オレの巫女さま | |||
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ブランド名 | BLACK PACKAGE | ジャンル | オレ巫女ハーレムAVG |
発売日 | 2005.10.14 | 定価 | \9,240 |
パッケージ | 紙製パッケージ(163x230x38mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | GAME DISC : 501.2MB、CD-DAなし DATA DISC : 601.9MB、CD-DAなし サウンドトラック : CD-DA=390.2MB、CD-DA18トラック |
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原画 | 湊ヒロム | シナリオ | なかぢ、秋まさき、春日晶 |
音楽 | 18曲、ミリオンバンブー、 ロドリゲスのぶ |
歌 | あり(2曲、OP・ED)、 大野まりな、みとせのりこ |
音声 | 女性のみフルボイス、岩泉まい、榎津まお、紫苑みやび、草柳順子 | ||
インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 36箇所 | CG枚数 | 81枚 |
おまけ | CGモード、回想モード、おもいで、音楽モード | ||
対象属性 | 巫女さん、巫女装束、赤髪、触角、ストレートロング、ピンク髪、ツインテール、緑髪、 お兄ちゃん、リボン、裸エプロン、ボブカット、オーバーニーソックス、しましま、ハーレム |
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1プレイ時間 | 8〜10時間 | お奨め度 | 6 |
レビュー |
概要 |
主人公は獣医を目指し、獣医学科で勉強をしていた。しかし、理想と現実の ギャップにショックを受け、大学をやめようかと考えていた。そんなとき、 父親から実家の神社が男手を欲していると聞かされ、やめる前に休学して 気分転換にその手伝いをやってみないかと言われる。その話に乗って父親の 実家に向かった主人公は、そこで水垢離をしている巫女さん達を目撃する。 しかしその神社にはある習わしがあった。それは、肌を見られた男性と、 契らなければならないというものだった。果たして主人公と巫女達の運命は ……という、オレ巫女ハーレムAVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 天野桜子(あまのさくらこ)。(CV:紫苑みやび) 神社で暮らす巫女さん。三姉妹の長女。おっとりマイペースな女性だが、結構 積極的な一面があり、人をからかったりおもしろがったりする面もある。 優しく包み込むような雰囲気のお姉さんタイプ。 天野雪菜(あまのゆきな)。(CV:岩泉まい) 三姉妹の次女。潔癖性で貞操観念が強く、水垢離をのぞき見た主人公に 嫌悪感を抱き、冷たく接する。しかし、根は優しくていい娘。 姉はおっとりしており妹は幼いため、自分が神社を切り盛りしなければ ならないと気負っている。 天野千草(あまのちさ)。(CV:草柳順子) 三姉妹の三女。素直で純粋で優しいいい娘。子供扱いされることを嫌う。 主人公のことを「お兄ちゃん」と呼び慕う。 露木あきら(つゆきあきら)。(CV:榎津まお) 天野家の分家である露木の雪菜の従妹。神社にはよく手伝いに来ている。 気が強く、負けず嫌いな女の子。 絵の方はほんわかした雰囲気の、可愛らしく、色気もある絵柄。とろけた ような表情がとても色っぽいです。 CGは丁寧に処理されていると思いますが、やや色遣いがべたっとしていて 重い印象があります。またあきらの髪の毛は背景に同化してしまっている ところがちらほらと見受けられました。 立ち絵はポーズ変化はなし、表情変化はあり。会話に合わせてコロコロと 変わるため、感情移入はしやすいです。 キャラクターはおっとりした姉、気の強い次女、素直な妹という配置に、 乱暴なあきらが入ってくるという感じ。 どのキャラも個性はあるんですが、雪菜とあきらは似たような雰囲気で、 桜子がぶっちぎり個性的、という感じですね。桜子最強(笑) 音声はキャラクターとのマッチングもよく、演技の方も問題なし。 特に桜子さんは、独特の雰囲気がとても良く出ていて良かったです。 また、淫語は修正なしで、そのまんま発音されます。 音楽は軽快なテンポの明るい曲が多め。ポップな雰囲気が漂っています。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 歌はちょっと和テイストの漂う可愛らしい曲で、歌も可愛くてなかなかいいですね。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なものですが、演出がかなり凝っていて 視覚効果も高く、結構面白かったです。 こんなに綺麗な放尿アニメーションなんて初めて見たかも(笑) ……ちゅーか、オープニングから放尿て(^^; エンディングも歌あり。こちらも和の雰囲気が漂う、明るく伸びのある歌。 とても爽やかな、すっきりとした歌で、なかなか好感が持てます。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、自動的に音声が再生され ます。通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作は軽快。