まじかるティーチャー 先生は魔女?
ブランド名 SCORE ジャンル 魔法学園ADV
発売日 2006.01.13 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(167x231x41mm) マニュアル B6ブックタイプ
DISC容量 DISK1 : 685.7MB、CD-DAなし
DISK2 : 561.4MB、CD-DAなし
原画 八葉香南、おおのつとむ シナリオ 神代いづみ、
天宮カケル、尾之上咲太、
花七、獅月御影
音楽 15曲、Dreaming Rabbit、
上原一之龍、月兎		 歌 あり(1曲、主題歌)、reika
音声 女性フルボイス、成瀬未亜、まきいづみ、楠鈴音、海原エレナ、安玖深音、
井村屋ほのか、芹園みや、倉田まりや
インタフェース ややキーボード操作可 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 80箇所 CG枚数 82枚
おまけ CGモード、回想モード、音楽モード
対象属性 魔女っ子、学園物、女教師、人妻、ストッキング、ガーターベルト、ストレートロング、
ヘアバンド、アホ毛、体操服、ブルマ、巫女さん、巫女装束、黒髪、レズ、看護婦、
ナース服、ボブカット、眼鏡っ娘、白衣、触手、シスター、金髪、ショートカット、陵辱、
魔法少女、リボン、オーバーニーソックス
1プレイ時間 7〜8時間 お奨め度 6
レビュー
概要
両親が海外で暮らしており、叔母である遥の家で暮らすこととなった主人公。
しかし、遥の家に向かう時、謎の鎧武者に襲われ、そこを魔女に助けられる。
その魔女は、叔母である遥だった。なんでも遥は、魔法が関係する事件から
街を守っているという。そして、主人公にも魔法の素質があり、一緒に街を
守って欲しいと言われる。そうして、主人公の魔法修行が始まるのだった
……という、魔法学園ADV。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

春日井遥(かすがいはるか)。(CV:まきいづみ)
主人公の叔母で、主人公が暮らす家の家長。そして、主人公が通う学園の
学園長。さらに、街を守る魔女達のリーダー。おっとりのほほんとした
マイペースな女性。優しく、包み込むような雰囲気を持っている。

春日井菜月(かすがいなつき)。(CV:成瀬未亜)
遥の娘で、主人公のクラスメイト。一途で純真な女の子。騒ぎを引き寄せる
体質のトラブルメーカー。

御園千草(みそのちぐさ)。(CV:海原エレナ)
主人公の通う学園の体育教師。生真面目で堅物。主人公の事は弟のように
世話を焼き、可愛がる。

柚木佳奈(ゆずきかな)。(CV:井村屋ほのか)
主人公の通う学園の理科教師。常に冷静で頭の回転も速い。実験が好きで、
妖しげな薬を開発しては、周りの人に飲ませる。そして副作用が出る。

アリシア・ローランズ。(CV:楠鈴音)
主人公の通う学園の英語教師。明るくオープンで大雑把な性格。誰とでも
気易く話す。力の加減を知らない。

織倉真理子(おりくらまりこ)。(CV:安玖深音)
主人公の通う学園の音楽教師。クールでやや高飛車なお嬢様。面倒見は良く、
よく気が利く。可愛い人が男女問わず大好き。

加賀ゆかり(かがゆかり)。(CV:芹園みや)
菜月の親友。菜月のことが大好きで、突然現れて菜月と親しくする主人公を
疎ましく思っている。元気いっぱいの女の子。

絵の方はほんわかした柔らかい雰囲気の絵柄。ややバランスが悪く思える絵も
ありますが、まあ許容範囲でしょう。
CGは比較的丁寧に処理されていると思います。
立ち絵はポーズ変化はなし、表情変化はあり。表情は会話に合わせてコロコロ
変わり、コミカルな表情もあって楽しいです。

キャラクターは個性豊かな面々揃い。菜月とゆかり以外はみんな年上の教師で、
やや似通った展開も見受けられますが、みんな一癖も二癖もあるため、それ程
被っている印象はありません。ただ、教師はクールな感じのキャラが多いので、
そういう意味では被ってるかも。

音声はキャラクターとのマッチングはほぼ良し。佳奈はもうちょっとクールさが
欲しかったなとか、真理子はもっと高飛車な感じで良かったのではとか、細かい
ところを言い出せば色々とありますが。

