Schoolぷろじぇくと☆ | |||
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ブランド名 | アトリエかぐや | ジャンル | はりきりドタバタAVG |
発売日 | 2006.06.30 | 定価 | \8,800 |
パッケージ | 紙製パッケージ(152x226x41mm) | マニュアル | B6ブックタイプ |
DISC容量 | 4.01GB(DVD-ROM) Schoolぷろじぇくとさんとらしぃ→でぃ→ : CD-DA=561.3MB、CD-DA25トラック |
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原画 | choco chip | シナリオ | MLR(もみあげルパンR)、近江達裕、 神無月ニトロ、速水漣 |
音楽 | 25曲、井出今日子、根岸咲 | 歌 | なし |
音声 | あり、西田こむぎ、安玖深音、大波こなみ、茶谷やすら、飯田空、 祭大!、祝田マコト、千葉隆秀 |
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インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 800x600 |
セーブ箇所 | 30箇所+クイックセーブ10箇所+ オートセーブ10箇所+フリー |
CG枚数 | 108枚 |
おまけ | CG鑑賞、シーン再生、音楽鑑賞 | ||
対象属性 | 純愛、コメディ、学園物、ドタバタ、ボブカット、帽子、アホ毛、スクール水着、赤髪、 体操服、ブルマ、ヘアバンド、黒髪、ストレートロング、和服、女教師、幼馴染み、浴衣 |
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1プレイ時間 | 4〜5時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
今まで通っていた学園がつぶれ、転校を余儀なくされた主人公。転校先に選んだ 学園は、委員会ごとに寮が宛がわれた学園で、主人公は風紀委員会に入る事を 決め、風紀委員寮に入寮した。しかしこの学園はとても真面目な学園のため、 風紀を乱すような学生はほとんどおらず、風紀委員は影が薄く、予算も削られ、 寮もオンボロになっていた。そこで主人公は、風紀委員会の女の子達とともに、 風紀委員の存在感をアップさせるため作戦を実行することにする。果たして 風紀委員会の未来は……という、はりきりドタバタAVG。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 桜小桃(さくらこもも)。(CV:西田こむぎ) 風紀委員で、1つ年下の女の子。明るく元気で頑張りやの女の子。無邪気で健気。 ペットのふーちゃんといつも一緒にいる。 文月蛍(ふみつきほたる)。(CV:安玖深音) 風紀委員で、クラスメイト。明るく元気でのーてんき。頭の中が平和な女の子(笑) 好奇心旺盛で天然のため、いつもトラブルを引き起こす。 神代雫(かみしろしずく)。(CV:茶谷やすら) 風紀委員で、クラスメイト。クールで物静かだが、悪戯好きの小悪魔的女の子。 変な物を開発するのが得意。 芦沢すみれ(あしざわすみれ)。(CV:飯田空) 主人公達の担任で、風紀委員寮の寮長。おっとりマイペースな女性。頼りがいは ないが、包み込むような優しい雰囲気を持っている。料理が得意。 日向遥(ひむかいはるか)。(CV:大波こなみ) 主人公の幼馴染み。主人公と同時期に転校してきて、風紀委員に入る。 さっぱりとした付き合いやすい雰囲気の女の子。 主人公のことを「シュウくん」と呼ぶ。一文字もかすってねぇ!?(^^; # いや、まあ、ハンドルネームなわけですが。 絵の方はめちゃめちゃ可愛らしい、愛くるしい絵柄。ややロリ寄り。 表情豊かで活き活きとしていていいですね。やや描き分けは弱い印象があり ますが、特に問題はないでしょう。 CGは明るく発色の良い色遣いで、丁寧に処理されていていいですね。明るく 楽しい雰囲気が漂ってくるような絵だと思います。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。ポーズ変化はそれほど多くはない ものの、表情は多彩で、会話に合わせてコロコロ切り替わり、アクションは 大きく、コミカルな表情もあったりと、見ていてとても楽しいです。 また、細かいアニメーションがあったり、絵がぱたぱた切り替わったりと、 演出はなかなか凝ってます。 