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ブランド名 | PurpleSoftware | ジャンル | 魔法学園純愛アドベンチャー |
発売日 | 2007.02.02 | 定価 | \9,240 |
パッケージ | 紙製パッケージ(184x259x48mm) | マニュアル | A5ブックタイプ |
DISC容量 | 4.42GB(DVD-ROM)、Alpha-ROM | ||
原画 | 月杜尋、悠樹真琴 | シナリオ | 山田光一郎 |
音楽 | 44曲、yan(鳥煮亭)、 株式会社ランティス、鈴木マサキ |
歌 | あり(2曲、OP・ED)、橋本みゆき |
音声 | あり、風音、倉田まりや、木村あやか、鏡詩音、大花どん、 みる、神無月季、藤森ゆき奈、緒田マリ、杉崎亮 |
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インタフェース | フルキーボードサポート | 描画 | Window・フルスクリーン両対応、 1024x640 |
セーブ箇所 | 108箇所+クイックセーブ1箇所 | CG枚数 | 113枚 |
おまけ | CG鑑賞、Hシーン鑑賞、音楽鑑賞 | ||
対象属性 | 純愛、感動、学園物、ファンタジー、リボン、妹、黒髪、オーバーニーソックス、眼鏡っ娘、 お下げ、ストレートロング、ストッキング、女教師、銀髪、ボブカット、ヘアバンド、金髪、 アホ毛、ツンデレ、羽根、お嬢様 |
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1プレイ時間 | 10〜12時間 | お奨め度 | 7 |
レビュー |
概要 |
魔法が普通に存在する異世界ランドロークに、文化交流のため交換留学生として やってきた主人公。地球とは異なる文化や人々に触れながら日々を過ごしていく。 交換留学期間は1ヶ月。その間に主人公は、どんな人達と触れあい、何を得ていく のか……という、魔法学園純愛アドベンチャー。 |
キャラクター・CG・音声・音楽 |
キャラクターは以下の通り。 春野ゆめ(はるのゆめ)。(CV:風音) 主人公と同じく交換留学生としてやってきた女の子。明るく元気で大雑把、 思ったことはすぐ口にする、デリカシーのかけらもない女の子。レスキューが 趣味。チャレンジ精神に溢れ、腹黒く、常に刺激を求める女。 魔法に対して強い興味を持ち、隙あらば魔法を見せてもらおうとする。 # 「魔法はどーした、魔法はよぉー」(笑) 泉六花(いずみりっか)。(CV:大花どん) 主人公の妹。いつもクールで達観している。漫画の原案を手掛けており、 ランドロークで魔法や異世界を繋ぐゲートに関する資料を集めている。 花林糖が好き。森が好き。人が多いのは苦手。 泉雨音(いずみあまね)。(CV:みる) 主人公と六花の母親的立場のお姉さん。少女漫画家で、六花の原案を漫画に 起こしている。おっとりほのぼのマイペースだが、一度決めたことは貫き通す。 自分の主義主張をねじ込むのが得意。たい焼きが好き。可愛い服を着せて写真 撮影するのが趣味。 リコフェリア・デュエンデ。(CV:木村あやか) 通称・リコ。主人公のクラスに2週間前に編入していた女の子。1つ年下で、 飛び級で編入している。有名な魔法使いの弟子だが、本人はそう言われる ことをあまり快く思っていない。真面目で頑張りやで一生懸命で照れ屋で 泣き虫な女の子。背が小さく胸もないことをコンプレックスに思っている。 掃除や洗濯が好き。 渡瀬円香(わたせまどか)。(CV:藤森ゆき奈) 主人公と同じ学校から来た交換留学生。明るくさっぱりとした女の子。 寮ではゆめやリコと同室。ノリがよく、結構大雑把。 キリア・セレンツ。(CV:緒田マリ) 学園の教師で女子寮の寮長。魔法の腕前はランドローク屈指と言われる使い手。 真面目で堅物で頑固で融通が利かないが、実は優しく思慮深い一面も。 雨音の親友。得意技は梅干し魔法(笑) シオン。(CV:鏡詩音) 妖精の森の中で暮らし、光の妖精と戦っている女剣士。魔力を源にして活動する 魔法兵器。ややクールで感情表現に乏しいが、優しく思いやりのある女の子。 ティエラ・モレーニ。(CV:倉田まりや) 学園随一の魔力を誇る女の子。気が強く、思いこみも激しく、周りの人に対して すぐに突っかかっていく。でも、本当は優しく思いやりのある女の子。 ロゼット・アルディオーネ。