音楽はほのぼのまったりとした雰囲気の曲が多め。コミカルな曲もあって、
作品の雰囲気を楽しく演出してくれます。
システム
インタフェースはややキーボード操作可。メッセージ送りや選択肢決定、
メニュー操作などはキーボードで出来るようです。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
音声のリピート再生も可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。ただし、CPU利用率は高いです。
スキップ動作はそこそこ高速です。

セーブ箇所は80箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルとシーン画像が保存されます。
数としては、分岐はそれほど多くなく、エンディングは極めて少ないので、
これだけあれば充分でしょう。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。前半と後半で、それぞれ4つの
シナリオの中から、どれをどの順番で見るかを選択できます。

本作品にはAlpha-ROMによるプロテクトが施されており、インストール時に
ディスクチェックが入るようです。ただ、インストールしてしまえばその後は
ディスクレス起動が可能です。バックグラウンドでの動作は不可です。
主人公の名前は「真田和也(さなだかずや)」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは主人公が遥の家に向かうところから始まります。そこで事件に巻き
込まれ、魔女の姿に変身した遥達と出会い、事件に関わっていくことになる、
という感じ。

ストーリーは終始エロエロに進みます。
前半・後半でそれぞれ4本のシナリオの中からどのシナリオを見るか選び、
順番にシナリオを読んでいって、先に進む形になっています。

ラストはすっきり終わりますけど……なんか、当初思っていたのと違う方向に
いっちゃったような気がします……。ご都合主義満載ですしね。

プレイしていて気になったのは、シナリオ選択の必然性。シナリオを選ぶ順番で
ストーリーが変わったりエンディングに影響したりするわけでもなく、各シナリオは
ほぼ完全に独立しており、何のために選ばせているのか全く解りません。
どうせなら、展開が変わるぐらいのことはして欲しいところです。

そして、ストーリーは基本的に一本道で、選択肢によってイベントの内容が
変わるだけのため、1度クリアしてしまうと、あとはイベント回収の作業になって
しまうのは寂しいです。

H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺はそこそこ、描写は
比較的濃いめです。純愛系のラブラブHから、敵に襲われて陵辱されたり、
触手が出てきたりと、様々なシチュエーションで楽しめますし、二回戦が
用意されていることもありますので、たっぷり楽しめるかと思います。
また、魔女達は変身すると何故かナース服やら巫女装束になるため、
コスプレHも楽しめるようになっています。
陵辱シーンはそれなりにありますが、それほど陰惨な感じではないので、
苦手な人でもまあ大丈夫かと。

テキストは誤字等はほとんど目に付かず、テンポ良く読みやすいテキスト
だと思います。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は不明。日付の経過はほとんど描写されませんので、気にする
必要はないでしょう。

ワンプレイは7〜8時間。若干長めですが、1度クリアしてしまえばあとは
イベント回収作業ですので、トータルではそんなに長くないです。
2周目以降はスキップもかなり効きますし。

難易度は低め。選択肢はただイベントの分岐になっているだけという感じで、
コンプリートしようと思ったら、ほぼ全ての選択肢を選ぶ必要があり、機械
的な作業という感じです。
総評
お奨め度ですが、簡単お手軽エロエロストーリーが好きな人にお奨め。
どのシナリオを見るかを選んで、あとは選択肢で中のイベントが変わるだけで
サクサクと進めますし、1つのシナリオだけでも複数回のHが用意されていて、
様々なシチュエーションのHシーンをたっぷり楽しめるかと思います。

ただ、ストーリーが一本道で幅は狭く、シナリオを選ぶ順番や選択肢で話の
流れが変わるわけでもなく、ただHシーンをひたすら見ているだけ、という
印象が強いです。
また、各シナリオはほぼ全て単発で、主人公が徐々に成長したりとか、
菜月と気持ちを通わせ合っていくような展開はあまり楽しめませんので、
ホントにただHシーンを眺めているだけ、という感じがします。
ある意味、開き直った、潔い構成のゲームですね。

その構成を受け入れられるかどうかで評価はかなり変わってくるかと思い
ますが、まあキャラクターは魅力的だと思いますし、H度は高く、様々な
Hシーンが楽しめますので、絵柄や雰囲気が気に入った人なら楽しめる
かと思います。

最後に。お前ら、正体隠す気、ないだろ(^^;
# いくら変身してしまえばバレないと言っても、変身するところ見せるなよ(^^;
##「どうせ記憶消してもらえるからいいや」とか思ってるだろ……。


まさかエンディングが1つしかないとは思いませんでした(^^;
せめて遥エンドぐらいは用意してくれ〜。


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