傀儡女〜催淫病棟24時〜
ブランド名 Guilty ジャンル 催眠中出しADV
発売日 2005.05.27 定価 \7,800
パッケージ 紙製パッケージ(155x225x50mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 597.0MB、CD-DAなし
オナニーボイスCD : CD-DA=226.4MB、CD-DA8トラック
原画 紅葉蛍 シナリオ 神原正夫
音楽 16曲、久坂真生 なし
音声 あり、榎津まお、このかなみ、茶谷やすら、如月葵、楠鈴音、韮井叶
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 40箇所+オートセーブ3箇所+
クイックセーブ1箇所
CG枚数 64枚
おまけ GRAPHIC、EVENT SCENE、BACKGROUND MUSIC
対象属性 催眠術、調教、陵辱、看護婦、ナース服、未亡人、赤髪、触角、ストッキング、女医、
金髪、縦ロール、白衣、ピンク髪、ショートカット
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 6

レビュー
概要
主人公は、医大に通いながら伯父の経営する病院に研修として出入りしていた。
精神科を専攻し、催眠医療を研究していた主人公は、実験を繰り返し、かなり
深い催眠をかけられるようになっていた。ある日、病院の看護婦に催眠実験を
行っていたところ、施した催眠以上の効果を現し、現場を見られその看護婦は
辞めてしまった。主人公は伯父に呼び出され、説教をされる。そして驚くべき
真実を聞かされる。この病院は、大物政治家などのVIPに看護婦などを慰安婦
としてあてがっており、辞めた看護婦はその慰安婦だったという。2週間後に
VIPが来るため、それまでに新たな慰安婦を育てる必要があるという。伯父は、
主人公の催眠術を見込み、2週間後までに慰安婦を育てるよう命令する。
果たして主人公は、無事に慰安婦を作れるのか……という、催眠中出しADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

渡瀬さゆり(わたせさゆり)。(CV:榎津まお)
伯父の病院で働く看護婦。おっとりほのぼのとした柔らかい雰囲気の女性だが、
仕事はなんとかこなしている。夫を亡くしており、形見を大事に持っている。

小田切祥子(おだぎりしょうこ)。(CV:このかなみ)
伯父の病院で働く外科医。冷静で有能だが、男性に対しては冷たい態度をとる。
さゆりとは学生時代から知り合いらしい。

安藤紅美(あんどうくみ)。(CV:茶谷やすら)
伯父の病院で働く看護婦。明るく元気なドジっ娘。失敗しても笑顔を絶やさないが、
ときおり悩んだりすることも。主人公を兄のように慕い、甘えてくる。

絵の方は色っぽさと可愛らしさを併せ持った魅力的な絵柄。ややリアル寄りの
タッチで、等身は高め。肉感もたっぷりで、非常にエロいです。
CGは丁寧に処理されており、綺麗だと思います。髪の毛の色など、やや派手な
印象があり、ちょっと浮いている気もしますけど、それほど気にはならないかと。
立ち絵はポーズ変化、キャラクター変化ともにあり。パターンはされほど多くは
ないのですが、会話内容に合わせて切り替わるため、感情移入度は高いかと。

キャラクターはおっとりした雰囲気のさゆり、クールな祥子、元気な紅美と、
明確に分かれたバランスの良い配置。どのキャラクターも魅力的で、活き活きと
していると思います。

音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も問題なし。陵辱シーン
なども臨場感たっぷりに演じられており、感情移入度も高く、作品を盛り上げて
くれます。

音楽は、おどろおどろしい緊迫感の溢れる曲が多め。作品の雰囲気を上手く
表現してくれていると思います。

ゲームを開始すると、オープニングアニメーションが流れます。
歌はなし。ビートの効いたハードな曲をバックに、キャラクター紹介、シーン
紹介的な絵が展開されます。特筆すべき点は特になし。
システム
インタフェースはフルキーボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。スキップ動作も高速です。

