堕淫〜屈辱のカミングアウト〜
ブランド名 HEAT SOFT ジャンル 陵辱学園ADV
発売日 2006.07.21 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(155x225x50mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 1.78GB(DVD-ROM)
原画 結城しん遊月ことな米倉きひろ シナリオ 猫にた、蒼夜、西田一、数椰、
結月、影花、炎炉鬼
音楽 16曲、磯村カイ(TONAKAI sound works) なし
音声 女性フルボイス、
宮園まりん、奥川久美子森山葵しまだかおり梨本悠里、篁瑞穂、mahilo
インタフェース ややキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 100箇所 CG枚数 84枚
おまけ CG鑑賞、Hシーン鑑賞、BGM鑑賞
対象属性 学園物、陵辱、脅迫、青髪、ショートカット、女教師、ストッキング、眼鏡っ娘、ボブカット、
黒髪、ツインテール、リボン、お兄ちゃん、オーバーニーソックス、体操着、ブルマ、赤髪、
紫髪、ストレートロング、金髪、アホ毛、ポニーテール、放尿
1プレイ時間 4〜6時間 お奨め度 6

レビュー
概要
一流企業で働く主人公は、ある日ひょんなことから学園の購買部で働くことに
なってしまう。そしてそこで、偶然にも怪しい謎の書類を発見する。その書類
には、学園にいる女性の秘密が書かれていた。本社への復帰も絶望的になり、
開き直った主人公は、その書類を利用し、女性達を陵辱する。そして女性達は、
攻められる中で、自らの秘密を告白していく……という、陵辱学園ADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

朝宮静姫(あさみやしずき)。(CV:宮園まりん)
おとなしく控えめな学生。押しに弱く、流されやすい。

堀部基子(ほりべもとこ)。(CV:奥川久美子)
ハキハキとした元気のいい女の子。静姫とは親友。

佐々山深雪(ささやまみゆき)。(CV:森山葵)
学園の教師。主人公に対して見下し、蔑んだ態度で接する。やや大雑把。

四条恵美(しじょうめぐみ)。(CV:しまだかおり)
学園の教師。学生思いで真面目な教師だが、主人公に対しては冷ややかな
態度で接する。

上月里香子(こうづきりかこ)。(CV:mahilo)
真面目で優等生。男嫌いで潔癖性。

当山真尋(とうやままひろ)。(CV:梨本悠里)
可愛らしい外見とは裏腹に、かなり腹黒い。表面上は可愛らしく振る舞う。

篠原貴美(しのはらたかみ)。(CV:篁瑞穂)
不良学生。強気で乱暴なふりをしているが、本当は臆病者。

碓氷友菜(うすいともな)。(CV:篁瑞穂)
無表情・無感情な女の子。

槙野なつき(まきのなつき)。(CV:しまだかおり)
不良学生。人を見下したような態度を取り、他人を平気で利用する。

桜川るる(さくらがわるる)。(CV:森山葵)
エキセントリックな言動で常に周囲を驚かせている天性のトラブルメーカー。
# 「ハウディホ〜〜!」……誰だお前(^^;

絵の方はとても可愛らしく色気もある魅力的な絵柄。原画家さんは複数
いますが絵柄にそれほど大きな差はないため、特に違和感はないでしょう。
CGは丁寧に処理されており、雰囲気もあっていいですね。
立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。ポーズ変化のパターンは少なめ
ですが、表情は豊かで、会話に合わせて切り替わります。

キャラクターは基本的に強気なタイプのキャラが多め。一見真面目で大人しい
キャラでも、主人公に対しては毅然とした態度で接してきたりと、結構固い
雰囲気が漂います。そんな中、1人突き抜けているるるがステキです(笑)

音声はキャラクターとのマッチングはほぼ良し。1人で2役やっている方も
いますが、きっちり演じ分けられているので特に気になりませんでした。
演技の方も特に問題なし。陵辱シーンは緊迫感がありますし、毅然とした
態度や罵倒するシーンも迫力充分です。ただ、静姫はちょっと物足りない
かな? という気もしましたが。真尋は二面性がステキでした(^^)
淫語はテキスト上では『●』で隠されており、音声では『ん』の部分が無音に
なるだけなので、それほど違和感なく聞こえます。

音楽はおどろおどろしい独特の雰囲気を持った曲が多め。陰鬱な雰囲気を
醸し出してくれます。

ゲームを起動すると、オープニングアニメーションが流れます。
歌はなしの曲のみ。絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもので、
特筆すべき点はなし。なんだか微妙にアニメーションしてます(笑)
システム
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定、
メニューの呼び出しまではキーボードで可能ですが、メニューの操作等は
キーボードでは出来ないようです。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートメッセージ搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快ですが、たまに効果音再生待ちなどで引っかかります。
また、設定でエフェクトを切れないため、効果音再生や描画で待たされる
ことがあります。スキップ動作はやや遅め。

セーブ箇所は100箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルが保存されます。
数としては、ルート分岐はややわかりづらいものの、選択肢の数はそれほど
多くないため、これだけあればなんとか足りるでしょう。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。選択肢によって、その後の展開が
変わる、ツリー分岐型のシステムになっています。
また、条件を満たすと新たなシナリオが見られるようになるシナリオ追加型の
システムになっています。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前は「斬川十彦(きりかわとうひこ)」固定です。
……下の名前で呼ばれることはまずありませんが(^^;
# てゆーか、メーカのサイトを見るまで気付きませんでした(^^;
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が学園の購買部にやってくるところから始まります。
そこで偶然謎の書類を見つけ、それを手がかりに女性達を脅迫して、陵辱
していく……というお話。