(CV:緒田マリ) 学園長代理。見た目はちびっ子だが事務能力は高い。気が強く高飛車でちょっと 我が儘だが、根は優しいいい娘。 絵の方はほのぼのとした雰囲気の漂う可愛らしく魅力的な絵柄。ややシーンに よってバランスが崩れているように見えることもありますが、まあ許容範囲。 とても表情豊かで動きもあっていいですね(^^) CGは綺麗に丁寧に処理されており、発色のいい色遣いがよく映えます。 立ち絵はポーズ変化・表情変化ともにあり。とても表情豊かでアクションも 大きく、コミカルな表情なんかもあったりと、見ていてとても楽しいです。 また、立ち絵が横にスライドしたりカットインしてきたり、演出はかなり凝って いて見ていて楽しいですし、臨場感もたっぷりです。 キャラクターは上のキャラ紹介を見ればわかる通り、いい娘揃い。 クールな娘やツンツンした娘もいますけど、基本的にみんな優しく思いやりの ある女の子なので、好感が持てますし、安心してプレイできます。 そして、リコがヤバいぐらいに可愛いです……。 # ポルルト萌え(笑) 音声はキャラクターとのマッチングはばっちり、演技の方も文句なし。 みんなそれぞれキャラクターをしっかり掴んでいて活き活きと演じられて いますし、明るいシーンと切ないシーンのギャップなどメリハリもあって とても感情移入しやすいです。 ただ、録音レベルの問題か、一部音声がちょっと割れているように聞こえる ことがあったのは勿体ない。 # ポルルトやコッポルもちゃんと声優さんがやってたんですね(^^; 音楽はポップで明るい感じの曲が多め。ただ、曲数としては、静かで落ち着いた 雰囲気の曲の方が多いんですが、あーんまり使われませんし。 とてもクリアで広がりのある曲で、聴き応えたっぷりです。 ゲームを開始すると、プロローグの後にオープニングアニメーションが流れます。 起動してほったらかしていても流れますが。 歌はとても爽やかで聴き心地のいい歌。透き通った歌声と流れるような旋律が とてもいいですね(^^) 絵の方は全編アニメーションしまくり。そこらへんのTVアニメのオープニング よりもよっぽどよく動いていて、とてもクオリティも高く見応えたっぷりです。 歌と絵もよくリンクしていて、爽やかで心地よい、とてもいいオープニングだと 思います。なんかもう、これを見ただけでも満足(笑) エンディングも歌あり。静かながらも力強い歌で、胸に響いてくるような、 ラストの余韻をしっかり味わえるいい歌だと思います。 |
システム |
インタフェースはフルキーボードサポート。 既読スキップ、強制スキップ、バックログ、オートモード搭載。 バックログはマウスのホイール機能に対応しており、音声の再生も可能です。 通常のメッセージ送りもホイールで可能です。 描画はWindow・フルスクリーン両対応。画面サイズは1024x640です。 動作は軽快。スキップ動作も高速です。 セーブ箇所は108箇所+クイックセーブ1箇所。セーブ/ロードは随時可能です。 セーブデータはセーブ日時の他、シーン画像とゲーム内日付、自由記述の コメントが保存されます。 数としては、選択肢の数が少なく、効果も明確なため、これだけあれば充分 でしょう。使い切ることはないかと。 システムはオーソドックスな選択肢決定型のアドベンチャー。 この作品にはAlpha-ROMによるプロテクトが施されており、初回起動時のみ ディスクチェックが入ります。その後はディスクレス起動が可能です。 バックグラウンドでの動作は可能です。 主人公の名前は「泉晴太(いずみはるた)」固定です。 |
シナリオ・プレイ感 |
ゲームは主人公が交換留学生としてランドロークにやってくるところから 始まります。……いきなり遭難しそうになってますが(^^; そして、異文化に触れ、そこに暮らす人達と触れあいながら、毎日を楽しく 過ごしていきます。 前半は各ヒロイン達と交流を深めていく展開。傍若無人なゆめに振り回され たり、クールな六花に罵られたり、ティエラに殺され書けたりしながら、楽しい 毎日を過ごしていきます。……楽しいのか?(^^; 中盤は、ヒロイン達と絆を深めていき、次第に心惹かれていく展開。 キャラによってはかなり早い段階から個別ルートに入るため、そこから じっくり思いを募らせていくという感じです。 後半は、ヒロインの抱えた問題を乗り越えたりしつつ、気持ちを確かめ合う という展開。基本的に真っ直ぐに相手を想う純愛ストーリーなので、安心して プレイできます。 