魔法使いのタマゴ
ブランド名 ZERO ジャンル ドキドキ産卵アドベンチャー
発売日 2005.10.28 定価 \6,800
パッケージ 紙製パッケージ(168x230x43mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 ゲームCD : 631.5MB、CD-DAなし
音楽CD : CD-DA=108.4MB、CD-DA4トラック
原画 小川静香 シナリオ
音楽 あり(1曲、OP)、Rita
音声 女性のみフルボイス、あさり☆、もっち、涼森ちさと
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 32箇所 CG枚数 73枚
おまけ CG鑑賞、シーン回想
対象属性 魔法少女、ロリ、ツインテール、リボン、オーバーニーソックス、猫耳、尻尾、
ボブカット、ボクっ娘
1プレイ時間 2〜3時間 お奨め度 4

レビュー
概要
主人公はある日、大学に向かうために家を出た瞬間、見たことのない場所に
出てしまう。さらに、記憶もほとんど失ってしまう。そこに、1人の女性が現れる。
その女性は自分は魔女だと言い、主人公には弟子が使い魔を産む手伝いを
して欲しいという。使い魔が産まれれば、記憶も戻し、元の世界に戻して
くれるとのことで、仕方なく引き受ける主人公。果たして主人公は、無事に
元の世界に帰れるのか……という、ドキドキ産卵アドベンチャー。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

リアナ。(CV:涼森ちさと)
主人公を呼び寄せ、記憶を封印した魔女。三百年の時を生きている。
自己中心的で負けん気が強い。

ミウ。(CV:あさり☆)
リアナの弟子である駆け出しの魔法使い。使い魔のタマゴを育てるため、
主人公の生命力を分けて貰う。ぶっちゃけ、Hする(笑)

タマタマ。(CV:もっち)
リアナの使い魔。普段は猫の姿だが、人間の姿にもなれる。
明るく元気一杯の女の子。

絵の方は幼い雰囲気の可愛らしい絵柄。ほんわかした優しい雰囲気の絵で、
見ていて和めます(^^)
CGは線の処理がちょっと粗め。シーンによってばらつきも大きく、丁寧さに
欠ける印象がありますね。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともあり。パターンはそれほど多くないですが、
会話に合わせて変化するため、感情移入はしやすいです。

キャラクターは素直で優しいミウ、元気で無邪気なタマタマ、横暴なリアナ(笑)
という配置。どのキャラクターも可愛らしく、活き活きとしています。

音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も問題なし。
伏せ字部分は無音になるんですが、ちょっと不自然に感じます。

音楽はほのぼのとした雰囲気の曲が多め。紗品の雰囲気とよく合っていますね。
ただ、曲数が少なめで、いつも同じ曲か流れている印象があります。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌はほんわかした雰囲気の可愛らしい曲で、作品の雰囲気とよくマッチしていると
思います。
絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的な物。特筆すべき点はなし。
システム
インタフェースはマウスカーソルのキーボードエミュレーションによる、フル
キーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。スキップ動作はそこそこ高速です。

セーブ箇所は32箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時のみが保存されます。
数としては、選択肢が少なく、エンディングもあまり数がありませんので、
これだけあれば充分かと。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前はありません(^^;
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が突然見知らぬ場所に呼び寄せられ、記憶も封印されるところ
から始まります。そこにリアナが現れ、主人公に弟子が使い魔を産む手伝いを
して欲しいと言う。元の世界に戻るため仕方なく引き受けた主人公は、弟子の
ミウと毎晩Hをする……という話。めちゃめちゃ解りやすいです。

ストーリーは終始ほのぼのコミカルに進みます。主人公は夜にミウとHをする
以外は特にやることがないため、暇を持て余していろんなことをします。
ミウと散歩したり、タマタマと遊んだり、リアナにいじられたり(笑)しながら、
毎日を過ごしていきます。

ラストは非常にあっけなく、「おしまい」と出て終わり(^^;
もはや清々しさすら覚えます。

内容的には、特筆すべき点は全くなし(^^;
ひたすらミウとHしつつ、タマタマやリアナともHしたりしつつ、毎日を過ごす
だけです。
使い魔のタマゴを子宮に入れて育て、栄養として生命力(精子)を注ぐという
設定が全ての作品です。

H度は並。各ヒロインとも複数回用意されています。尺はやや短めで、描写も
ややあっさりめです。
基本的にはミウとの夜のHがメインで、ここは数多くのバリエーションが用意
されています。
内容は純愛系のほのぼのHが中心ですが、イタズラ的なシーンや、逆に攻め
られるシーンなど、シチュエーションはそれなりに用意されています。
とは言っても、やや幅は狭い印象ですね。

テキストはちらほら誤字は見受けられますが、それほど気にはならないかと。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は1週間。1日ずつプレイするタイプです。

ワンプレイは2〜3時間。サクサクと進み、あっさり進みます。

難易度はやや高め。選択肢の数はあまり多くありませんが、シナリオの分岐が
ミウとのHシーンでの行為の組み合わせが影響しているようで、どれを選べば
どのシナリオにはいるのかが解りづらく、なかなか狙ったシナリオには入り辛い
かも。まあ、ミウ寄りの選択とミウから離れるような選択がわかれば、それほど
苦労はしなくなるとは思いますが。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽ロリっ娘Hが楽しみたい人にお奨め。
ストーリー性などはほとんど廃して、ひたすらほのぼのとした日常とHシーンを
楽しむ作品で、目的が明確で解りやすい作品です。

キャラクターは可愛らしく、活き活きとしていて会話も楽しいですし、ほのぼの
した雰囲気も心地良く、プレイしやすいと思います。

ただ、ボリュームはかなり乏しく、スキップを使えば5時間程度でコンプリート
出来てしまうため、定価は安めではあるものの、物足りなさが強いですね。
ストーリー的にもメリハリがなく、ただHするだけという感じで、面白みも薄い
ですし、CGやシナリオもやや粗さが目立つなど、どうにも手抜きな印象の拭え
ない作品です。もう少し丁寧に作られていれば、印象も違ったと思えるだけに
残念ですね。

まあ、気楽に遊べる作品だと思いますので、息抜き程度にどうぞ。

最後に。「女性のみフルボイス」……って、女性しか出てこないような気が
するのですが(^^;
# 「主人公以外フルボイス」と同義?(^^;



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