ストーリーは終始緊迫感のある、淫靡な展開で進みます。
序盤こそ主人公がこの後どうするかと悩んだりするところが描かれますが、
中盤以降は吹っ切れたかのようにひたすら陵辱しまくる展開になります。

最初から書類という陵辱のネタがあるため、それを利用し、特定して脅迫
していくため、話はサクサク進みます。また、基本的にその女性の弱点を
攻めていくような展開のため、最後には女性の方から求めてくるなど、
ただ無理矢理陵辱するだけではありません。まあ、最後には壊すぐらいの
きっつい陵辱があったりもしますけど……。

ラストは救いのない、ダークな終わり方がほとんど。
基本的に主人公は女性達にあまり執着しないため、落としてしまえばそれで
満足で、あとは好きにして、という感じなので、ホントに投げっぱなしの
無茶苦茶な終わり方が結構あります。かなりヘコみます(^^;

プレイしていて気になったのは、整合性や描写のちぐはぐさ。
「前回の時」といいながら、その「前回」が指しているのは何回か前の話
だったりとか、見ていないイベントを見たかのように進むことも。
そして、言ってることとやってることがちぐはぐで、濡らしてから入れると
言いながらほとんどそのまま入れたり、テキストと絵に差違があることも
ありました。
さらに、途中からキャラの性格や口調がいきなり変わったように感じる
ことも多々ありました。まあ、元々脅迫して従順にしたり、調教したり
する話なので、ある程度反応は変わってくるんでしょうけど、まだ調教も
していないのにいきなり言葉遣いが変わったりすることもあり、ちょっと
面食らいました。

H度はかなり高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺の方はそこ
そこ長め。描写も濃厚です。2回戦3回戦も用意されている場合があります。
内容は基本的に脅迫しての陵辱ですが、後半は自ら望んできている場合も
あり、全てダークな雰囲気というわけではありません。内容は基本的に
ハードではありますが。
そして、各ヒロインの持っている特殊な性癖を活かしたシーンが多く、
バリエーションは豊か。ただ、ほとんどのキャラは初めてです。
複数人プレイもあり。なお、どのキャラも最後は主人公以外のキャラと
絡むため、そういうのが苦手な人は注意。

テキストはちらほら誤字が見受けられますが、それほど気にはならない
かと思います。たまに微笑ましいものはありますが。
# 「誇り臭さかった」……プライドがめちゃめちゃ高いのでしょうか?(^^;
##「故人を特定する情報」……って、死んでるのかよ(笑)
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は約1週間。1日ずつ進んでいきますが、日付等は出てこない
ため特に気にする必要はありません。

ワンプレイは4〜6時間。プレイしやすい長さだと思います。
2周目以降はそこそこスキップは効きますが、個別イベントの数がかなり
多いため、結構時間はかかるかもです。

難易度は並。どの選択肢が誰の分岐になっているかが解りづらく、条件を
満たさないとクリアできないキャラもいますが、選択肢の数はそれほど
多くないですし、しらみつぶしで何とかなるでしょう。
総評
お奨め度ですが、いろんな性癖を持った女の子を襲い、支配して、自分色に
染めていきたい人にお奨め。
最初は脅迫して無理矢理ですが、その後はどんどん自分から求めてくるように
なり、最後には自ら性癖を暴露していきます。
生意気な女の子や反抗的な女の子が多いため、陵辱には結構入りやすいと
思います。

各ヒロインは様々な性癖を持っており、それを活かしたHシーンや調教を見る
ことが出来、いろんなシチュエーションを楽しむことが出来ます。
ただ、女の子を壊すようなきっつい陵辱があったり、主人公以外のキャラと
絡むことがあったり、最後にはほったらかしにしたりと、なかなか救いのない
展開が多いので注意が必要です。

ただ、最初は本社に戻る道を絶たれて、その原因を作った専務に対して
復讐心を持っていた主人公ですが、ほとんどのシナリオではそんなことは
どうでも良くなってたり、ほったらかしになっているのはちょっと。
ほとんどのシナリオはただ女の子を脅迫して弄んで捨てるだけの話で、
あまり重みも深みもありません。ホントにただやるだけ、という感じです。
もう少しこのあたりの設定を上手く使えば、もっとシナリオの幅が出るのに
なーと思えるだけに残念です。
というか、序盤、延々とこのあたりの会社のことや副社長派と専務派の
抗争なんかを描いたクセに、ほとんどのシナリオでほったらかしというのは
どうかと(^^;

まあ、H度は高く、キャラクターは魅力的で、いろんな性癖を持っており、
それを告白させるという展開はなかなか面白いと思いますから、陵辱物が
苦手でない人はどうぞ。

お奨め度は 6 としていますが、女の子を壊すようなきつい陵辱や、主人公
以外の男性とのHシーンに拒否反応のない人であれば、+1 ぐらいはしても
いいと思います。

最後に。この学園、さりげなく犯罪者の巣窟ですか?(^^;



ロビーに戻る  レビュートップに戻る