プリンセスうぃっちぃず | |||
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ブランド名 | ぱじゃまソフト | ジャンル | 魔女っ娘バトルADV |
発売日 | 2005.05.27 | 定価 | \10,800 |
パッケージ | プラスチックケース入り パッケージ(284x194x21mm) |
マニュアル | B5ブックタイプ |
DISC容量 | GAME DISC : 6.66GB(DVD-ROM) プリっちスーパーアレンジサントラ : CD-DA=390.4MB、CD-DA12トラック パティシエなにゃんこ GAME DISC : 1.45GB(DVD-ROM) パティにゃんスーパーアペンドCD : 651.9MB、CD-DAなし |
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原画 | かんなぎれい | シナリオ | しげた |
音楽 | 40曲、アメディオ | 歌 | あり(2曲、OP・挿入歌)、 中山★マミ&U-KO、NANA |
音声 | フルボイス、大波こなみ、手塚まき、朝宮咲、北都南、杉沢結花、木村あやか、 三咲里奈、友里杏、なかやまめぐみ、左大臣、井ノ原真央、木島宇太、氷河流 |
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インタフェース | ややキーボード操作可 | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 72箇所+クイックセーブ1箇所 | CG枚数 | 106枚 |
おまけ | CG鑑賞、シーン鑑賞、BGM鑑賞、フリーバトル | ||
対象属性 | 純愛、魔女っ娘、ファンタジー、魔法少女、黒髪、ストレートロング、幼馴染み、 ポニーテール、金髪、ツインテール、オーバーニーソックス、銀髪、女教師、 ピンク髪、白衣、巫女装束、ショートカット、長耳 |
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1プレイ時間 | 7〜20時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
ヒーローを目指す主人公は、ある日、魔女界のプリンセス・クルルと出会い、 ひょんなことから魔力を奪ってしまう。人間界に潜む魔物を退治するために やって来たクルルは、主人公に協力を要請する。即座にOKした主人公は、 クルルに協力しつつ、共に戦う魔女っ娘を集める。果たして主人公は、望み どおりにヒーローになることが出来るのか……という、魔女っ娘バトルADV。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 委員長(いいんちょう)。(CV:手塚まき) 主人公のクラスメイト。みんなから「委員長」と呼ばれるが、本当は委員長 ではなく、生徒会書記。学園の風紀と平和を守るために奮闘する女の子。 一見真面目で堅物だが、実は隠れて色々なことをやっているらしい。 オムそばパンが好物。微妙に貧乏で倹約家。 雀宮林檎(すずみやりんご)。(CV:朝宮咲) 主人公のクラスメイトで、幼馴染み。家事が得意でスポーツも万能、明るく 元気な女の子。可愛いものに目がなく、妹やペットを猫かわいがりする。 りんご飴が好物。 クルル。(CV:大波こなみ) 魔法の国のお姫さまで、本名クルシェンヌ・ルーセル。無邪気で一途な女の子。 主人公に魔力の大半を持って行かれたため、主人公と協力して、魔女っ娘を 集め、魔物と戦う。 春日かれん(かすがかれん)。(CV:北都南) 主人公のクラスに転校してきた謎の女の子。無口で感情表現に乏しい。 常に冷静で、物事を一歩引いて見ているが、好物のあんドーナツが絡むと 見境がなくなる。謎のぬいぐるみ・ベルナルドを連れている。 リリー・アン。(CV:友里杏) 主人公のクラスの担任が急病のため、代わりに赴任してきた教師。 生徒達には「リリアン先生」と呼ぶことを強要する。 どこからどう見ても、悪の魔女、リリアン・チロル(笑) # 料理は上手いが味覚は最低(^^; 雀宮一恋(すずみやいちご)。(CV:友里杏) 林檎の妹。素直で大人しく、とても優しい女の子。