餌をねだってぴよぴよしてる絵がめちゃめちゃらぶりー(^^) あと、Hシーンでは指や舌で愛撫している局部アニメーションもあります。 舌だけが突然出てきてレロレロやっているのはかなりシュールですが(^^; あと、シーンの切り替え時などにはアイキャッチっぽい絵も用意されていて、 和めます(^^) キャラクターは、基本的に明るく元気な女の子揃い。雫はやや物静かですが、 お茶目な雰囲気はあります。みんなとても活き活きしていて、会話も楽しくて いいですね。 音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も文句なし。 普段の明るく元気なところと、シリアスなところのギャップもしっかり表現 されていて、感情移入しやすいです。 音楽は明るく楽しい曲からほのぼのした曲、コミカルな曲に静かな曲、 切ない曲など、非常に幅広く用意されており、シーンにあった曲が使われて いて、雰囲気を盛り上げてくれます。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能、音声のリピート再生も可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。 動作はやや重め。描画で引っかかる感じです。スキップ動作はそこそこ高速。 セーブ箇所は30箇所+クイックセーブ10箇所+オートセーブ10箇所+フリー。 セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とメッセージの一部が保存されます。 数としては、選択肢の効果が明確で、数もあまり多くないため、これだけあれば 充分でしょう。足りなければフリーセーブも可能ですし。 システムは選択肢決定型のアドベンチャー。純粋な選択肢はほとんどなく、 1日の最初にどの(誰の)作戦を実行するかを選択するだけです。 ごく希に、行動を決定する選択肢も出てきますけど。 なお、Hシーンの中出し/外出し選択があるのですが、これは設定で固定に することも可能です。 ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。 主人公の名前は可変。初期値は「宮前圭太」です。 初期値の時のみ呼びかけにも音声が入ります。 変更した場合は無音になりますが、そーんなに名前で呼ばれる機会がない ため、特に気にはならないかも。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公が風紀委員寮にやってくるところから始まります。 学園内での立場が弱く、いまにもつぶれそうな委員会をなんとか立て直す ために、いろんな作戦を実行していく……という感じです。 前半は明るく楽しくコミカルな展開。いろいろな作戦を展開していくわけ ですが、そのことごとくがとんでもない作戦で、はちゃめちゃなイベント 目白押しです。というか、もはや目的と手段が入れ替わっているような 気がしないでもないです(^^; 後半は、各ヒロインの抱えた問題を乗り越えて結ばれるという展開…… なわけですが、かなり強引で突拍子もない展開が降って湧いてきて、 ぽかーんとしているうちにご都合主義的にエンディングになだれ込むと いう、なんともはや力業な終わり方でした(^^; プレイしていてまず気になったのが整合性。見ていないイベントをさも 見たかのように言ったり、逆に既に似たようなイベントが起こっているのに 初めて起こったかのように言ってみたり、ややちぐはぐさが目立ちます。 # コアラになったの、いつの間にかバレてるーっ(^^; また、日付の概念がかなりアバウトで、もはやアテになりません(^^; 「明日って……終業式だよね」……いや、まだだいぶ先です(^^; # 「勝負は三日後」って言ったのに、2日しか経ってねぇぇぇぇぇっ(笑) あと、学園に通う生徒はみんな真面目で全然風紀も乱さない訳ですが、 どうして風紀委員会の人たちだけはあんなにだらしないのでしょうか(^^; ものすごい不自然なんですけど……。 それと、舞台が2025年ということで、メカなんかが普通に登場するのですが、 どうにも雰囲気が未来っぽくなくて、今ひとつ説得力に欠け、常に違和感を 覚えるような状態でした。 まあ、メカはまだいいんですけど、もっと突拍子もないものが、当たり前の ように出てきていたのはどうかと(^^; いや、もうちょっと驚こうよ。もしかして、あれは普通にいるものなの?(^^; ところでこの学園って、夏休みは8/19からなんですね。8月になっても普通に 学校に通ってるので、やや違和感がありました。ここはどこの北海道かと。 