つるぺた★はにゃあん
ブランド名 萌。 ジャンル つるぺたコスプレADV
発売日 2005.09.16 定価 \6,800
パッケージ 紙製パッケージ(169x230x44mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 3.96GB(DVD-ROM)
原画 なぎさわゆうUMA シナリオ 村雨龍樹菅野康、ののか、火社京介
音楽 16曲、Manack あり(2曲、OP・ED)、萌娘。
音声 あり、金田まひる、岩泉まい成瀬未亜
インタフェース フルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応
セーブ箇所 30箇所 CG枚数 73枚
おまけ CGモード、回想モード、音楽モード
対象属性 ロリ、つるぺた、妹、魔法少女、金髪、ポニーテール、リボン、メイド、エプロンドレス、
ご主人様、ストッキング、ガーターベルト、体操服、ブルマー、看護婦、ウェイトレス、
ナース服、ピンク髪、ボブカット、帽子、オーバーニーソックス、お兄ちゃん、くノ一、
セーラー服、ネコ耳、黒髪、お下げ、スクール水着、巫女装束、巫女さん、うさ耳、
ストレートロング、銀髪、アンドロイド、シスター、犬耳、首輪
1プレイ時間 3〜6時間 お奨め度 5

レビュー
概要
医師である主人公は、秋之瀬グループ会長の息子。ある日、父親から電話が
かかってきて、妹が家にやってくるという。そして、主人公の家に、2人の妹と
1体のアンドロイド、そしてメイドがやってくる。そして始まる、ほのぼのとした、
ちょっとHな毎日。果たして主人公達の関係はどうなっていくのか……という、
つるぺたコスプレADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

メルフィー・マーリン。(CV:成瀬未亜)
主人公達の身の回りの世話をするためにやってきたメイド。アメリカ国籍で、
日本語は話せるが、やや言葉遣いは怪しい。主人公のことは「ご主人様」と
呼ぶ。「ありす」の発音がネイティブすぎ(^^;

高天原りりか(たかあまはらりりか)。(CV:金田まひる)
主人公の家にやってきた、双子の女の子。魔法の世界クラリスから来た魔女。
明るく元気いっぱいの女の子。主人公のことは「お兄ちゃん」と呼び慕う。

高天原えりか(たかあまはらえりか)。(CV:岩泉まい)
主人公の家にやってきた、双子の女の子。おとなしく控えめ。体が弱く、
突然倒れることも。主人公のことは「お兄様」と呼び慕う。

ありす。(CV:金田まひる)
主人公の家にやってきた、秋之瀬グループが開発した次世代型アンドロイド。
おっとりぽや〜んとしている天然娘。いつも眠そうで、よく寝る。
主人公のことは「にーに」と呼ぶ。

絵の方はロリっちぃ、可愛らしい絵柄。いろんな衣装も違和感なくハマって
おり、なかなか魅力的です。
CGはそこそこ綺麗で、丁寧に処理されていると思います。
立ち絵はポーズ変化、表情変化ともにあり。パターンはそれほど多くはない
のですが、会話に合わせて切り替わるので、感情移入はしやすいかと。

キャラクターは明るく元気なりりか、おとなしく控えめなえりか、おっとり
ぽややんのありすという配置。そこに、はきはきとしたメルが入って、より
バラエティ豊かになっている感じです。

音声はキャラクターとのマッチングもよく、演技の方も問題なし。
りりかとありすは同じ人が演じているのですが、全然違和感はなくてすごい
です。あと、メルは独特の外人口調で、とても雰囲気は良く出ていると思う
のですが……ちょっとやりすぎ(^^;
そして、特筆すべきは淫語の伏字。通常なら「ピー」という音が重なる所に、
このゲームでは「にゃん」という音声が被さります。……ギャグですか?(^^;

音楽はピアノをメインとした、綺麗な旋律の曲が多め。広がりのある澄んだ曲は、
聴いていて心地よいですね。コミカルな曲もあって、曲単体でも充分楽しめる
レベルだと思います。
システム
インタフェースはマウスカーソルのキーボードエミュレーションによりフルキー
ボードサポート。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。動作は軽快。スキップ動作も高速です。

セーブ箇所は30箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、ゲーム内日付が保存されます。
数としては、それほどセーブ/ロードの必要な作品ではないと思いますし、
これだけあれば事足りるかと。