結構順応性は高い。 いつも巫女装束を着ているが、理由は聞いてはいけない。 メイヴィス・ウィンスレット。(CV:三咲里奈) 魔女界に住む魔女。女王に次ぐ力を持つと言われている賢女。 落ち着いた雰囲気の大人の女性。料理が好きだが腕前は壊滅的。 セシリア・ミューズリー。(CV:木村あやか) 魔女界に住む魔女で、賢女。クルルの教育係を担当している。 さっぱりした気持ちいい性格の女性。 シンシア。(CV:杉沢結花) 魔女界の女王で、クルルの母親。光の魔女として、闇の力を封じている。 柔らかく包み込むような雰囲気の女性だが、マイペースでちょっぴりお茶目。 絵の方はとても可愛らしく、活き活きとした絵柄。シーンによってばらつきは 若干ありますが、それを補って余りある可愛らしさにやられました。LOVE。 CGは原画の雰囲気を活かした柔らかくほんわかした処理になっており、とても 綺麗で丁寧で、見応え充分です。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。さらに、目パチも用意されています。 変化のパターンは非常に豊富で、会話に合わせてコロコロと切り替わります。 また、アクションも大きく、コミカルな表情なども用意されていて、会話が非常に 楽しいです。さらに、吹き出しの形状が変わったり、瞳に炎が燃えたり、演出も とても凝っていて、これだけで充分楽しめるぐらいになっています。 キャラクターは個性豊かな面々揃い。人間も魔女達もみんな一癖も二癖もある キャラクターばかりで、メインキャラだけでなく、サブキャラに至るまでその個性が 光っており、みんなとっても活き活きしています。 天王寺君、いい味出し過ぎです(笑) 音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方もほぼ問題なし。 林檎の声は、ちょっと浮いてるかなーと思えることもありましたが、許容範囲 だと思います。あと、かれんの声ですが、普段はまあいいとして(声が小さくて 聞き取りづらいですが)、大きな声を出した時、全然別人のような声になるのは ちょっと気になりました。 なお、男性キャラも音声があり、戦闘シーンなどは主人公も喋ります。 それと、淫語には基本的にピー音が入るのですが、ピー音は小さく、ほとんど 気にはならないかと思います。ただ、ピー音が入るところと入らないところがあり、 その基準は全然解りません(^^; 男性器はピー音が入るけど、女性器には入っていない気が……。 音楽は、勇ましい曲からほのぼのとした曲、静かでしっとりした曲まで、幅広く 取りそろえられており、シーンに合った曲が使われていて、とてもシーンを盛り 上げてくれます。クリアで広がりのある曲が多く、単体で聴いても充分楽しめる クオリティだと思います。 ゲームを起動すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 他にも、各話の最初にも流れるようになっています。 歌はポップで明るい歌なのですが、ボーカルが結構低音なため、可愛らしさは それほど感じなかったかも。 絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。所々にアニメーションが入る のですが、アニメシーンになると極端に絵が粗く・ショボくなるのはちょっと。 まあ、ある程度は仕方ないですか。演出はなかなか凝っていていいですね。 また、各シナリオの最終話だけは別のオープニングが流れます。……必ずしも 全てのシナリオでそうではないですが。 こちらは幻想的で広がりのある曲で、切ない雰囲気を漂わせたしっとりとした 歌で、心に染み入ってくる感じです。 絵はストーリーに沿ったものになっているのですが……えーっと、これ、見事に ネタバレしてませんか?(^^; エンディングも歌あり。ただし、曲はオープニングと同じものです。 そして、魔女っ娘の変身シーンや必殺技のシーンにはアニメーションが使用 されているのですが、これはなかなか良く動いていると思いますし、演出も ばっちりで、とても見応えがありました。 |
システム |