ラストもすっきり綺麗に終わり、プレイ後の気分も爽快です。 まず特筆すべきはキャラクターの活かし方。元々のキャラクターデザインも そうですが、シナリオの持っていき方や演出など、全てが上手くハマって、 キャラクターがみんなとても活き活きとしていて魅力的です。 会話も自然で楽しく、みんなの気持ちもよく伝わってきて、とても感情移入 しやすいと想います。 逆に気になったのは設定の出し方。主人公と六花や雨音とは血の繋がりがない わけですが、どうして一緒に暮らすことになったのかとか、そもそもどうして 2人がランドロークに来ているのかとか、リコはどうして学園に来たのかとか、 ストーリーのベース・前提になっているような設定が、かなり後半になってから 語られたりするので、ちょっともやもやした気分が残ったままプレイすることに なります。まあ、それほど深刻な問題でもないので、そーんなに気にはならない とは思いますけど。 さらに、主人公は交換留学生で1ヶ月経ったら帰らないといけないわけですが、 最後の最後になるまでそのことは忘れ去られているかのように話が進んだり、 ちょっと細かいところで気になりました。 また、シーンとシーンの間の繋ぎがちょっと弱く、シーンの前後でキャラクターの 応対や反応が違ったり、知らないところで話が進展していたりと、ちょっと戸惑う こともありました。あれだけツンツンしていたティエラが、いきなり歩み寄って 来たのは「罠?」とか思いました(^^; H度は並。各ヒロインとも複数回(2回+アフターシナリオ)用意されています。 尺の方はそこそこ長め、描写はそれなりです。 内容は基本的に純愛系のHシーンで、ごく普通のシーンばかりですが、気持ちが とてもよく伝わってくる、これぞまさしく純愛系Hシーンという感じです。 ただちょっと残念なのが、Hシーンへの導入が唐突な場合が多く、「好きです」 「じゃあしよっか」みたいな感じで、なんか色々台無しです(^^; テキストは誤字等はほとんど気にならず、テンポも良く、読みやすいテキスト だと思います。 |
プレイ時間・難易度 |
ゲームは8月1日の金曜日から始まります。 ゲーム期間は1ヶ月弱。基本的に1日ずつプレイしていきます。 ワンプレイは10〜12時間。ちょっと長めですが、共通部分もそれなりに多いため、 2周目以降はスキップを使えばそこそこ短縮できます。まあ、キャラによっては かなり前半から個別ルートに入ったりしますし、そもそも個別ルート自体が結構 長いので、コンプリートしようと思ったらかなり時間はかかると思いますけど。 難易度は低め。選択肢は両手で数えられる程度で、効果も比較的わかりやすい ため、特に苦労することはないでしょう。 ただ、キャラによっては選択肢数個で個別ルートに入ったりするので、気がつい たらいつの間にか個別ルートに入っていた、ということも。 |
総評 |
お奨め度ですが、ファンタジックな雰囲気の純愛ストーリーが好きな人にお奨め。 魔法という要素は絡んでくるものの、基本的には学園純愛物です。 また、キャラクターは基本的にみんないい人ばかりで、ストーリーもダークな ものはなく、安心してプレイすることが出来るかと思います。 キャラクターはみんなとても魅力的で活き活きとしており、会話も自然でお話の 世界に入り込みやすく、とてもプレイしやすいです。 ただ、基本的な設定が出てくるのが遅かったり、シーンとシーンの繋がりがやや 弱かったり、大きな盛り上がりはなくこぢんまりとちょっといい話で終わって しまうことがほとんどなので、やや物足りなさはあるかも知れません。 しかし、パーツパーツはとてもクオリティが高く、かなり長いながらもプレイ ストレスはあまりなく、非常に完成度の高いよくまとまった作品だと思います。 全体的に雰囲気も良く、手堅い作りになっていますので、安心してプレイする ことが出来るかと。 また、メーカのサイトやパッケージなどから受ける印象そのままの作品で、 大外しすることはないかと思います。大当たりすることもないように思えるのは ちょっとアレですが。 ともあれ、とてもよくまとまった雰囲気のいい作品だと思いますので、雰囲気が 気に入った人は是非どうぞ。心温まるいいお話です(^^) 最後に。円香エンドきぼー。ファンディスクに期待ですか?(笑) ポルルトがどうやって漫画のアシスタントをやっているのか、激しく気に なるんですがっ(笑) # てか、言葉通じるんですね。会話は出来なさそうですけど(^^; |