とらぶるトラップLaboratory
ブランド名 めりけん ジャンル 狂科学的エロエロ実験やりまくり
アドベンチャー
発売日 2004.07.23 定価 \7,800
パッケージ 紙製パッケージ(167x232x41mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 464.5MB、CD-DAなし
原画 神無月元史 シナリオ 石弓達也
音声 あり、吉川華生涼森ちさと一色ヒカル
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 100箇所 なし
おまけ CG(イベントシーン閲覧、イベントシーン回想)、音楽
対象属性 コメディ、看護婦、ナース服、ボブカット、眼鏡っ娘、白衣、金髪、リボン、
触角、オーバーニーソックス、ロリ、ふたなり、ストレートロング、触手、母乳
1プレイ時間 約2時間 お奨め度 5

レビュー
概要
会社が倒産し求職中の主人公は、目が覚めると見知らぬ場所に拘束され、
Hなことをされていた。そこは、主人公が手当たり次第に応募しまくった求人
先の1つで、とある研究所だった。その最終試験と称して行われたHな実験を
クリアした主人公は、その研究に実験体として参加することになる。果たして
主人公の運命は……という、狂科学的エロエロ実験やりまくりアドベンチャー。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

霧島香保(きりしまかほ)。(CV:涼森ちさと)
研究所で働く研究員で、主人公を研究所に拉致監禁した張本人。
おっとりマイペースのほんわか天然娘。万年欲情性欲魔人。

城崎由布(きのさきゆう)。(CV:吉川華生)
研究所の所長。非常に頭が良く、飛び級で大学院まで卒業している。
金持ちで、研究を趣味で続けている。
# パッケージで「城之崎由布」と誤植される可哀想な女の子。

指宿キヌ(いぶすききぬ)。(CV:一色ヒカル)
自称天才科学者、ドクターEVE。由布をライバル視しており、定期的に
研究所までやってきては撃退されている。

絵の方は、愛嬌のある可愛らしい絵柄。ややばらつきはありますが、それほど
気にはなりませんでした。
CGは若干粗さはあるものの、雰囲気は出ていてあまり気になりませんでした。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともあり。アクションは比較的大きく、判り易い
です。

キャラクターは由布とキヌというやかましいマッドサイエンティストコンビに、
おっとりマイペースな香保という、偏った配置。
みんなそれぞれ好き勝手にマイペースで、主人公はそれに流されていくような
感じです。ですので、会話はなかなかコミカルで楽しいです。

音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も良好。
ちょっと香保が控えめ……というか、由布とキヌがやかましいため、初期状態
では香保の声が聞き取りづらいようにも思いますが、キャラクター個別に音量
設定も出来ますし、特に問題はないでしょう。

音楽はBGMに徹した、控えめな曲が多め。若干チープな印象があります。
システム
インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、バックログ、オートモード搭載。ボタンを押しっぱなしにする事に
よって、強制スキップもどきに出来ます。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、自動的に音声も再生され
ます。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作の方は比較的軽快。スキップ動作は遅め。描画がかなり遅いです。

セーブ箇所は100箇所……なのですが、右クリックメニューから直接操作出来る
のは10箇所だけで、残りの部分はそこからさらにメニューを開く必要があります。
ちょっと煩わしいですね。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が保存されます。
数としては、選択肢が少ないので、これだけあれば充分でしょう。まず使い切る
ことはないかと。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は不可です。
主人公の名前は「宇奈月有馬」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは、主人公が研究所に連れてこられたところから始まります。
うやむやのうちに研究に協力することになり、毎日のようにHな研究を進めて
いくことになります。

ストーリーは終始コミカルに、またちょっとHに進みます。
個性豊かなキャラクターとの会話はコミカルで面白く、特にキヌが絡むと殆ど
ギャグになるので、見ていて楽しいです。
# 全世界統一コンニャク生産販売組合って何だ? つーか世界中でコンニャクを
# 売ってるのか?(^^;
##にらまれると暗殺者が送り込まれるらしい(^^;

うやむやのうちに研究に付き合うことになり、流されるままに毎日を過ごして
いき、そして最後もうやむやのうちに終わります。「え? もう終わりなの?」と
いう感じですね。

H度は並。各ヒロインとも複数回用意されていますが、尺の方はやや短め。
描写はそこそこ濃いのですが、どうしてもコミカルな雰囲気が漂っているため、
エロエロという感じではありません。また、研究の過程でのHが多く、変な器具を
使ったり、何故か触手が出てきたり、薬でふたなりになったりと、アブノーマルな
シーンも多いのですが、これもやはりコミカルな雰囲気が漂っています。

テキストは誤字はあまり気になりませんでしたが、一部、行頭に『。』が来ている
ところが見受けられました。文字は大きくて読みやすいんですが、メッセージが
メッセージウインドウ内に収まりきらず、メッセージ送りをするとスクロールする
ように出てくるので、ちょっと見づらいですね。行頭に『。』が来るような場合、
スクロールさせてみると『。』だけが表示されて、ちょっと寂しくなります。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。だいたい2ヶ月ぐらいっぽいですが、日付の経過などは全く
意識する必要はありません。

ワンプレイは約2時間。テンポ良くサクサク進むので、かなり短く感じました。

難易度は低め。選択肢の数が少なく、内容も比較的判りやすいため、それほど
苦労することもないでしょう。そもそも、1周が短いため、何度か繰り返すことに
なっても、たいした負担ではないと思いますし。
総評
お奨め度ですが、ちょっとHなコメディ作品が好きな人にお奨め。
軽いノリで手軽に楽しめますし、会話はコミカルで面白いですし、Hシーンも
そこそこ用意されていて、1周が短いため気楽に遊べます。
細かいことは気にせず、雰囲気に身を委ねてしまえる作品ですね。

問題点としては、なんといってもボリュームの少なさ。1周が短いうえに、
エンディングもそれほど多くなく、また殆どが共通部分のためにスキップを
使えばあっという間にコンプリート出来てしまいます。
定価が若干安めになっているとはいえ、ちょっと物足りないですね。

そして、ボリュームのなさに比して、内容の方も薄く、結局何が言いたいのか
よく解らない、という状態。まあ、コメディ作品ですので、何も考えず雰囲気に
身を委ねるのが正解なんでしょうけど。
その場その場を楽しむ作品、という感じでしょうか。

1周が短く、軽いノリでプレイしやすいので、息抜きにプレイするのには向いた
作品だと思います。コストパフォーマンスがちょっと悪いのに目を瞑れば、まあ
それなりに楽しめるとは思いますので、雰囲気などが気に入った人はどうぞ。
何も考えず、明るく楽しいノリに身を委ねましょう。

最後に。この研究、役に立つのか?(^^;



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