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定はキー ボードで操作できるのですが、各種メニュー操作はキーボードでは出来ない ようです。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作はやや重め。各所にエフェクトが入るため、ややレスポンスは悪いです。 オプションでエフェクトをOFFにすれば、それほど気にならなくなりますが、 このゲームは演出が肝だと思いますから、お奨めはしません。 スキップ動作はやや重めです。 セーブ箇所は72箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは戦闘時以外は 随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とシナリオタイトル、話数が保存 されます。ただ、これらの情報は画像で表示され、かなり縮小して表示されて いるためか、非常に見づらいです。なんとかなりませんかねぇ。 数としては、選択肢はそこそこ多いものの、ほとんど効果はその場で判るように なっていますし、シナリオの分岐も少ないため、これだけあれば充分かと。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー+カードバトル。 各ヒロインは「ごきげん度」というパラメータを持っており、選択肢の内容に よって上昇していきます。この値が高いと、戦闘時にエクストラアタックが 出やすくなります。 戦闘パートはカードバトルになっています。これは、火・水・雷の3つ精霊と、 それそれ小攻撃・大攻撃のどれを行うかを選択し、敵のカードと優劣を競う というものです。 攻撃の属性や強さ、敵が出してくる攻撃の内容を予測したりと、ゲーム性は かなり高くなっています。 また、連続して攻撃を当てるとコンボが発生して攻撃力が上がったり、 エクストラアタックで様々な効果を得たりと、色々と楽しめるようになっています。 そして、戦闘の結果には得点が付けられ、最後にランク付けがされますので、 高得点を狙って遊んだりすることも可能です。 また、全体的なシステムとしては、シナリオをクリアすると次のシナリオに進める ようになる、シナリオ追加型のシステムになっています。 最後のシナリオをプレイして、初めて全てが綺麗に終わる、という感じです。 このゲームにはプロテクトが施されており、初回起動時にチェックが入ります。 それ以降はディスクチェックが入りませんので、ディスクレス起動可。 バックグラウンドでの動作は不可です。 主人公の名前は「御堂真樹(みどうまさき)」固定です。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公がクルルと出会い、魔力を手に入れて、魔物と戦うことになる ところから始まります。 仲間を集め、魔物と戦いつつ、女の子達との距離を縮めていく……という、 まあ王道のパターンでしょうか。 前半は、明るく楽しい学園生活を描いたコミカルな展開。 魅力的で個性豊かなキャラクターと織りなす会話はとても面白く、いたる所に ギャグやパロディもちりばめられていて、とても楽しいです。 2年B組、ノリ良すぎ(^^; # 「一に修行! 二に修行! 三四は十二で、五里霧中!」……ダメじゃん(^^; 後半は、魔女界に伝わるお伽噺を中心とした、悲しく切ない展開で、前半の 雰囲気は見る影もなくなります。シナリオによっては……というか、殆どの シナリオで、かなりキツい展開が用意されており、人を殺したりするシーンが 結構しっかり描かれているため、ちょっと気分悪かったです。 ラストも、後味の悪いものが多く、プレイしていてちょっと鬱々とした気分に なりました。まあ、最後のシナリオは、すっきり綺麗に終わってくれたので、 救われた気分ですが。 特筆すべきは演出の多彩さ。変身シーンや必殺技シーンにはアニメーションが 使われており、他にも表情変化や背景の変化にもアニメーションがふんだんに 取り入れられていて、視覚的に判りやすくなっています。 逆に、シリアスなシーンはどんより重く、人が死ぬシーンでは血しぶきが表現 されるなど、徹底されています。 また、戦闘シーンの演出は非常に多彩で派手で、迫力満点です。 そして、各話の最後には次回予告があるのですが、これがコミカルな演出満載で、 見ていてとても楽しいです。あんまり次回予告になっていない気がするのは気に しちゃダメです。 