セーブ箇所は40箇所+オートセーブ3箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは
随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像が保存されます。
数としては、それほど選択肢は多くなく、スキップ動作も高速なため、これだけ
あればなんとかなるかと。

システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。
フラグ形式になっており、最後にどのフラグが多く立っているかでエンディングが
分岐するタイプのようです。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は不可です。
主人公の名前は「野上高史」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公がさゆりを慰安婦として調教するよう言われるところから始まり
ます。お世話になっている自分の責任かつ伯父からの命令で、催眠術も試せる
ということで依頼を受けた主人公は、さゆりに催眠術を施しつつ、慰安婦として
育てていく……という感じです。

ストーリーは終始淫靡でエロエロに進み、後半はほとんどひたすら調教Hシーン
となっています。

ラストは取って付けたような、唐突にすっぱり終わるような感じで、あまり余韻も
残らず、あっさりとしています。

H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺はそこそこ長め。
描写も濃いめで、2回戦3回戦も用意されています。
内容は、基本的に陵辱・調教なのですが、催眠術を使用したシーンはあまり
陵辱っぽくなく、キツい陵辱が苦手な人でもプレイしやすいかと思います。
まあ、それなりに陵辱もあるんですけどね。
気になったのは、Hシーンのセリフ。気持ちが昂ぶってくると、セリフがもはや
意味不明になってきます(^^;
「っにひっっんっっ……そこぉおっぃひいっっっ……まああっっひんっっぅ
 ううっっ、……そこっっひんっっ、ぅはひっ、ちぃっこっっうんっ……」とか
「ぅ……ぅはひんっっ……んっっ、ぉををぉぉうっっんっくぉをおぉつぅっんっ
 …………ひっぁぁっぅぅうっくるうっ……くるううちゃぅうっっんっ……んっ!」
とか、あなたは何処の国の人ですか(^^;

テキストはあまり誤字も目立たず、クセもなくて読みやすいテキストだと思い
ます。……上記のHシーンのセリフ以外は(^^;
それと、誤字ではないのですが、一部意味不明な部分はありました。
# 「から聞いていませんか? 俺はこの病院に勤める事になった研修医です」
# ……だれから聞いたというんだ(^^;
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は2週間。1日ずつプレイしていきますが、日付は表示されず、特に
気にする必要はないかと思います。

ワンプレイは3〜4時間。テンポ良くサクサク進むので、あまり時間は感じません
でした。ほとんどが共通シナリオのため、2周目以降は盛大にスキップが効きます。

難易度は並。選択肢はそれほど多くないのですが、エンディングはそこそこあり、
選択肢1つでエンディングが変わったりしますので、統べてみようとするとやや
面倒かも知れません。まあ、スキップ動作が高速なので、繰り返しプレイは苦痛
ではないと思いますけど。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽エロエロストーリーが好きな人にお奨め。
催眠術を使用した調教はスムーズで、特に苦労することなくHシーンに入れる
ため、Hシーンに集中できます。
シーンのバリエーションも豊かで、内容も充実しており、充分満足できるレベル
だと思います。

ただ、ストーリーは基本的に一本道で、展開も駆け足のため、ストーリー性を
求める人には向かないかと思います。
また、調教は基本的に催眠術を使用して行われるため、あまりにもすんなり
行き過ぎてしまうので、徐々に落としていくという楽しみはあまりないです。
数回の調教で簡単に調教完了してしまいますし。

そして、ボリューム的にもやや乏しいです。シーンのバリエーションは多いの
ですが、ストーリーが一本道のため、一度クリアしてしまうと、後はシーンの
回収作業という感じになってしまいます。
定価はやや安めになっていますが、それでもコストパフォーマンス的にはやや
厳しいかもですね。

まあ、Hシーンはなかなか濃厚ですし、絵も綺麗で声優さんの演技も良く、
全体的に上手くまとまった作品だと思いますので、雰囲気が気に入った人は
是非どうぞ。

最後に。後催眠、いくらなんでも都合良すぎ(^^;



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