みみ×みみ!〜発情注意報〜
ブランド名 ふくねこ ジャンル 発情コミカルえろえろアドベンチャー
発売日 2007.02.23 定価 \8,800
パッケージ 紙製パッケージ(168x232x42mm) マニュアル A5ブックタイプ
DISC容量 1.14GB(DVD-ROM)
原画 ひぐちのりえ シナリオ 津久間一裕
音楽 10曲、飛来永理 あり(1曲、OP)、結
音声 あり、加乃みるくヒマリ民安ともえ梨本悠里奥山歩
インタフェース ほぼフルキーボードサポート 描画 Window・フルスクリーン両対応、
800x600
セーブ箇所 80箇所+オートセーブ1箇所 CG枚数 130枚
おまけ CGを見る、シーン回想、BGMを聞く、エンディングチェック
対象属性 けもの耳、尻尾、純愛、ほのぼの、ドタバタ、猫耳、幼なじみ、黒髪、ボブカット、白衣、
犬耳、触角、ストレートロング、オーバーニーソックス、緑髪、ツインテール、リボン、
先輩、狐耳、金髪、ショートカット、バニー、うさ耳、後輩
1プレイ時間 3〜4時間 お奨め度 5

レビュー
概要
従妹姉妹と一緒に平和な毎日を過ごしていた主人公。ある日、従妹の
作った薬によって、友人も巻き込んで耳が生えてしまったからさあ大変。
しかも、耳が生えたことによって発情期までやってきてしまう。果たして
主人公は、もとの平和な暮らしに戻ることは出来るのか……という、
けものみみっ娘たちの発情コミカルえろえろアドベンチャー。
キャラクター・CG・音声・音楽
キャラクターは以下の通り。

深山美矢(ふかやまみや)。(CV:ヒマリ)
主人公の従妹。無口で無表情な天才少女。日夜突拍子もない研究を続けている。

深山奈月(ふかやまなつき)。(CV:加乃みるく)
主人公の1つ年下の従妹。明るく人当たりのいい町内の人気者。スポーツと家事が
得意。一見しっかりものだが、案外おっちょこちょい。

森林胡桃(もりばやしくるみ)。(CV:梨本悠里)
同じ大学で秘湯研究会の先輩。見た目通りに子供っぽい。食べることが大好き。

北見紺(きたみこん)。(CV:奥山歩)
同じ大学で秘湯研究会の先輩。頼りになるお姉さんだが好奇心旺盛で悪戯好き。

因幡雪美(いなばゆきみ)。(CV:民安ともえ)
美矢の後輩で科学部。大人しく引っ込み思案で恥ずかしがり屋。

絵の方はほんわかした柔らかいタッチのとても可愛らしい絵柄。とても活き活き
していて構図もわかりやすくていいですね。
CGはやや淡いタッチの色遣いになっており、それなりに丁寧に処理されていて
いいと思います。
立ち絵はポーズ変化はなし、表情変化はあり。変化のパターンはそれほど多く
ありませんが、会話に合わせて変化するので感情移入はしやすいです。
尻尾パタパタしてる奈月がすげぇ可愛い(^^)

キャラクターは個性豊かなキャラクター揃い。様々な対ぷりキャラクターが用意
されており、幅広い属性をカバーできるかと。

音声はキャラクターとのマッチングも良く、演技の方も問題なし。
美矢のクールなところや胡桃の元気いっぱいなところ、紺の大人っぽいところ
なんかがとてもよく表現されていると思います。

音楽はゆったりほのぼのとした曲が多め。コミカルな曲もあって、聞いていて
楽しい感じです。

ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。
歌はポップで聴きやすい歌……なんですが、エフェクトがキツすぎて台無しに
なっているような気が。なんだか、洞窟の中で歌っているような感じ……。
絵の方はキャラクター紹介・シーン紹介的なもの。特筆すべき点は特になし。

エンディングは歌なしの曲のみ。そして使われている絵が大胆。
ゲーム中の絵を切り貼りしてあるだけなんですが、一部Windowごとキャプチャ
した画像が張られているという。さすがにそれはどーよ。
システム
インタフェースはほぼフルキーボードサポート。基本的な操作は全てキーボードで
可能で、主要なメニューはショートカットが割り当てられています。ただ、おまけ
モードだけはキーボードで操作できないようです。
既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。
バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。
通常のメッセージ送りもホイールで可能です。

描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは800x600です。
動作は比較的軽快。スキップ動作は高速です。

セーブ箇所は80箇所+オートセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。
セーブデータはセーブ日時の他、シーンタイトルとシーン画像が保存されます。
数としては、選択肢が数えるほどしかないうえ、誰と会うかを決めるものが
ほとんどで効果が明確なため、これだけあれば充分でしょう。

システムは選択肢決定型のアドベンチャー。誰に会いに行くかを選ぶ選択肢が
ほとんどです。

ディスクレス起動可。バックグラウンドでの動作も可能です。
主人公の名前は「中里稔(なかざとみのる)」固定です。
シナリオ・プレイ感
ゲームは美矢の薬によってみんなにけもの耳が生えるところから始まります。
元に戻るまでなんとかしのぎつつ、発情期を乗り越えていくという感じ。

ストーリーは基本的にコミカルでドタバタな雰囲気で進んでいきます。
そして、発情期を迎えたみんなに迫られていきます。

後半は若干シリアスな展開があったりもしますが、あっさりと終わって、
そのままエンディングになだれ込む感じです。

H度はやや高め。各ヒロインとも複数回用意されており、尺の方はそこそこ長め。
描写もそこそこ濃いめです。
基本的に発情した女の子達に迫られる展開が多いですが、内容的にはごく普通で
純愛系のシーンがほとんどです。

テキストは誤字等はほとんど気にならず、テンポも良く読みやすいテキストだと
思います。
プレイ時間・難易度
ゲーム期間は約2週間。1日ずつプレイしていくことになります。

ワンプレイは3〜4時間。やや短めで、あっさり終わります。ただ、共通部は
少ないため、2周目以降もそーんなに短縮は出来ないかも。

難易度は低め。基本的に狙ったキャラと会い続ければOKです。1つだけやや
わかりづらいルートがありますが、まあそれほど悩むこともないかと。
総評
お奨め度ですが、けもの耳っ娘が好きな人にお奨め。
けもの耳が生えた女の子達が発情して迫ってきていちゃいちゃするだけという
非常にシンプルでわかりやすい作品です。
……それ以上でも以下でもないわけですが。

ストーリーはあってなきがごとし。ラストも非常にあっさりあっけなく終わり、
1周が短いこともあって、ちょっと物足りなさが強いですね。
キャラクターは個性豊かで活き活きしていますが、イベントが短いためあまり
その個性を楽しむことなく終わってしまうような感じでちょっと勿体ないです。
あと、各ヒロインはそれぞれタイプの違う耳が生えているわけですが、あまり
それが有効に使われていないのも残念ですね。

絵や雰囲気、キャラクターが気に入るかどうかが全ての作品だと思います
ので、それが気に入った人ならどうぞ。ただし、ストーリー性とかゲーム性とか
オチとかヤマとかイミを求めてはいけません。耳っ娘とひたすらいちゃいちゃ
するだけの作品ですので(^^;

最後に。主人公にも耳生やして欲しかった……(笑)



ロビーに戻る  レビュートップに戻る