H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺はそこそこ長め。 描写も比較的濃厚で、2回戦、3回戦も用意されていたりします。 ただ、ヒロインによっては、本番は1回だけ、ということもあります。 内容は基本的に純愛らぶらぶHで、Hさと萌えを両立した、なかなか質の高い Hシーンだと思います。 ただ、本番は少なめで、いたずらしたり、奉仕されたりというシーンが多めに なっているので、純粋にHを楽しみたい人には物足りないかも。 テキストは誤字はほとんど気にならず、テンポも良く、クセのないテキストで、 読みやすいと思います。ちょっと同じギャグが何度か繰り返されたりするのが 気になる人もいるかも知れませんが。 # 「気にしないで、私は平気」……ちょっとくどい(^^; |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは章立てて進みます。 ゲーム期間は不明。4月から始まって、ゴールデンウィークぐらいで終わるので、 1ヶ月程度でしょうか。ラストシーンは2年後とかだったりしますけど。 何日か平然と飛んだりしますし、特に意識する必要はないかと思います。 ワンプレイは7〜20時間。……めっちゃくちゃ幅がありますが(^^;、どこまでを ワンプレイとするかが難しいので……。 最初のメインシナリオを1周するだけなら、8〜10時間ぐらいだと思いますが、 これだけではゲームは終わらず、エンディングも流れません。 ただ、途中で分岐したシナリオでは、とりあえずいったん終わりますけど。 なので、とりあえず終わる、エンディングが流れるまで、と考えると、7時間から 20時間という、とんでもない幅になるわけで(^^; しかも、その後さらにおまけシナリオが続いたりしますしね……。 メインのシナリオを最後までクリアするだけと考えると、15〜20時間程度かと 思います。戦闘をどれだけすんなりクリアするかでかなり変わってきますが。 難易度はやや低め。シナリオは分岐も少なく、分岐点は比較的判りやすいので、 それほど苦労することはないでしょう。 戦闘パートですが、敵の攻撃にはある程度パターンがありますので、2〜3回も コンティニューすればパターンを覚えられるでしょうから、充分勝てるレベルだと 思います。ただ、ボスクラスになると、10回ぐらい連続して攻撃を当てないと、 そもそもマトモなダメージが行かなかったりしますけど。 |
総評 |
お奨め度ですが、メリハリの利いたファンタジックな魔女っ娘ものが好きな人に お奨め。キャラクターはとても活き活きとしていて、魔法での戦闘も派手ですし、 ストーリーも引き込む力を持っていて、なかなか凄いです。 前半はひたすらコミカルで楽しく、後半は切なく悲しいお話で、最後は綺麗に 終わってくれるなど、メリハリも付いていますし、作品の構成もよく考えられて いると思います。 ただ、気になる点もありました。まず、シナリオ追加型のシステムで、クリア順に 制御がかかっているため、読まされているという印象が強かったです。さらに、 プレイヤーの意志が介入せずストーリーが勝手に進行することが多いため、 その印象がより一層強くなっている気がします。 それに、一周目の時点で、大体人間関係とか設定は掴めてしまうので、2周目 以降は解っているネタが次々と出てくる感じのため、やや面白みに欠けるかも。 そして、シナリオは基本的に一本道で、同じ話を何度も見ることになるため、 中盤はちょっと退屈に感じるかもですね。ただ、同じシーンが出てくることは ほとんどなく、展開は違うので、メッセージスキップはあまり効きませんけど。 あと、ヒロインの格差も気になりました。パッケージには、攻略キャラは4人と 書かれていますけど、クルルと委員長以外ははっきり言っておまけ的扱いで、 もはやサブキャラ状態です。特に林檎は、かなり冷遇されている気がします(^^; そして一番気になったのは、最初の方のシナリオの後半で多数見られる残虐な シーン。絵的には血しぶきが飛ぶ程度ですが、テキストではかなり詳しいところ まで描写されており、読んでいて気分が悪くなりました。 まさか、このゲームに殺す・殺さないという、殺伐とした展開があるだなんて、 思いもしませんでした。 