スキップ動作も高速です。 セーブ箇所は36箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とシーンタイトルが保存されます。 数としては、シナリオ分岐の選択肢はそれほど多くなく、効果も比較的解り易い ので、これだけあれば充分かと思います。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 フラグの蓄積でシナリオが分岐するタイプのようです。 ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。 主人公の名前は可変です。呼びかけ部分は無音になります。呼びかけ部分の 前後がまるまる無音になるなど、そんなに違和感ないようには工夫されています けど、それでもちょっと違和感は残りますね。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公が父親の実家にやってきて、巫女さん達の水垢離を覗くところ から始まります。 ストーリーは終始ドタバタな雰囲気で進みます。 巫女達の裸を見てしまったことで、みんなと契りを結ばなければならなくなった 主人公が、誘惑されたり、葛藤したり、嫌われたりしながら毎日を自堕落に過ご していきます。 そして、巫女さん達とうち解けていって、Hしまくるという、まあご都合主義の お約束な展開になるわけですが。 最後もご都合主義とお約束満載な終わり方で、安心してプレイできるかと。 特筆すべきはキャラクターの描写。桜子や千草は最初から好意的なのですが、 雪菜とあきらは最初主人公のことを嫌っていて、徐々にうち解けていくところが 描かれます。 そういった展開の差がはっきりしていて、ストーリーにメリハリが出ていていい ですね。 あと、各所にギャグやパロディがちりばめられていて、くすっと笑えることが あって、それもアクセントになっていていいですね。 まあ、Hシーン中にギャグを入れるのは勘弁して欲しいところですけど(^^; # 「俺が制止したにもかかわらず、千草ちゃんはジャケットアーマーをパージ # してしまった」……いや、ただ巫女装束脱いだだけですが……(^^; 逆に気になったのは整合性。うち解けたはずなのに次のシーンではまた冷たく あしらわれたり、逆に主人公がびくびくしたり、見ていないイベントを見たかの ように進むこともあって、ちょっと気になりました。 H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されていて、尺はたっぷり長め、描写も 濃厚です。Hシーン1つでプレイ時間30分ぐらい持っていくような長いシーンも あったり、複数人が絡むシーンもあったり、2回戦3回戦は当たり前という感じで 非常に充実したシーンをたっぷり楽しめると思います。 内容は基本的に和姦なのですが、誘惑されたり、嫌々体を許したり、なし崩し だったり、悩みながらだったりと、シチュエーションは様々で、行為のバリエー ションもそこそこ用意されているため、飽きることもないでしょう。 テキストは誤字等はあまり気になりませんが、『。』や『」』が行頭に来ることが 結構あって、気になりました。それ以外は、テンポも良く、読みやすいテキスト だと思います。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲーム期間は不明。2週間ぐらいでしょうか? 一応、1日ずつプレイしていくタイプ ですが、日付の経過を気にすることは特にありません。 ワンプレイは8〜10時間。結構長めですが、分岐が最後の方だけなので、1度 クリアしてしまえば、スキップを使うと半分以下に短縮できます。 難易度は低め。分岐の選択肢は両手で数えられる程度で、総当たりでもたいした 手間ではないかと思います。 |
総評 |
お奨め度ですが、巫女さんとのHな毎日を送りたい人にお奨め。 色んなタイプの巫女さんと、ドタバタな毎日を送りつつ、ひたすらHをするという 非常に解りやすく潔い作品です。 ただ、ストーリー性もそれなりに用意されていますし、キャラクターの描写も きっちりしていますので、ただHするだけ、という感じではありませんけど。 まあ、お約束やご都合主義満載ですので、細かいことを気にする人には向か ないかも知れませんが。 ただ、やや整合性が怪しく、絵もちょっとべったりした印象があったりと、 あまり緻密で丁寧という印象はありません。 どちらかというと、全体的に大雑把な感じですね。ストーリーからして、かなり ポンポンと進みますし。 そして、1周はそこそこ長いものの、1度クリアしてしまえばあとは早く、結果的に やや物足りなさがあるかも知れません。 まあ、イベント1つ1つがかなり長いので、それだけで充分満足できるかもしれま せんが。 キャラクターは魅力的ですし、Hシーンはボリュームたっぷりでかなり楽しめると 思いますが、それ以外の所ではこれといって飛び抜けたところもなく、平均的な ゲーム、という印象が強いですね。 でもまあ、作品から受ける雰囲気は裏切らないと思いますので、キャラクターや 雰囲気が気に入った、巫女好きな人は是非どうぞ。 最後に。この神社はいったい何なんだ(^^; # こんな巫女さん、ありなのか?(^^; 以前からBLACK PACKAGEさんのシーン命名はパロディ要素満載なんですが、 今回もなかなかトバしていてステキです。 「伝説の巨乳の力」……銀河切り裂きそうですね(^^; 「ビッグベン(大便)」「リトルジョー(小便)」……超兄貴かよ(^^; |