まあ、2025年は夏休みが短くなっているのかもですが。 # というか、日曜日にも授業をやったり、あの学園特有なのかも。 H度は高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺の方はそこそこ長め。 描写も濃厚です。2回戦3回戦当たり前。むしろ、2回戦が基本になっている かのような印象を受けるぐらいです。 ただ、Hシーンはほとんど後半にまとまって来るため、あーんまり数が多い としいう印象はないですね。もう少し分散して欲しいかも。 内容は基本的にらぶらぶ純愛系のHシーンですが、シチュエーションは様々で、 野外とか、人に見られながら、なんてシーンも普通にあります。 テキストは誤字満載。ちょっとした誤字から、もはや意味を取ることが困難な 誤字まで、多彩に取りそろえられております(笑) 雫のことを蛍と言ったりとか、キスしてる時にそーっと『下』を差し込んで いったりとか。……キスしてる最中に下を差し込むって、ある意味ありそうで 嫌なんですが(笑) 「っそいて」というのはどういう日本語ですか(^^; 「あれから何事もなく、氏に夏休みが終わり」……氏に?(^^; ああ、無事に! 「最奥に終えに巣を到達させると」はさすがに意味不明だと思います(^^; # たぶん「penisu」と打とうとして「oenisu」と打っちゃったんでしょうね。 ##「p」と「o」って隣ですし。 他にも会話の『」』が抜けていたりとか、メッセージウインドウからテキストが 溢れていることがありました。改行入れ忘れっぽいですね。 あと、パッケージに書かれているキャラとキャストの対応、ズタボロのような 気がするのですが……。メインキャラがことごとく間違ってるし(^^; こんな感じに、なかなかステキなテキストが楽しめます。 もうちょっとしっかりデバッグをして欲しいところです。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは2025年7月21日(金)から始まります。 ゲーム期間は約1ヶ月半。基本的には1日ずつプレイしていきます。ただし、 条件を満たすと夏休みに突入して個別シナリオに入りますので、実際には もっと短いです。 ワンプレイは4〜5時間。サクサクとテンポ良くプレイできますし、プレイ しやすい長さかと思います。 ただ、結構個別イベントが多いため、2周目以降はスキップを使用しても そーんなには短縮できないかも。 難易度は低め。基本的に誰の作戦を実行するかだけで誰のシナリオに入るか 決まる感じですので、狙った女の子の作戦ばかりを選択していれば問題ない でしょう。 |
総評 |
お奨め度ですが、ほのぼのしたコミカルな作品が好きな人にお奨め。 絵やシナリオだけでなく、作品全体から可愛らしい雰囲気が漂っており、 可愛らしいヒロイン達が繰り広げる可愛らしい作戦や可愛らしい会話を ひたすら楽しめる可愛らしい作品です。もう何言ってんだか自分でも わからないぐらい可愛らしいです。 会話はとても楽しく、システムもそこそこ使いやすくて遊びやすいですし、 コミカルでテンポも良く、サクサクとプレイできると思います。 それでいて、濃厚なHシーンを楽しめて、かなり満足度は高いかと。 ただ、後半の突拍子もない展開はかなり強引で、最後もご都合主義全開で あっけなく終わってしまうため、どうにも肩すかしな印象が強いです。 そして何より、誤字や整合性のせいで、どうにもゲームの世界にのめり込む ことが出来ませんでした。もう少し丁寧に作り込んで欲しいところです。 キャラクターはとても可愛らしくて魅力的で、Hシーンも濃厚で、萌え系の 作品としてはかなり高いレベルにあると思います。 萌えH作品として、シナリオ・テキストに目を瞑れば、充分満足出来ると 思います。 お奨め度は 7 としていますが、かなり絵に対する好みが入っていますので(笑) そーんなにこの絵が気に入ったと言うほどでもない人は、-1 して考えておいて 下さい。甘いのは重々承知です(^^; 最後に。てゆーか、お前ら本気で風紀委員会立て直す気、あるのか?(^^; # むしろ、率先して風紀を乱している気がします……。 以下、ちょいネタバレ。 いろんなメカが普通に出てくるのは、まあ2025年ということでいいでしょう。 たとえそれが暴走して、自我を持って、襲いかかってくるのもいいとしましょう。 でも、宇宙人とか幽霊が出てきても、何事もなかったかのように普通に受け入れて しまえるこの人達は、さすがにどうかと思う(笑) ところで……あれ? ハーレムエンドないの?(^^; 性転換エンドもないんだ……。珍しい。 あと、最強電人、その名は……何ーっ(^^; |