私はこのゲームに、明るく楽しくほのぼのした雰囲気を求めていましたし、 メーカのサイトやパッケージ、体験版なども含めて、こんなシーンがあるなんて ことは全然予想もしていませんでした。 なので、こんなシーンが入っていたのは正直引きました。まあ、バトルがある わけですから、ある程度は仕方ないのかも知れませんが、ある理由によって、 私は全く感情移入することが出来ませんでした。 その理由は、すげぇネタバレになりますので、最後に隠して思う存分吐き出し たいと思います。 そんなわけで、私が思っていたものと違っていたため、今ひとつノリきれない 部分はありましたが、それでも前半のノリは面白かったですし、キャラクターは みんな魅力的で会話も楽しかったですし、演出も凝っていて、音楽も良く、 シナリオも力が入っていて、とても良くまとまった作品だとは思います。 まあ、ちょっとシステム的に重いとか、セーブ画面が見づらいとか、細かい所を 言い出せばあるにはあるのですが。 やはり、最大の問題は、人を殺すようなシーンが平然と入っているのを、許容 出来るかどうか、だと思います。この作品から受ける印象とは、180度違った シーンだと思いますから。 それを許容できる人であれば、お奨め度に +1 していいと思いますが、この 作品をプレイする人は、そんなシーンを求めていないんじゃないかなー、と 思うのですが……。私だけですか?(^^; 最後に。ところで、委員長の本名ってなんなんですか?(^^; ついに最後まで「委員長」で通されちゃった気がするんですけど……。 # スタッフロールにまで「委員長」でクレジットされてる(笑) ##ある意味、完璧な委員長キャラ。ホントは委員長じゃないのに(^^; 以下、ストーリーの根幹に関わる……というか、モロにネタバレ書いてますので、 これからプレイする人は見ない方がいいです。 また、この作品にほのぼのまったりした印象を抱いていたい人も、見ない方が いいと思います(^^; まあ、今までのレビュー内容でも、充分ぶっ壊してる気もしますけど……。 ぶっちゃけ、一番言いたいことはここなんですけどね。 このゲーム、後半に魔女界で闇と戦うという展開になるわけですが、ここでは 闇の存在を平然と殺す描写が多々含まれています。 まあ、それだけならまだいいでしょう。 私がどうしても耐えられなかったのは、ヒロインが、平然と、むしろ嬉々として、 人間(魔女)を惨殺すること。 命乞いする魔女を刺し殺したり、いくら憎いからといって四肢を切り刻んだり、 ヒロインがそんなことをするシーンは見たくなかったです……。 最後のシナリオではそんなシーンはなく平和に終わるんですけど、それまで そんな酷いシーンを見せられたヒロインに、感情移入など出来るはずもなく、 一歩引いて、いや、下手すると地平線の彼方まで引いて、見てしまいました。 いくらなんでも、ここまでする必要ってあったのでしょうか。そりゃ、光と闇の 側面を、強烈に印象づけるために入れたんだと思いますけど、もう少し何か やりようがあったのではないでしょうか。 平然と人殺しをするヒロインに、感情移入しろってのは難しいですよ……。 特に、正義編のクルルなんて、あれ、実の母親でしょ? 真実編で、ヒロインを主人公の手で殺すのもかなりキツかったですが。 それと、英雄編では、主人公やヒロイン達が、今までの記憶を取り戻す訳ですが、 ふつーあんな出来事思い出したら、最低でもクルルと委員長は、かなりヘコむか、 ヘタすると立ち直れなくなると思うのですが……。あんたら、平然と人殺ししてた じゃねーかよ、と。主人公も、その手でヒロイン殺してるんですよ? この時点で、英雄編には感情移入できなくなっていました。 シナリオとしては、英雄編が一番好きなんですけどね……。緊迫感ないけど(^^; クラス全員で見送ってくれるところとか、闇の封印解除前の円陣なんかは、 かなり痺れましたし。 # アスナの次回予告、台無し(^^; ##最後の「完」と表彰状はどうだろう(^^; 確かに、引き込むだけの力を持ったシナリオだと思いますし、演出もシナリオを とっても盛り上げてくれたとは思いますが、こういう方向には盛り上げて欲しく なかったです……。 非常に期待していた作品で、出来自体は決して悪くない……というか、良く 出来ていると思えるだけに、非常に残念です。 これは、私の勝手な期待と幻想が悪いのでしょうか……。 |