他の女性にも簡単になびいたり、 一方では他の女性と関係を持ったことを悩んだり、そもそも紗枝との関係が 無理矢理なものであることを悩んだり、日によって考え方がころころと変わる ため、感情移入はしづらかったです。 それと、授業が終わってから外をうろうろして、再び学校に戻るということが 多々ありますが、時間の経過が掴みにくく、昼前には学校終わってたんじゃ ないか? と思うこともしばしば。ちょっと気になりました。 H度はやや高め。各ヒロインとも複数回用意されていますし、尺の方もそれ なりに用意されています。ただ、描写の方はそれほど濃厚という感じではなく、 ややあっさりした印象がありますね。 それと、Hシーンは陰毛あり/無しを選べるのですが……陰毛無しは、何かが 違う気がします(^^; テキストは、誤字は殆ど気にならないのですが、禁則を守るためか、文章が かなり短い所で改行されていたりするため、ちょっと読みづらく感じることも ありました。 ちなみに、3月2日にお楽しみ会があるわけですが(これ、事前に触れられて いない気が(^^;)、その日を3月1日に「明後日」と言っていたり、玲子の娘の 「美菜」が「美奈」と書かれていたり、細かい部分では間違いもありますけど、 さほど気にならないでしょう。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは2月20日の金曜日から始まります。……発売の1週間後というのが、 何かの意図を感じます。リアルタイムプレイをしろ、と?(笑) ゲーム期間は1ヶ月弱。1日ずつプレイしていくタイプです。 ワンプレイは5〜7時間。シナリオによってやや差があります。対象となっている ヒロイン以外のイベントを極力起こさず5時間、殆どのイベントを起こして7時間 といったところでしょうか。 難易度はやや低め。基本的に狙ったキャラクターのイベントを起こし続ければ OKです。ただ、BAD ENDが結構用意されていて、それも含めて全て見ようと するとちょっと手間がかかります。 |
総評 |
お奨め度ですが、巨乳人妻とのエロエロストーリーが好きな人にお奨め。 人妻が徐々に主人公に揺らいでいく様や、主人公が誘惑に流されていく様が よく描かれていて、後ろめたさ・背徳感もあり、なかなか楽しめると思います。 また、ほとんどのヒロインが人妻ということで、Hに対しても比較的オープンで、 淫靡さもよく出ていると思います。 ただ、プレイヤーの選択にもよりますが、主人公がふらふらとしている印象が 強く、今までうじうじ悩んでいたクセに、突然鬼畜な行動に出たりと、ちょっと 感情移入はしづらい感があります。 そして、絵にしてもストーリーにしても、全体的に華やかさがなく、どうしても 地味な印象があります。それほど大きな盛り上がりもなく、淡々と進む印象が ありますので、ちょっと退屈に感じるかも知れませんね。 さらに、凌辱……とまではいきませんが、結構強引なシーンもありますので、 ひたすら誘惑されたり、純愛ラブラブな展開を期待するのは危険です。 まあ、さほどキツいシーンがあるわけではないので、過敏になる必要はないと 思いますけど。 全体的に見て、ややインパクトに欠ける作品に思えました。主人公がふらふら しているために、作品の世界に入り込みづらい、というのもありますけど。 元々のコンセプトが人妻とのHで、絵柄も個性的なため、ちょっとプレイする 人を選ぶ作品だと思います。 人妻好きで、絵柄も気に入った人であれば、それなりに楽しめるかとは思い ます。 最後に。ところで、どこらへんが「淑女」?(^^; しかし、メインかと思われたお楽しみ会が、まさか内容の描写一切なしで さらっと流されるとは思いませんでした(^^; ある意味清々しかったです……。 それに、茂の件も「スッタモンダのあげく」の一言で片づけられるとは(^^; ホントにHがメインで、それ以外はどうでもいいんですね……。 |