システムはマップ移動場所選択+選択肢決定型のアドベンチャー。
マップには誰がどこにいるのかが表示され、カーソルを合わせると、どんな
衣装を着ているかもわかりますので、迷うことはないでしょう。
あと、各ヒロインには「かんじやすさ」「おしゃぶり」「はずかしさ」「せっくす」の
4つのパラメータがあり、イベントによって上昇していきます。
また、衣装やシチュエーションごとにレベルが用意されており、パラメータに
よって、レベルが上がり、内容が変わります。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作は可能です。
主人公の名前は可変です。呼びかけは「ご主人様」「お兄ちゃん」などのため、
違和感は全くありません。
シナリオ・プレイ感
ゲームは、主人公の家に双子の姉妹とアンドロイド、そしてメイドがやってくる
ところから始まります。
女の子達と打ち解け、次第に体を重ねるようになり、それからは毎日のように
Hをしまくるようになる……という、非常に解りやすい作品です。

ストーリーは基本的に明るくコミカルに、そしてHに進みます。
ひたすらHしながら毎日を過ごし、たまにストーリーが進展するという感じで、
最後にようやくストーリーが動く……といった感じです。

ストーリー自体は結構シリアスなものが多いのですが、いかんせんちょこっと
話が展開したと思ったら終わりなので、消化不良な印象が強いです。

ラストはすっきりまとまっていますが、取って付けたような印象は拭えない
ですね。

気になったのは、イベントの使い回しが多いこと。Hイベントは各シチュエー
ションごとにレベルが設けられており、パラメータが上がると次のレベルに
進めるようになるのですが、パラメータが上がらないと同じイベントを何度も
見せられ、しかも何かを初めてやるような描写を何度も見せられることになる
のはちょっと気になりました。

H度はやや高め。各ヒロインとも複数回用意されています。尺はやや短めで、
描写はそこそこ濃いめです。
内容はコスプレやシチュエーションに拘ったものが多く、バラエティも豊かで
数も非常に多く、たっぷりと楽しめるかと思います。ゲームの大半がHシーンで
占められていますからねー。
ただ、伏せ字に被せられる音が「にゃん」なのはやっぱきになります(^^;
Hシーンで笑わしてどーするよ……。

テキストは誤字はそれほど気にならず、テンポも良く読みやすいテキストだと
思います。ただ、上記の通り何度も同じイベントを見せられ、初めての描写が
何度も出てくるなど、イベントの構成でちょっと気になるところはありました。
あと、一部イベントの食い違いも見受けられました。ナース服を着ているのに
「メイド服のボタンを外しながら」とか(^^;
# 使い回しましたか?(^^;
プレイ時間・難易度
ゲームは9月1日の水曜日から始まります。
ゲーム期間は1ヶ月。1日ずつプレイしていくタイプですが、たまに日付が飛ぶ
こともあるようです。

ワンプレイは3〜6時間。どれだけイベントを起こすかで、かなり変わってきます。
1人だけと会い続ける場合、何度も同じイベントを見ることになり、スキップを
使えばかなり短時間でクリアできると思います。
全員とまんべんなく会っていると、イベントの被りはほとんどなくなるため、
結構時間はかかります。

難易度は並。クリアするだけなら、狙ったキャラと会い続ければいいのですが、
全てのイベントを見ようと思ったら、イベントを起こすときのパラメータの値を
調整しないといけないので、ちょっと手間かもです。
総評
お奨め度ですが、ロリっ子と簡単お手軽Hを楽しみたい人にお奨め。
まさに、そういうゲームです(^^;

ストーリー性とか、ヤマとかオチとか意味を全て投げ捨てたような清々しい
作りの作品で、非常に潔いです。
取って付けたようなストーリーがちょっと気になりますが、まあなんとか形には
なっていると思いますし。オチがバレバレすぎるのはご愛敬で。

ただ、システムの構成上、何度も同じイベントを見せられたり、何の脈絡もなく
Hシーンが始まったりと、ちょっと作業感が強く、今ひとつ感情移入はし辛いと
思います。
また、伏せ字が「にゃん」という愉快な音で隠されていたり、Hシーンにも集中
し辛く、むしろ笑えてしまうような感じです。
# 主人公、Hシーンでは人が変わりますしね(^^;

言ってしまえば、ただ女の子と色んなシチュエーションでHするだけの作品です
ので、キャラクターに魅力を感じたり、雰囲気が好きな人であれば、プレイして
いいかと思います。
定価も安めになっていますし、ボリュームはそれなりにあると思いますので。
イベントの数も多いですしね。

最後に。ありす、お前はホントにアンドロイドか(^^;



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